平成22年度_授業科目成果報告

2010/5/14 企画を練る

みなさんこんにちは。TAの小川です。

さて今回はひとまず、3つの班の企画書が出そろいました。と言ってもまだ完成ではありません。作ってきた企画書をもとにひと班ずつ佐藤先生・田代先生から意見をもらい、さらに話し合いを重ねます。企画をひたすら練っていく日となりました。

やはりラジオドラマをやりたいというB班のみなさん。真剣な面持ちです。先生からはドラマとしてつくることの難しさが伝えられますが、果たして決断は?

インタビューをもとに番組をつくりたいC班。企画の細かい部分や落としどころを模索中。

「ぽっぽ焼き」という素材をもとに、やりたい企画について説明するA班メンバー。盛り込みたい内容がたくさんあるようです。

どの班も、自分たちで話し合ったりアドバイスをもらったりしながら、やりたいことを練っていきました。番組として成立するものができるかどうか。それが決まっていく重要な段階であるだけに、先生方から時には厳しい意見も出されました。とくに「つくる側の楽しさ」と「聴く側の楽しさ」は別であるということ。自己満足に陥らないこと。今日の授業のキーポイントでもあります。これから本格的に制作に携わるのだという実感とともに、「人に聴いてもらう番組づくり」へ、教室の空気が徐々にシフトしていくのが感じられました。

いよいよ来週は各班の企画書が完成する予定です。見やすく、わかりやすいように工夫して、内容をまとめることができるでしょうか。

次回も乞うご期待! 


 

2010/5/14 温故知新ーー5月9日の小国町の旅について

皆様、こんにちは。

 今日の講義では、5月9日に長岡小国町の見学についての感想などを学生に語ってもらいました。
学生から「擬音語や擬態語などが昔話によく出ていますが、話者から語ってもらうことは、文字で読むと別な感じでした。」や
「昔話によく方言が出てきましたので、理解できないところが多かったですけれども、方言で語らないと昔話にならないかな」や
「話者の話を聞きながら、相槌を打つことが必要なので、聞き手は「さーす」(さようでございます)と返事しているのも初耳でした。」などなどの感想が寄せられました。

一番印象的なところは何でしょうか。と尋ねたところ、留学生たちは「小国町では古い仏像や建物などを歴史文化財として、大切に保存されて、感心しました。」や
「日本の和紙産業はすごく環境問題を大事にして、和紙作りをしているので、感動しました。」などなどの異文化の感想も寄せられました。
 今日は小国町で長岡民話の会のメンバーから語っていただいた昔話を録音で復習しました。きっと、別な味わいでしょう。

次回も、お楽しみに。

2010/5/13 その4。

どーも☆小林です!

今回は各グループが研究テーマの発表を行いました。テーマが決まったところもさらに絞らなければいけないところもありましたが、いずれにしても次に実地調査をするテーマと、さらにはその内容と実施日を決めなければいけません。テーマが決まっていないところも、せめて調査するテーマに関しては優先的に決める必要があります。調査はバスの予約が早めに必要だからだそうです。

こうした論点も考えながら、各発表の後に全体で意見を出し合いました。

「祭り」グループは、「長岡祭り(8月1日~3日)」、「にいがた総おどり(9月中旬)」、「白根大凧合戦(6月3日~7日)」をテーマに決めました。実地調査をするのは授業期間中に行われる「白根大凧合戦」になりそうです。私事ですが、私は長岡出身なのでぜひ長岡祭りについてがんばって調べて、大きくPRしていってほしいと思います!

(すいません。「祭り」グループだけ発表している様子を撮り忘れてしまいました。申し訳ないです…。次からは常にカメラを片手に持って授業に臨みます!!)

「歴史文化」グループが候補に挙げたのは、「白山の観光名所」、「岩室温泉」、「新潟スタジアム」、「萬代橋」、「古町」、「北方文化博物館」でした。歴史文化というよりは観光地が多くなったわけですが、歴史や伝統に重点を置くのか現在の新潟の姿に注目するのか検討するようです。

「歴史文化」グループの発表の様子

「食」グループもたくさん候補を挙げていました。「米(特に日本酒、米粉)」、「笹団子」、「ぽっぽ焼き」、「海産物」、「越後姫(いちご)」、「茶豆」、「ル・レクチェ(洋ナシ)」。まだテーマは決まっていませんが、「食」グループというだけあって実地調査の方法が〝食べる〟ということは間違いないようです。羨ましいですね。

「食」グループの発表の様子

今回の授業時間内には〝発表→意見・質問→発表→…〟という流れが全て終わりきらなかったので、次回は終わらなかった「食」の発表に対する意見・質問から授業を始める予定です。また、ナントの学生とのビデオ討論に向けて、そろそろ発表者を決めなければならないようなので、そちらも決めていきます。

ではまた来週!

