平成23年度_表現プロジェクト演習(フランス人留学生と新潟発見)

2011/12/22 最終回!

こんにちはTAの丸山です!10月から始まったこの授業も今日でいよいよ最後です!!

今日はパンフレットの仮印刷ができたので、誤字脱字や追加する点がないかなど最終チェックを行いました。

左の校正記号プリントを参考にしながらいざチェック開始!

一斉にページをめくる瞬間を捉えました(笑)


それでは気になる中身をご紹介!!

最初は留学生の紹介でこれはヴァネッサのページ。ピンクで女の子らしいデザインに工夫してありますね。

以前フロールとアントニーに発表してもらったナントの町の紹介はこんなページに仕上がりました^^

古町探検で留学生たちの注目を集めた「タヌキ」や「金剛力士像」のページ。

おっ。このシブいページは私が作った北方文化博物館の紹介です(笑)

最初はなかなかコミュニケーションがうまくいかなかったけれど今はもうバッチリ!

完全にカメラを意識してます(笑)

これまでの授業を振り返っているのでしょうか。


いかがでしたか?カラフルでなかなか素敵なパンフレットができたと思います^^

古町探検や北方文化博物館の訪問、ナントとボルドーを新潟と比較したり留学生の疑問をみんなで解決していったり。この3ヶ月間をぎゅっと凝縮して一つの形として残すことができました。

私はTAという立場でこの授業に参加しましたが、学生たちと一緒になって考えたり発見したりすることはとても楽しかったです。故郷である新潟とフランスという異文化を一度に学べる貴重な授業になったと思います。このブログも最後になりましたが、お付き合いいただきありがとうございました!!

2011/12/15 歴史と伝統が与えるイメージ

こんにちはTAの丸山です^^ただいまパンフレット作成中です!!

前回は各自が作成したページを見て修正箇所などを話し合いましたが、今回も修正後のページを再度みんなで確認しました。

今はすでに印刷段階に入っていて次回は一冊目が刷り上ってくる予定なので楽しみですね♪

残りの時間では授業の最初でも行ったフランス人留学生の持つ日本のイメージと日本人学生の持つフランスのイメージをイラストにして意見交換をしました。

この授業は10月から始まりましたが、2ヶ月半経った今、学生たちの持つイメージはどのように変化したのでしょうか?

☆Floreの描いた絵です。彼女が日本で好きな場所を聞いたときはドンキホーテと言っていて、可愛いキャラクターやマスコットなどを挙げていたのに、日本のイメージとなるとこのような伝統的な絵を描くところが面白いですね。

☆Anthony画伯!! 前景にお寺などの伝統的な日本、後景や右手に山や木などの自然、真ん中に近代的な街並み。日本は伝統的なものと近代的なものと自然が渾然一体となっているのだそうです。

Adelineは、日本に来る前は日本料理と言えばお寿司のイメージでしたが、今は天ぷらやカツ丼などより庶民的な食べ物のイメージになりました。新潟の気候が雨が多く風が強い様子も描かれていました。

Vanessaは、日本に来てから日本人はグループ行動が多く、カラオケや飲み会が好きだということに気づきました。また、TPOに見合った礼儀や振る舞い、服装など社会的なルールがたくさんあり、それは日本の美しさだと言っていました。様式美のようなことでしょうか?

日本人学生たちは、やはりワインやパン、パティスリーのマカロンなどのお菓子といった定番のイメージが多くありましたが、日曜日はスーパーが閉まるので家族団欒でゆっくり食事をすることを留学生から教えてもらい、家族でテーブルを囲んで食事をする風景を描いている人もいました。あとは最近の日本ブームで日本アニメを好むオタクたちの姿を描いた人も(笑)フランスのアニメは子ども向けしかありませんが、日本アニメは子ども向けも大人向けもあるから世界中でオタク文化に人気が出たのではないかという意見がありました。

それぞれの国のイメージは留学生も日本人学生もものすごく大きな変化があったわけではありませんが、それまでの漠然としたイメージよりもさらに現実生活に近いレベルでの異文化交流ができたように思います。それでもやはり典型的なイメージを描く人が多いのは、歴史と伝統が与えるイメージの影響力の強さを物語っていると言えます。

次回はパンフレット(仮)が届く予定。それと授業の後にクリスマスパーティーをやります!!\(^o^)/ヤッター

2011/12/8 授業パンフレットの作成

こんにちはTAの丸山です(^o^)/ この授業もいよいよまとめの段階に入りました。

今回作成するパンフレットの目的は、「比較文化の視点で新潟を捉える」、「フランス人留学生が捉えた日本人が普段は気づかない新潟の顔を知る」ことです。

編集の方針

1.編集を担当するページを責任を持って構成する

2.自分の目で捉え、自分の言葉で書く

3.わかりやすく、楽しめる文章

4.写真と文章を組み合わせる

5.読者は高校生、大学生、一般社会人であることを意識する

内容

・留学生の紹介

・留学生の出身地の紹介

・ナントとボルドーの二つの都市と新潟の比較

・古町探検

・北方文化博物館訪問

・日本人学生の紹介

以上を予定しています。

今日の授業では各自が作成してきたページをスライドに映して、みんなで意見を出し合って推敲しました。

☆これは留学生の紹介ページ。Wordを使っています。

☆Anthonyが作ったナントの紹介ページ。センスが光ってますね~^^

☆フランスと日本の家を比較しているページ。見切れちゃいましたが「フランスと日本の家」と書いてある下に日本の家の説明が書いてあり、目で見て分かる比較のレイアウトになっています。

