平成23年度_表現プロジェクト演習(フランス人留学生と新潟発見)

2011/10/16 ぶらり古町散策

こんにちはTAの丸山です^^今日は古町散策に行ってきました!!

前日の夜は雨が降っていたので少し心配でしたが今朝はとてもよい天気で絶好の散歩日和となりました。朝9時に新潟大学からマイクロバスで出発し、市役所前へ。私は市役所から合流しました。

☆いざ出発!!

まずは「マリヤ人形店」という日本人形を扱うお店へ。

☆市役所から徒歩5分以内の場所にあります。

☆可愛らしい日本人形がいっぱい!!

中央の女性がこのお店の新田さんです。今年で創業58年のマリヤ人形店では雛人形や五月人形などの歳時で用いる伝統的な日本人形だけでなく、民芸品や昔のおもちゃなどが置かれていてフランス人留学生も日本の学生もとても興味深そうにお店を眺めていました。新田さんは昔のおもちゃをたくさん見せてくださり、どのようにして遊ぶのか説明してくださいました。お手玉や糸でんわ、だるま落とし、けん玉などを出すとフランスにも似たようなおもちゃがあると留学生たちは言っていました。世界中を旅するのがご趣味の新田さんも各国の子どもたちと触れ合うと日本のおもちゃにそっくりなものを見かけることが多いそうで、世界はどこかで繋がっているのだと感じたそうです。

☆木目込み人形のパーツ

☆形や素材は少し違っても万華鏡は世界中に存在します。

☆昔懐かしいおもちゃたち

☆女の子が生まれた家に贈られる飾り羽子板。新潟ではこの風習はあまり聞かないので珍しかったです。


お次は白山神社へ。ちょうど七五三のお祝いをする家族連れがたくさん訪れていて、マリヤ人形店で見たような可愛らしい着物姿の子どもたちが親たちに連れられていました。

境内に入ると新潟名物のポッポ焼きの屋台を発見!!先生に猛烈なおねだりをして(主に私が)買っていただきました♪フランス人留学生たちはもちろん初めて食べたのですが、アルザス地方のお菓子の味とそっくりだと驚いていました。ここでも意外な共通点。

☆Anthonyも気に入ってくれました^^

☆Adelineは早速ポッポ焼きを写真に収めている(笑)

☆先生に正しいやり方を教えてもらったFloreとAdelineがお参りに挑戦。

☆何をお願いしたのでしょうか?この後二人はおみくじを引き、Floreは小吉、Adelindeは大吉を出ししばし盛り上がります^^

白山神社を後にすると今度は上古町からイタリア軒を目指して古町モールを散策。日曜日なので閉まっているお店が多くて残念でしたが留学生たちの興味の赴くままにお店の中へ入っていきました。お店の方々は皆快く迎え入れてくださいました。

☆ここは着物屋さん。色とりどりの着物にみんなうっとり。そしてそのお値段にびっくり(笑)100円の端切れもたくさん置いてありましたよ。

☆和菓子屋さんの前に群がる一行。

☆正体はカミフルぽっぽという上古町限定のポッポ焼でした。アップルクリーム味なんて初めて見ました。

☆マンガストリート。新潟出身の漫画家水島新司のドカベン像と戯れる先生。

☆ドカベン像と野球をするAnthony

☆新潟の中高年に大人気の古町演芸場。その概観から義理と人情があふれ出しています。

☆巨大な弘法大師が私たちを見下ろしていました。

☆歩き疲れたのでNEXT21の展望台で一休み。

☆新潟の街を一望できる最高の見晴らし。夜景も素敵なのでデートスポットにいかが?

そして最終目的地イタリア軒に到着!!

イタリア軒は明治時代にイタリア人のピエトロ・エミリオーレによって創設されました。彼は新潟へやってきたフランスサーカス団の青年コックでしたがなんらかの事故で脚に怪我をしてしまい、一行から置き去りにされてしまいました。彼に同情した新潟の人たちはなんとか彼を助けるために資金を募ったり、県も援助金を出して牛鍋屋を開業することを勧めました。当時の日本は魚中心の食生活だったため、医学的な見地からも肉料理の店を出すことに関しては皆協力的だったのです。こうしてイタリア軒は誕生し、日本で最初の本格的な西洋料理店として「これぞ新潟の鹿鳴館」とうたわれました。幾度の改築を経て昭和51年にホテルレストランとして生まれ変わりましたが、伝統の味は現在も引き継がれています。

☆彼がピエトロ・エミリオーレ。気さくな性格で新潟の人々に親しまれたそうです。

☆ここは完全会員制のイタリア倶楽部。普段は会員以外入れないのでとても貴重な体験でした。

☆旧館の調度品が使われており歴史を感じさせる内装です。

☆カウンターの中にピアノが埋め込まれている。

☆シックで落ち着いた雰囲気が素敵です。

以上で古町散策は終了です。9時半から12時半までの3時間をかけて古町を散策し、フランス人留学生も日本の学生も新たな新潟の姿を発見できたことと思います。今週の授業ではグループごとに撮影した写真などを見ながら今回の古町散策を振り返りまとめる作業を行います。お楽しみに♪

2011/10/13 フランス人に聞きました

こんにちはTAの丸山です。第2回目の授業内容の報告です!!

