平成22年度_授業科目成果報告
2010/11/24 マインドマップ 第7回
今週に入って寒さも本格的になってきましたね。
こんにちは、水野です。
今週も先週に引き続き、グループ・マインドマップを描きました。
ただし、今回と来週の2週は先週までの発想を広げるようなマインドマップではなく、「問題解決マインドマップ」を扱います。要は、マインドマップを駆使することでもっともベターな答えにいたろうということですね。
タイトル:「サバイバルゲーム」
明くん、浩くん、和夫くんの三人が、山の真ん中でトラブルに陥りました。食料にも飲料水にも限りがあります。いくつかある解決法のどれがもっともベターでしょうか?
という問題をみんなで話し合って解決していくのです。
さて、まずは個人でマインドマップを描き、それぞれが解決策を見つけていきます。
そして、まずはグループ内で互いの考えを発表していきます。
つづいて、みんなの考えを総結集し、問題解決に向けて話し合いが始まりました。
以下が発表会の様子です。どれも個性的なマインドマップですが、とても論理的に考えられていました。
萱場先生もおっしゃっていたことですが、マインドマップを描くことによって、みんな一人ひとりが深く問題解決について考えていたので、発表がより論理的に深くなったのでしょうね。
来週の問題解決マインドマップのタイトルは
「NASAに入隊できるかな?」だそうです。
お楽しみに!
2010/11/23 アルビレックス取材見学
こんにちは、TAの柴澤です。
23日の今日は祝日ですが、アルビレックスの取材見学に行きました。
当日はあいにくの曇天・強風。雨が降らなくて本当に良かったです。
●14時30分スタジアム到着。
入校証をつけて、普段は見ることのできないビッグスワンの見学を開始。
取材見学ということでこのような↓招待状も、一人一人に配布されました。
①更衣室。大会で有名選手達が実際に使用したロッカー。きれいに整頓されています。
②プレスルーム。プレス受付の真横にあります。報道関係者は正面玄関ではなく、専用受付で入場するとのこと。
受付にはビブスが何種類かありました。記者、カメラマンの役割ごとにビブスの色が区別されます。
プレスルームの室内。机が密集していて各テーブルに報道局の割り当てがされていました。
上から下がっているスピーカーのようなものは、電源コードだそうです。
③会議室
監督席でちゃっかり記念撮影。こんなことは普段絶対できません!
④試合に対するボランティア活動
試合に関して、ボランティアをされている方の話も聞くことができました。純粋なビッグスワンに対する情熱と地元愛が伝わってきました。
⑤オペレーション室
ここから試合の実況などを行います。
●17時 キックオフ(記者席近くの席)
実際に試合観戦もしました。
新潟アルビレックスVS.ベガルタ仙台の試合。
寒い風が吹き荒れていましたが、会場は熱気の渦でした!!
スタジアムでの試合観戦は、臨場感が全然違います。
息を飲む場面が結構あったのですが、両者なかなか得点が決まらず、前半は0対0で終了。
せっかく観戦しているからにはどうにかアルビレックスに勝ってもらいたい!!
試合後半から、就活の合同企業説明会へ出席していた学生さんも集まり、みんなで観戦。
団体での試合観戦は楽しいですよね!!
先取点を奪ったのは仙台。赤嶺選手にゴールを奪われてしまいました。
何度かチャンスが訪れますが、なかなかゴールが決まらず1-0のままロスタイムへ。
そしてついに、亜土夢選手がゴールを決めてくれました!
この後、逆転勝利を期待しましたが、このまま1-1で終了という結果になりました。
●19時ごろ
試合終了後、再びプレスルームへ移動しました。試合結果は公式記録として印刷され、報道関係者に配布されます。公式記録は日本語・英語版の2種類があるそうです。
また、スカパー監督インタビューも見学しました。こちらはカメラで撮影できませんでしたが、アナウンサーやカメラ機材の事前調整、実際のインタビューでの緊迫した様子を見ることができました。
●20時ごろ
見学終了です。普段は決して見ることのできない取材の裏側に密着することができました。
また、試合に携わる様々な方のお話や地元ビッグスワンに対する熱意に触れることができ、
大変貴重な経験でした!!種田先生・北村先生、見学にご協力くださったビッグスワン職員・ボランティアの皆さま、本当にありがとうございました。
そして学生のみなさん、お疲れ様でした。今日の見学を励みに、来週の授業も頑張りましょう!!
2010/11/22 同人誌制作 第七回
みなさんこんにちは!TAの佐藤です。
今回も前回に引き続き、リレー小説の第四話が発表されました。
じつはこのリレー小説…第七話が最終話なのです!
したがって今回の話は、作品のまん中にあたります。
はたして、どんな展開になっているのでしょう?
