平成22年度_地域文化論(ラジオ番組)

2010/7/23 収録本番!

こんにちは!TAの小川です。

さて7月23日、いよいよ番組の収録がFM PORTのスタジオにて行われました。

収録はひと班ずつ行いました。トップバッターは「ぽっぽ焼き」がテーマのA班です。打ち合わせやチェックを行った後、みんなで「オー!」と気合を入れて、本番に臨みます。

この日、ナビゲーター役のひとりはのどを痛めている様子。声がかすれそうになるなか、ペットボトルを横に置いて頑張りました。途中、BGMが切り替わらないまま進んでしまうというアクシデントがあったものの、その部分から録りなおして、本番収録は無事に終了。「CD何番入りました!」など、リハーサルのときに指摘された声かけも見事に実践されていました。

続いてC班がスタジオに入ります。収録前にナビゲーターさん同士が打ち合わせをしたり、みんなで最終確認をしている様子がとても楽しそうで、チームワークが格段に上がっていることが感じられました。マイクチェックを経て、本番スタートです。こちらも、せりふの途中でBGMの長さが足りなくなるというアクシデントが発生しますが、何とか乗り切りました。また、マイクチェックで問題になったのが「せりふを自然に言う」ということ。表現しづらい部分を何度か練習してから臨み、本番では一発OKでした。「挑戦」をテーマにインタビューを行い、番組をつくってきたC班。メンバーにとっても、番組をつくるという「挑戦」が、ここで実を結びました。

最後はB班です。番組では、「ふるさと」をテーマにした曲を紹介します。しっとりとした曲調が多く、スタジオの中は和やかな雰囲気に。しかしやはり緊張のためか、ナビゲーターさんがせりふをかんでしまいます。ディレクター役のメンバーがブースの中に入って緊張をほぐし、再び収録を開始します。音の素材を出したりQを出したりと、気を配らなければならないディレクターさん。ひとつひとつ指さし確認をしながら作業をこなしていました。番組の企画がなかなか定まらず苦戦したB班ですが、収録では内容も整理され、非常にテンポよくまとまったものに仕上げることができました。

 

このようにして3つの班がすべて、無事に収録を終えました。収録後の控え室では、みなさん緊張がとけてほっとした様子でした。「リハのときよりずっと緊張した!」との声が聞かれましたが、どの班もリハーサルのときより時間をかけず、スムーズに収録が進んだように思います。企画からQシート、原稿の作成、取材、スタジオでの編集作業を経て、何度も話し合いを重ねながら番組をつくりあげてきたみなさん、本当にお疲れさまでした。そして、授業を担当してくださった佐藤先生、田代先生、また協力してくださったFM PORTのみなさん、本当にありがとうございました。

そして今回でこの授業報告も最終回となります。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。読みづらい部分もあったかと思いますが、「ラジオ番組をつくる」という授業の空気を、少しでも身近に感じていただけていたら幸いです。


さて授業はここで終了ですが、今回収録した番組が8月14日(土)22時よりFM PORTでオンエアされます。どの番組も、個性とアイディアの詰まった密度の高い15分です。どうぞラジオの前で、3つの特色あるラインナップをお楽しみください!


2010/7/9 スタジオでリハーサル

みなさんこんにちは!小川です。

いよいよFM PORTでのリハーサルの日がやってきました。これまでに編集したインタビューや音の素材を用い、原稿に沿って、収録本番と同じようにスタジオで通してみます。15分の番組ですが、打ち合わせやマイクチェック、リハーサル後のダメ出しも含め、ひと班につきかなりの時間がかかりました。以下、写真を交えてその様子をご紹介します。

 まずは打ち合わせ。どこでどの素材を使うか、音楽の入れ方やタイミングなどを確認します。

マイクチェックのため何度かナビゲーター役の人にしゃべってもらった後、リハーサル本番です。音楽を調整するミキサー役は佐藤先生にやっていただき、あとの役割はすべて班のメンバーが受け持ちます。ミキサーさん、ナビゲーターさんにそれぞれQを出し、同時に機械の操作もするディレクター役は、特に慣れていないと大変です。違う素材を出してしまったり、Qを出すタイミングが合わなかったりといったトラブルも。別の機械でCDの出し入れをする係の人も、操作に苦戦していました。メンバー全員が場の流れを把握してテンポよく進めることがいかに大切か、そしていかに難しいかがよく分かります。

