平成23年度_表現プロジェクト演習(新聞制作)
2012/2/7 「読ませる文章を書く」・・・ということ
今日で、いよいよ授業最終日!! 新大祭新聞、人文学部だより、日報るーと、視察授業では新潟アルビレックスの取材見学、新潟日報の朝刊の夜間見学と、他にはない充実した授業をこれまで種田先生、聴講生のみなさんと実践してきました。
前回1月最後の授業で、一応、日報るーと、人文学部だよりの手直しは終了し、データを編集部に送り終えました。しかし、プロの方のチェックが改めて入ると、予想外の見落としが時に見つかるもの。…ということで、今回もさらに、各自が担当した記事原稿やデータの最終確認を行いました。
種田先生曰く、とりわけ気を付けるべき点は、「固有名詞」と「数字」だそうです。とりわけ人名や数値データは、間違うと取り返しがつかず、取材に協力いただいた方にも失礼に当たるため、厳密な確認が必要ですね。
授業自体はこれで最後ですが、業者の方との記事の訂正・確認は、2・3月中もメールで行います。るーとの構成チェックが2月中、学部だよりの構成チェックは3月中まで続く予定です。
「人文学部だより」「日報るーと」両方完成したら、視察授業「アルビレックス」「新潟日報社」見学レポートを作成してもらいました。レイアウトなどは各自自由で。授業の初期に「新大祭新聞」のレイアウトに使ったパーソナル編集長ソフトをここでも利用している方が多くみられました。
「人に読ませる文章を書くことはどういうことか」を常に意識しながら、学生が、記事の企画、依頼、取材、記事執筆・レイアウトなど、読者の方々に読んでいただくまでの、情報生産の一連のプロセスをすべて体験するこの授業。
私も、今日までTAとして参加させていただき、文章を通じて情報を発信する上での、創造力や表現の多義性、個人情報に対する責任感など、多くのことを学ぶことが出来ました。
授業の後半部分で授業の感想を一人ずつ学生さん方に言ってもらいましたが、
聞き出したい情報をうまく相手から引き出す難しさや、文章を書くことそのものへの視点が大きく変わったこと、視察授業の面白さなど様々な意見がでました。
種田先生曰く、「記事制作も結局は人間関係」。つまり、取材をするためには相手の協力や信頼関係、そしてコミュニケーション能力がないと良い記事も出来上がらないとのこと。
大学に入っても、社会に出ても、様々な人と話し、文字で自分を伝える機会は沢山あるはず。
「表現」の引き出しが多いほど、より多くのチャンスをつかめる!講義を全体を通して、私たちにそのことを教えてくださった種田先生、本当にありがとうございました!!
そして、学生の皆様、本当にお疲れ様でした!!もうしばらく文章の確認・構成が続きますが、頑張ってください!!
2012/1/31 ☆「人文学部だより」「日報るーと」完成☆
大寒波で新潟にも本格的な冬が到来!!
大雪は大変ですが、雪が積もらないと「新潟らしさ」にかけると思う今日この頃。
複雑な心境のTA柴澤です。
さて、本日はとうとう、「日報るーと」「人文学部だより」原稿締切日。特にるーとに関しては、編集部に記事原稿や写真、レイアウト図を期限内にすべて送らないといけないので、今回も急ピッチで作業が進行しています。
就職活動とかぶるこの時期、授業の全員参加はなかなか難しくて大変ですが、今日はなんと全員集合が実現!!…ということで、前回撮った集合写真を、今回再び取り直すことにしました。集合写真は、学部だより、るーとに掲載されます。
写真が何を説明しているものなのかも、編集部の方にわかるように、簡単な説明文も添えることにしました。また、レイアウトに関しては、手書きで作成したものを写真で撮影し、それらを参考に編集部の方に作成してもらいます。
手書きのレイアウト↓。文字が見えやすいように、太い黒ペンで清書しました。
記事原稿自体も、前回手直しを行ったため、各々ほぼ仮完成はしているみたいです。今回は、文字の間違いや表現の訂正、写真やレイアウトの色調整など細かな修正を中心に行っていました。最終確認ということもあり、種田先生も引っ張りだこ。
授業の後半部分で編集部に送るデータは最終的に学内のパソコンに保存。何のデータかわかりやすいようにフォルダ名を付けることも、地味な作業ですが非常に大事なことです。
一応、締切日は本日となっていますが、手直しが必要な場合は随時MLで情報交換が可能になっているので、来週も、もしかしたらいくつか修正があるかもしれません。
就活、テスト、など、いろいろ大変な時期ですが、満足のいく記事が出来上がるように頑張ってください!!