今回の話の中では、気になっていた「お山」についてとうとう明らかになりました。
また、過去に翔太とこうちゃんが「お山」で体験したことも新たにわかりました。
具体的にここでお話しできないのが残念ですが…リレー小説の完成が本当に待ち遠しくなってきました!
一人ひとりの作品がつながり、合評をおこなって作品を作り上げる…。
大変なことですが、作り上げている学生のみなさんの表情はいつも真剣そのもの。
素晴らしい作品ができる、と私は確信しています。
それでは今回はこの辺で!
また次回お会いしましょう★
2010/11/19 RGBとCMYK
TAの針井です。
最初にお互いの進捗状況を確認し、前回の宿題だった、自分の好きな雑誌の紹介を行いました。
みんなで回し読みをして、それぞれの雑誌の特徴を分析しました。
次に、回し読みをした雑誌も参考にしながら、プリントを使って「レイアウトにおける写真、文字、色」について学びました。
行間の間隔を広げる(余白が増える)と上品なイメージになることや、同じフォントでも太い字と細い字かによって、読者が受けるイメージが変わってくること、同一ページ内での色の使い方も、基本的には補色(例えば赤と緑の組み合わせ。目がチカチカする)ではなく、同系色(赤とピンクの組み合わせなど)を使う方がいいということを学びました。
また、パソコンや写真での色の表現にはRGBカラー(レッド、グリーン、ブルー。いわゆる光の三原色の組み合わせ)が使われていますが、印刷での色の表現にはCMYKカラー(シアン、マゼンダ、イエロー、キー。左から順に青系の色、赤系の色、黄色、黒。いわゆる色の三原則に黒を加えた組み合わせ)が使われているので、原稿や写真の編集の際にはCMYKで色を入力しないと、印刷屋さんに怒られるということを学びました。CMYKでの入力の仕方は、実際の作業の時に学ぶでしょう。
レイアウトに関しては、例えば8ページの記事を作るとき、全て同じレイアウトだと読者が飽きてしまう(ただし記事の統一感は出せるため、一長一短ではあるのだが) ので、ページごとの内容に合わせてレイアウトを少し変えることで、メリハリを出すことができ、文章にリズムが生まれます。
授業の最後には、編集用のソフトになれることを目標に、少しパソコンを使いました。
みなさんは普段Windowsを使っているため、写真上のMacの使い方に少々戸惑っていましたが、すぐに使い方に慣れて、楽しそうにしていました。
今回はイラストレーションというソフトを使って、直線を引いたり四角を描いたりしました。
それでは次回をお楽しみに!!
2010/11/17 笑いのドレミファ
こんにちは!小川です。
さて、今日は発声をひと通りやった後、前回と同じく台本の読み合わせに入りました。『ジョバンニの父への旅』、第2幕の学校の場面です。先生役と生徒役とのかけあいと、先生役の人が自分ひとりの世界に入ってせりふをしゃべるところがあり、演じ方に工夫が求められます。
次に、いくつかレクリエーションをやりました。まずは「笑いのドレミファ」。「笑い」「泣き」「喜び」「悲しみ」などの感情を、段階的に表現していくというものです。先生がリコーダーで吹くドレミファ……の音階に合わせて、少しずつ感情の表現を大きくしていきます。「喜び」では、最後の高いドまでくると隣の人と抱き合ったり、体全体で表現する人も。逆に「泣き」では、スタジオがすすり泣きの声でいっぱいになりました。
同じことを、今度はグループで。「応援していたチームが勝った」などシチュエーションを決めて、みんなでひとつの感情をじょじょに高めていきます。
さて、続いて登場したのはバスケットボール。2人ひと組になり、ものを投げたり受けたりする感覚をつかみます。はじめは何も使わず、ボールがあるつもりで投げ合う動作をします。その後、実際にボールを投げ合ってみる。ピンポン玉とバドミントンのシャトルでも同じことをやりました。見ている側の人たちからは、「もっと不規則に飛ぶと思う」「必要以上に力を入れすぎでは?」などの声が聞かれました。自然に見せるのは難しいですね。
最後にひとりがひとつずつ、何を投げるか言って投げ、受ける側はそれにふさわしい受け方をするという練習をしました。野球の球、毛糸玉、スイカ、ケーキ、樽、犬(!)など、さまざまなものがスタジオの空中を飛び交いました。実際に投げられたらどう飛ぶか、それをどう受けたら自然に見えるか、想像力と体の感覚を使って挑戦します。ちなみに下の写真は架空の「卵」を受け止めたところ。壊れないようにそっと受け止めた様子がわかります。
感情表現や、ものを扱うこと。普段何気なくやっていることですが、今日の授業を通して演技に結びつけるヒントが得られたのではないかと思います。
それでは次回も、お楽しみに!