こちらは控え室。もうリハを終えた班もそうでない班も、改善点の確認、打ち合わせ、今後の予定についてなど、真剣に話し合っています。

再びスタジオです。こちらの班は4人のナビゲーターさんが交互に話をするのですが……交替が間に合わない!という事態が発生。リハを一時中断、マイクをもうひとつ使うことで解決しました。こういった問題も、実際の場所で通してはじめて見えてきます。

ようやく最後の班が終了し、ダメ出しをおこなっているところ。作業を始めてからすでに4時間、着いたときには明るかった空もすっかり暮れて、窓の外には新潟の夜景がきらめいています。みなさん、長い時間お疲れさまでした!

リハーサル後の先生からのアドバイスでは、ナビゲーター役の人の話し方と、全体のテンポに関するものが目立ちました。ナビゲーターさんは原稿を「読む」のではなくて、目の前の人に「伝える」つもりでもっと自然に。そしてディレクターさんがQを出すタイミングに加え、「CD入りました」「まもなくです」など積極的に声を掛け合うことが、緊張感のなかでもスムーズに収録を進めるポイントです。みなさん真剣にメモをとっていました。

さて、次回はいよいよ収録の本番です。来週は授業がお休みなので、本番まではあと2週間。今回のリハで分かったことや改善点をうまく取り入れて、万全の態勢で臨めることを祈っています。頑張れ!

では次回の更新をお楽しみに!

2010/7/2 読み合わせと編集作業

こんにちは。TAの小川です。更新が遅れてしまってすみません。先週7月2日の授業について、報告したいと思います。

先週は先生の前で、ひと班ずつ原稿の読みあわせを行いました。教室で、実際のスタジオでの収録と同じ位置に座り、ディレクター役の人がQを出して進めていきます。15分ぶんを通してやるのではなく、コーナーごとに区切って時間を計り、そのつど先生から話し方や音楽の入れ方についてアドバイスをいただきます。原稿にばかり目が行きがちですが、文字を読みすぎず感情をこめてしゃべる、2人でナビゲーターをやるときには息を合わせる、などが指摘されました。まるでスタジオにいるように、教室には緊張感が漂っていました。

さて本番も近くなり、授業時間以外にスタジオを借りて編集作業をする班も出てきました。写真は先日、FM PORTで作業を行ったC班さんの様子です。

スタジオの機材にも少しずつ慣れてきたでしょうか?

さて次回は全員でFM PORTにお邪魔して、いよいよ収録のリハーサルを行います。授業も残すところあと2回。今まで準備してきた成果を十分に発揮できるといいですね。

それでは次回もお楽しみに!

2010/6/25 試食会!

こんにちは!TAの小川です。

今日は、新潟のB級グルメ「ぽっぽ焼き」をテーマに番組制作を進めているA班のみなさんが、味のランキングを作るための試食会を行いました。事前に自分たちで作ってきた5種類の味のぽっぽ焼きを他の班のメンバーに試食してもらい、点数と感想を紙に書いてもらいます。黒蜜きなこやピザ味など個性的で気になる味ばかりとあって、さまざまなコメントが飛び出し、試食会は大変盛り上がりました。

「あ、これはおいしい」「私はちょっと……」同じ味でも人によって賛否両論。A班メンバーはそれらのコメントを機材で録音し、ランキングとともに番組の素材として使います。どんなふうに編集されるのでしょうか。できあがりが楽しみですね。

試食会のあとは、再び班ごとでのミーティングです。各班とも原稿がだいぶできあがってきており、先生からのアドバイスをいただきながら内容を詰めていきます。ナビゲーター役をつとめるメンバーが原稿を実際に読みあげていき、それに合わせて音楽を流してみたり、時間をはかってみる、話し方を直していくといった場面もみられました。7月下旬の番組収録に向けて、どの班も頑張っています。

それではまた来週!