みんなの持ち寄った原稿ページを見て気づいたことは、レイアウトや文章と写真の量にバラつきがあり統一感がないことでした。私は北方文化博物館のページを担当していますが、文章もデザインもお堅いと指摘を受けてしまいました(笑)パンフレットという性質をふまえると見出しを作ることで簡潔に内容を示し、なるべく短いフレーズと写真で説明することが必要ですね。フランスや新潟のことをよく知らない人たちにもわかりやすくすることが大切だと思いました。

来週も引き続きパンフレット作成です。印刷業者さんを呼んでさらに具体的なデザインを考えていく予定です。

2011/12/1 留学生の日常生活

こんにちはTAの丸山です^^前回のAnthonyの発表に引き続き留学生の日本での生活について発表してもらいました。

Adeline(アデリーヌ)

日本に来て変わったこと、気づいたことは?

・パーティーへの参加や買い物に行く機会が増えた。

・たくさん歩いたり野菜をよく食べるようになったので健康的な生活をしている。フランスにいた時はジャンクフードが多かったらしい。

・区役所や銀行などの手続きが効率がよく早く終わる。フランスでは1~2時間待たされるのが普通。

・大学から古町、万代などの中心街までの距離が遠い。

・初めてスーパーに行った時、一つの物に対して種類が豊富なためどれを買ったらいいのかわからず二時間もかかった。親切なおばあさんに話しかけられてどれを買ったらいいか教えてもらった。

お気に入りのお店は「カフェ・マルグッタ」

大学の近くにある「カフェ・マルグッタ」はジャズやシャンソンが流れるレトロな雰囲気のカフェ。去年来ていた留学生が書いたフランス語のメニューも置いてあります。

☆カフェの隣りには床屋さんもあります

☆フランスのカフェを思わせる落ち着いた素敵な内装

☆シフォンケーキがおすすめ!!


Vanessa(ヴァネッサ)

Vanessaが好きな場所もやはりカフェ。ボルドーにいた頃も大学の授業が終わると必ずカフェに行っていたそうです。

彼女のお気に入りのお店は大学周辺でも一番歴史が長い「カフェ・ウエスト」。カレーライスが美味しいお店でテレビや雑誌でもよく見かけます。店内には絵本や美術関係の本が置かれています。

☆おフランスな佇まい

☆カフェ・ウエストはフランス語でcafé ouestとも書かれていて、「西区にあるカフェ」という意味ではないかという推測。

☆このカレー絶品です!!

☆Vanessaはネックレスが好きで、写真のようにチェーンが長く、トップが少し変わっているものをコレクションしているらしい。彼女の誕生日には色々なネックレスをプレゼントされるそうです^^この日付けているコームとハサミも珍しいですよね♪

・海が好き

Vanessaが新潟大学を選んだのは日本海がすぐ近くにあるから。10月に日本に来たのでもう海のシーズンではなかったけど、すでに4回海に行っているそうです。ボルドーから一番近い海辺はアルカッションですが車で一時間以上かかります。パステルカラーの別荘がたくさん並んでいていかにもリゾートな雰囲気なので新潟の日本海とはまた違った趣があります。

・enfant huître

Vanessaは中学校の図書館で見つけたティム・バートンの絵本“enfant huître”(牡蠣の子ども)が大好き。いくつかのショートストーリーから成っています。日本では『オイスター・ボーイの憂鬱な死』というタイトルで出版されていて、一般的に大人向けの辛口絵本と評されているようです。ティム・バートンの映画も好きで『シザーハンズ』や『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』などの話も出ていました。


Flore(フロール)

Floreはなんと新潟駅南のドンキ・ホーテに行ってきました!! 何でもあって何でも安い日本人が大好きなディスカウントショップですが、留学生にとっては日本のポップでカラフルでもの珍しいものがぎゅぎゅっとつまったようなお店。

☆かぶりものが大好きなご様子

☆マスコットキャラクターの豊富さはやはり日本が一番。フランスでもハロー・キティは「えろきち」と呼ばれ大人気です♪(フランス語でhは発音しないから)Floreも日本は「カワイイ」がいっぱいの国とよく言っていて、最近はマイ・メロディのイヤー・マフをしていますよ^^

☆炊飯器と加湿器。日本人からすれば見慣れた電化製品ですが、フランスには存在しません。この色とりどりの派手な値札や宣伝シールや、店内を流れるオリジナルソングなんかも日本特有のセール方法ですね。

