2013年度_授業報告
2014/1/15 同人誌制作 第12回
今回は、リレー小説第6話の合評から始まりました。
全7話ですので、今回の展開しだいで物語の結末が左右されるところです。
さあ、その第6話。 ついに、物語の核心にぐっと迫った展開になりました。
これは今回に限ったことではないのですが、それぞれ執筆者によって、物語の要素や語り口に個性が表れるのが本当に面白いです。
第6話、もう“血まみれ”です。
最終話でいったいどう収まっていくのでしょう……!!
そして、皆が考えてきた案の中から、雑誌の副題を決めました。
「ソルファ」「サジタリウス」「インクブロットテスト」……などなど、多数決を勝ち抜いて最終的に決まった副題は。
「51Pegasi b」。
太陽以外の恒星として初めて発見された星の名前だということです。
月末の完成を目指して、作品の手直し、イラスト、やるべきことはたくさんありますが、副題も決まったことで雑誌全体のイメージが固まり、モチベーションが上がったのではないでしょうか。
装丁の仕上がりも期待しています。
2014/1/10 同人誌制作 第11回
年も明けて、いよいよ、この授業も11回目になりました。
いよいよ編集作業に入っていくにあたり、今回は雑誌全体の体裁、掲載作品の確認等々を行いました。
1ページあたりの行・文字数、フォントサイズなど、小説・詩・エッセイ、それぞれのリーダーを中心に決めていきます。
それから、イラストの問題。
作品の執筆者とは別の人がイラストを描き、そこに微妙なイメージの差があるほうが面白くなるだろう、という話が出たので、描ける人はどんどん描いて、良いものに差し替えていく、という方法を採ることにしました。
装丁、目次のデザインも工夫のしどころです。これは、次回以降作例のアイディアが寄せられてくるはずです。
それから、次回までにみんなに出た宿題は、雑誌の副題を考えてくること。
WORDSNOWという、創刊号以来のタイトルに、今年度独自の副題がつきます。
これによって、かなり全体のイメージが規定される重要なところ。
表紙の装丁や目次も、副題が決まってからの方が作りやすいかもしれませんね。
みんな、どんな副題を考えてくるでしょうか。次回が楽しみです。
2014/1/8 マインドマップ 第12回
あけましておめでとうございます。年明け初の授業です。
今日もファシリテーションをおこなっていきます。
まずはホームワークの発表から。テーマは新聞や本、講演会など各自が自由に選びました。
早速就活に利用しています!
フランス語の授業でよく取り扱うお話ですね。
こちらは映画『プライドと偏見』について。名作ですね。
テーマ『国際社会に貢献する日本の価値観』
国際社会において日本がどのような形で貢献できるのか。 世界に示す日本人としての誇りとは一体何か。
今回はこのようなテーマで話し合いました。
まずは個人マインドマップです。
若者を中心としたサブカルチャーは言語を介さなくても共有し楽しむことができる。
3.11の震災の時に見られた日本人特有の助け合いや譲り合いの精神を世界に広めよう。
先進国としての高い技術と品質。
これらを元に各グループのファシリテーターが話し合いを進行します。
作戦会議中!!
みんなでグループマインドマップを書いていきます。
最初は書き出しが遅かったグループでも、一つきっかけを掴むとあっという間に枝が放射状に伸びて紙が埋まっていきました。
それと共にみんなのテンションも上がってとても盛り上がっていました。
グループ発表です。
来週はお休みで、再来週はゲストをお迎えします。お楽しみに!
