平成23年度_超域文化論(サウンドトラック制作)
2011/9/30 第五回目 最終合同発表会
五日間がんばり続けて、いよいよ今日の最終発表会を迎えました。今日の発表会は授業「メディア・表現文化実習B」との合同発表会です。知らない学生、先生方がたくさん来るので、いっそう緊張しますね~~~~
(`-д-;)ゞ
4時半に、合同発表会が始まりました。まず、番場先生(会場の電気係も兼ねて(#^.^#))から合同発表会の説明がありました。
続いて、高橋先生から、サウンドトラック制作の授業について簡単な説明がありました。
本番の発表が始まりました!!(●o≧д≦)o頑張れェェェ♪
発表はまずAグループから始まりました。音をデザインした作品が流される前に、ひとりずつ作品のタイトルや創作意図を説明します。
Aグループ全員の作品を放映した後、Aグループが音付けたをしたもとのビデオを作ったCグループから、ビデオを作ったときの素材である詩を朗読があり、さらにビデオを作った際のコンセプトの説明がありました。
Bグループから作品のタイトルや創作意図を説明
Dグループから詩の朗読及びコンセプトの説明
Cグループから作品のタイトルや創作意図を説明
Aグループから詩の朗読及びコンセプトの説明
Dグループから作品のタイトルや創作意図を説明
Bグループから詩の朗読及びコンセプトの説明
今回先生が4グループのために選んだ詩は青森出身の寺山修司の「種」と「あなたに」、福島出身の草野心平の「猛烈な天」と「ぼんやりの街道」。それらの詩を通して、「東北がんばれ!」の気持ちを託しているそうです。
詩をもとに作られたビデオは、詩を知らないまま付けられた音楽が加わることによって、ホラー映画になったり、ラブストーリーに変化したりしました。音の力が本当に大きいですね!
全員の作品が流されたあと、高橋先生と番場先生からコメントがあり、みんなが短い期間に優れた作品を作り上げたことを高く評価していただきました。
少し休憩をして、授業「メディア・表現文化実習B」の発表が始まりました。その授業はドキュメンタリー映像を作る授業です。担当の先生はテレビ局で働いている経験が豊富の大内斎之先生です。みんなが「志(こころざし)」というテーマで2分間のドキュメンタリーを撮りました。
みんなの作品を発表した後、先生たちからいろいろコメントをいただきました。
実は私はその二つの授業の両方でTAを担当していました。みんなが作品を創作していたときの努力、情熱、協同力に感動して、今日発表会が無事に出来たことがとてもうれしいです。v(*´>ω<`*)v━━━ッ!!機械や音源提供などでご協力いただきました鈴木正美先生、北村順生先生、どうもありがとうございました!!
この授業に参加された皆さん、本当にお疲れ様でした!
2011/9/29 第四回目 編集がまだまだ終わらないです
作業も大詰めです。今朝は授業が始まる前から、何人かもうすでに教室にきて、音の編集作業をはじめていました。
早くきた学生たち
具合が悪い人も (´;д;`)ウッ…
先生からアドバイス
音の編集作業が進むに伴い、いろいろな問題もどんどん浮かび上がってきました。例えば、ビデオ作品にぴったりな音源がなかなか見つからないこと、あるいは、ビデオ作品に自分がイメージした音をつけてみたものの、出来上がった作品が自分の予想と異なり、ギャップが生じる場合があること、さらには、付けておいた音源が急にファイルからなくなるなどパソコンの問題も出てきました。先生はみんながであった困難にアドバイスをします。
どんな問題に出会ったかなぁ~(。・´д`・。)
パソコンの台数が少ないので、みんなは順番をきめて交代しながら音の編集作業を続けています。そして、進んでいる人が遅れているメンバーを手伝ったりもしました。
授業の終了時間は近づいてきましたが、音の編集はまだまだ終わらないようです。授業時間が終わったあとも、各自の作業の進行具合によっては、居残りたい人は残って、作業し続けていました。
困ってますね~~
みんなの進行具合
あしたはいよいよ最終発表会です。どんな作品ができるのか、とても楽しみしています!!
