2016年度_表現プロジェクト演習(演劇)

2016/5/11 【演劇】第5回「ボールを使って」

おはようございます。

今日の授業は自分の他人の感覚に向き合うものでした。

まずテニスボールを使ってキャッチボールをします。

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そのあと、テニスボールを持たないで、キャッチボールをします。

まわりの人は、ボールを持っているときのキャッチボールと、持ってないときのキャッチボールで、

体の動きがどう違うか、どう不自然だったか、どうすれば本物のボールがあるように見えるかなど意見を交わしました。  CIMG0040

ボールの重みを感じたり、どこに目線を移しているのか、手首やひざはどう動かしているかについて

普段は意識することはないですが、このキャッチボールによっていろいろなことに気づかされます。

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あとは、見えないボールを蹴って、向かってきたボールを避けたり・・・CIMG0045

「スイカ」を投げたり、それを受け取ったり、「生ごみの袋」を投げられて、それを避けたり・・・

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投げられてくるものによっても、体の反応・動き方はかなり変わってきます。

もちろん本物の「生ごみの袋」は投げられませんが、それを避ける方(俳優)は、本当にそれが投げられたと思って動かないと
見ている方(観客)は、その避ける動きに対して不自然さや違和感を感じてしまうかもしれません。

想像力や自分の身体の感覚を研ぎ澄ますことが、俳優には必要なのでしょうね。

 

2016/5/10 【演劇】第4回「からだであそぶ」

おはようございます。

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今日の授業では、体を使いました。

まずは、「リンゴ狩り」です。

二人一組になり、一方はリンゴの場所を教える人。もう一方はそのリンゴを取る人になります。
リンゴを取る人は、一歩も動かないでリンゴを取ります。

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リンゴの場所を教える人は、少しずつリンゴの場所を遠くに示したり、後ろの方を示したりして、リンゴを取りにくくして難易度を上げていきます。

こうしていくと、リンゴを取る人は、めいいっぱい体を伸ばすことになります。

そしてやっとの思いでリンゴを取ります。

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もちろん本物のリンゴはありませんが、本当にリンゴがあると思って体をめいいっぱい動かすことが大事なのかもしれませんね。

 

 

次は、また二人組になって、「会話」をしてもらいます。

ただの会話ではなく、片手が「竜」に変身し、その竜同士が会話をするのです。

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「おはよう」とか「何食べた?」と話すとニョロニョロと手を動かす人が多いですが、

反対に、竜同士がケンカしている設定にすると、ニョロニョロというより、シュッ、シュッという早い動きになりますね。CIMG0030

 

このようにして、少しずつ体の感覚について向き合ってみました。

だんだんこうした訓練をしていくと、すごく楽しくなっていくのでしょうね!

2016/4/28 【演劇】第3回「早口言葉と体について」

おはようございます。

今日の授業では、まず早口言葉をやりました。

 

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↓↓さあ、みなさんもご一緒に!

・今日、午後、学校で剣劇ごっこ。きっかけきく子がごくきかん気で、きっかけきく気かきかん気かお小言くいくいきっかけをきく。

・東京特許許可局。農商務省特許局。日本銀行国庫局。

・武具馬具(ぶぐばぐ)、武具馬具、三(み)武具馬具、合わせて武具馬具、六(む)武具馬具。

 

・・・私は全然言えませんでした!ただでさえ、カツゼツが悪いのに・・・。

しかし、毎日やってるとちゃんとスラスラ、ハキハキ言えるようになるそうです。

 

 

さて次は、体についてです。

 

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ペアになって、1人が寝転がり、もう一人が寝ている人の足をゆすります。

これは、体の力を抜くためにやります。力が抜けていると、体全体が波のようにゆれます。

体に力が入っていると、足は棒のようになります。

力が抜けてくると、足を持ち上げている人は、その足の重さを感じられます。(意外と重い)

 

 

足の他に腕も揺らしたり、持ち上げて落としたりして、力が入っていないか観察してみます。

 

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私もやってみました。自分の体ってこんなに力が入ってるとは思いませんでした・・・。どうりで普段から疲れるわけですね・・・(笑)

 

しばらく続けてみたら、寝ている人は「あー」と声を出します。

もう一人は、寝ている人の、頭のてっぺんの方を触り、振動を感じるか確かめます。

振動を感じなければ、まだ体に力が入っているので、再びゆすってあげます。

体の余計な力を抜くことで、のびのびとした発声ができるようです。

 

~来週へつづく~

 

2016/4/26 【演劇】第2回「声」

おはようございます。

4月20日の授業は、まず発声練習をしました。

 

発声練習は、まず呼吸から始めます。

「3秒間吸って10秒間吐く」。

コツは、お腹に息を入れるイメージで吸い、吐くときは「スーッ」と吐くことです。

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演劇の発声では、よく「腹式呼吸」がいいと言われます。
理由は色々ありますが、深い呼吸ができるからだといいます。
この呼吸法は、肺が膨らむときに、横隔膜(肺と内臓を隔てる壁)が下がることで内臓が押され、お腹が膨らんだようになります。

反対に、普段の生活では「胸式呼吸」が多いらしいです。
これは、肺が膨らむときに、横隔膜が上に上がり胸が膨らみ、肩が上がったようになります。

 

ある学生が「人間は寝ているときは、腹式呼吸をしている」と言っていました。

なので、床に寝ながら、リラックスした状態で発声練習を行う演劇部や劇団もあるようです。

 

呼吸の次は、発音です。

あいうえお

いうえおあ

うえおあい

えおあいう

おあいうえ

・・・↑これを、ア行からパ行までやります。速くやると滑舌の練習になりますね。

 

 

次に、「声かけ」ということをしました。

5人が、教室に散らばり、目をつむります。

それから別の1人が、散らばった5人のうちの誰か1人に向かって声をかけます。

「ねえねえ」とか、「愛してます」などと。

5人は声だけを聴き、「自分に話しかけられた!」と思ったら、挙手します。

 

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声をかけた人と、声をかけられた!と思った人が、一致すればいいのですが、実際うまくいきません。

声をかけられる人は、「声がこっち(右)のほうに通っていった」とか、「声が広がっていて全員に話かけていた」などと感じるそうです。

 

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どうやら、声には質量と方向があるようなのです。不思議ですね。

 

~来週へつづく~

2016/4/26 【演劇】第1回「今年度スタート」

おはようございます。

表現プロジェクト演習<演劇>のティーチングアシスタント(授業補助)をしている吉田です。
日々の授業の様子をつづっていきますね。

 

演劇の科目では、学生全員で一つの演劇を作ります!

今日は、授業の第一回目ということで、みんなで、1分間自己紹介。

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さて、どんな演劇ができあがるのでしょうか~?お楽しみに。

 

(ちなみに余談ですが、演劇の世界での挨拶は、夜でも「おはようございます」だそうです。)

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