平成23年度_表現プロジェクト演習(日中文化比較)
2011/7/21 第14 回 講義をまとめ
みなさんこんにちは。今日の授業は図書館のグループ学習室でやります。
まず、7月に聞いた昔話について、分担することを確認しました。
今学期の日中文化比較の最後の講義ですが、実は、授業はまだ終わりません。報告書を作ることにつにいて、この講義の後、もっとグループで相互相談する必要があります。
では、表現プロジェクト演習(日中比較)—昔話を中心に—の授業を受けた学生たちの感想はどうだったのか聞いてみましょう。
「昔話を聞きながら、懐かしい感じがありました!雰囲気がすごい!」
「地元にはそんな昔話がないから、聞いたよかった!」
「見学を通して、テレビだけで見たことがある距離的なもの、実際に見たことがよかった!」
「この授業を受けって、両国の学生はが交流できることがよかった。」
…
最初、皆さんは日本の昔話に興味がなかったかもしれません。しかし、この授業を通して、皆さんの興味が増えたはずです。
4ヶ月という短い間でしたが、これからももっと日本の昔話を学んで行きましょう。
そして最後に、いい報告書を作るために、昔話を伝承するために、一緒に頑張りましょう!
2011/7/17 第12 回・第13回 「調査事前準備と第3回調査」
みなさんこんにちは。
今回の授業は図書館でやります。(7月14日)
今まで、グループに分けて、各組は担当している昔話を検討します。
今回の作業は、主に第3回補足調査をするために、疑問があるところを明確します。
先生は、昔話に関する参考資料を紹介しています。
次は、7月17日に小国町で補足調査したことを発表します。
【第3回調査———昔話補足調査】
日時:平成23年7月17日
参加者:新潟大学人文学部 地域文化論受講生 橋谷英子教授指導 学生21名
会場:長岡市小国町上岩田 養楽館 みんなの体験館
電話 0258‐95‐3161
日程:
9:00 新潟大学 発
10:25~11:25 塚野山 長谷川邸見学
11:40 昼食
13:00~13:30 講話 「村の訪問者」 高橋 実
13:40~14:10 小国の昔話についての質問と意見交換
14:10~16:00 小国の昔話を聴く
(語り手:山崎正治・鈴木百合子)
16:00 会場出発帰路へ
18:10 新潟大学 着
農学部前 集合
出発する時、日本人の学生と中国留学生が楽しんでしゃべる姿を撮りました。
長谷川邸 着
見学中
食事中
囲炉裏を囲んで座って昔話を聞きます。
質問中
質問中
質問中
分からないところ、もう一度録音で聞いてもらいます。
帰る時、鈴木さんのきれいな笑顔を撮りました。
2011/7/7 第11回 『貧乏神』を読む
みなさんこんにちは。
今度の授業で、7月3日に鈴木さんも第6回の「聞いてくらっしゃい語りつくし越後の昔話」(主催:日本民話の会)で語った昔話の『貧乏神とわがまま息子』について、検討しました。
まず、『民話の手帖』(N32 1987 日本民話の会編 国土社)の中で載せている昔話を読みます。
次に、鈴木さんが語った『貧乏神』を聞きます。
学生たちはCDを聞きながら、記録しています。
それから、先生は『貧乏神』という昔話について、まとめます。
次、先輩が作った「お話を語ってくださった山崎さんと鈴木さん紹介」を読みます。先生はその中で出てきた囲炉裏や、昔の暮らしについて一つ一つ丁寧に説明してくれました。
次回、また図書館でやります。
2011/7/3 第10 回 第2回調査
みなさんこんにちは。
予定通り、今学期の第2回調査7月3日にやりました。梅雨の時期、珍しくいい天気。
午前9時00分 新潟大学農学部前 発
午前10時00分 新潟県立歴史博物館(長岡) 着
受付中
チケットを配ります。
常設展覧室へ
解説を聞きながら、観覧できます。
佐渡のノロマ人形
屋根にかけているつらら
昔の駄菓子屋
下駄屋
雪下ろしの風景
米作り
縄文時代の人々
第6回「聞いてくらっしゃい語りつくし越後の昔話」は今日午後1時30分開演します。
場所:アトリウム長岡(長岡市弓町1)
12時00分 昼飯 食事中…
会場
語り手:五十嵐 佐一さん 昭和16年生
人々の笑顔
高橋実先生の特別講話
小国町の鈴木百合子さん
今日は「貧乏神」という昔話を語りました。
15時40分 終了
17時00分 新潟大学着 解散
2011/6/23 第9回 『八石山の弥三郎婆様』
みなさんこんにちは。
今回の授業は、山崎正治さんが語った『八石山の弥三郎婆様』を勉強します。そして、この授業の最後、授業報告を作る際のポイントを勉強します。
まず、先生は最近出版したばかりの一冊の本を皆に紹介しました。
※野上千惠子『ミヨキさんのざっと昔』新潟日報事業社 2011
本の写真・最初のページに載せている写真を、ご覧くさい。
このおばあさんは、昔話の語り手です。今年、101歳になりました。出身地は小国町の隣の村です。守門村といいます。守門村には小国町より森が深いところだと聞きました。もちろん、おばあさんが語った昔話はこの所の人々の生活と深く関係があります。そして、小国町のように雪がいっぱいあるので、出てきた昔話も雪と深く関係があります。
今までずっと元気で子供・若者たちのために、昔話や昔の暮らしを教えてくれています。先生が描いた地図を見てください。ちょっと見えないが…
<守門村図>
この本の中で、山崎正治さんが語った「八石山の弥三郎婆様」ように、「弥三郎ばさ」という昔話が出てきました。あとで私たち聞いた昔話と比較しながら、勉強します。
それから、第2回調査が決まりました。
時間:7月3日(日)
場所:長岡県立博物館
語り手:山崎正治さん•鈴木百合子さん(高橋実先生)??