☆2階にあるゲームセンター。日本に来たらやはりプリクラを撮るのが留学生の憧れらしい(笑)ゲームセンターもフランスにはありません。以前はあったけど犯罪が増えてなくなってしまったという話を聞いたことがあります。


日本に来て3ヶ月経った留学生たちの日常生活はいかがでしたか?お気に入りの場所もそれぞれの個性が現れていて興味深いですね。

次回はパンフレットの原稿を持ち寄って具体的にどのような構成にするかを話し合います。

2011/11/24 フランスと新潟の比較/留学生お宅訪問

こんにちはTAの丸山です!!今回は先週留学生たちが発表した出身都市のボルドーとナントの紹介を受けて、ボルドーとナントと新潟を比較した日本人学生の発表から始まりました。そして後半は留学生の日本での様子を知るということでAnthonyのアパートを訪問してみました♪

ボルドーと新潟

・新潟は運賃が高い?!

まずボルドーと新潟の交通機関について。新潟の主な交通機関は新潟交通のバス、JR、ベロタクシーとレンタサイクルがあり、ボルドーはTBC(Tram et bys de la Cub)*Cub=communaute urbaine de Bordeauxというボルドー都市共同体がトラムという路面電車とバスの両方を運営しています。運賃を比較してみると新潟の交通機関はとても高いです。新潟のバスの初乗りは最低でも200円でTBCのバスは初乗り最低1,40€なのでそれほど差はありませんが、定期になるとTBCの方が断然安くなります。というのも、TBCの年間パスは195€(約二万円)でバスもトラムも乗り放題でICチップの入ったカードをピッとかざすだけでいいのです。しかし新潟はバスと電車それぞれの定期を買わなければならない上に値段も高いので通勤や通学にバスと電車を使う人はかなりの出費になってしまいます。例えば新潟駅から新潟大学前駅までですと、バスの一ヶ月定期は16,560円、電車の一ヶ月定期は6,930円です。電車やバスの運賃が安くなれば大学生がもっと街の中心地へ出かけやすくなって街が活性化するのではないだろうかという意見も出ていました。このようにボルドーの交通機関は安くて便利なのですが、ストライキが頻繁に行われるという難点があります。新潟というか現代の日本で公共交通機関のストライキはやらないのが普通ですが、フランスでは本当に頻繁に、しかも突発的に行われるので待ち合わせや大事な用事があるときは困ってしまいます。私もフランスにいた頃何度もストライキのおかげで歩いて帰った記憶があります(笑)その点日本の交通機関は発着時刻も正確でストライキもなくて安心ですね。

・高温多湿な新潟、昼が長いボルドー

1月~3月の新潟は平均最高気温6℃、平均最低気温0℃なのに対し、ボルドーは平均最高気温13℃、平均最低気温3℃でボルドーの方が冬は暖かく雪も降りません。7月~9月の新潟は平均最高気温27℃、平均最低気温22℃で、ボルドーは平均最高気温24℃、平均最低気温14℃で新潟の夏は蒸し暑くボルドーはカラッとした暑さです。年間降水量は新潟が1775ミリメートル、ボルドーが984ミリメートルということからも新潟はとても湿度が高いことがわかります。また、日照時間はボルドーの年間平均日照時間が2000時間で地中海と大西洋沿岸地域を除けばフランスで一番の長さです。サマータイム期間に含まれる4月~9月頃までは本当に昼が長く、22時頃にようやく夕焼け空という具合なので、慣れない頃はいつ夕飯を食べたらいいのだろうと調子が狂ってしまいました。これに対し、新潟の年間平均日照時間は1521時間で日本の中で45番目に短いです(泣)今の冬の時期は5時頃でもう真っ暗ですよね。

ナントと新潟

前回のナントの紹介ではイベントに関する発表があったので新潟のイベントについて調べてくれました。まず、2009年1月31日に新潟市とナント市が姉妹都市になったことからラ・フォル・ジュルネが新潟でも開催されるようになりました。(詳しくは前回の記事参照してください!!)

・新潟ジャズストリート

ラ・フォル・ジュルネはクラシック音楽のイベントですが、新潟ではジャズのイベントもあります。2003年から1月と7月の年2回開催されるジャズストリートです。地元のお店やコンサート施設、古町モールなど様々な場所がライブ会場となり、地元ミュージシャンや遠方ゲストを招いて演奏を繰り広げ、新潟が「音楽の街」になります。このジャズストリートの由来はジャズの故郷であるミシシッピ川と信濃川を結び付けていることと、新潟には昔からジャズ喫茶やジャズバーなどが多く存在したからだと言われています。

・日本海夕日コンサート

新潟の美しい夕日をバックに行われる日本海夕日コンサートもあります。新潟市青山海岸の特設ステージで毎年8月に行われます。様々なアーティストが出演し、新潟内外から毎年6万人近くの人々が新潟の浜辺に押しかけます。実は私、新潟市ジュニア合唱団に所属していたのでこの夕日コンサートには何度も出演させていただきました(笑)。服部克久さん率いる音楽畑オーケストラに乗せて南こうせつさんや渡辺真知子さん、来生たかおさん、夕日コンサートの常連サーカスさんなどと同じステージで歌いました。ステージから眺める6万人の観客の拍手や声援はこちらも圧倒される迫力です。夕日が沈み始める頃にコンサートは始まり、終わる頃には星空となっていて新潟の自然を生かした素敵なコンサートですよ♪

留学生Anthonyのお宅拝見!!

