平成22年度_授業科目成果報告
2010/12/20 同人誌制作 第十一回
皆さんこんにちは!TAの佐藤です。
本日で今年最後の授業となりました。
今回はリレー小説のタイトル決定と、ストーリーに矛盾が生じていないかの確認を行いました。
決定したタイトルは「めぐる夏」です。
はじめのタイトルは「万丈の森」でした。
そして今日話し合った結果、様々なタイトル候補が出されましたが、その中でも「めぐる夏」に決定しました。
タイトルから、どのようなストーリーになったか、みなさんぜひ想像してみてください!
今日で今年の授業は終わりですが、この授業を通していろいろとかんがえさせられ、私自身とても勉強になった一年でした。
来年の授業からは、ついに編集作業に入ります。
同人誌の完成まであと一歩です!
それではまた来年お会いしましょう!
2010/12/17 紙とインク
こんにちは! TAの針井です。
今回の授業では、印刷に使う紙とインクについて勉強しました。
印刷に使われる紙は、約200種類ほどあるそうです。同じ写真でも、紙やインクの種類によって写真の色合いが大きく変わります。
上の写真の右側にある上質紙(少しざらざらしていて、論文を集めた本などに使われる)ですと、写真の色はくすみ、暗い印象を与えます(しかし論文は基本的に字ばかりなので、あまり気にしなくてもよい)が、落ち着いた印象を与えるため、文章が読みやすくなる利点があります。
写真中央にあるコート紙(つるつるしていて、ファッション誌などに使われている)ですと、写真の色は明るくきれいになりますが、紙自体が少しピカピカしているので、文章は多少読みづらくなります。
このように、紙にはさまざまな特徴があり、それを効果的に使うことも、雑誌制作においては重要な要素なのです。
その後はお互いの進捗状況を確認し、原稿制作を各自で行いました。
記事のレイアウトについて議論しています。一番右の人は、自身の原稿の校正をしているところです。
みなさんがんばってます。
パソコン上で記事のレイアウトを作っています。学生のアルバイト事情についての記事を書いています。
冬休みの間に自分で記事を作っていき、1月の初めにある程度完成していることが目標です。
記事を作るのは大変ですが、みなさん楽しそうに行っているので、きっといい記事が完成すると思います!
それでは次回をお楽しみに!!
2010/12/15 照明講座①
こんにちは!小川です。
今回は小針にある西新潟市民会館にて、講師の伊藤裕一先生から照明の種類や操作について教えていただきました。本番もこの会場を使います。
舞台照明は時間や季節、場所から人物の心情まで幅広い表現に使われます。まずは舞台を使って、照明の種類や用途の説明を受けます。
下の写真はホリゾント・ライト。舞台の後ろの幕を染めるライトです。幕の上と下からそれぞれ違う色で照らすとこうなります。
今回のお芝居で問題となっているのが、「夜をどう表現するか」。通常はブルーの照明を使うのですが、ブルーのみでは写真のように人物が見えなくなってしまいます。かといって明るくしすぎると今度はブルーの色が飛んでしまう……今日のところは解決策が見いだせず、保留となりました。夜のシーンが多いお芝居なので、何とか工夫したいところです。
ひととおり説明を受けたあとは、みんなで舞台にあがって照明の明かりを体験してみます。照明は、操作する人だけにまかせておけばいいわけではありません。舞台にいる役者さんも、明かりから外れてしまわないよう立ち位置を気にしながら演技をする必要があるのです。
こちらは照明の操作卓。客席の後方から舞台の様子を見つつ、つまみやボタンで操作をします。照明係の人たちがやり方を教わっているところです。
音響卓もあります。音響担当の人たちは用意した音楽をかけながら、どのシーンでどんな音楽を使うか相談中です。
一時間半の授業はあっというまでした。役者さんは舞台上で照明を意識した動きを、照明さんは照明のプランニングについて、学ぶところが多かったと思います。本番の会場での授業を通して、上演の計画が具体的なものになってきました。
さて早いもので、年内の授業は今日で最後でした。次回は冬休み明けです。お休みの間、ひとりひとりが舞台のイメージをふくらませておけるといいですね。
それでは、よい年末年始をお過ごしください。
2010/12/15 マインドマップ 第10回
今日は今年初の雪が降りました。いよいよ新潟の冬ですね。今年は去年の様な大雪にならないことを願っています。こんにちは!水野です。
今日は「様々な問題を抱えた世界情勢の中で、われわれは日本からどんな風に関わっていけるか?」という壮大なテーマでマインドマップを描きました。
はじめはテーマについて予備知識などを萱場先生から講義していただきます。
少々難しいテーマですので、皆さんいつもよりも表情が硬い様子。
はじめはなかなか筆が進まなかった皆さんですが・・・。
マインドマップを使い、時間をかけて考えていくと、意外とアイディアが浮かぶようですね。
マインドマップで思考を整理した後はグループ内でお互いのアイデアを話し合っていきました。
今回は結論を発表することはせず、ディスカッションで気付いた点についてまたマインドマップを加筆して終了しました。
来月に「ときめいと」で行われる特別講義に向けてマインドマップがんばっていきましょう!
