2013年度_授業報告

2013/10/25 写真の配列

こんにちは TAの大内です。

今回の授業は展示手法です。前回の授業で写真の選び方を学びました。その写真をどのように並べるのかがきょうの授業テーマです。私も前回に引き続き参加をさせて頂きました。私自身、写真の展覧会には何回か足を運んだことがあります。しかし並べ方まで考えたことが正直ありませんでした。展示会場を一周して、遠くから見たり、近寄って見たりしながら、作者の写真に対する思いや被写体に対する思い入れを巡らせたことはありました。でもなにがなく私が見ていた展示会にも並べた方の極意があったんですね。きょうの授業でわかりました。

まず受講生には2班に分かれてもらって並べ方につい、およそ30分話し合ってもらいました。まるでパズルのようにあっちこっちと写真を机の上で並べ、上から見たり遠くからみたりと、首をひねっておりました。並べる写真は18枚で、縦6枚、横3枚に並べます。写真は集合写真あり、個人写真あり、遠目写真あり、アップ写真あり、風景写真あり、笑っている写真あり、18の個性があります。

30分経ったところで発表です。どんなコンセプトで並べたのかを班ごとに話してもらいました。左から見てもらうため並べた、季節を意識した、目線を合わせた、どうしてもどこに並べていいのかわからなかったなど、意見もそれぞれでした。榎本先生からは、一面で見た場合の見せ方、一列で並べた場合の見せ方、目立つ写真をどこに配置するのか、自分でポーズをとっている写真の配置方法など、写真の個性を生かす配列方法を教えていただきました。また原田先生からは正解というのはないけれど、並べ方で見に来た人に並べた方のサインがわかるようにして欲しい、並べ方の趣旨を感じるような配列が好ましいという意見をいただきました。お二人の意見を聞いてみると、今までまったく見えてこなかった写真が収まるまるべきポジションが見えてくるのが不思議です。

次回からはいよいよ実践編です。ますます楽しみです。

2013/10/25 デモ曲の披露(ポピュラー音楽)

今回は課題となっていた各バンドのデモ曲を披露してもらいました。
演奏は録音でも良いが歌はできる限り生で披露することということで、やる方も聞く方も少し緊張の面持ち。

















はじめは恥ずかしそうにしていましたが、いざ歌い出してみると堂々としていていい声でした。
明るいポップな曲もあれば重いハードな曲も。
みな興味深そうにそれぞれの曲を聞いていました。

































特にヴェルフェゴール進行の曲はなかなかインパクトがあったようで、ざわめきが起きていました。

今回デモ曲を披露してもらったことで、各バンドがどのような感じなのか少しずつ分かってきました。
これからは、今回披露してもらったデモ曲をブラッシュアップするとともに、ライブに向けてさらなる曲作りに励んでいくことになります。
短期間で何曲も用意するのは大変そうですが、がんばってください!

次回も引き続き各バンドの楽曲制作状況を報告してもらうことになると思います。期待が膨らみます。

(野俣)

2013/10/23 第4回 「新大祭新聞」記事の作成 ①

こんにちは、TAの高桑です。
今週も授業風景を報告していきたいと思います。

先週の土曜日、日曜日には新大祭が行われました。日曜日はあいにくの天気でしたが、2日とも大勢の人たちで賑わっていました。
新大祭では各々の受講生が担当する紙面のために精力的に取材を行い、今回から取材をもとにした記事の作成にとりかかりました。
各担当者は先日までに作成してきた初稿をもとに作業を行っていきました。

前回、種田先生と北村先生から説明いただいた編集ソフトを用いて、各班ごとに記事の執筆、レイアウトの構成を実際に決めていきました。









各班ともに熱心に相談を重ねていました。









種田先生の指導にも熱が入っています!