2010/5/11 キャスティング決定、読み合わせ

みなさんこんにちは!TAの小川です。

ゴールデンウイークも明けて二週間ぶりの今日、いよいよミュージカルの配役が決まりました。

まずはオーディションを行いました。ひとりずつ先生の前で歌をうたい、どの役がやりたいかなど、希望を伝えます。

写真は自分の番がくるのを、別室で待っている時の様子。ドキドキです。

 

全員のオーディションが終わった後、キャスティングが発表されました。各自の希望に加え、先生が登場人物の性格や特徴などと照らし合わせて判断した結果です。

役が決まって、あらためて自分がどの曲を歌うのか、誰との絡みが多いのかなどを確認。そして途中まで、せりふの読み合わせをしました。今日やったのは、進行役で誘拐犯でもあるEL GALLO、そして恋人同士のLUISAとMATTの登場シーンです。

LUISA役、MATT役の2人は、恋に夢中になる様子を上手く表現しなければなりません。先生からのアドバイスをはさみつつ、英語のせりふのやりとりが続きます。

次回も読み合わせの続きを行い、歌もうたえるようにしていきます。どんなふうにかたちになっていくのでしょうか。とても楽しみです。

それではまた来週!

2010/5/11 第四回目

みなさんこんにちは!今週も笠原が授業の様子をご報告したいと思います。

今日はゴールデンウィークを挟み、2週間ぶりの授業でした。前回一名の学生が機織り機に糸をセットする途中でタイムアウトとなりましたが、今週は3名の学生が機織り機に糸をセットする作業を行いました。機織り機が3台しかないので、他の学生は本番に向けた作品のデザインを考えたり、木枠を使ってコースターを作ったり、糸を整経したりしました。


これは木枠でコースターを作っているところです。



イメージマップを使って本番の作品の案を練っています。


先生が糸をセットしています。


糸のセットに重要なことは集中力です。こんなに細い糸を順番にセットしていくのは本当に大変な作業なんですよ!


作業の合間に先生が持ってきてくださったカーテンのサンプルを拝見しました。模様や編み方によって値段が全然違うんですよ。


今週も残念ながら糸を織る姿をお伝えすることができませんでした。来週こそはお伝えできると思いますので、皆さんお楽しみに!

2010/5/10 撮影の基本

こんにちは、TAの針井です。


今回の授業では初めに、フィルム映画の原点となる、手動で動かして絵が動いているように見える装置を井上先生から見せてもらいました。素早く動かすことで、独立している絵が連続して動いているように見えます。


次に映画を作る時の土台になるシナリオについて勉強しました。基本的には柱(場所のこと)とト書き(状況説明のこと)とセリフの3要素から成り立っています。ト書きについては、目に見えるもの、耳に聞こえるものだけしか書いてはいけないという決まりがあります。例えば、「部屋が暑い」という表現の場合、「暑い」という感覚は目に見えないので、「~が汗をぬぐっている」という風に書かなければなりません。

その次は撮影の基本として、アングル、フレームショット(人物の顔は写すとして、首から下をどこまで写すかという基準)、板付き(画面に始めから人物がいること。途中から人物が入ることをフレームイン、出ていくことはフレームアウト)、マスターショット(登場人物全てを写すことで人物の位置関係などを示す)、なめショット(人物の後ろ姿の肩だけを写し、その人物が見ている景色を写す手法)などを学びました。

その後は三脚を動かして撮影するパンニングという方法を実際に体験しました。


最後に絵コンテの説明を受けて、そろそろ何を撮影したいかを考えてきてねと井上先生が仰って授業は終わりました。生徒の皆さんはどのようなシナリオを作るのでしょうか。


それでは次回をお楽しみ!!