☆アマゾンで買ったという刀風の傘。5,000円也(笑)これを背中に担いでダッシュすると忍者みたいです。

☆部屋の天井が低いのかAnthonyの背が高すぎるのか。(たぶんどっちも)

☆部屋はこんな感じです。Anthonyは黒い服が好きでクローゼットの中は黒い服ばかりだそうです。

☆クレープを作ってくれました^^

☆フランスのクレープは日本のようにバナナやイチゴに生クリームでトッピングするのではなく、砂糖をかけるだけだったりジャムを塗るだけだったりととてもシンプルです。フランス人の男の子の家に遊びに行くと大抵クレープ作ってくれますよw

☆大学ではこのような教科書を使って日本語の勉強をしています。他にも国際情勢、経済を英語で勉強していて、他の国の学生と一緒なので授業はすべて英語で行われているそうです。Anthonyが日本に来て約二ヶ月経ちましたがめきめき日本語が上手になってきています!!私もフランス語の勉強頑張ろうっと。

次回はパンフレットの原稿を持ち寄って構成を考えていく作業に入ります。それでは次回もお楽しみに^^♪

2011/11/17 ナントとボルドーの歴史

こんにちはTAの丸山です^^今回は先週の授業で解決できなかった「障子・ふすま」、「日本庭園」、「いろり・かまど」についての日本人学生の発表と、フランス人留学生たちの出身地であるナントとボルドーを紹介してもらいました。内容が盛りだくさんだったので日本人学生の発表内容についてはレジュメを参照していただきたいと思います。

↓クリックするとダウンロードを開始します。

障子・ふすま

日本における庭について

いろりとかまど

三人ともとてもよく調べてあってわかりやすい発表でした。特に私が興味を持ったのが障子の種類の豊富さ。下がガラス張りになっていて障子を上下にスライドさせる雪見障子はなんて風流だろうと思いました。寒いといって締め切ってしまうのではなく、下から庭に積もった雪を眺めようという四季の変化を愛する日本人ならではの趣向ではないでしょうか。日本庭園もそれぞれの四季を楽しめるような工夫がなされ、池や築山、庭石や草木が配置されているのです。また、障子やふすまに使っている和紙が吸湿し換気能力を持つことから湿度の高い日本の気候に適しているというのもとても納得できます。北方文化博物館ではみんなが集まった囲炉裏では暖房の目的だけではなく衣食住すべてにおいて活用されていることから、昔の人々の生活の知恵を知ることができました。

次は留学生たちによる発表です。

○ナント

NANTES

歴史:2009年に新潟と姉妹都市になったナント市はロワール川流域に位置し、複数の川や運河の合流点でもあることから「フランス西部のヴェネツィア」とも呼ばれています。ナントの歴史は古く、最初に定住したのはケルト人でした。5世紀頃イギリスからのゲルマン民族大移動によりブルトン人が入ってきて中世にはブルターニュ公国となります。このブルターニュ公国のアン王妃がフランス国王と結ばれたことから1598年にブルターニュはフランスに併合されました。三角貿易で経済は発展し18世紀にはフランスで一番大きな港町となり、たくさんの建築物が建てられました。しかし、ナントは大西洋に面していることから土壌が柔らかく、建物が傾いてしまったそうです。

観光地:ブルターニュ公爵の城→13世紀から15世紀までブルターニュ公の居城で、1598年アンリ4世によってナントの勅令が布告された場所。

ナント大聖堂→正式名称は聖ピエールと聖ポールの大聖堂。1434年にゴシック様式の大聖堂として建設が始まり、457年後の1891年に完成した。1862年にフランス歴史文化財とされた。

パッサージュ・ポムレー→1843年からある、ナントのアーケード型ショッピングモール。1976年にフランス歴史文化財となった。

イベント:年に一度のフランスで一番大きなクラシック音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ」=熱狂の日 は1995年から始まり、東京でも2005年から新潟では2010年から開催されるようになりました。「ラ・フォル・ジュルネ」の名称の由来はフランスの劇作家ボーマルシェの戯曲「フィガロの結婚」の正式名称である「狂おしき一日、あるいはフィガロの結婚」La Folle journée, ou le Mariage de Figaroに因んでいます。

名産物:「LU」というフランスで有名なお菓子メーカーの工場があります。恐らく日本でも輸入ものを扱っている店なら手に入ります。そば粉を使ったガレットやクレープなどもナント発祥の食べ物です。お酒はリンゴの発泡酒のシードル・ブルトンやブルゴーニュワインが有名です。