全体的に、編集ソフトの使い方にまだ慣れていないようで、北村先生のアドバイスに耳を傾けながら 試行錯誤していました。

ちらちらと皆さんの記事を見ていたのですが、今回の授業でかなり作成も進んでいたようで、完成も間近と言えるのではないでしょうか。
どんな新聞が完成するのか楽しみです!! それではまた来週もよろしくお願いします。

TA担当 高桑

2013/10/23 マインドマップ 第4回

こんにちは丸山です。

まずはホームワークから見ていきましょう。今回は『最高の休日』もしくは『2014年3月までになっていたい自分』というテーマでかいてきてもらいました。

彼は『最高の休日』について晴れの日と天気が悪い日に分けて過ごし方をかいています。色使いが綺麗で見やすいですね。


これは『2014年3月までになっていたい自分』について。趣味の充実や学業での成長、時間の有効活用など。


連想トレーニング

イメージの持つ情報量の多さについてはすでに何度か触れてきました。

そこで連想トレーニングをおこなうことでイメージの持つ情報量をさらに増やしていきます。

最初はMeeting, Travel, Cost, Letterなどの英単語から連想するイメージを描いてもらいました。



各グループでお互いに描いたものを見比べてみます。

次は逆のパターンでイメージから連想する意味を書いてもらいます。

このように一つのイメージに複数の意味を見出すことができると、マインドマップをかく時にどんどんとブランチが伸びていきます。

おもしろいなと思ったのは右上のイメージ。これは何に見えますか?マスク、枕、手紙、ビールなど最も多様な意見が出ていました。

ノートテイキング

今までかいてきた自分の好きなもの、自己紹介、最高の休日などのマインドマップは“ノートメイキング”でした。

今度は“ノートテイキング”です。講演会の内容や読書から得た知識などをマインドマップでかいて整理することを指します。

お題は。。。『ゾウ』!!(先生はゾウがお好きなんでしょうかw)

ゾウの生態や種類、特徴などについて書かれたテキストをノートテイキングしてもらいます。

書き終えたらテキストを裏返しにして隠し、自分でかいたマインドマップだけを見てゾウについて説明してもらいます。

それぞれ個性豊かなゾウがセントラルイメージにかかれていますね。

今回配布したテキストはあらかじめ生態、特徴、種類、えさの4段落に分けられていたのでそれを元に4つのメインブランチを作ってかいてもらいました。

このようにある情報の全体を俯瞰し、感じたこと、理解したことを自分のイメージで書き表すことで学びながら記憶することができます。

テキストにある言葉をそのままブランチに乗せるのではなく、自分が理解した通りにイメージや言葉で表すことによって理解力と記憶力が高まります。

また、特別に重要だと感じたものに関しては“AHA!ブランチ”を作ることでより効果的に理解を深めることができます。

2013/10/21 同人誌制作 第2回

こんにちは。TAの久賀です。
今日は二週間ぶりだったということもあり、その間に皆さんが準備してきた作品がたくさん集まりました!!

さっそく、詩を作ってきた方々に自分の作品を朗読してもらい、合評スタートです。
みんな最初のうちは遠慮がちでしたが……

面白いと感じたところ、良く分からなかったところ、もっとこうした方が良いんじゃないかという具体的な意見まで、だんだん率直に言い合えるようになってきました。

先生からは、詩をつくる際、説明調にならないよう、イメージの取り合わせを工夫することに気をつけると良いというお話がありました。そして先生が例として挙げた俳句を、一部分だけ変えて良い句に作り替えてみようということになり、みんなが即興でポンポンと案を出して盛り上がりました。


来週は、小説の合評もはじまります。タイトルを見ただけでも、さまざまな雰囲気の作品が集まっていることがわかって、これは読むのが楽しみですねえ。
それでは、また来週、授業の様子をお伝えします。

2013/10/21 バンド名を決める(ポピュラー音楽)