参加者:この授業の学生(人数未定)
授業報告を造るポイントについて、以下の通り:
①小国町の紹介(歴史)
②語り手の紹介
③写真(語り手)
④類語の紹介
⑤話の分類(AT・日本昔話)
⑥話の中に出てきた「もの」の図説明
学生たちは去年先生が作った授業報告書は読んでいます。
今年、私たちは自分でやてみましょう。
それから、残っている時間は『八石山の弥三郎婆様』を勉強しました。
学生が昔話を読んでいる姿を見てください。
じゃ、7月3日の第2回の調査、お楽しみに!
2011/6/9 第8回 検討講義
みなさんこんにちは。
山崎正治さん•鈴木百合子さんが語った昔話について、日本語でもう大体記録しました。今度、中国語で訳するために、中国留学生が理解しにくい部分とか難しい方言が付けている部分を、日本人の学生と一緒に検討します。講義は附属図書館2階のラーニング・コモンズの中でやります。
パソコンの机に「予約あり」が書いています。
まず、先生は全員を五つグループに分けます。
第1組:『蛇のくれた赤い巾着』
第2組:『臆病とっつあとぽん太郎』
第3組:『くさかった』
第4組:『婆皮着た娘』
第5組:『座頭坊の夫婦づれ』
学生たちはそれぞれ担当している昔話によって、自分が所属するグループに座ります。
では、授業が始まります。
検討中…
記録中…
先生が指導中…
文献捜査中…
授業、そろそろ終わります。時間が短いな…
6月16日は休講です!また、お楽しみに!
2011/6/2 第7回 「蛇のくれた赤い巾着」
みなさんこんにちは。
今度の授業は、第一回調査で山崎正治さんが語った「蛇のくれた赤い巾着」についてです。
まず、この話と同じタイプの「犬と猫と指輪」の岩手県の話を読みました。(日本民話の会『ガイドブック日本の民話』講談社)
この昔話について、まず皆さんに紹介しましょう。
むかし、子供たちにいじめられていた小犬を、爺が買い取って帰りました。犬はもとからいた飼い猫と仲よくなります。爺は世にも珍しい「こげら玉」という玉を持っていました。これは、爺が大事に育てていた白蛇が残してくれた宝で、毎日一つずつ黄金を生み出します。爺は、この黄金をもとに呉服屋を始めますが、番頭にその玉を盗まれてしまいました。すっかり貧乏になった爺から暇を出された犬と猫は、恩返しに宝の玉を探しにでかけます。そして、力を合わせて、悪い番頭の店に潜り込みました。猫は、ネズミたちをおどし、奥のたんすにかくしてあった玉を盗みださせ、犬と一緒に逃げだします。途中、犬が猫を背中に乗せて大きな川を渡りますが、猫が口を開けて、玉を川の中に落としてしまいました。犬と猫は、「せめてもの爺へのみやげに」と、魚屋の店先から生きのよい大きな魚を盗んで帰りました。ところが、その魚の腹から「こげら玉」が出てきて、家はまた繁盛し、犬と猫もともに栄えました。
それから、また前回に続いて、CDで山崎正治さんの話を聞きました。
この昔話について、留学生たちの方は分からない所があるだろうか?ここで、ある留学生は手を上げて質問しました。
「一升枡」はなんですか?「巾着」「絵巻物」は…
先生の方が答えていきました。「一升枡」は一升の量を容れる枡です。「枡」、もともとはお米とかの分量を計る器です。普通は木製また金属製で方形または円筒形です。
昔話の中で出てきた言葉を、先生がホワイトボードに書いて説明しています。
また、山崎さんのお話に出てきた「神棚」について、日本人の学生たちに聞きましよう。
答えはほとんど「家の中である」です。「仏壇」も同じです。「神棚」と「仏壇」は日本の普通の生活の中で、今よく残っていることが分かりました。
それで、先生は日本の昔話の特徴を分析しました。
最後の宿題、今度は留学生だけがありますね!CDで記録した昔話を中国語に訳することです。
今度の授業、場所が変わりました!どこだろうか?今はまだ秘密ですよ…お楽しみに!