2010/11/17 マインドマップ 第6回
最近はずっと天気が悪かったのですが、今日はとてもいい天気で気持ちがよかったです。
こんにちは、水野です。
皆さんもだいぶマインドマップにも慣れてきて、個々人で個性的な作品を描ける様になってきました。というわけで、今日のテーマは「グループ・マインドマップ」です!
グループ・マインドマップとはその名のとおり、グループを組んで複数の人の思考をまとめたマインドマップのことです。以下のような流れで今日の授業は進みました。
とにかく、まずは個々人でマインドマップを描き、プレゼンテーションとディスカッションを繰り返しながら大きな模造紙にグループのみんなの思考をまとめたマインドマップを描いていくという流れです。
マインドマップのタイトルは「最高の宇宙旅行」です。
個人のマインドマップはすでにお手の物ですよね。
可愛いセントラルイメージが描けています。
こうして出来た個人のマインドマップを通してお互いの考えを発表しあい、まとめて行きます。
そうしてまとめた内容を大きな模造紙に描き出していきます。その作業の中でも話し合いは絶え間なく続きます。
最後は完成したマインドマップをつかってグループごとに発表していきました。
最後の発表までみんな本当に楽しそうで見ているこちらもワクワクするような授業でした。
来週も楽しみです。
2010/11/16 記事レイアウト③(パソコン編集ソフト)
こんにちは、TAの柴澤です。今回も引き続き、新聞の編集を行いました。
見出しの付け方、写真のレイアウトによって、雰囲気が変わるので、考えるだけでも時間があっという間に過ぎてしまいます。
ところどころに記事や見出しの空欄箇所が。思考錯誤の痕跡が垣間見えます。
途中段階でとりあえず印刷したもの ↑
来週は、祝日を利用して、アルビレックス新潟の取材見学へ行きます。
≪当日の大まかなスケジュール≫
11:45 新大西門集合(就活班は終わり次第現地集合)
14:30 スタジアム到着
(プレスルーム、放送席)
17:00 キックオフ
(記者席近くの席)
19:00
(スカパー監督インタビュー、プレスルーム)
20:00
終了
当日は寒くなりそうなので、温かい服装を心がけるようにとのことです。
新聞制作は再来週、完成予定です。予定が詰まっていますが最後まで頑張りましょう。
それでは、また来週。
2010/11/15 同人誌制作 第六回
みなさんこんにちは♪ TAの佐藤です。
今回の授業では、リレー小説の第三話目が発表されました。
第二話で登場したいとこのこうちゃんが、今回も話の鍵をにぎっています。
大人は決して触れようとはしない「お山」についてですが、なにやら、こうちゃんはそのお山について知っている様子です。
三話目も気になるところで話が終わっていて、次の展開を期待させる内容となっていました。
翔ちゃんとこうちゃんはいったいどうなっていくのでしょう?
そして「お山」にはなにが隠されているのでしょう?
次回の授業が待ち遠しいです!
それでは今回はこの辺で…
また次回お会いしましょう!
2010/11/12 誌面デザインの基本
TAの針井です。
今回も授業も、みなさんの取材の進捗状況の報告から始まりました。やはり、取材を進めていくと色々と問題が発生するようです。
次にプリントを使って誌面デザインの基本を学びました。写真のトリミング(切り取り)によって(つまり編集の仕方によって)、読者が受けるイメージが変わってしまうので、記事内容にあい、なおかつ写真の中で動きのある部分を切り取ることが重要です。写真の枠(四角や楕円やギザギザなど)によっても違ってきます。
また見開き2ページに、左向きの人物が写っている写真と右向きの人物が写っている写真をそれぞれのページに載せる時、左ページには右向きの写真を、右ページには左向きの写真を載せ、中心に本文がくるようにすることで、読者は違和感なく記事を読むことができるのです。そのため写真の撮影時には、被写体の人物の左向き、正面、右向きの最低3カットを撮るようにしなければなりません。
また、文字と写真のバランスも重要です。写真を中心にするか、文字を中心にするか、あるいはその中間にするかによって、読者の受けるイメージは大きく変わってくるからです。
なかなか難しいですが、実際に編集作業や誌面デザインの作業を体験すると理解できるようです。
今回は宿題として、普段読んでいるものでも構わないので、こんな風にデザインできたらいいなと思う雑誌、本をチェックしておき、次回の授業の時に1,2冊持ってくるように言われました。「この記事はなんか好きだな」と思う理由には、誌面のデザインとレイアウトに関係があるからです。また、おもしろいと思ったデザインを真似することが、記事を書くスキルを向上させるための近道だそうです。