☆ワインの王様ブルゴーニュワイン

☆ナント出身はAnthonyとFlore

○ボルドー

歴史:フランス南西部に位置するボルドーの町もとても歴史が古く、紀元前5世紀頃ケルト系ガリア人によって創設されました。ボルドーはフランス語で「川のほとり」を意味でガロンヌ川に面していることが由来しています。このガロンヌ川のおかげで18~19世紀にかけて経済が発展し重要な港町となりました。

観光地:重厚感のある歴史的な建築物が並ぶボルドーの町は「月の港ボルドー」の名で2007年にユネスコの世界遺産に登録されました。ボルドー市内のガロンヌ川が三日月のように湾曲しているからです。

ヴィクトワール広場→町の中心地にある大きな広場でショッピング街のサン・カトリーヌ通りに面しています。トラムの駅やブラスリーもあり常に多くの人が集まる憩いの場。

グラン・テアトル→1780年に建築家ヴィクトル・ルイによって建設された大劇場。

カンコンス広場→19世紀に作られたフランスで一番大きい広場。真ん中には壮大な彫刻をあしらった噴水があり、移動遊園地やサーカスなどがやってきたりします。

ブルス広場とミロワール・ド(水の鏡)→昔の証券取引所の建物の前にある広場。ガロンヌ川に面していて週末は散歩やローラーブレードをする人々で賑わいます。また、ミロワール・ドという水を張ってできる鏡もあり、夏場は水浴びをして遊んだりできます。

名産物:ボルドーといったらやはりボルドーの赤ワイン!!タンニンが豊富でずっしりと重い赤ワインが最高に美味しいです。人気があるブドウはメルロー、カベルネ・ソーヴィニョン、サンテミリオンです。お菓子では最近日本でも話題になっているマカロンとカヌレがあります。スーパーにはカヌレの型が売っているのでお家で作ることもできます。

☆ワインの女王ボルドーワイン

☆ボルドー出身はVanessaとAdeline

ボルドーは私も10ヶ月ほど留学していたので写真を見てとても懐かしかったです^^町中をトラムという路面電車が走っていて、それに乗れば大学やスーパーや広場などどこへでもアクセスできてとても便利でした。買い物をするならサン・カトリーヌ通り(略してサンカトw)がオススメで、美味しいケバブ屋さんやお洒落な雑貨屋さんなどがあります。ボルドー大学は専門分野によって第1~第4まであるので大学都市のようになっていて、学生がとても多く物価も安いです。ガロンヌ川の水に恵まれた風景は新潟市と少し似ているんじゃないかと思いました。ナントは行ったことがないのですが、写真で見てみるとボルドーの町並みより現代的だと感じました。カテドラルや城はもちろん歴史的な趣がありますが、町の中心部の様子は背の高いビルがあったり都会風ですね。芸術に関するイベントが多いのでぜひ行ってみたいです^^

ナントもボルドーも大きな川を持つ港町ですが雰囲気は全然異なっていて面白いですね。ワインもボルドーとブルゴーニュでは味はもちろん瓶の形も違うことに気づきましたか?ボルドーワインは渋味の成分であるタンニンが多く澱が出るので瓶の丸く膨らんでいる部分に澱が溜まるようになっているのです。「ワインの女王」と呼ばれるのはその年によって味が複雑に変わることから女性のようだと言われています。反対にブルゴーニュは爽やかでフルーティーな酸味が特徴。さっぱりした男性のようなタイプのワインなので「ワインの王様」と言われているのです。

さて、来週は今回の発表をふまえてフランスと日本、ナントとボルドーと新潟を比較し、授業のまとめである小冊子の制作の準備に入ります。

では次回もお楽しみに(^o^)/

2011/11/10 日本庭園の魅力

こんにちはTAの丸山です。今日は前回見学に行ってきた北方文化博物館で発見したことについてグループで話し合いました。

話し合いの内容は①北方文化博物館で何に感銘を受けたか②フランス人留学生が北方文化博物館で疑問に思ったことをグループのメンバーで解決する。の2つで、今回も絵に描いてもらいました!

☆さて今回はどんな絵ができるのでしょうか?

☆話し合いの様子

☆描きたくてもなかなか上手く三角を表現できない人が多い中、見事な腕前!!

☆ジブリの世界みたいだと喜んでた台所

☆みんなで囲んだ囲炉裏^^

☆素晴らしい奥行き。上の船は母屋2階に飾ってあった船です。

そしてグループ発表で出された意見は以下のようになりました。

・三角形の茶室、三楽亭の平行四辺形の畳や三角の棚などを作り上げた精巧な技術に感銘を受けた。

・美しく伝統的な日本庭園は普通の家庭では見られないので新鮮だった。

・巨大なかまどがある台所はタイムスリップしたようでジブリの「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」を彷彿とさせた。

・母屋の二階にあった木の舟は何のために使うのだろう?

・囲炉裏にはなぜ段差があるのか?