2012/1/30 新潟日報夜間見学
こんにちは、TAの柴澤です。
とうとう視察授業第二弾!!アルビ見学の次は新潟日報の夜間見学です。
PM10:00新潟大学西門から大型車で黒埼にある新潟日報本社へ移動。
あいにく新潟では大雪注意報…心配でしたが、車移動時間中はだいぶ落ち着いてきたためとりあえず無事、到着。
朝刊の編集・印刷作業は夜中に行われるため、印刷ぎりぎりまで、多くの新聞写真が記事の構成・レイアウトにチェックを入れていました。発行ぎりぎりまで時間に追われている一番お忙しい現場をこの授業では見学できます。新潟日報ホームページを見ても、夕刊を発行する日中見学は行っているようですが、夜間見学はおそらく、この授業を受けない限り見学は不可能かと。熱気と気迫あふれる制作現場の「空気」が非常に伝わってきます。
まずは編集室。種田先生は新潟日報の社員であるため、何を行っている最中なのか少しずつ移動しながら詳しく説明して頂きました。
ここは編集室。文章やレイアウトなど、誰が担当したかわかるように編集データにバーコードが埋め込まれているそうです。
つづいて印刷室
大きな用紙発見!!これで新聞を刷るんですね。
特殊な印刷機械でジェットコースターのように頭上を通過する紙面。インクを乾かすなど、様々な役割を担っています。
この大型トラックで完成した新聞を運送するんですね。若干雪をかぶっています。
最後は業者の質問タイム。学生からの質問に親切に答えてくださいました。
かなり冷え込んでいるにも関わらず、社員の方は半そで姿。走り回って動いているので寒くなさそうです。
真剣に聞き入る学生のみなさん。
この視察授業を糧に、今後の記事制作にさらに磨きがかかりそうです!
今回視察にご協力いただいた新潟日報様、種田先生、お忙しい中本当にありがとうございました!!!
2012/1/24 「人文学部だより」・「日報るーと」~完成に向けて~
こんにちは。
1.「人文学部だより」「日報るーと」
いよいよ、「人文学部だより」「日報るーと」の記事制作も大詰めに。
取材した内容を文章やレイアウトに反映する作業の真っ只中です。
記事執筆は、取材テーマを担当している学生の個人作業となるため、完成次第、ML(メーリングリスト)に送り、授業時間中・外問わず、先生方に随時チェックを入れていただいています。
授業時間は班同士で時間を共有できる貴重な時なので、レイアウトや記事テーマの大枠について、積極的な議論のために使われている様子。
送り手がどういう視点でテーマを伝えるかによっても、読者の反響は大きく異なるため、肯定的な視点で伝えるか、否定的な視点で伝えるかを真剣に議論していた班もありました。
レイアウトに関しては、新大祭新聞と同様、文字数や行間を把握するのに便利な特殊用紙を使いまいた。行間や、文字数別にさまざまな用紙が販売されており、プロの記者の方々はテーマによって使い分けているそうです。
2.集合写真(仮) の撮影
日報るーとには、記事制作をした学生写真も掲載するため、本日、全員集まっていないのですが写真撮影(仮)も行いました。
プロが撮影してくださったということもあり、素敵な写真が撮れました。
るーと完成版に期待してください!
3.新潟日報見学 について
また、新潟日報朝刊の夜間見学の日程も正式に決定しました。
≪新潟日報見学≫
PM10:00 新大西門集合
PM10:30~AM0:00まで見学
雪の影響もあり、配達時間も考えて、冬は通常より20分~30分早く刷るそうです。
夜間見学は、おそらく本授業を受講しない限り、なかなか見ることはできないスペシャル見学です。したがって聴講生ほぼ全員が参加予定です。
新潟日報を知り尽くした、種田先生が新聞制作のプロセスを現場を通して説明してくださる予定です。毎回のことですが、メモ帳やカメラは必須。
最近インフルエンザが流行ってきたので、くれぐれも風邪をひかないように、気をつけて、是非楽しんできてください!!