2010/6/18 番組制作、進行中

みなさんこんにちは!TA小川です。

今回も先生にアドバイスをいただきながら、班での話し合いです。番組収録のリハーサルと本番の日をのぞくと、今回を含めて授業は残り3回となりました。どの班も時間外での活動を積極的に行い、番組制作を進めているようです。

ぽっぽ焼きをテーマとするA班は、新しい味や食べ方の案をみんなで出しあっています。ランキングをつくるため、試食会も行う予定です。

B班は、番組で取り上げる曲決めに難航中。「洋楽って難しい……」

こちらはC班。前回の録音機材をさっそく使って、9人のインタビューをとってきました。先生にも聴いていただき、素材としてどれを使うか検討しています。後日、FM PORTのスタジオを借りて編集作業を行います。

番組の詳細が決まっていくにつれ、読み原稿の内容も少しずつ決まっていきます。前回に引き続き、更新した原稿を班ごとにメールで提出、添削していただくことになりました。取材に編集、原稿作成、曲決めと、いくつもの作業があります。真剣に、でも楽しみながら、進めていってほしいと思います。

次回もお楽しみに!

2010/6/11 読み原稿作成、機材の配布

こんにちは。TA小川です。

先週の授業の後、3つの班がそれぞれできるところまで作成した原稿に、先生がアドバイスをつけてメーリングリストで回してくださいました。箇条書きで書くのか、話す言葉そのままで書くのかといった全体的な事から言葉遣いの問題まで、指摘された内容はさまざまです。今日はそのアドバイスをもとに、引き続き班ごとに原稿を直したり、番組の内容を詰めたりしていきました。

そして今日は、取材で使う機材が各班にひと組ずつ渡されました。

 

これが機材一式です。取材の時には上のかばんにつめて持ち運びます。細かいものもあるので、なくさないように気をつけたいところ。とくに、マイクにかぶせる風よけのスポンジは高価なうえになくしやすいそうなので、注意が必要です。そんなことも含めて、機材の詳しい使い方を教えていただきました。

インタビューをするときは、マイクと口の距離を一定に保たないときれいに録音できません。また、何を聞くのかを事前にしっかりと決め、素材としてどう使うのか考えたうえでインタビューすることが重要だそうです。

実際に機材をいじって録音やインタビューをすることで、音声だけの番組をつくる楽しさ・難しさがいろいろと発見できそうですね。

次回もどうぞお楽しみに!

2010/6/4 読み原稿と機材



こんにちは。小川です。今日は取材で使う機材が届きました!

マイクにヘッドホン、そしてレコーダー。まさに「収録」という雰囲気が感じられます。


とても感度がよくて、小さな音まで拾ってくれます。今後、街頭でのインタビューや取材の録音で活躍することになるでしょう。楽しみですね。

さて今日は録音のときに気をつけることや、マイクの使い方の工夫についての説明の後、原稿の書き方について教わりました。原稿は、読みやすく楽しいものであることが重要。実際にFM PORTで使われている原稿は、話すことが決まっている部分にはセリフが書かれ、フリートークの部分はそれを示す記号のみになっているなど、わかりやすく書かれていました。

後半は班ごとのミーティング。すでにすべての班がQシートを提出し、OKをもらっています。次は原稿をつくり、細かい流れを決めていきます。

こちらはA班。あらかじめ用意してきた原稿の案を、声に出して読み上げています。

音楽番組を企画しているB班は、パソコンでさまざまなジャンルの音楽を聴き、どれを取り上げるか決めています。


C班は、番組で使うBGMを検討中。番組の雰囲気に合った音楽を探しています。

どの班も細かい流れが決まってきて、ラジオ番組らしい作業にとりかかっている様子がみられました。録音したものの編集や選曲には、FM PORTのスタジオを借りることができます。これから課外での活動が増えていきますが、班で力を合わせて、いい番組を作ってほしいと思います。

ではまた来週をお楽しみに!