2011/9/28 第三回目 録音と音の編集
TAの劉です。
授業の初めに、昨日の宿題として、昨日みんなが交換したビデオを家でみてきて感想を述べあいました。音なしのビデオだとストーリー性が弱いので、コンセプトを考えるのがとても難しいとか、音なしのビデオを見ていた時、ついつい音量を上げてしまったとか、私たちが意外に聴覚に頼っていることを、みんなが改めて実感していたようです。
続いて、録音の段階に入りました。音の素材としては、様々な音を収録した著作権フリーのCDや著作権フリーの音源のサイトを利用するほかに、さまざまな小道具を使って自分で音作りもします。
音源CD。なかには地獄の門の音源(!!)もあります!
小道具
本番の録音を始める前に、高橋先生から録音をするときの注意がありました。例えば、録音機がとても敏感なので、取材したい音だけでなく、周りの雑音も拾ってしまうことがあるとか、空間によって、響きが異なるため、意外にいい効果がでることがあることなどです。
説明を受けた後、みんなで音のロケーションをはじめました。戸外で水の音や足音を録音しに行く人もいますし、教室の中で音を録音する人もいます。
器械説明
三脚も!!
風よけも!
プロな録音機
ロケーションしに行くみんなさん
水音を撮っています。大変ですね!(●o≧д≦)o頑張れェェェ♪
ごごからずっと使用中になっていた録音室
その後、取材してきた音をパソコンで読み込んで、聞いてみました。
プロな編集者~~
みんなが気づいたのはイメージした音と実際にとれた音の間にギャップがあること。しかし、時には、予想しなかった興味深い音もとれていることもあります。録音機のマイク位置を変えるだけで音が違ってくることも、みんなには印象深かったようです。
午後の授業では、音の編集が始まりました。まず、パソコンで、音なしのビデオを五つ複製し、ビデオの最初と最後に黒い画面を挿入して、最初の画面に各自の名前を入れました。
次は、MACの中にあるサウンドデザインソフトについての学習です。ビデオへ音の入れ方、素材として使いたい音の長さの調整、二つの音の重ね方、音のボリュームの調整、ループの入れ方など、いくつか面白い機能を実際に操作してみました。
そして実際の編集作業です。パソコンの台数が少ないので、順番をきめて交代しながら音をつけていきます。その間、各自の作品のコンセプト、音のデザイン、音を編集するさいの問題などを各自先生と相談して、先生からいろいろなアドバイスをもらいました。
音の編集には時間がかかります。授業時間が終わった後も、何人かの学生は居残って作業をつづけていました。明日はいよいよ大詰めに近づいていきます。
では、次回をお楽しみに!!
2011/9/27 第二回目
TAの劉コウです。
今日の授業の内容はビデオの編集です。まず、昨日の宿題として各自が考えてきた10のショットの順序をグループ内で発表し、その理由を述べ、全員で討議しながら、各グループで一番適切と考えられるショットの順序を決めました。
続いて、ビデオ編集の段階に入ります。この授業ではMACのパソコンを使って、編集、サウンドデザイン作業をしますが、みんなが全部Windowsユーザーだったので、MACに慣れるまで時間が少しかかりました。
各グループは、美術的な面からみたシーンの選択、各ショットの秒数の長さの調整、イメージのコントラストなどについて相談しながら、編集を行っていました。編集中は、できるだけグループの全員が実際にソフトウェアを操作する機会を持てるように意識しています。
先生からアドバイス
何かおもしろいことを見つけたかなぁ~~ァ ‘`♪ヾ('∀'o)ノ
先生たちも興味津々ですね~─ヾ(*≧∀≦*)ノ━━━!!!