2010/12/14 新大祭新聞最終確認+「学部だより」と「日報るーと」の企画②
こんにちは、TAの柴澤です。
本日の授業内容は、
①授業前半で新大祭新聞の最終手直し、そして後半で②「人文学部だより」と③「新潟日報るーと」それぞれの投稿内容の企画や締切について話し合いをしました。
①新大祭新聞手直し
前回で完成!…と思いきや、新聞が大学近辺に出回るまでまだ少し時間があるということで、本当に最後の修正を行いました。その時は完璧だと思っても、時間が経過してから見るとまだ改善の余地が見られたりする場合もありますよね。
修正→印刷→確認→修正をまた繰り返し、今度こそ完成しました。
②「人文学部だより」について
「人文学部だより」の投稿の締切は12月末までとなっています。取材原稿をメーリングリストに各自流して、先生方に添削して頂く予定です。
今回は、人文学部のGP科目活動内容をまとめてある冊子も、取材や記事を書く上での参考として配布されました。
③「新潟日報るーと」の投稿内容について
「新潟日報るーと」の投稿記事の作成は年明けからとなりますが、何を投稿するかについて、前回同様に議論を進めました。
昨年度は、新大の学食、新大グッズ、キャンパス内散策の紹介でしたが、今年はどんなテーマで投稿するか、学生さんから面白そうなアイディアが沢山提起されました。
現段階での話し合いの結果、
まず、学生から地域への情報発信ということで、学外では知りえない興味深い新大について情報発信できれば…ということから、
【第1面】は、「留学生を軸にした地域交流について(留学生から見た日本・新大・学生など)」
さらに、「るーと」の読者層の方は40代が中心だそうで、学生からしてみれば親の世代に近いことから、
【第2面】は、「地域に根差したサークル活動と新大生の就職活動事情について」
内容を絞って記事を書くつもりです。まだまだ、具体的な内容は次回も検討予定です。
それでは、また来週。
2010/12/13 同人誌制作 第十回
今年も残すところ、今日を合わせてあと二回で授業が終わってしまいますね。
みなさんこんにちは!TAの佐藤です。
今回とうとうリレー小説の最終話の発表が行われました。
私が読んだ感想としては、いったい誰がこの展開を予想できただろうという驚きと、発表者の方はよくこの作品をまとめたなという感心で胸がいっぱいになりました。
実は、この作品、みんな本当に終わるのだろうか、限られた回数でクライマックスまでいけるのかと心配をしていたのです。
しかし、みごとに完結しました。みなさん忙しい中、これだけ素晴らしい作品を完成させたことは、本当にすごいことだと思いました。
話のクライマックスはあえてあまり触れませんが、翔太、こうちゃん、じいちゃん…それぞれの関係が明らかになります。
本当に素晴らしい作品なので、ぜひ、実際にお手にとってご覧になっていただきたいと思います。
第一話から第七話まで、本当にいろいろありました。
一人ひとりの作品を繋げて、一つの作品を作り上げるというのはとても大変なことでしたが、みんなの意見を反映して、作品がより良くなっていく、発表者だけの作品がみんなの作品になっていく過程を見ることができて、私自身もとても勉強になりました。
さて、ここまでずっとリレー小説にウェイトを置いて授業が進んでいましたが、同人誌に載せるのはリレー小説だけではありません!
