平成22年度_地域文化論(ラジオ番組)
2010/5/7 テーマを決める
こんにちは。TAの小川です。
今回の授業は班ごとのミーティングを中心におこなって、つくりたい番組の内容を本格的に決めていきました。
まずは班ごとにやりたいことを話し合ってから、一度発表をしてもらいます。
アンケートを取ってランキングをつくる、トーク番組に音楽をはさんでCMもつくりたい、大学の先生にインタビューをしたいなど、おもしろそうなアイディアがいくつも出されました。それぞれの案について佐藤先生と田代先生からコメントをもらい、再び班で検討します。
上の写真は「ガールズトークをテーマにしたい」というB班のメンバー。「シナリオをつくってラジオドラマ風にするのか、それとも自然な会話を収録するのか」が悩みどころです。
先生からのアドバイスに耳を傾けるC班。先ほど三つの案を出していましたが、果たしてどれになるでしょうか?
こちらのA班からは「ぽっぽ焼き」という、なにやらおいしそうな単語が聞こえていて、気になります……
さて、十分に話し合いをしたところでもう一度、まとまった案を発表してもらいました。
A班は、新潟名物「ぽっぽ焼き」をテーマに、他の味と組み合わせたランキングをつくることに。ブログとの連動、というアイディアがおもしろそうです。
B班はドラマ仕立てにすることの難点を考慮して、自然に会話をするトーク番組に決定。
C班は「武勇伝」についてまわりの人にインタビューをし、番組をつくることにしました。
番組の落としどころなどいくつか課題は残るものの、時間をかけて練られた、個性のある企画が出そろいました。それぞれの案についての企画書の作成が、来週までの課題です。企画書は誰にでも興味を持ってもらえるように、番組内容や構成をわかりやすく書くことが大切。テーマが決まり、いよいよ番組制作に向けて実際に動き出そうとしています。これからどんなふうに番組ができていくのか、とても楽しみです。
それでは、また来週!
2010/4/30 番組ラインナップと企画書
こんにちは。TAの小川です。
今回はFM PORTの田代先生から、番組の紹介と企画書の内容について講義をしていただきました。
ラジオ番組の制作をするにあたっては、自分の中に何か伝えたいと思うものがあるかがポイントになってきます。先生ご自身も「子育て中のお母さんの力になりたい」「クラシックとスポーツを伝えたい」という思いをもって仕事をされていることなどを、まずは話していただきました。
ラジオではどんなものが伝えられているのでしょうか。FM PORTは音楽番組だけでなく、スポーツやトーク番組も多いのが特徴です。タイムテーブルを見ながら、実際に放送されているものを聴いてみました。
トーク番組では、普段接する機会のない様々な分野の人の話を、ラジオを通して聴くことができます。また、スタジオではなく街の中から公開生放送をすれば、より多くの人に番組について知ってもらえるというメリットも生まれます。そして土曜の朝の「万葉集をよむ」という番組では、ゆったりとした音楽を背景に、ナビゲーターさんが和歌の解説をします。自然の音などの効果音(SE)も入り、情景が目の前に浮かんでくるようです。この番組は大学で万葉集を専攻したナビゲーターさんが、ラジオでもその魅力を伝えたいと実現させたものだそうで、みなさん、じっくりと聴き入っていました。
このように、世の中に伝えたい!と思うものを番組にするときには、とにかくまず企画書を書かなくてはなりません。実際の企画書やQシートを見せていただき、タイトルやターゲット、放送形態など書く内容について説明を受けてから、先週決まったA~Cの班に分かれて番組のテーマを話し合いました。みなさん一気に緊張がほぐれて、楽しそうにアイディアを出し合っています。さてさて結果は……
「新潟に関係のあるものをやりたい」「ガールズトークをしてみたら」「方言に焦点を当ててみる」など、さまざまな意見が出ました。「現場で働いている人たちに考えつかないような、自由な発想で番組をつくってほしい」という田代先生からのメッセージで、今日の授業は終了となりました。自分達が何を伝えたいのか、どんな番組にしたいのか、より具体的なイメージが固まってきたようですね。
それでは、また来週!