2011/5/26 第6回 「うば皮」と「お盆」
みなさんこんにちは。
小国町で聞いた昔話を記録することは、宿題として学生たちは続けてやっています。
授業する前に、先生がお勧めしたい本が二冊あります。次の通り:
※稲田浩二・小澤俊夫編『日本昔話通観10新潟』 同朋舎 1984
※日本民話の会『ガイドブック日本の民話』講談社
日本の昔話に興味がある人は、この二冊本を探して読んでください。
この二冊の本の中で、山崎正治さん・鈴木百合子さんが語った昔話と似ている話が幾つもあります。例えば、「うば皮」「姥皮」「犬と猫指輪」など。今回の講義では、先生はまず「うば皮」を紹介しました。
この昔話の中で「お盆」が出ていました。お盆は先祖様の祭りです。日本では最も大切なお祝いの一つとして、皆さん必ず知っていると思います。いつやっているのか、皆さん知ってていますか?地域によって、七月があるし、八月もあります。中国では、中元という祭りがあります。日本のお盆と似ている祭りです。
ハルビン(中国の北方にある)から来た留学生の話を聞きましょう。「よく分からない」「今やってない」と言いました。私は中国の南方から来ました、うちの所では大切なお祝いとしてよくやっています。なぜならば、地域によって違うかもしれませんと思います。
先生は何を配っていますか?前回の宿題、二、三人もう完成しました。完成した部分はまず皆に配ります。
日本の昔話、またお楽しみに!
2011/5/19 第5回 小国町の見学について
みなさんこんにちは。
今日の講義では、5月15日の長岡小国町の見学について、学生たちの感想はどうなのか?深く印象が残っているのはなんでしょうか?山崎正治さん・鈴木百合子さんが語った昔話について、分かるかな…じゃ、聞いてみてください。
チグラ・カマ・スカル…観音堂に展覧している「地域の宝」、みんなよく覚えていますね!
中国留学生は「昔話について、よく方言が出てきましたので、特に鈴木百合子さんの方が理解できないところが多かったですけれども、理解できる部分がすごく面白かった」と言いました。
日本人学生は「山崎正治さん•鈴木百合子さんは学生たちのために、ゆっくり語っていて、すごく工夫していたことが分かる」と言いました。
じゃ、当時録音して作ったCDでもう一度聞きましょう!
学生たちは聞きながら真面目に記録しています。
今度、どうでしたか?大体分かったかな…
日本人学生たちだけの宿題:一人づつ配って、一段一段丁寧にCDを聞きながら、書いてみてください。
留学生たちの宿題はありませんか?次回、また次回…今まだ分かりませんから、でも、ちょっと待ってください!
2011/5/15 第4回 小国町の見学
みなさんこんにちは。
TAの毛久燕です。
小国町はどこにあるのか、みなさん御存知ですか?御覧ください。
午前8時50分 新潟大学農学部前 集合
午前9時00分 出発
今の時期、長岡ではチューリップはもう咲いていなかったのですが、晴れやかな良い天気でした。みんなお楽しみに!
ほら、学生たちはわくわくしています。
小国森林に入りました。神秘な森林、神秘な町、昔話が生まれたところ。
10時40分 法末自然の家「やまびこ」 着
大橋昭司さんは法末自然の家「やまびこ」について紹介します。
この場所は統合で廃校となった法末小学校を地域活性化の拠点とするため、青少年共同宿泊施設として整備して生まれました。自然とのふれあい、自然の中での四季を通じた体験活動、合宿、クラブ活動、グループ学習などで協調性や創造力、実行力を養う場として、日帰り・宿泊と対応可能な施設です。
この施設は、平成18年度より指定管理者制度を導入しています。
マヨネーズを付けている美味しい山菜。 「やまびこ」で食事を用意しているおばさんは「みんな、よかったら、食べてみてください!」と言いました。
中越地震の時、ここでは大変な被害がありました。今も残っている写真。
観音堂:町の展覧室
昔、お菓子を作る型
学生たちは注目しているのは「ちぐら」といいます。今は猫にとって快適な住いだけど、昔は農家で使われた子守りのためのゆりかごです。
12時05分 昼食場所
昼食:かつどん
みんな、いただきます!
13時20分 公民館着 ここで昔話を聞きます。
公民館の向うの観音堂 畦道を通って行きます。
語り手:山崎正治さん•鈴木百合子さん
高橋実先生
山崎正治さんは夢中で昔話を語ってくださいました。
去年聞いた昔話の中で出てきた植物、鈴木百合子さんはわざわざ持ってきてくださいました。すごく感動しました。
ノノスケ
根っ子の形
戻る前に全員で揃って、記念写真を撮ります。終了
17時30分 新潟大学着 解散