個人作品も載ります!
残りの授業数が少ないのが心配なところですが…ここまでやってこれたメンバーです。必ず素晴らしい作品に仕上がると思います。
期待しています!
それでは、また次回お会いしましょう!
2010/12/11 新潟日報本社見学
こんにちは、TAの柴澤です。
更新が遅れ申し訳ありません!!
さて、12月10日は視察第二弾、新潟日報本社の朝刊編集・整理・印刷の見学に行ってまいりました。新潟県民の3分の2が購読しているという新潟日報。新大生にとっても非常に身近な新聞の一つです。その新潟日報が、どういったプロセスを経てわれわれ読者の手元に届くのか、その裏側に迫りました。
①印刷局入口から入場
22時半頃、日報本社見学そして入って間もないところに、新聞記事の合版を張り合わせた主柱を発見。
用紙に印刷した際の向きに合わせ、左右対称に彫ってあります。昔の製販技術ですね。
現代アートのような雰囲気があります。
留学生の方も一緒に見学へ。
②編集局の様子。
夜11時頃だというのに、編集局・印刷局には多くの社員の方が。一般企業と情報・通信社は、活動時間帯も大きく異なります。朝刊の編集・整理・印刷でお忙しい中を、今回は特別に見学することができました。朝刊印刷へのラストスパートに向け、各デスクは熱気と緊張感で満たされていました。
「人文学部だより」の記事作成に向け、学生さんもしっかり撮影・メモを取っていました。
各編集記事の端にはデータの整理・送信などを円滑にするため、バーコードが付いています。各社員の方一人一人がいつ・どの様な作業をされているかも、しっかりと管理されています。また、裁判の判決など、進展のあるニュースに関しては、先日に発行した記事を参考にします。前回掲載した記事内容をもとに、新たに得た情報をどの様に付け加えるか検討するそうです。
他の新聞局の記事内容もチェックできるよう、数十種類の新聞が。共同通信社が出している社説をそのまま自社の社説に採用している新聞社も中にはあるようです。ちなみに新潟日報は独自の社説をきちんと設けています。
編集局を出てすぐの廊下には、時系列に並んだ新潟日報記事の展示物があります。今でこそ撮影・編集・技術は全てパソコン作業ですが、それらが発達する以前の新聞作成にかける労力ははかり知れません。白黒写真の陰影などは全て細かな点で表現されており、注意深く見ると肉眼でもそれを確かめることができます。新潟日報発展史の片鱗が窺えます。
③印刷室へ。
現場へ行くと、 巨大な輪転機が大音量で作動していました。紙面を印刷するのは、1時間に7万5000部以上の印刷能力がある最新鋭の輪転機です。
用紙は再生紙を積極利用し、大豆油を使ったエコインキを導入するなど、環境対策にも力を入れているそうです。
目にもとまらぬ速さで、次々と新聞が印刷されていきます。新潟日報の発行部数は50万部で、全米で最も影響力のある3紙の中に選ばれたワシントン・ポストの発行部数が69万部。地方紙でありながら、世界規模で見れば非常にスケールの大きい地方新聞社です。印刷ミスがあったり、紙が破れてしまった新聞紙は大きなゴミ箱へ積まれます。ちなみに他社新聞の発行も行っています。
④論説委員室
このスピーカーを通して、共同通信社から様々な情報が流れて来るそうです。記者専用のハンドブックも。
新潟日報記事のデータベースも見せていただきました。誰がいつ記事を編集・整理しているかも、情報の信頼性という面から、社内の特殊なソフトで管理されているそうです。
本日の見学で、普段当たり前のように読んでいる新潟日報も、新聞として世に送り出されるまでに、編集・整理・印刷などの道のりを経てようやく読者一人一人の手元に届くことが分かりました。夜間見学を許可してくださった種田先生をはじめ、新潟日報事業者の皆さま、お忙しい中本当にありがとうございました!!