今回はまずお互いの国に対する既成のイメージについて話し合いを行いました。ほとんどの学生はフランスへ行ったことがないし、フランス人もまだ日本へ来たばかり。外から見た自分の国の印象を知るのはとても興味深いものです。そこで例として先生が提示したのが「フランス人が日本に来て驚く14のこと」という記事です。日本の女の子が普通に身につけているミニスカートにハイヒールはフランスでは売春婦だとか、どこに行っても超笑顔の店員がいるなど、日本人にとっては当たり前のようなことでもフランス人からすれば不自然なことに映るのです。私もフランス留学の経験がありますが、逆に「日本人がフランスに来て驚く14のこと」が書けそうですよ。14どころではない気もしますが(笑)

「フランス人が日本に来て驚く14のこと」

先週分けた4つのグループで席に着き、発表者・記録係・写真係の役割分担をしました。そしてフランス人の抱く日本のイメージ、日本人の抱くフランスのイメージをそれぞれイラストと言葉を添えて書いてもらい、その後は書いたものを見せ合って話し合いました。

☆みんな真剣に自分の抱くイメージを描いていました。


☆フランス人も日本人も絵を見せるのは恥ずかしい人が多いようで無理やり見せてもらいました(笑)これはフランス人留学生が描いたもの。


こちらは日本人学生が描いたもの


☆4つグループを紹介します!! これはAnthonyグループ

Floreグループ

Vanessaグループ

Adelineグループ☆みんな笑顔ですっかり打ち解けた様子ですね^^♪

話し合いの後はそれぞれのグループの代表者に発表してもらいました。

日本人の抱くフランスのイメージは、美術館や古い建物が大切にされていて世界的に有名な観光地が多いこと(エッフェル塔、凱旋門、ルーヴル美術館、ヴェルサイユ宮殿など)、パリコレなどのイメージでファッションセンスがいい、ルイ・ヴィトンやカルティエなどのブランド品、パンやチーズ、ワインなど食べ物が美味しい、考え方においては自由で自己主張がはっきりしている、それゆえストライキが多いなどでした。フランス留学経験のある学生からは、休日を有意義に使っているという意見も出ました。

反対にフランス人が抱く日本のイメージは、四季が豊か、「カワイイ」ものが多くファッションがカラフルで自由、漫画・アニメ・コスプレ・ゲームなどのサブカルチャー、電化製品などのハイテクノロジー、侍・芸者・忍者など時代劇に登場するもの、寿司・日本茶などの食べ物、考え方は感情をあまり表に出さないため忍耐強く曖昧な表現を好むなどで、伝統的なものと現代的なものの共存が素晴らしいという意見でした。また、漢字はローマ字よりもエキゾチックで人気がありタトゥーやTシャツのデザインなどに多用されるそうです。

次に10月16日日曜日の古町散策について説明がありました。当日は朝9時に新潟大学からバスで出発し、市役所から上古町を歩いてイタリア軒を目指して歩きます。白山神社や日本人形店は全員で行きますが、それ以外は各グループで自由行動ができます。行きたい場所などを少し話し合いましたが時間がギリギリになってしまったのできっと当日のお楽しみです!!

それではまた来週(^o^)/

2011/10/6 フランス人留学生と新潟発見!!

みなさんはじめまして!!
表現プロジェクト演習「フランス人留学生と新潟発見」の授業でTAを担当する丸山美里です。これから授業の様子についてお伝えしていきますのでどうぞよろしくお願いします♪♪

この授業はフランス人留学生と新潟大学の日本人学生が一緒になって新潟の街を探索し、普段新潟で生活する我々には気づけないようなものを留学生たちと発見していくことが目的です。

本来この授業は前期に行われる予定でしたが、三月の大震災の影響で留学生たちが早期帰国してしまったので後期に変更となりました。10月に日本へ来たばかりのフランス人留学生なので少しコミュニケーションで戸惑うこともあるかもしれないけれど、新潟での新たな発見もたくさんあるはず!!と期待しています♪

☆ボルドーから2人、ナントから2人の4人の留学生が参加します。日本人学生は今のところ12人ほど。

前回の留学生と新潟発見の授業では新潟の主要観光地が多かったため、今回はできるだけミクロな視点から調査を進める方針です。日本人にとっては見慣れたものでもフランス人からすると珍しかったり興味深いもの、例えば携帯のストラップなど身の回りの小さなものから知られざる日本もしくは新潟の発見をしたいと考えています。

☆この授業を担当しているムッシュー高木です(^^♪

☆先生がフランスで発見した日本人にとって珍しいもの紹介。最初はプロジェクターがうまく操作できなくて私も一緒にてんやわんやしました(笑)

第一日目の本日は上記のような授業の目的の説明とグループ分け、自己紹介で終了しました。グループは留学生1人に日本人学生3人で4つに分かれました。来週の授業では街へ探索に行く準備を行う予定です。

☆おまけ☆

授業の後は研究室で留学生の歓迎会をやりました。やっとみんな打ち解けたかな?

留学生のうち3人はカマンベールチーズが苦手で、同じ醗酵食品の納豆も食べられないんじゃないかなどと納豆トークに花が咲きました♪


それではまた来週!!

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