平成22年度_授業科目成果報告

2010/4/30 番組ラインナップと企画書

こんにちは。TAの小川です。

今回はFM PORTの田代先生から、番組の紹介と企画書の内容について講義をしていただきました。

ラジオ番組の制作をするにあたっては、自分の中に何か伝えたいと思うものがあるかがポイントになってきます。先生ご自身も「子育て中のお母さんの力になりたい」「クラシックとスポーツを伝えたい」という思いをもって仕事をされていることなどを、まずは話していただきました。

ラジオではどんなものが伝えられているのでしょうか。FM PORTは音楽番組だけでなく、スポーツやトーク番組も多いのが特徴です。タイムテーブルを見ながら、実際に放送されているものを聴いてみました。

トーク番組では、普段接する機会のない様々な分野の人の話を、ラジオを通して聴くことができます。また、スタジオではなく街の中から公開生放送をすれば、より多くの人に番組について知ってもらえるというメリットも生まれます。そして土曜の朝の「万葉集をよむ」という番組では、ゆったりとした音楽を背景に、ナビゲーターさんが和歌の解説をします。自然の音などの効果音(SE)も入り、情景が目の前に浮かんでくるようです。この番組は大学で万葉集を専攻したナビゲーターさんが、ラジオでもその魅力を伝えたいと実現させたものだそうで、みなさん、じっくりと聴き入っていました。

このように、世の中に伝えたい!と思うものを番組にするときには、とにかくまず企画書を書かなくてはなりません。実際の企画書やQシートを見せていただき、タイトルやターゲット、放送形態など書く内容について説明を受けてから、先週決まったA~Cの班に分かれて番組のテーマを話し合いました。みなさん一気に緊張がほぐれて、楽しそうにアイディアを出し合っています。さてさて結果は……

 


「新潟に関係のあるものをやりたい」「ガールズトークをしてみたら」「方言に焦点を当ててみる」など、さまざまな意見が出ました。「現場で働いている人たちに考えつかないような、自由な発想で番組をつくってほしい」という田代先生からのメッセージで、今日の授業は終了となりました。自分達が何を伝えたいのか、どんな番組にしたいのか、より具体的なイメージが固まってきたようですね。

それでは、また来週!

2010/4/27 第三回目

みなさんこんにちわ!今回は笠原が授業の様子を紹介します。

第一回目のブログでは今週から機織り機で作品を織り始めるとお伝えしましたが、残念ながら今回織る段階には至りませんでした。というのも、機織りのための糸を巻く作業に思った以上に時間がかかってしまったからです。

購入直後の糸はこのような状態です。

この糸を丸く巻き直します。

ちなみに上の写真の糸は特別な機械で巻いたものです。

今回は糸の数が多かったため、学生が二人一組になって手作業で巻き直しました。糸の巻き方ですが、糸をさばいた後にひたすら巻いていきます。

上手く巻けてますね。

巻き終わった糸です。

全員の糸を巻くのに授業時間を目一杯使ってしまいました。

この後、2人の学生が糸の整経作業を行いました。

先ほど巻いた糸を木枠に巻き付けていきます。糸がとても細いので集中力のいる作業ですね。

整経後、糸を機織り機にセットします。

糸を2本ずつ機織り機に通しています。本当に地道な作業ですね。

今回はセットの途中でタイムオーバーとなってしまいました。次回の更新の際には、機織り機で実際に作品を作っている様子をお伝えできると思います。

お楽しみに!

2010/4/27 第三回目 超域文化論(英語ミュージカル)

こんにちは、TAの風間です。

さてさて超域文化論(英語ミュージカル)も第三回目に突入しました。

みなさんだんだん慣れてきた様子で、授業前に楽しく歓談している様子も見受けられます。

今日は大ニュースがありまして、なんと二人の方が新たにこの授業に参加することになりました。

写真はその二人の方に声出しをしてもらっているところです。

みなさんがんばりましょう!

そして次に全身を使った演技を目指すために、あるトレーニングを行いました。

具体的には、最初に指先だけを動かす、次に手首、次に腕、ひざ、最後に全身を使って体を動かすというものです。

サッと動かして止めるというのがポイントだそうです。

そしていよいよ今日は「演技」に少しだけ入りました。

何かお題をだして演技をして、見ている人はそれを当てるというものです。

これは「コンタクトを落とした」という場面を思い浮かべたものだそうです。

迫真の演技でした!