それではまた来週。
2010/12/10 校正
TAの針井です。
お互いの進捗状況を確認した後に、文章の校正について勉強しました。出版の仕事に携わっている人は、校正記号というものを使って、文章の修正をします。例えば、削除する文字に斜めの線を入れて、「トル」といったもので、かなり簡単です。
この授業では、みんなの原稿をみんなで回し読みして校正をする予定ですので、基本的な記号は覚える必要があります。
原稿を書く際の注意として、特にパソコンで文章を作った時、やたらと難しい漢字を使う傾向があります。例えば、「所謂」や「~の為」といったものです。漢字ばかりの文章は読みづらいので、ひらがなが一般的なものについてはひらがなを使うようにして、読者の読みやすさを考慮します。このようなものの修正の為にも、校正は非常に重要なのです。
残りの時間でパソコンを使って、各自作業をしました。
事前に配ったアンケート用紙です。この人は学生が普段使用している携帯の着メロに関する記事を制作しています。
アンケートを集計しています。用紙が100枚近くあるので大変そうです。
大学周辺のラーメン店に関する記事を制作している人の、ラフなレイアウト用紙です。写真や文章の構図はこのようにして決めます。
それでは次回をお楽しみに!!
2010/12/8 配役オーディション
こんにちは!小川です。
今日は、先週決めたそれぞれの役割ごとに分かれて活動をおこないました。
下の写真は音響と照明担当のグループ。それぞれ熱心に話し合いをしています。とくに照明は来週、本番の会場で講師の方に教えていただくので、それまでに各シーンでどんな色を使いたいか等、決めておかなければなりません。
こちらは大道具・小道具・衣装を担当するグループです。お芝居の中で必要な道具を挙げて、どうやって準備するかを話し合っています。
そしてこちらは、役者をやる人たちです。11人の役のうち、まだ決まっていない配役を決めるべく、オーディションをおこないました。
各自が希望する役と演出のイメージをすり合わせるかたちで役が振り分けられ、実際のせりふをしゃべってみます。先週も触れたとおり男性が少ないので、急きょ齋藤先生もオーディションに加わることに。
一度せりふをしゃべったあとで、「もう少し声を弾ませて」「すねるような感じで」などの演出からの指示に従って、再度演じてみます。「こっちの役もやってみて」と、違う役の指示がある場合も。演出さん、かなり熱心に指示を出し、役者陣をひっぱっていきます。その雰囲気につられるように、まわりからもぽつぽつと意見が出始めました。オーディションにたっぷりと時間をかけて、最終的に今日、ほとんどの配役が決定しました。
毎回授業の初めにおこなう発声練習の「あいうえお、いうえおあ、……」も、ほとんどの人が引っかからずに言えるようになってきました。舞台をつくるというひとつの雰囲気に、皆が徐々に溶け込んできているのがわかります。
それでは次回もお楽しみに!
2010/12/8 マインドマップ 第9回
最近あったかい日が続いていましたが、ここ数日天気が崩れ、今日はとっても寒かった印象です。こんにちは、水野です。
今日は「マイブーム」というテーマで、一人頭3分30秒ずつの発表をしてもらいました。
中には、単色でミニマインドマップを描いてからそれをまとめなおしている上級者もいます。
以上が発表会の様子です!
皆さんいろいろなことに興味をお持ちですね。僕もいい刺激になりました。
発表会をしている間、聞いている人たちは何をしているかというと・・・
こんなふうに他の人の発表をマインドマップでノート・テイキングしていきます。
これまでに習ったマインドマップのテクニックをすべて集大成した授業でしたね。
次回からは「日本の未来」とか、「新潟から日本を良くしていくには」といった、社会的なテーマについてマインドマップをしていく予定です。
次回も楽しみですね。