平成22年度_超域文化論(映画)

2010/4/26 作品鑑賞

こんにちは、TAの針井です。


第3回目の授業では、前の授業で撮影した映像を鑑賞し、全員でその作品の中で良いと思ったところ、注意すべきところなどを挙げていきました。

今回見た作品はそれらだけではなく、昨年度の学生の作品や、今回の授業から新しく参加された学生が別の授業で作った作品も同時に鑑賞しました。


前の授業で撮った作品は、大学のキャンパスの日常風景を撮影したものでした。

昨年度の学生の作品は、捨て猫ならぬ「捨て人」という作品と、一方で風邪で寝込んでいる学生のストーリーがあり、もう一方では店でお菓子を盗もうとしている女性のストーリーがあり、それらがリンクしている「万華鏡」という作品を観ました。

新しくこの授業に参加された学生の作品は、今の小学生はどのような遊びを行っているのかということについてのドキュメンタリーと、「弁当」についての日本と韓国の文化や考え方の違いについてを扱ったものでした。


今回の感想は、撮影者の感性や個性が色濃く反映された作品ばかりで面白かったということが一つ、もう一つは先の「万華鏡」を観終わった後に、学生は皆「よくわからなかった」という感想が多かったのですが、講師の井上先生は「私達が映像作品を見る場合に何を求めるのかにもよるが、よくわからない作品の方が心に残る場合が多い。わかりやすい作品はすぐに忘れてしまう。誰も想像しないような映像や監督の気持ちが入った作品を観せられた方が心に残る」と仰っていたのが印象に残りました。


次回はシナリオや絵コンテについての勉強です。お楽しみに!!


(作品批評をしている時の一コマ)

2010/4/19 レフ板と三脚

こんにちは!TAの針井です。


第二回目の授業では、大学の外に飛び出して自由に撮影し、短い作品を作ることが目標でした。

撮影に入る前に、レフ板とカメラの三脚の使い方について説明を受けました。レフ板についてですが、カメラの被写体(役者さんや花瓶など)が日光や電気の光に当たった時、光が当たらない部分があるせいで被写体に影ができ、暗い部分ができてしまいます。そうした明るさのムラを無くし、被写体の全体を明るくするために、日光を一旦レフ板に当てて、それをバウンドさせる形で光を被写体に届けます。


映画だけに限らず、何かの撮影で、カメラの横で白い板をもっている人がたまにいますよね。その白い板がレフ板です。


次に、大学のキャンパス内をぶらぶら歩きながら、撮影をして面白そうなところを探しました。「自由に撮影していいよ」と言われ、最初は戸惑いましたが、歩き回っているうちに「これなんか面白そう」という背景やオブジェが見つかって、自然と撮影に集中していました。

今日は晴れていて桜も満開でしたので、桜を背景に撮影をした時もありました。


来週は今回撮影した作品を鑑賞し、それが終わってからはカメラワークについて勉強をします。

それではまた来週!!


2010/4/12 こんにちは!

「映像文化論」のTAを担当する針井光(はりいひかる)です。この授業の様子をわかりやすく報告できればと思っています。よろしくお願いします。


第一回の授業では「カメラの使い方に慣れる」ことが目標でした。まずはカメラの基本的な機能であるホワイトバランス、アイリス(明るさの調整)、ピント、ズームの説明を受けました。

ホワイトバランスとは画面の色味を調整する機能で、これによってナチュラルな色にしたり、赤みがかった色にしたりすることができます。

 次に受講者2名の内、1人が監督兼俳優となってカメラに向かって短い自己紹介をし、それをもう一人がカメラで撮影をし、それを交互に行いました。受講者2人は、監督兼俳優の番では画面の構図やズーム、自分のセリフを一生懸命考え、カメラで撮影する番ではいい映像を撮ろうとがんばっていました。

 最後に2人の作品を全員で鑑賞して第一回の授業は終わりました。

 いい映像を撮るためには、監督とカメラマンの意思疎通がしっかりしていないと難しく、監督がカメラで撮影をする場合は負担が大きくて予想以上に大変だということを、講師の井上先生が仰っていました。映画の撮影では、監督、役者、カメラマンのコミュニケーションがいかに重要かということを勉強しました。

 実際にカメラで撮影して、それがたとえ短くても一つの作品になったときはうれしいですし、構図やピントなど工夫次第でいろいろな作品になるため、カメラは奥が深いと思いました。

 それでは次回もお楽しみに!!


( 下の写真は、実際に撮影している時の様子です。この人は窓からの景色をバックにして自己紹介をすることに決めました。)

2010/3/26 超域文化論(映画)

サイトを公開いたしました。
新年度からレポートを掲載していく予定です。

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