2013/12/20 ミュージックビデオ完成(ポピュラー音楽)
12月中の完成を目指していたミュージックビデオですが、
いくつかのバンドのビデオが完成したようです。
ビデオの完成したバンドは今回、公開に向けて完成した映像のチェックをし、修正が必要な点などを確認していました。
まだビデオが完成していないバンドは引き続き編集作業です。
編集にあたってはまず、撮影した映像をパソコンに取り込む必要があるのですが、これがなかなか時間のかかる作業です。テープであれば撮影したのと同じだけの時間がかかります。
「ここの撮影は大変だった」というような話しながら忍耐強く取り込みをしていました。
年内の授業はこれが最後です。
今年中にミュージックビデオを完成させるということで、年明けの次回はいよいよ完成した各バンドのビデオを見ることができそうです。
学生も互いのバンドがどのようなものを作っているのかを非常に気にしているようでした。
(野俣)
2013/12/18 マインドマップ 第11回
こんにちは丸山です。
前回は初めてファシリテーションをおこないました。
反省点としては、グループ内で出された意見を箇条書きにしてまとめてしまったことでタイムロスし、うまく構造化することができませんでした。
今回のテーマは『日本への外国人観光客を増やすにはどうしたらいいか』です。
前回とは別の人にファシリテーターをやってもらい、各グループで話し合いました。
まずは個人でマインドマップをかきます。
ファシリテーターが進行して各自発表してもらいます。
こちらのグループは個人の発表をせず、「現状」や「魅力」などの項目ごとに分けてそれぞれの意見を言ってもらいながらマインドマップを書いていました。
グループのメンバー全員の意見を一つのマインドマップにまとめることは最初はなかなか難しいのでこの方法も面白いと思いました。
積極的に日本から海外へと留学して日本の魅力を伝えることで呼び込もう。
外国人観光客から見た日本の観光地といえば東京、京都、大阪という大都市が多く一点集中しがち。その他の地方都市にも足を伸ばしてもらえるようにわかりやすく魅力的なコンセプトのツアー企画をおこなったり、多言語による標識案内の充実をはかる。
日本の四季ごとの行事や伝統行事、特にお祭りによる人々のつながりを意識して外国人観光客にも体験してもらいたい。
主な問題点としては言語があげられていました。英語教育の徹底や先ほどもあった多言語表記の標識や看板が必要だという意見が出されていました。
前回の緊張感に包まれたファシリテーションに比べると、今回はとてもなごやかな雰囲気でした。前回ファシリテーターを経験した学生のアドバイスやサポートもあり、各グループのマインドマップもさらに充実したものとなりました。
2013/12/17 新聞制作 第12回
こんにちは、TAの高桑です。
早いもので、今週が今年最後の授業となりました。
今週も、「表現プロジェクト演習K 新聞製作」の授業風景を報告していきます。
今週も前回に引き続き、「るーと」、「西区だより」、「学部だより」の製作を行っていきました。
各班とも、「新大祭新聞」製作の時とは異なり、1度に取材を行うわけにはいかないので、うまく計画を取りながら記事の執筆、レイアウトの構想、取材の遂行を進めていきました。
「西区だより」班は、先日の西区役所の担当者の方との打ち合わせにて、いくつかリクエストがあったので、それに応えつつ作成を進めています。
「学部だより」班は、取材相手の人数が多いようで、それをうまくまとめつつ作成を進めています。
「るーと」班は、内容が盛りだくさんで、かつるーと編集部の方との打ち合わせを行い、調整しながら作業を進めています。
各紙ともに製作作業も終盤に差し掛かっています。どんな新聞が完成するか新年度が楽しみです。
それではまた来週!!
TA担当 高桑
2013/12/17 同人誌制作 第10回
こんにちは。今回がもう年内最後となってしまいました! はやい!
リレー小説は、全7話中の、5話目です。
友人がロボットだったことを知った主人公に、さらなる新事実が……
こうなれば、みんなロボットなのか?! いやさらなるどんでん返しがあるのか?!
残り2回。どう収束させるのか、いままでの伏線を回収する段階に入ってきました。
細かい設定のつじつまを合わせていく作業も大変そうですが、担当の方の腕の見せ所となりそうです。
じつは年内にすべての合評を終えたいと思っていたのですが、計画がおしぎみです。
毎時間、じっくりやっているうちに、あっという間に時間が経ってしまうんですよね。
今日はファンタジックな詩の合評でした。
まん中に布置されたペダンティックな台詞が、詩全体にどれほどの必然性があるのか。
どのように理解される可能性があるか、などなど、皆が意見を交わしていました。
小説・詩・エッセイ、それぞれのリーダーも決まり、
年明けからは、いよいよ編集作業に入ります。
忙しい時期のなかでの作業になりますが、
学生同士でさらなる意見交換をして、それぞれが納得できる作品を仕上げられるよう祈っています。
2013/12/13 ライブ開催日が決定(ポピュラー音楽)
こんにちは、ついにライブの開催日が決まりました。
年が明けての2014年2月12日(水)、
場所は「GOLDEN PIGS BLACK STAGE」にて、
ライブを実施することになりました!
一方で楽曲やビデオの制作もこのような感じで進んでいます。
どうしても授業時間外での作業が多く、制作の様子をあまりお伝えできないのが残念です。
ミュージックビデオは12月中には1本完成させるとのことで、 こちらの作業にも熱が入ります。
バンドによって進捗状況は異なりますが、撮影が終わり編集の作業に入っているところもありました。
Henchmenはスタジオでの演奏の様子を中心にビデオを作っていました。
編集は地道な作業ではありますが、自分たちの撮影した映像を見ては盛り上がり、楽しそうに作業を進めていました。
早く完成したものが見たいですね。公開まで、もうまもなくです。
(野俣)
2013/12/13 表現プロジェクト演習R 12月8日 3回目のフィールドワーク
こんにちは!