2010/11/12 写真とは何か?―映像撮影の実際―
みなさんこんにちは!今回は、日本が世界に誇る写真家・金村修先生を講師に迎え、映像撮影の実際講義内容と講演会「写真とは何か?」の報告をしたいと思います。
まずは講師の金村先生の簡単な紹介からしたいと思います。
金村修先生は1964年、東京都の生まれで、1989年に東京綜合写真専門学校に入学、この頃から、駅構内の売店に雑誌を配置するアルバイトをしながら、その空き時間を利用して写真を撮り続けていきました。(実はこのアルバイトのときに、原田先生とお知り合いになったようで、今回のこの講義が実現しました!)その後、1992年にロッテルダム写真ビエンナーレに招かれて以来、国内外で個展・グループ展を多数開催されています。
さらに、1996年にはニューヨーク近代美術館の企画展に、世界の注目される6人の写真家に選ばれ、写真を出品!その後も数々の賞を受賞されて、2000年には、なんと史上2番目の若さで第19回土門拳賞を受賞された、写真の世界では知らない人はいない超有名な先生なのです。
さて、そんな金村先生に、前半は講義と実習を、後半は講演会をしていただきました。
まず講義と実習では、自己紹介に始まり、金村先生が実際に撮影した生の写真を見せていただき、鑑賞会をしました。ひとつは金村先生がご自分で現像したもので、もうひとつ業者さんに現像してもらったものの2種類を見せていただきました。
金村先生は、自分で現像するよりも、やはり業者さんに現像してもらった方が、対象がはっきりと見えて、白黒の濃淡がきれいに出るとおしゃっていました。学生さんたちは、なかなか普段見ることができない写真に興味津津です。おそるおそる手にとって見ていますね。
金村先生の写真は、モノクロで、ほとんどが都会の撮ったものです。最初見たときは、「カッコイイ!」と思わず言ってしまうような写真です。都会の風景といっても、金村先生が撮るのは、路地裏であったり、様々な建物が入り組んでいるような場所です。普段は何気なく素通りしてしまうような路地裏の風景が、金村先生が撮ると一変して近代的なアートになってしまうから驚きです。
写真鑑賞のあとは、実習です。実際に学生さんに学内で写真を撮ってもらい、金村先生に講評をいただきました。これが皆なかなかうまく撮れています。金村先生も「これはかっこいい!」という写真が何枚もありました。前の時間に金村先生の写真を見た影響でしょうか。
皆で撮ってきた写真に講評してもらっている様子です。三十分という短い時間でしたが、学内の色々なところにいって写真を撮ってきてくれました。
金村先生曰く、「様々なものが入り組んで、複雑に絡み合う写真が良い。さらに明暗をはっきり際立たせると良いね。」とのこと。金村先生のように写真を撮ることはやはり難しいですが、学生さんたちは、楽しみながら実習していました。
さて、実習が終わると次は金村先生の講演会「写真とは何か?」です。
たくさんの方々に来ていただき、金村先生の紹介を原田先生がした後に講演会が始まりました。
なぜ自分が写真を撮るようになったのか、どのような写真を撮っているのかを、スライドを使いながらお話いただきました。
金村先生が白黒で写真を撮るのは、「シンプルにすることで、風景を形として捉えたい。色がつくとモノに意味が出てくる。」からとのこと。
さらに「同じ風景でも撮る切り口を変えると全く違うものになる。」そうで、講演会のなかでは、同じ場所で撮ったものでも、全く違う写真に見えるものを紹介していただきました。
たいへん興味深いお話をいただき、最後に学生さんからの質問がありました。
たくさんの人から熱心に質問があり、金村先生は一つ一つ丁寧に答えてくださいました。
これからどのような写真を撮っていきたいか、今後の展望まで教えてくださり、質問した学生をはじめ、皆目を輝かせながら真剣に聞いていましたね。
たいへん貴重なお話をたくさん聞くことができたと思います。講演会のあと、授業に参加している学生さんに感想を聞いてみると、「自分が今まで知らなかった世界を知ることができて、自分のなかの世界観が広がりました。とてもおもしろかったです!!」と楽しそうに話してくれました。
今回の授業と講演会がきっかけで、写真家を目指す人が出てくるかもしれませんね。僕自身も、この授業の影響を受けて、よく写真をふらっと撮りに行くようになりました。
講演会のあと金村先生とお話していると、次の日に新潟市内で写真を撮っていくとのことでした。もしかすると、近い将来、個展などで新潟の街中の風景が、全く新しい観点と切り口で、見られる日がくるかもしれませんね。その日を楽しみにしながら、今回の授業報告を締めくくりたいと思います。
次回は、新潟市古町にある老舗の料亭「行形亭」さんに出向き調査をします。それではまた次回の報告をお楽しみに!!