☆描いた絵を見せ合いっこするFloreとAdeline

まず、母屋の二階にあった木の舟ですが、これは亀田郷の歴史を紐解けばすぐにわかることですね。昔亀田町のあたりは能代川と小阿賀野川が合流するあたりの堤防が決壊することが多く、「木津切れ」という大洪水を引き起こし、1440戸が浸水し死者2名の大惨事となりました。その後に水利施設が整備されるまで何度も大きな水害に見舞われました。そして農作業はこの木の舟に乗って行い、刈った稲をこの舟に乗せて運んだりしていました。かなりの重労働で危険も多いため、病気になったり水死する農民が多く過酷な作業でした。

次に日本庭園について。西欧の庭と比較すると、ヴェルサイユ宮殿の王の庭を見たことがある人ならわかると思いますが、フランス式庭園は古典主義時代に確立されたので「自然を支配する」という観念の下、平面幾何学式庭園と言われます。一方、イギリス式は野生的な自然をそのまま取り入れて景観美を重視する風景式庭園です。日本庭園はというとちょうどこの2つを掛け合わせたようなもので、一見すると自然美をそのまま取り入れているかのように見えますが、実は計算しつくされた人工的な自然を再現しているのです。また、日本家屋と庭園の間にある障子は薄い紙からできていることによりその境界線を曖昧にし、庭と家の風景を融合させる効果があります。谷崎潤一郎の『陰影礼賛』にも記されているように、太陽光が障子を通すことにより畳や襖に落ちる屋内の陰影や障子に映った庭の影が日本家屋と庭園の生み出す美であるといえます。

現代の日本家屋は近代的な造りがほとんどで純和風の家は珍しくなってしまいました。特に町中の方では高層マンションや画一モデルの建売りの家が並んでいます。畳の部屋がない家も結構増えてきているらしいですね。畳は3年~5年に一度ひっくり返したり張り替えなければならないし、障子も破れたら張り替えなければならないので手入れが面倒ですが、和室独特の情緒はフローリングの床には出せないものだと思います。庭の池で鯉が優雅に泳ぎ、かぽーんと鹿威しが響く生活も素敵じゃないですか!!

というわけで来週はフランス人留学生の出身都市であるナントとボルドーを紹介してもらい、この2つの都市と新潟を比較してみます♪お楽しみに!!

2011/11/3 豪農の館を訪れる

こんにちはTAの丸山です\(^o^)/本日は文化の日ということで北方文化博物館、豪農の館伊藤邸へ行ってまいりました!!

この豪農の館は、江戸時代中期から代を重ねて豪農の道を歩みやがて巨万の富を築いて越後随一の大地主となった伊藤家のものです。明治15年から8年がかりで建てられた伊藤家の本邸は敷地8,800坪、建坪1,200坪、部屋数65を数える純日本式住居で、終戦半年後の昭和21年に遺構保存のために「財団法人 北方文化博物館」として創設され、これに全部寄与されました。また、平成12年4月に国の登録有形文化財に登録されました。

☆母屋の大広間では写真家の細江英公さんの写真展を開催していて、対談のためにちょうどご本人がいらっしゃっていました。一番右の方です。

この三楽亭は世にも稀な正三角形の茶の間です。普段内部は公開されていませんが、特別に中に入れてもらえました!!わーい(^^♪

三楽亭は建坪11坪の建物で、中央には菱形の部屋があり、その左右に正三角形の部屋があります。畳の殆どは菱形と正三角形で、一畳だけ普通の畳が使われています。柱も四角のものは無く、床柱3本、丸柱10本以外は全て菱形の柱が使われています。

☆かなり小さい建物で、梁も低いのでAnthonyの頭がぶつかりそう!!

☆こうして外から見るとより三角形だということがわかりますね。

今日から屋根裏ギャラリーでは六代伊藤文吉夫人の真砂さんが収集していた絵はがき展「軌跡」の開催が始まりました。真砂さんが収集した1,200点の絵はがきの中から180点を選出して展示してあります。

現在のような切手を用いた近代的な郵便システムが制度化されたのは1840年のイギリスで始まり、ヨーロッパ各国へと広まりました。私製はがきの制度は1870年にドイツで採用され、絵はがきが登場します。当時は普仏戦争の慰問はがきとして兵士や大砲が描かれたものが多かったようです。

日本における欧米の郵便制度の本格的移入は1873年で、私製はがきの発行は1900年からです。1902年には万国郵便連合加盟25年記念の絵はがきが発行されて人気を呼び、1904~06年に発行された日露戦争戦役記念郵便絵はがきが空前の売れ行きとなり社会に定着するようになりました。このように絵はがきの大衆化には私製はがき制度が導入されたこと、絵はがきによる交流が戦争で異郷の地へ行った家族の安否を確認したり、旅先での物珍しい風景や民俗などを伝える手段としての役割を果たしたことにあります。また、欧米での絵はがきの流行がそのまま日本の絵はがきの流行となって広がるような国際的な繋がりが絵はがきというメディアに内在していたとも言えます。