2010/5/9 小国町の見学

今朝8時15分に大学農学部の前で集合し、その後、大学のマイクロバスで長岡市小国町へ見学をしに参りました。
では、今日一日中の日程をご紹介いたします。

小国町へ移動する途中の休憩場

小国公民館に到着

教室まで案内してもらいました。高橋実先生から今日一日の日程などを紹介していただきました。

その後、学生から簡単な自己紹介をしてもらいました。

この後、小国町太郎丸 真福寺仁王像を見学しました。


その後、小国町小栗山和紙紙漉き現場へ移動し、見学をしました。
楮の和紙作りを丁寧に説明していただきました。

そろそろ、お昼の時間になります。

2010/5/7 テーマを決める

こんにちは。TAの小川です。

今回の授業は班ごとのミーティングを中心におこなって、つくりたい番組の内容を本格的に決めていきました。

まずは班ごとにやりたいことを話し合ってから、一度発表をしてもらいます。

アンケートを取ってランキングをつくる、トーク番組に音楽をはさんでCMもつくりたい、大学の先生にインタビューをしたいなど、おもしろそうなアイディアがいくつも出されました。それぞれの案について佐藤先生と田代先生からコメントをもらい、再び班で検討します。

上の写真は「ガールズトークをテーマにしたい」というB班のメンバー。「シナリオをつくってラジオドラマ風にするのか、それとも自然な会話を収録するのか」が悩みどころです。

先生からのアドバイスに耳を傾けるC班。先ほど三つの案を出していましたが、果たしてどれになるでしょうか?

こちらのA班からは「ぽっぽ焼き」という、なにやらおいしそうな単語が聞こえていて、気になります……

さて、十分に話し合いをしたところでもう一度、まとまった案を発表してもらいました。

A班は、新潟名物「ぽっぽ焼き」をテーマに、他の味と組み合わせたランキングをつくることに。ブログとの連動、というアイディアがおもしろそうです。

B班はドラマ仕立てにすることの難点を考慮して、自然に会話をするトーク番組に決定。

C班は「武勇伝」についてまわりの人にインタビューをし、番組をつくることにしました。

番組の落としどころなどいくつか課題は残るものの、時間をかけて練られた、個性のある企画が出そろいました。それぞれの案についての企画書の作成が、来週までの課題です。企画書は誰にでも興味を持ってもらえるように、番組内容や構成をわかりやすく書くことが大切。テーマが決まり、いよいよ番組制作に向けて実際に動き出そうとしています。これからどんなふうに番組ができていくのか、とても楽しみです。

それでは、また来週!

2010/5/7 「天道さん、かねのくさり」と「熊家婆」と「해와 달이 된 오누이」

 今日の講義では、日本の「天道さん、かねのくさり」と、中国の「熊家婆(熊ばあさん)」と、韓国の「해와 달이 된 오누이(お日様とお月様になったきょうだい)」との昔話をカラーコピーの資料で楽しく読みました。

 

 

 

 
みんな真面目に読んでいる様子が伺えます。日本語、中国語、ハングルの三種類の言語で書いてある資料です。

 カラーの資料なので、とても読みやすいです。

 先生から参考文献の説明もあります。

留学生たちにそれぞれの母語で呼んでもらいました。文化の違いがあるので、物語の粗筋が大体同じであっても、違う表現はかなり多く見られます。理解しにくいところがあれば、すぐその場で、その国の学生に説明してもらい、本当に楽しい、相互理解のための講義になりました。

次回も、お楽しみ。

2010/5/6 その3。

こんにちは!T.A.の小林です。

最初に、先生が5月中の予定を説明しました。授業の予定はかなり具体的だったので、学生たちも今後の動きが想像しやすかったのではないでしょうか。とりわけ6月3日に「フランス・ナントの学生とのビデオ会議」が行われるということが強く印象に残っています。これは授業中に「スカイプ」というソフトを使って、フランスのナントの学生とビデオ中継をしながら発表や討論をし合う、というものだそうです。ビデオ中継で討論、というのは私はテレビで観たことがあるくらいですし、学生たちにとっても貴重な体験になると思うので、非常に楽しみです!詳細についてはわかり次第随時報告していこうと思います!

さて、説明が終わると、グループ討論が始まりました。まず学生が一人ずつ、自己紹介も兼ねてこれから調べていきたいことを発表しました。その後、出された提案について留学生がコメントし、研究テーマの候補としていくつかに絞るところまで討論を行いました。詳しく調べてきた学生はかなり細かいところまで知っていて、それが討論を一層深いものにしていたように思います。討論の様子は写真のようにとても活発で、和気あいあいとしていました。この討論の雰囲気が、この授業の醍醐味といってもいいんじゃないでしょうか。

決定。「食」グループ

「食文化」担当のグループ↑

決定。「祭り」グループ

「祭り」担当のグループ↑

決定。「歴史文化」グループ

「歴史文化」担当のグループ↑


今回の討論で絞った研究テーマの候補について、各グループで決めた担当者が来週発表する予定です。その発表をもとに、全体で意見を出し合って検討するので、次回は確定した研究テーマを報告することができると思います。

ではまた!

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