平成22年度_授業科目成果報告
2010/6/18 番組制作、進行中
みなさんこんにちは!TA小川です。
今回も先生にアドバイスをいただきながら、班での話し合いです。番組収録のリハーサルと本番の日をのぞくと、今回を含めて授業は残り3回となりました。どの班も時間外での活動を積極的に行い、番組制作を進めているようです。
ぽっぽ焼きをテーマとするA班は、新しい味や食べ方の案をみんなで出しあっています。ランキングをつくるため、試食会も行う予定です。
B班は、番組で取り上げる曲決めに難航中。「洋楽って難しい……」
こちらはC班。前回の録音機材をさっそく使って、9人のインタビューをとってきました。先生にも聴いていただき、素材としてどれを使うか検討しています。後日、FM PORTのスタジオを借りて編集作業を行います。
番組の詳細が決まっていくにつれ、読み原稿の内容も少しずつ決まっていきます。前回に引き続き、更新した原稿を班ごとにメールで提出、添削していただくことになりました。取材に編集、原稿作成、曲決めと、いくつもの作業があります。真剣に、でも楽しみながら、進めていってほしいと思います。
次回もお楽しみに!
2010/6/18 小国町の昔話について(鈴木百合子さん、山崎正治さんから語っていただいた話)
皆さん、こんにちは。
今日のレッスンは6月13日、アトリウム長岡で「聞いてくらっしゃい語りつくし越後の昔話」の講演と新潟県立博物館の見学との感想などを学生に話してもらいました。
特に、5月9日、長岡民話の会のメンバーの山崎正治さんと鈴木百合子さんと再会し、開演の前に、学生は自分の質問を二人の話者に尋ねました。そのお答えのご報告も今日のレッスンでもしました。
では、次回もお楽しみに。
2010/6/17 調査報告「食」・「祭り」
こんにちは!久しぶりの授業報告ですね。小林です。
今回の授業は2つのグループの調査実習後ということで、それぞれが調査報告をしました。ですが、既に私も授業報告をしているので、以前お伝えしきれていなかった部分に注目して見ていこうと思います。
「食」グループの発表では、農家の方に聞いた越後姫の特徴について、以下のように報告していました。
- 県外では知名度がそれほど高くない
- 新潟の冬の日照不足や気温の低さによってじっくり育つ
- そのため粒が大きく、光沢がある。関東の酸味の強いいちごに比べて、糖度が高い
また、2人の留学生が、いちご狩り体験について自分のブログに載せて紹介したそうです。もちろんフランス語での紹介なので、フランスの人たちが興味を持ってくれるといいですね。
「祭り」グループはまず白根大凧合戦について、地元の方へのインタビューをもとに、報告していました。
- 凧を飛ばすのは本番一発で練習はない
- 凧合戦に参加する「組」は、町内会、企業、有志の団体に大きく分けられる
- 大凧は町内会が作るもので、六角形の小さい「巻凧」は企業や有志が作るもの
- 中には「祝い凧」という凧もあり、町内で子供が生まれたり、結婚した人がいたりすると、その人の名前を書いた凧を揚げて祝福する
- 大凧合戦は平日・休日含めて5日間行われるが、参加する人は平日でも会社を休んで参加するほど、凧合戦に対する情熱がある
- 凧は12月頃から材料集めを始め、竹を取り乾燥させて紙を貼る。その後、白根にも2,3人しかいないという「凧絵師」の方が下書きをして、各組の人が墨入れをし、最後に色を塗って完成する。ここまでが5月末までかかる
さらに「祭り」グループの学生は、内野の盆踊りについても取材していました。7月末に行われる「内野盆踊り大会」に向けて練習をしている内野町の方々に混じって、体験してきたようです。
学生たちは子供の頃から盆踊りを踊っているという93歳(!)の方にインタビューをしていました(下の写真手前の方)。その方の「盆踊りは夏のこの時期を楽しみにさせてくれるもので、色々な人(学生たちも含めた)と出会えることも魅力」というお話から、学生たちは「盆踊りの伝統や人の魅力の素晴らしさを感じた」ということです。しかしそこには後継者が不足しているという問題もあり、「こうした日本の伝統的な文化を後世にどう残していくのか、ということを考えさせられた」とも言っていました。
さて、調査実習の報告が終わると、授業の最終目的である小冊子(パンフレット)を完成させるまでの今後のスケジュールについて、先生の話を聞きました。
その後さっそく、小冊子の企画についてグループ討論を行いました。議題は、狙う読者層(ターゲット)、コンセプト、掲載内容についてです。
討論の結果、ターゲットについては「大学の在学生」や「行政(市や県の職員)」など、コンセプトについては当然だが「新潟の再発見」、「授業の特色を示す」など、掲載内容については「テーマ別の研究報告」、「実習の体験記」、「留学生の感想・意見を一問一答形式で」、「ビデオ討論」などと、様々な意見が出ました。これを基にして今後、記事や原稿作りを進めていくことになります。
次回は19日の「歴史文化」グループの調査実習の報告と、小冊子の編集に関する打ち合わせを行う予定です。
では!