全員はビデオ編集に集中しています
こうして映像の編集作業が終わりました。次は各自が音をつける番ですが、自分たちが作った映像とは違う映像に音をつけることになります。アミダくじで、グループAとグループC、そして、グループBとグループDがビデオを交換することになりました。
つづいて、サウンドデザインに関する文献が配られ、音の機能について、説明をうけました。
◆ビデオ作品では、実際の映像より、声、ナレーションのほうが観衆の注意を引くこと。
◆音楽は背景として、映像作品で大きい役割を果たしていること。映像作品で各シーンから受け取られる感情通りに音楽を入れるのはもちろん一つの方法ですが、時には、状況を無視して音楽を入れたり、逆効果と思われる音を入れることによって、映像がもっているもともとの感情をより浮き上がる効果もあり得ます。
◆ショットとショットを円滑に繋げるために音が果たしている役割の重要性。
こうした音声デザインの考え方を身につけることによって、より興味深いサウンドデザインになるのではないでしょうか。
続いて、音のボキャブラリーを広げるために、フランスの現代音楽の作曲家ピエール・シェフェール(Pierre Schaeffer 1910-1995)が紹介されました。シェフェールは具体音楽の創始者で、音を出すすべての物体の分類を試み、新しい音楽表現の可能性を追求しました。彼の考え方に従って、教室の中で一つの物体をつかってさまざまな音を出す練習をしました。
傘の音
窓を開けた音
その練習を通して、音が秘めているエネルギーを、みんなは改めて実感していたようです。
視覚に頼らずに、目を閉じて、耳だけで抽象的な音と具体的な音を味わう練習もしました。
今日の宿題は、交換したビデオをよく観て、どんな音をつけるか考えてくることです。
では、次回をお楽しみに!!
2011/9/26 第一回目
こんにちは。今回超域文化論(サウンドトラック)のTAの担当となりました劉コウと申します。よろしくお願いします。
この授業は、ビデオ映像の撮影、編集、サウンドトラックデザインを通して、映像表現において、聴覚要素は、いかなる視覚要素に影響を与えるかについて探る授業です。そして、授業中の共同作業、個人作業を通して、協同力、対話力を涵養することも授業の目標になります。
担当の先生は今カナダに在住のアーティスト高橋幸世先生です。授業の最初に、各自の所属、いま気になっていること、ハマっていることについて簡単な自己紹介をしました。アルビレックスが勝てるかどうかとか、天気は大丈夫かとか、いろいろです。(^ω^)
続いて、高橋先生から授業内容の説明がありました。この授業では共同作業+個人作業を行うため、20人を4つのグループに分けます。
そして、ぞれぞれのグループに異なる詩を配り、その詩から感じたことをもとに、まずは音声なしの10ショットが含まれる2分間のビデオを撮影し、編集します。
その後、編集されたビデオはほかのグループのメンバー一人一人によって、それぞれにサウンドがつけられます。つまり、一つのビデオに五つの音つきバージョンができあがることになります。詩の内容は内緒なので、各自のビデオ解釈の違いによって、そこにつける音声が違ってくることが予想できます。
どんな映像ができるのかを楽しみですね!!。(^ω^)
ビデオを撮影する前に、耳のためのエクササイズをやりました。みんなは目を閉じて、聞こえた音を紙の上に書きました。
息の音、隣の人の口の音(!!)まで、みんなは普段、あんまり気づかれていない音を改めて感じました。
また、紙を使って音を出す練習、目を閉じて、体で音を出す練習、口から声を徐々に出す練習など、音と視覚、音と体、音と空間のエクササイズもやりました。
続いて、最初に音なしのビデオを、そのあと、同じビデオの音つきバーションをみて、両者を比較しました。音なしのビデオは抽象的で、ショットの変わり目が分かりやすく、そして長く感じることに対して、音付けたビデオはストーリー性が強く、連続性があるなどの感想をみんなが話しました。
次に、ビデオを撮影する素材として、詩が配られました。各自がそこから感じた五つの情景を紙に書きます。
みんなは真剣に詩を読んでいます
詩から感じたことを述べています。
すべての感覚を使って、自分のビデオで使える題材を探すのが、昼休みの宿題です。
昼休み後、各グループ25件の中から10件を選択して、映像にする10ショットを決めました。グループごとにこれから撮影しにいく場所、カメラワークを決めた後、いよいよ本場のビデオ撮影が始まりました!!
監督が撮影企画について述べているそうです~
カメラマンと女優さん (ストーカーではありませんよ!!)
何を撮っているかなぁ~~~↓↓↓↓
悲しい後ろ姿だそうです~
最後に、みんなは今日一日の授業を振り替えるポートフォリオを記入。
今日の宿題は、今日撮影した10ショットをどのように順番で並べるか、各自考えてくることです。
では、次回をお楽しみに!!(^.^)
2011/4/8 ごあいさつ
これから、このブログに毎回の授業の様子を報告していきます。
よろしくお願い致します。