2011/12/6 新潟日報るーと・人文学部だより~取材準備~
こんにちは。
先週で、『るーと』と『人文学部だより』取材テーマが揃ったので、今回は①取材担当の割り振りと、②具体的な調査方法について、それぞれレジュメを作成してもらいました。
①取材担当の割り振り
各々の興味に沿ったテーマを担当し、どんな記事(取材方法・内容)を作りたいか、イメージを報告してもらいました。
『るーと』は三面、『人文学部だより』はニ面つくるということで、読者の関心をそそるレイアウトについても議論しました。
取材テーマ、及びレイアウトは以下の通りです。
☆るーと企画案
→新大生の生態が軸…典型的な新大生を紹介?
1面・一人暮らしの学生
新大生のモデル生態
一人の空間、一人暮らしに向けての情報(やりくりなど)
一人暮らしと実家暮らしのメリット・デメリット
2面・学内イベント(PR)
イベント予告、イベント開催者へのインタビュー
3面・就活(今年の新大生)
氷河期における企業選択・学生の心情など
3面・高校生に向けた新大発信
授業内容・大学での活動
2面・大学周辺のグルメ企画
食べ歩き、多様なメニュー紹介
2面・生協(書籍、購買など)
意外な商品の紹介、おすすめ/人気の本、何が販売されているか
☆『人文学部だより』企画案
2面・シンポジウム紹介
教員が外部に向けて行っている取り組みを取材
教員と一般人の両方に取材
1面・人文学部を説明(他学部にむけて)
学生や教員にインタビュー
人文ならではの授業を紹介
②具体的な調査方法について
取材趣旨をより明確にするため、ねらい、取材方法、書き出しについてレジュメを作成してもらいました。レジュメについては、先生方、学生の両方に配布され、誰がどういった記事作りを行う予定かの全体把握と、訂正すべき内容などアドバイスを頂きました。
③来週の予定
来週までに、それぞれ予備取材を行ってくることですが課題となっています。
2011/11/29 新潟日報るーと・人文学部だより企画案
こんにちは。
本日の授業内容は大まかに2点です。
①新大祭新聞の印刷・配布
先週完成した新聞を一人5部ずつ配布しました。1部は自分用、あとは周囲に配るためのものです。
完成した新大祭新聞4面
②新潟日報るーと・人文学部だよりの企画テーマ
まず、前半で新潟日報の織り込み雑誌『るーと』で何を取り上げるか、学生の皆さんに提起してもらいました。
企画案は以下の通りです。
・学内イベント(PR)
・Wホーム(地域のニーズと学生の取り組み)12月17日シンポジウム
・就活(今年の新大生)
・高校生に向けた新大発信
・大学周辺のグルメ企画
・生協(書籍、購買など)
・一人暮らしの学生
以上のテーマをいくつか取り上げて、「新大生の生態」ないし「典型的な新大生」の日常を紹介していくという方向で現在まとまっております。
また、後半に議論した『人文学部だより』については以下の案が出ました。
・シンポジウム紹介
・人文学部を説明(他学部にむけて)
来週は、今日上がった企画の何を記事に採用するか、主軸となる取材テーマをどのようにまとめていくかも踏まえ、取材の分担を決めます。
2011/11/22 新大祭新聞完成と今後の予定
こんにちは。本日の授業は以下の通りです。
①新大祭新聞完成!!