こんな感じで少しづつ演技力もつけていけたらいいですね。

以上、超域文化論(英語ミュージカル)の報告でした。


2010/4/26 作品鑑賞

こんにちは、TAの針井です。


第3回目の授業では、前の授業で撮影した映像を鑑賞し、全員でその作品の中で良いと思ったところ、注意すべきところなどを挙げていきました。

今回見た作品はそれらだけではなく、昨年度の学生の作品や、今回の授業から新しく参加された学生が別の授業で作った作品も同時に鑑賞しました。


前の授業で撮った作品は、大学のキャンパスの日常風景を撮影したものでした。

昨年度の学生の作品は、捨て猫ならぬ「捨て人」という作品と、一方で風邪で寝込んでいる学生のストーリーがあり、もう一方では店でお菓子を盗もうとしている女性のストーリーがあり、それらがリンクしている「万華鏡」という作品を観ました。

新しくこの授業に参加された学生の作品は、今の小学生はどのような遊びを行っているのかということについてのドキュメンタリーと、「弁当」についての日本と韓国の文化や考え方の違いについてを扱ったものでした。


今回の感想は、撮影者の感性や個性が色濃く反映された作品ばかりで面白かったということが一つ、もう一つは先の「万華鏡」を観終わった後に、学生は皆「よくわからなかった」という感想が多かったのですが、講師の井上先生は「私達が映像作品を見る場合に何を求めるのかにもよるが、よくわからない作品の方が心に残る場合が多い。わかりやすい作品はすぐに忘れてしまう。誰も想像しないような映像や監督の気持ちが入った作品を観せられた方が心に残る」と仰っていたのが印象に残りました。


次回はシナリオや絵コンテについての勉強です。お楽しみに!!


(作品批評をしている時の一コマ)

2010/4/23 スタジオ見学

こんにちは。TAの小川です。

さて今回は大学を離れ、中央区万代にあるFM PORTのスタジオへ行ってきました!

さっそく3つの班に分かれて、機材の説明と、生放送の番組の見学を順番にさせてもらいます。今回は佐藤先生と、田代瑞穂先生のお2人に案内をしていただきました。

機材の説明では、先週スライドで見たものがまさに目の前に!マイクの音の切り替えをするカフという装置、声に効果をかけたり音量・音質の調整をする機材、BGMなど音の素材を張り付けてあるコンピュータの画面など、スタジオにはさまざまな機械があります。CDの出し入れや音を流すやり方について佐藤先生からひととおり説明を受けた後、実際に自分たちで操作をしてみました。

音の大きさはフェーダーと呼ばれるつまみで調節します。徐々に音量を上げていくフェード・インではゆっくりと、そしていっきに音を入れるカット・インではこのフェーダーをすばやくパッ!と上げなくてはなりません。いかに早く上げられるか。卓操作の技量が試されるポイントだそうです。

 

続いて、番組を放送している現場を見学しました。スタジオの上にはON AIRの赤い文字が点灯しています。緊張しながら、番組が進行していく様子を見守るみなさん。

 進行の全てをとりしきってQを出すディレクターさん、音を調節するミキサーさん、何時にどんな番組を放送したか記録したり、リスナーのリクエストCDを取りに走ったりと忙しく駆け回るADさん。何人ものスタッフが一緒になって、話し手であるナビゲーターさんを囲んで番組がつくられていきます。生放送の緊迫感とめまぐるしさのなかにも、チーム全体での雰囲気作りが重要であることが伝わってきました。

時間はあっという間に過ぎて、FM PORTでの見学は終了しました。一緒に番組をつくるメンバーが決まり、実際の現場の空気にも触れ、これからの活動についてみなさんますます意欲がわいたのではないでしょうか。帰りのジャンボタクシーのなかでは、学生どうしおしゃべりする姿から、だんだんとお互いに打ち解けてきた様子もうかがえました。

お忙しいなか授業に協力してくださったFM PORTのみなさん、本当にありがとうございました☆

2010/4/23 「馬方やまんば」と「鯖売り」と「鍋の中の虎」の話

今日は第三回目のレッスンです。

先生や学生たちが「馬方やまんば」と「鯖売り」と「鍋の中の虎」の資料を読んでいます。共通点と相違点などを語っています。

学生の机においてある青い模様のものはいったい何だろう。それはレッスンを記録する特別な学習ノートです。毎回のレッスンの時に、レッスンの内容を記録し、毎回のレッスンの後に回収します。

先生は『古事記』や『日本書紀』などを説明しています。日本人の学生にとっては、高校時代に、すでに習ったものですが、韓国人の留学生や中国人の留学生たちにとっては、日本の歴史の勉強になるでしょう。

以上は今回のレッスンの有様でした。

それでは、次回のレッスンを、お楽しみに。

2010/4/22 その2。

どーもこんにちは!T.A.の小林です。

第二回目の今回は、予告通り、学生一人ひとりの関心を発表してもらった後、グループ分けを行いました。学生の皆さんの関心はとてもバリエーションに富んでいて、おもしろそうなものが次々に挙がっていきました。

先生

お米、お酒、米菓、スイーツ、ラーメン、米粉、イタリアンなどのB級グルメ、歴史的建造物、自然風景、喫茶店、県民性、方言、マンガ、新潟出身の有名人、活躍している人、県内の祭り……