2010/5/28 取材のルール

みなさんこんにちは!TAの小川です。

番組をつくるにあたって、どの班にも必要になってくるのがインタビューや取材です。今回は授業のはじめに、そうした取材依頼のルールについて教わりました。

街頭でのインタビュー、電話、文書やメールなど、取材をお願いする方法はいくつかありますが、どの方法でもまず大切なのは自分が誰で、何のために取材をしているのかを相手にはっきりと説明することです。失礼のないようにするのはもちろんですが、加えて街頭でのインタビューでは「笑顔」が大事。そしてメールでの依頼には、冒頭に宛名をつけるなどちょっとしたルールも忘れてはいけません。先生が実際に文章例をつくってきてくださいました。番組制作以外にも、役に立ちそうです。

そして今回は、先週の話し合いをもとに手直しした企画書やQシートを各班が事前に提出、それを見ながら先生にコメントしていただき、再び班ごとに話し合いを行いました。Qシートによって、各コーナーの順番や時間の割り振りなど細かいことが決められていきます。番組の構成には、リスナーを15分間あきさせない工夫が求められます。たとえばランキングを発表する際に、1位の発表はどのタイミングにもってくるか。そんなことも考えて、構成を練る必要があります。

談笑も交えつつ、真剣に話し合う様子が伝わってきます。企画が進んできたこともあり、とくに「誰にどう取材をするか」という話題が多く出ていました。もうすでに取材先の見当をつけ、動き出している班もあるようです。うまくいくといいですね!

次回までの課題は、今回のアドバイスをもとにQシートの完成形を提出すること。機材の使い方なども徐々に教わっていく予定です。

次の更新もどうぞお楽しみに!

2010/5/21 番組構成について

こんにちは。TAの小川です。

今日の前半ではまず番組の構成、選曲の仕方、原稿の作り方、取材の心得などについて佐藤先生から説明がありました。オープニング、コーナー、エンディングといった構成の各部分は、リスナーの心をどうとらえるか、内容をどう伝えるか、余韻を残すためにどうするかを考えてつくることが重要。そしてナビゲーターの読む原稿は、読みやすいようにうまく改行をしたり、読み方のあいまいな漢字はひらがなにするなど工夫して書く必要があります。番組作りは、常にリスナーや取材相手、読み手のことを考えて進められていくということが分かりました。

後半では、A班、B班、C班それぞれが提出した企画書の完成形を見ながら、先生からコメントをしていただきます。パワーポイントやワードを使って、それぞれに雰囲気のある3つの企画書がまとまりました。A班はぽっぽ焼きをテーマにした番組の案をさらに突き詰め、B班はトーク番組を改め音楽番組に決定、C班はインタビューが中心の番組をつくります。これらの企画書に対して、時間配分や内容の一貫性について、そして文章の表現など細かい部分についても改善点が出されました。それらを踏まえて、再び班で話し合います。

自分たちの伝えたいことは何で、それはどうやったら伝わるのか。番組の構成を考える上で、軸になる部分です。どの班も奮闘中。

さて来週は、企画書の手直しと簡単なQシートの作成が課題です。Qシートとは、番組の内容を時間ごとに細かく区切って書いたもの。15分という時間のなかにコーナーなどをどう当てはめていくか、決めなくてはなりません。時間外での話し合いも増えてきていると思います。良いアイディアを出しあってまとめられるといいですね。

それではまた来週!


2010/5/14 企画を練る

みなさんこんにちは。TAの小川です。

さて今回はひとまず、3つの班の企画書が出そろいました。と言ってもまだ完成ではありません。作ってきた企画書をもとにひと班ずつ佐藤先生・田代先生から意見をもらい、さらに話し合いを重ねます。企画をひたすら練っていく日となりました。

やはりラジオドラマをやりたいというB班のみなさん。真剣な面持ちです。先生からはドラマとしてつくることの難しさが伝えられますが、果たして決断は?

インタビューをもとに番組をつくりたいC班。企画の細かい部分や落としどころを模索中。

「ぽっぽ焼き」という素材をもとに、やりたい企画について説明するA班メンバー。盛り込みたい内容がたくさんあるようです。

どの班も、自分たちで話し合ったりアドバイスをもらったりしながら、やりたいことを練っていきました。番組として成立するものができるかどうか。それが決まっていく重要な段階であるだけに、先生方から時には厳しい意見も出されました。とくに「つくる側の楽しさ」と「聴く側の楽しさ」は別であるということ。自己満足に陥らないこと。今日の授業のキーポイントでもあります。これから本格的に制作に携わるのだという実感とともに、「人に聴いてもらう番組づくり」へ、教室の空気が徐々にシフトしていくのが感じられました。

いよいよ来週は各班の企画書が完成する予定です。見やすく、わかりやすいように工夫して、内容をまとめることができるでしょうか。

次回も乞うご期待! 


 

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