新大祭新聞の制作も大詰めを迎え、一応今日ほぼ完成することができました。
文字や写真の微調整を中心に行い、納得のいく紙面ができるまで、何度も印刷・修正を繰り返しました。数字の表記の仕方など、新聞独特のルールをきちんと守れているかも含め、種田先生・北村先生からチェックを入れていただきました。来週には完成版を、学内外に配布する予定です。
②アルビレックス見学レポート
11月19日に見学したアルビレックスの取材見学のレポートにも着手しました。
写真もたくさん撮ってきたようで、どれを使うか選択しているようです。
③来週の予定
新聞完成もつかの間、来週は早くも『人文学部だより』と『新潟日報るーと』の企画に着手します。
人文学部だよりは、新大OB・OGの方や、保護者が中心的な読者です。昨年度は、この新聞制作の授業について取り上げました。
一方、るーとは地域の年配の方が主な読者になります。
昨年度のテーマは、「新大の国際交流」と、「不況の中での新大生の就活」の2点
一昨年度のテーマは、「新大のキャンパス案内」について取り上げました。
今年度はどのような企画になるのでしょうか。来週までに企画内容について各々考えてくることが宿題です。
それではまた来週。
2011/11/19 アルビレックス取材見学
19(土)にアルビレックスの取材見学に行ってきました。
11時30分にスタジアムに到着し、若杉さんの案内でスタジアムの中を見学させていただきました。
まずはアルビレックスの選手のロッカールーム。
基本は背番号順ですが、選手の好きな場所もあったりするんだとか。
生のユニフォーム等の試合用具を目にして、生徒の皆さんも興奮気味に終始カメラを向けていました。
それから選手の室内練習室
プレスルーム
放送室
ボランティアルーム等を13時頃まで見学しました。
そして14時からキックオフ。
この日の試合はアルビレックス新潟VSガンバ大阪でした。
アルビが先制点を決めると、みんな立ち上がって喜びの声を上げていました。
シュートする度に歓声がひびき、皆さん試合に熱中していた様子。
結果は2-2の引き分けでしたが、非常に白熱した試合となりました。
試合観戦後は、スカパー!の監督会見を見学させていただきました。ここでは私語・写真撮影禁止ということで、みなさん集中して会見の様子を各自メモをとりながら見学していました。
18時頃に大学前に到着。取材見学も、試合観戦も、どちらも貴重な経験となったようです。
今後の授業では、一人一人今回の取材の様子を記事にしていく予定です。
2011/11/15 『新大祭新聞』レイアウト~後篇~
『新大祭』レイアウト作業も、いよいよ後半に近づいてきました!
本日の内容は、以下の通りです。
1.アルビレックス取材見学についての説明
この『新聞制作』では、取材方法や記事の書き方など、現場を通して学ぶことを重視しているため、新潟日報社の編集作業や、アルビレックスの取材現場を見学することが、授業のカリキュラムの一環として組み込まれています。本日は、アルビレックスの取材見学が11月19日(土)に決定したということで、当日のスケジュールや参加人数の確認も含め、種田先生から詳しいお話がありました。
スケジュールは以下の通りです。
≪アルビレックス 取材見学≫
日程:2011年11月19日(土)
10:50 新大西門からタクシーで出発
11:30 スタジアム正面(メインスタンド)集合
↓ 取材裏見学
14:00 試合開始
↓ 選手・監督インタビュー見学
17:30 スタジアムを出発
18:00過ぎ 新大西門解散
普段なかなか目にすることのできないプレスルームや試合の内容を伝えるオペレーション室、選手の更衣室を見学できるということもあり、現段階で受講生全員が参加を希望しています。
2.新大祭新聞の編集作業
前回に引き続き、今回も新大祭新聞の編集作業を行いました。写真や見出しの配置も大まかに決まり、4班とも写真のトリミングや、見出しのレイアウトの修正・変更、記事文の流し込み作業へと移り、着々と進んでいるようでした。発想や工夫によって、いくらでも伝え方を変えることができる新聞。・・・ということもあり、班内で試行錯誤を繰り返したり、他の班の紙面と比較したりと、学生さんの真剣な様子が印象的でした。
3.来週の予定
来週には、新大祭新聞がいよいよ完成します。
また、アルビレックス見学を通してのレポート作成についても話し合う予定です。
2011/11/8 『新大祭新聞』レイアウト~前篇~
こんにちは、TAの柴澤です。
1.パーソナル編集長ソフトの操作
本日は、各チームが前回用紙に書いたレイアウト構成を、編集ソフト『パーソナル編集長』で作成する授業に入りました。編集ソフトを今回初めて使う方が多かったのですが、実際使っていく中で説明書を参照しながら覚えたり、先生方に操作方法のアドバイスをいただくなどして、スムーズに作業を進めていました。
見出し・写真の大きさと、投稿する文章量のバランスも大切。前年度の授業と同様、新聞紙面は9段組み、52行、1段あたり11文字で作成します。スペースを見出しや写真で結構埋まるので、文章を入れる枠をきちんと設けることが大きなポイントになります。
見出しの大きさは縦3段、横4行がちょうど良いというアドバイスも種田先生からいただきました。
チーム一丸となって何度も試行錯誤を行っている姿が印象的でした。
授業の最後に、途中段階の紙面を実際印刷して、文章量や各配置の確認・修正を行いました。今日1日目でどのチームも好調に進んでいるようです。
2.来週の予定
来週で、新大祭新聞は完成予定です。
2011年の『新大祭』の特徴を、各4班、いかに文章・写真で表現するのでしょうか。とても、楽しみです。