これらを踏まえ、「歴史」、「祭り」、「食文化」の三つの大きなグループに分かれました。

グループ分け

次に、インターネット上のフランス版『Wikipedia』で紹介されている「niigata」の項目を見ました。新潟について大まかな歴史や地理は紹介されていたとはいえ、内容が少し寂しく感じられました。こうしたフランスでの新潟に対する意識に影響を与えられるように、「この授業を通してもっと新潟を発信していきましょう。」という内容のことを先生がおっしゃっていたことが印象的でした。

フランスのウィキペディア

その後、グループごとに日本人の代表者を決めました。話し合いの合間に、留学生も含め、あちこちで会話が弾んでいて、良い雰囲気でした。

「食」グループ

次回は、課題として各自、より具体的に調査したいことを調べてきて、それらの意見を持ち寄り、各グループ内で議論します。

ではまた来週の更新をお待ちください!

2010/4/20 第二回 展示場探し

こんにちは。ファイバーワークのもうひとりのTAの相崎と申します。よろしくお願いします!

第2回ファイバーワークでは、作品を展示する場所を探すため、大学の外へ出た授業となりました。

  ☆

まず向かったのは「りゅーとぴあ」。しかし残念ながらちょうど良いスペースが空いておらず断念することに…。

次に向かったのは西堀にある「蔵織」。

こちらは明治に建設された蔵つきの日本家屋がそのまま利用されており、写真や美術などのジャンルを問わない

様々な作品展示ができる場所です。ちょうど「第2回 木のおもちゃ展」が開かれていたため、そちらも見ながら中を見学させて

いただきました。

中は、今では珍しくなったと思われる純粋な日本家屋で、見ているだけでも落ち着く空間になっていました。

オーナーの志賀さんも親切な方で、見学する私達にいろんな説明をして下さいました。

しばらく見て周り、自分達の工夫次第でいろんな展示方法ができるという点をふまえ、作品の展示場所は「蔵織」に決まりました!

どんな展示会になるのか今から楽しみです。

そして大学へ戻った後、自分達が織る糸の色を選びました。一人2色まで選び、全員が違う色を選ぶように決め、解散となりました。

いよいよ次回から作品作りに入ります!

(今回の様子を写真に撮ってありますので、また更新します!)


2010/4/20 授業二回目、スタジオにて

こんにちは!

英語ミュージカルを担当するもうひとりのTA、小川美緒です。今回は私が授業の様子をお伝えしたいと思います。よろしくお願いします。

さて今回は場所を総合教育研究棟のスタジオに移し、歌を歌ってみたり、発声練習をしたりしました。

まずはひとりずつ、上演する予定のミュージカルThe Fantasticksのスタンダード・ナンバー、Try to Rememberを歌ってみました。

声の質や大きさなどについて金山先生からアドバイスを受けつつ、前に出て最初の部分を歌います。緊張しますが、舞台に向けて慣れなくては!というわけで、声をもっとしっかり出すために発声練習をやってみることになりました。

床にごろんと仰向けになって、腹式呼吸に挑戦です。演劇経験のある人に教えてもらいながら、お腹が動くのを実感。

次に腹式呼吸を使って声を飛ばしたり、滑舌の練習をしたりしました。英語のミュージカルなので、日本語だけではなくアルファベットの発音も訓練します。みなさんだんだんと声が出るようになってきました。


次回も引き続き歌の練習をしながら、徐々に配役を決めていきます。台本を読みながら、自分はどの役がやりたいか、どの役ならできそうか、イメージをつかんでいけるといいですね。


2010/4/19 レフ板と三脚

こんにちは!TAの針井です。


第二回目の授業では、大学の外に飛び出して自由に撮影し、短い作品を作ることが目標でした。

撮影に入る前に、レフ板とカメラの三脚の使い方について説明を受けました。レフ板についてですが、カメラの被写体(役者さんや花瓶など)が日光や電気の光に当たった時、光が当たらない部分があるせいで被写体に影ができ、暗い部分ができてしまいます。そうした明るさのムラを無くし、被写体の全体を明るくするために、日光を一旦レフ板に当てて、それをバウンドさせる形で光を被写体に届けます。


映画だけに限らず、何かの撮影で、カメラの横で白い板をもっている人がたまにいますよね。その白い板がレフ板です。


次に、大学のキャンパス内をぶらぶら歩きながら、撮影をして面白そうなところを探しました。「自由に撮影していいよ」と言われ、最初は戸惑いましたが、歩き回っているうちに「これなんか面白そう」という背景やオブジェが見つかって、自然と撮影に集中していました。

今日は晴れていて桜も満開でしたので、桜を背景に撮影をした時もありました。


来週は今回撮影した作品を鑑賞し、それが終わってからはカメラワークについて勉強をします。

それではまた来週!!


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