2010/6/15 第八回目、第九回目
みなさんこんにちわ!
授業報告が一週とんでしまい申し訳ありませんでした。今週は第八回、そして第九回の授業報告をまとめてお送りしたいと思います!
前回の日記更新時にお伝えしたとおり、この授業の最終目標は作品発表です。個人作品、そして共同作品を制作した後、会場を借りて発表会を行います!展示会場は西堀にある「蔵織」に決定しましたが、展示会では学生一人ひとりに1部屋が割り当てられ、共同作品にも1部屋が当てられることになりました。第八回目、九回目ではそれぞれの部屋の写真を見て、学生が部屋割りを決めました。「蔵織」さんの部屋にはそれぞれ特徴や雰囲気があり、学生はみずからの作品のテーマや表現したいものに合わせて部屋を選んだようです。
今週も引き続き、学生が個人作品の制作に取り組みました。すでにテーマが定まっている人、まだテーマがあいまいな人もいますが、みんな試行錯誤しながら作品を制作していました。制作途中の作品の写真を載せようと思ったのですが、日記を読んでくださっているみなさんにはもう少し形になった時点でお見せしたいと思います。紙や糸だけでなく、松ぼっくりや竹なども作品に取り入れているようなので、ユニークな作品ができるのではないかと、私たちも非常に楽しみにしています!
さて前回の更新の際、私たちTAも作品作りに参加しているとお伝えしたのですが覚えてらっしゃいますか?糸を整経するところで糸が複雑に絡まり解くのに四苦八苦していた私たちですが、小飯塚先生のお力添えもあり2週間かけて糸を解き終えました。今週は解き終えた糸を機織り機にセットしたのですが、これがまた細かくて集中力のいる作業だったんです。学生のみなさんが苦労して糸をセットしているところを目にしてきた私たちTAですが、実際にやってみると本当に大変でした。仕上がりは・・・かなり不恰好になっていまいました。小飯塚先生がきれいに直してくださるとのことでしたので、次回はいよいよ織る段階にいけそうです!人生初の機織りは果たしてうまくいくのでしょうか。次回は学生の作品づくりに加え、私たちTAの機織りの様子もお伝えしたいと思います。
どうぞ、次回の更新もご覧ください!
2010/6/15 第二章に突入!
こんにちは、TAの風間です。
今回の授業では、いよいよ第二章の演技指導に突入しました。
第一章ではマットがエルガヨから恋人ルイーザを守り、めでたしめでたしハッピーエンドで終わったかに見えましたが、第二章ではマットもルイーザも彼らの両親たちも「本当に幸せなのか・・・?」とみんなの間に不協和音が流れているところから始まります。写真はそんな不協和音が流れ始める場面です。
今まではかわいくて乙女なルイーザでしたが、第二章では恋人マットとけんかをして、全身の力をこめて殴る、びんたをする場面もあります。このルイーザの二面性が面白いところですね。
またルイーザがマットではなくエルガヨに心移りしてしまう、エルガヨの手下ヘンリーとモーティマーが第一章とはまた違った攻撃的な姿で現れマットをいじめるなどいろいろと波乱万丈なシーンがたくさん出てきます。アイディアを出し合って、多くの「見せ場」を作っていけたらいいですね。
それではまた来週!
2010/6/14 撮影は順調です!