表現プロジェクト演習R(災害と社会)、授業助手の佐藤です。
今回は12月8日に行われた、3回目のフィールドワークについて報告します。今回の目的は、1班は交換ノートをより使って貰いやすくするための、2班はパンフレットの内容を充実させるための取材を行うことでした。私は今回主に1班と行動していましたので、そちらの内容が多くなってしまいますがご了承ください。
取材は10時半から以前も訪問したZIKKAさんで始まりました。
この時は1班、2班の混成チームで訪れ、ZIKKAさんでは実際に飛渡地区産の野菜を使った料理を見せていただきました。
とっても美味しそうですね。今は冬に入りかけの時期なので、調理担当の「お母さん」たちは根菜などを使った煮物をよく用意されるようです。
食材は季節によって変わるので、「お母さん」たちは季節ごとにアイディアを出しながら調理していくそうです。
どんな料理が出てくるかはその時のお楽しみなので、お客さんもワクワクしながら料理を待てますね!
またZIKKAさんでは最近、店内での野菜直売もはじめたとのこと。美味しい料理を食べたあと、お客さんが買っていってくださるそうで、売れゆきは上々のようでした。
、
ZIIKAさんの取材が終わったあとは、混成チームから1班のメンバーだけになって、ほんやら洞さん、いきいき応援団さんへと取材に向かいました。
今回いきいき応援団さんにははじめてお会いしました。いきいき応援団さんは障害者支援施設の一角で、高齢者の向けのお弁当などを作っておられるNPO法人です。地域で作られた野菜を使った、バランスの良い食事を提供されています。こちらでも取材をさせていただきつつ、交換ノートについてのご意見を伺いました。交換ノートは良いアイディアであるとお褒め頂きましたが、やっぱり手間がかかるので継続が問題になるのでは、というご指摘がありました。
その後は交換ノートに貼り付ける飛渡の風景を撮るために移動。うっすら雪をかぶった田んぼや分校がなんとも風情がありました。
アグリコープ新水にて今回調査に同行していただいた、デザイナーの杉井さんを交えて交換ノートについての検討会が行なわれました。
取材結果やご指摘を踏まえて、交換ノートをどうデザインするのか?議論が白熱しましていました。
結局どうデザインするかは、次回の授業に持ち越されました。
次回は、いよいよ交換ノートやパンフレットの完成形を決める議論がされます。
お楽しみに!
文責:佐藤孝輔
2013/12/12 写真展示のおもしろさ
写真の選び方や実際の展示現場で学んできた表現プロジェクトは、12月11日最終日を迎えました。この日は東海大学の水島久光教授が特別招聘講師として講義を行いました。講義の中で水島教授は、今回の展示会を見学した感想に触れ、自分の記憶を見ているような感覚になったと話しました。
原田教授は、アーカイブは「調査・発掘から始まり、分析・解釈から利用・再創造(展示)と進んでいく。そのノウハウを教えてきたつもりだ」と授業を振り返っていました。また榎本助教は「写真の表現能力を高めていくことが展示には要求される」と展示することによって写真のもつ表現能力を高めていく必要性を説いていました。
学生からは次のような感想がありました。
☆この授業を受ける前までは、どんなものかを考えたことがなかった。単にその一瞬を切り取るだけのものとという認識でしかなかった。しかしこの授業で、他者へのメッセージ性を写真から感じるようになった。そして写真の並べ方次第で印象が全く変わることがわかった。
☆これまで写真の並べ方はあまり考えたことがなかった。でも実際に展示会場で写真を並べてみると、並べ方次第で写真の印象が変わってしまうという体験をした。
☆写真は旅行写真や記念写真など外部記憶装置として捉えていた。しかしこの活動を通して、展示方法によって意図しないことが伝わることを知った。
☆展示に意図があることを知った。それまでなにも考えずに見ていた。勉強になった。
☆絵画の展示会には行ったことがあった。写真の展示会には行ったことがなかった。展示することで、表現できることを知った。楽しかったです。
原田教授・・・プロデューサーはいい写真は取れない。でもそれを誰かに取らせればいい。写真の知識はない、テクニックもない。それであるならば面白い写真を写真家に取らせればいい。写真の才能がなくても写真の仕事には就ける。そんな考え方を持って欲しい。
榎本助教・・・絵画は一枚で完結している。写真は一枚では成立はしないことも多い。複数を組み合わせることで成立する。並べ方一つで変わってしまうということがある。