☆普通の絵葉書展とちがうところは実際に郵送した絵葉書だということ。裏のあて先面も見ることができるように透明な写真立てを上から吊るして展示する工夫がされています。しかし達筆すぎてはがきの内容は読めませんでした(笑)

テレビ局BSNの方に取材されちゃいました(*^_^*)美術を専攻しているVanessaにインタビュー!!(夕方のニュースで放送されました)

☆このテーブルはなんと蔵の扉!!手前の金属の円が錠前を挿す部分です。


お次は母屋へ移動。美しい庭園や大広間の調度品にみんな癒されていました。

☆結構寒かったので囲炉裏が大人気(笑)なかなか離れられませんでした~。

☆ここは台所。「となりのトトロ」みたい!まっくろくろすけ出ておいでー!!とみんなはしゃいでおりました♪(もちろん私も)

☆伊藤文吉館長と先ほどお会いした写真家の細江英公さんの対談。

☆なぜか我らが高木先生が最初のご挨拶。もじもじ。

「現代は何もかも合理的に動いているが、私が生まれ育った時代は非合理的でお金持ちはたくさん無駄使いをして経済を回すことがいいことだと思っていた。家の調度品や庭園などに莫大な金をかけて物的財産を残すことが金持ちの証拠で、今のように銀行の残高が多いことが金持ちなのではない。」という伊藤館長の言葉にはなるほどと思わされました。先ほど見た三楽亭は非常に高い技術と大量の資材が必要なので本邸よりもお金がかかっているのではないかと話されていました。

☆電話BOXも三角形だぁーーー!!△▽△▽

というわけで今回は写真メインでお伝えしました。北方文化博物館は小さい頃からもう何度も行ってるのですが、一緒に行く人や季節によってもまた一味違って毎回新しい発見があります。絵はがき展や写真展のような催し物も楽しいですしね。来週は今回の見学をグループごとにまとめて古町散策同様に留学生たちがどんなものに興味を持ったのかインタビューしていきます。

Flore「次回もお楽しみに!!」

2011/10/27 他を抜くたぬき!!

こんにちはTAの丸山です!!今回は古町散策のグループごとのプレゼンテーションを行いました。

発表形式はグループの代表者が前に出てプロジェクターを使って説明しました。古町散策に出かけて留学生が発見したもの、疑問に思ったものについて詳しく調査してきてもらいました。

・ひな祭り:マリヤ人形店で見せていただいた雛人形。日本人には馴染み深いものですが最近はあまり飾らない家も多いようですね。三月三日に女の子の成長と幸せを願う行事で、立春(二月四日)頃から二月中旬までに飾り、三月中旬までに片付けるべきだと言われています。「しまい遅れるとお嫁に行き遅れる」というのは「片付けのできない娘はいいお嫁さんにはなれないよ」という戒めです。私には非常に耳が痛い言葉です(笑)お雛様とお内裏様をペアで飾るのは将来よい縁談に恵まれるように願いが込められています。

・七五三:白山神社では七五三のお宮参りをやっていました。私も小さい時着物を着て写真を撮ったよと話す日本人学生と、着物や袴を着た子どもたちを可愛いと写真を撮るフランス人学生。七五三は子どもの成長を祝い、子ども自身にもその自覚を持たせるための行事です。三歳の男女、五歳の男子、七歳の女子というように性別によってお祝いする歳が違いますが、地域差もあるようです。「七つ前は神のうち」という言葉もあるように、七歳未満の子はまだ神に属するもので、神がその運命を決めるものとされていました。

・たぬき:酒屋や居酒屋の前にちょこんといるたぬきは留学生にとってかなり奇異なものに映ったようです。しかしこのたぬきたちが一体何のために置かれているのか明確な説明をできる日本人はいませんでした。まず、たぬきは日本、朝鮮半島、中国、ロシア東部に生息する動物で、前回もお話したようにフランスにはいない動物です。日本昔話ではお馴染みのキャラクターで、ぶんぶく茶釜やかちかち山など滑稽なイメージがあります。そんなたぬきをお店の前に置くのは「他の店を抜く」という意味で「他」抜きの洒落、八相縁起というたぬきの持つ八つの縁起を示す外見が由来しています。たぬきが被る笠は思いがけない災難から身を守り、徳利は人徳を身につけ、にっこり笑顔はお互いに愛想よくなどなど。また、特に酒屋の前に置かれることが多いのは、豆狸(まめだぬき)というたぬきの妖怪が酒蔵に住み着くとおいしいお酒ができるという言い伝えがあるからです。うーんたぬきって意外と奥が深いのですね。

☆日本人は可愛らしいと感じるこのたぬき、フランス人には奇妙らしい(笑)