2010/4/23 スタジオ見学
こんにちは。TAの小川です。
さて今回は大学を離れ、中央区万代にあるFM PORTのスタジオへ行ってきました!
さっそく3つの班に分かれて、機材の説明と、生放送の番組の見学を順番にさせてもらいます。今回は佐藤先生と、田代瑞穂先生のお2人に案内をしていただきました。
機材の説明では、先週スライドで見たものがまさに目の前に!マイクの音の切り替えをするカフという装置、声に効果をかけたり音量・音質の調整をする機材、BGMなど音の素材を張り付けてあるコンピュータの画面など、スタジオにはさまざまな機械があります。CDの出し入れや音を流すやり方について佐藤先生からひととおり説明を受けた後、実際に自分たちで操作をしてみました。
音の大きさはフェーダーと呼ばれるつまみで調節します。徐々に音量を上げていくフェード・インではゆっくりと、そしていっきに音を入れるカット・インではこのフェーダーをすばやくパッ!と上げなくてはなりません。いかに早く上げられるか。卓操作の技量が試されるポイントだそうです。
続いて、番組を放送している現場を見学しました。スタジオの上にはON AIRの赤い文字が点灯しています。緊張しながら、番組が進行していく様子を見守るみなさん。
進行の全てをとりしきってQを出すディレクターさん、音を調節するミキサーさん、何時にどんな番組を放送したか記録したり、リスナーのリクエストCDを取りに走ったりと忙しく駆け回るADさん。何人ものスタッフが一緒になって、話し手であるナビゲーターさんを囲んで番組がつくられていきます。生放送の緊迫感とめまぐるしさのなかにも、チーム全体での雰囲気作りが重要であることが伝わってきました。
時間はあっという間に過ぎて、FM PORTでの見学は終了しました。一緒に番組をつくるメンバーが決まり、実際の現場の空気にも触れ、これからの活動についてみなさんますます意欲がわいたのではないでしょうか。帰りのジャンボタクシーのなかでは、学生どうしおしゃべりする姿から、だんだんとお互いに打ち解けてきた様子もうかがえました。
お忙しいなか授業に協力してくださったFM PORTのみなさん、本当にありがとうございました☆
2010/4/16 はじめまして!
みなさんこんにちは!
金曜5限の地域文化論を担当しているTAの小川美緒です。
今回から毎週、授業の様子をこのページで報告していきます。よろしくお願いします。
この授業ではグループでラジオ番組の内容を考え、実際に取材、編集、選曲などを
おこなって制作します。作った番組は後日、FM PORTで放送される予定です。
うーん、どんな番組が出来上がるのか、今からわくわくしますね☆
さて本日はまず、スタジオで使っている機材や日本のラジオの歴史について、講師の
佐藤太紀先生が説明してくださいました。
みなさん真剣に聞いていますね。声の加工をするミキサーや時間を表示する画面など、スライド
で見るととても興味をそそられます。
テレビが普及してからも、常に欠かせないメディアであったラジオ。そんなラジオの特徴といえ
ば画面がなく、音声だけでリスナーが想像力を働かせて楽しむことができる点です。「小説と似
ている」という佐藤先生の言葉に、なるほどなぁと納得。
ではそんなラジオを使って、どんな番組が考えられるでしょうか?授業の最後に、周りの人と相
談しながら考えてもらいます。「音声だけの料理番組」「JRの遅延情報をリアルタイムで!」
など、ユニークな意見が飛び出しました。これから番組を制作するみなさん、どんな内容の番組
ができそうか、考える材料が多く得られた90分でしたね。
さあ、いよいよ来週は万代のFM PORTにおじゃまして、スタジオ見学をさせていただきます。
実際の機材やスタジオを目の前にして、どんな発見があるでしょうか。
次回の報告をお楽しみに!