こんにちは、TAの針井です。
今回は、偏食の人達の話の撮影でした。2週間ぶりに役者の人達と会いましたが、撮影現場は和気あいあいとしていて、とてもいい雰囲気でした。
役者の人達からも、こういう風に撮影すればいいのでないかという意見が出たり、この台詞を入れた方がいいのではないかというアイディアが出たりして、みんな積極的に動いていました。もちろん、それらの意見はすべて採用されていました。
授業に参加している生徒3人も、監督の人、カメラの人、レフ板を持つ人と役割分担が自然にできていました。みんな、一つのカットに対して、自分達が納得いくまで何回も撮影していました。
撮影は夕方の5時頃から始まって、夜の8時まで続きました。授業は6時までですが、延長して撮影を頑張りました。
それでは次回をお楽しみに!!
2010/6/13 第五回 聞いてくらっしゃい語りつくし越後の昔話
皆さん、こんばんは。
前回の語り手の鈴木百合子さんと山崎正治さんとお会いできて、前回に、語っていただいた内容についての不明な箇所や昔話の語り方などをいっぱいインタビューしました。
また、新しい昔話も聞かせていただきました。
また、日本文化や新潟文化などをもっと分かってもらう一環として、新潟県立博物館を見学しました。
では、次回にもお楽しみに。
2010/6/11 読み原稿作成、機材の配布
こんにちは。TA小川です。
先週の授業の後、3つの班がそれぞれできるところまで作成した原稿に、先生がアドバイスをつけてメーリングリストで回してくださいました。箇条書きで書くのか、話す言葉そのままで書くのかといった全体的な事から言葉遣いの問題まで、指摘された内容はさまざまです。今日はそのアドバイスをもとに、引き続き班ごとに原稿を直したり、番組の内容を詰めたりしていきました。
そして今日は、取材で使う機材が各班にひと組ずつ渡されました。
これが機材一式です。取材の時には上のかばんにつめて持ち運びます。細かいものもあるので、なくさないように気をつけたいところ。とくに、マイクにかぶせる風よけのスポンジは高価なうえになくしやすいそうなので、注意が必要です。そんなことも含めて、機材の詳しい使い方を教えていただきました。
インタビューをするときは、マイクと口の距離を一定に保たないときれいに録音できません。また、何を聞くのかを事前にしっかりと決め、素材としてどう使うのか考えたうえでインタビューすることが重要だそうです。
実際に機材をいじって録音やインタビューをすることで、音声だけの番組をつくる楽しさ・難しさがいろいろと発見できそうですね。
次回もどうぞお楽しみに!
2010/6/11 「民話の特質」や「日本の昔ばなしの文芸的特質」等
皆さん、こんにちは。
今日は橋谷先生から「民話の特質」と「日本の昔ばなしの文芸的特質」の資料をいただき、小沢俊夫氏の著作も紹介していただきました。
また、明後日13日に、長岡県立博物館を見学するため、博物館についてのご紹介をしていただきました。
皆さんは真面目に聴いています。
では、明後日の様子もお楽しみに。
2010/6/8 演技の工夫、アイディア
こんにちは。TAの小川です。
今週は第1幕の後半から第2幕のはじめにかけて、動きなどを決めつつ練習をしました。
第一幕の後半には、ヘンリエッタとモーティマーという二人の役者がコミカルな場面を演じる部分があります。ヘンリエッタは老人、モーティマーはぼんやりと間が抜けた人物なので、観客にいかにもそう見えるよう工夫しなくてはなりません。写真は老人らしさを出すために声や話し方を変えたり、杖をついて腰を曲げてみたりと試行錯誤しているところ。この役はまた、年寄りらしさを出すだけでなく、急にいきいきとせりふをしゃべる場面もあります。うまい切り替えができるかどうかがポイントです。
幕と幕のあいだには、役者が動きをとめて固まるストップモーションがあります。写真中央の4人はこのかたちでしばらくフリーズ。この姿勢、とくに片足をあげているとけっこう大変です。
授業も今回で8回めを数え、公演予定まであと2ヵ月です。決めることや覚えることは多いですが、要所要所でアイディアが出され、それを取り入れながら進められていく練習は楽しいものです。授業時間以外にも、自分との絡みが多い人と時間を決めて集まり、部分的に合わせていくことになりました。練習を重ねて、これからますます磨きがかかっていくでしょう。
では次回もお楽しみに!