・弘願寺:古町の狭い路地で巨大な弘法大師像が見下ろす弘願寺は1972年に建立されました。門の両脇には二体の金剛力士像。これを見た留学生はガーゴイル像を思い出しました。金剛力士像は寺院の門前に置かれ、寺院に仏敵が侵入するのを防ぐ守護神。ガーゴイル像は教会の屋根などにある背中に翼の生えた怪物像で魔除けの意味があります。(ノートルダム寺院のガーゴイル像が有名ですね)姿はちがっても神聖な場所を守るという意味では二つとも同じ役目を持っていますね。また、前回も少し触れましたが、弘法大師の頭にかかる電線はフランス人と日本人ではまったくちがう印象を持っていてとても興味深かったです。フランスでは電線が地下に埋められているので電線自体が珍しく、弘法大師像と電線は伝統的なものと現代的なものの混在で素敵だと言っていました。逆に日本人はせっかくの弘法大師像が電線で邪魔されて見え景観を損ねるものだという意見でした。

☆金剛力士像

☆ガーゴイル

このようにフランス人学生が感じた不思議は私たち日本人でも知らないことが多いことに気づかされます。今回の古町散策を通して留学生はフランスと日本の違いや共通点を発見し、日本人学生は自分たちの町を見直すことで日本特有の文化を再発見することができました。また留学生たちが新潟の風景や文化に興味を示してくれてとても嬉しかったです^^

さて、来週は北方文化博物館へ見学に行ってきます!!お楽しみに♪

2011/10/20 日本で、新潟で見つけたもの

こんにちはTAの丸山です♪今日は前回の古町散策を振り返ってどんなものを見てきたのかをまとめ、来週の授業でグループごとにプレゼンテーションを行うためにその下準備を行いました。手順は以下の通りです。

1.聞き取り:フランス人学生から、何に関心を持ったか、何が面白かったか、何に気が付いたかなどを聞き取って文章化する。

2.検証:日本人学生はなぜフランス人学生がそれに関心を持ったのかを尋ねる、あるいは考えてみる。

3.レポートの中身の作成:以上の検討をもとに全員が感想を書く。

4.関連情報:フランス人学生の”発見”をさらに詳しく周辺的な情報を与えることができるように、日本人学生は文献やWebを利用して調べる。

5.写真・プレゼンテーションに使用したい写真を選別する。

私も各グループを回ってどんな意見が出ているのか聞いたところ、日本人でもあまりよく知らずにいたり曖昧な知識のままのことがたくさんありました。フランス人学生4人共通して一番興味を持っていたのは白山神社でした。時期的に七五三をやっていたので、まず七五三は何のために行うのかということを説明しました。また、Anthonyは日本に来るまでは神社は人気が少なく静かな所だと思っていたのに、七五三の人々で賑わい屋台まであったことに驚いていました。そこでグループのメンバーは普段は静かだけどお正月や七五三などの行事があるときだけ賑わうのだということを教えていました。Floreは前回の写真にあったようにお参りをしましたが、なぜ一礼二拍手という作法なのかということを疑問に思っていました。

☆いつものようにグループに分かれて話し合いです。古町散策も入れて4回目の授業なのでみんなかなり仲良くなりました^^

神社の他にも、歩行者用信号機が青であることを知らせるためのスピーカー、酒屋や居酒屋の入り口に置いてあるたぬきの置物(フランスにたぬきは生息していない動物)、なぜ風鈴を飾るのか、雛人形や羽子板を贈る風習など様々な意見が出ていました。私が面白いなと思ったのはVanessaが「電線が好き。空に線が画かれているみたいで素敵。」と言ったことです。日本人からすれば電線なんてごくありふれた存在で、少し邪魔に感じることもあります。反対にフランスの街中にはほとんど電線は見られず、建築物がすっきり見えていいなと思うくらいです。それを空に画かれた線のようだと思うのは日本に居たらなかなかないことなのではないかと思いました。

☆Vanessaグループ。わからない単語は電子辞書の出番!!これも日本のハイテクです。(フランスにはこれほど高機能な電子辞書は存在しません)

そして白山神社で食べた新潟名物ポッポ焼き。これに似ているお菓子があると言っていたのを思い出して今日詳しく聞いてみたところ、Pain d’epice(パン・デピス)だと分かりました。パン・デピスはライ麦と蜂蜜とアニスやシナモンなどの甘い香料で作るケーキのことで、私もフランスで食べたことがあるのを思い出しました。確かにこげ茶色の生地と優しい甘い香りが少し似ています。

☆上がポッポ焼きで下がPain d’epice。うーん・・・似ていますね。色が特に。ちなみにポッポ焼きは薄力粉に黒砂糖と水、炭酸、ミョウバンというかなりシンプルな内容となっております。

このように日本で生まれ新潟で育った私たちには当たり前の物事が海外から見ると珍しいことに映るのですね。指摘されてから改めて考えるとその由来や意味を知らないものが意外と多いので日本人の私たちにとっても新たな発見になるのです。

さて、来週は今日グループで話し合った結果の発表です。各グループの学生が撮影した写真が見られるので私も楽しみです♪それではまた来週(^o^)ノ

  • お知らせ
  • 表現プロジェクト演習の特徴
  • 授業科目
  • 過去の授業科目
  • 新潟大学人文学部GP(2010-2012)
  • GPの概要
  • GP実施計画
  • GP事業とは
ページの先頭へ戻る