こんにちは。野俣です。

前回は暫定的に班分けを行いましたが、今回はまずはじめに各班のメンバー構成、音楽の方向性、問題点などの報告を確認しました。
担当がバランスよく分かれた班もあれば、ギターやベースの担当が固まってしまった班、班のなかでハードコアがやりたい人とアニソン系の音楽をやりたい人とで分かれてしまった班もありました。









ということで班を再調整。
ハードコア組とアニソン組で分かれてしまった班は2つに分け、新しくもう1つの班を作ることになりました。
ギターやベースが固まってしまった班も少しメンバーを入れ替え、最終的に全部で8つの班(バンド)ができました。

















班が決定したので、授業の後半ではさっそくですがバンド名を決めてもらいました。
これまでは各班を1班、2班などと数字で呼んでいましたが、これからは班名=バンド名で呼ぶことになります。

各班のバンド名は以下のようになりました。









1班:Virgin Underground
ギター・ロック

2班:R&P
ポップなロック

3班:Crystal of Garbage
オルタナティヴ・ロック

4班:ヴェルフェゴール進行

5班:Henchmen
ハードコア、メタル

6班:Traveling Cafe

7班:My heart is beating

8班:ゲシュタルト崩壊
アニソン系

……これだけでは覚えきれませんね。
上に書いた通り、どういう音楽をやろうとしているのかが決まりつつある班もありましたが、これだけではまだまだ各班、各バンドのイメージが掴めません!

そこで次回、これまたさっそくですが、各班でとりあえずの形でいいのでデモ曲を用意してきてもらうことになりました。
一週間で曲を用意するのはなかなか大変だとは思いますが、どの班がどんな音を出すのか楽しみです。

(野俣)

2013/10/18 写真選びの極意

こんにちは!TAの大内です。

今週は宿題となっていた写真選びが授業のテーマです。宿題は先週配布された44枚の写真を20枚まで絞り込むことでした。一人一人が自分で選んだ写真に理由をつけながら解説したり、なぜ選んだのかを説明しました。構図が素晴らしい、子供の写真がよかった、人の表情がよく撮れていた、見ていて飽きないなど様々な理由が聞くことが出来て大変有意義な時間でした。中には一枚の写真から、写す側の気持ちと写される側の気持ちを考えながらその一瞬を物語風にアレンジする学生もいました。人によって見方はそれぞれで、正解のない感性を披露しあうような発表だと思いました。私も参加させていただきました。勉強になりました。

題材になった写真は奥会津で地域の人を長年撮影している方で、プロの写真家ではなく趣味として撮影している人です。44枚すべての写真にドラマを感じ、見ていて飽きないものばかりです。季節はばらばらで、真夏もあれば、真冬もあり、春もあれば秋もあります。子供写真もあれば、大人写真の集合写真もあります。仕事をしている様子の写真もあれば、遊んでいるような子供の写真もあります。原田先生が言うところの、写す側、写される側、そして見る側という3者の関係を考えながら、写真を見入ってみるとなかなか興味深く、奥深い写真ばかりです。

榎本先生からは展示会では、一枚一枚の評価という視点ではなく全体としてのバランスが大事で、展示会でどのように配列していくのか、そのためにどんな作品を選ぶのかという視点が欲しいというご意見をいただきました。

それでは次回はいよいよ選ばれた写真の配列方法について学んでいきます。

次回も楽しみです。

2013/10/16 マインドマップ 第3回

こんにちは丸山です☺

まずはホームワークの『年末までになっていたいわたし』のマインドマップを発表してもらいました。

それぞれいろんな目標や理想があって面白いですね。色使いもカラフルで確実に上達してきています!


さて、本日の授業予定はこちらです。

前回は右脳と左脳の主な働きについてのお話でしたが、今回は全脳を使う7つのルールについて。

↑セントラルイメージには「7」に関連する絵が7つあります。みなさんは全部わかりますか?

7色の虹、7つの音階、童謡「七つの子」、七福神などなど

全脳を使う7つのルール

①用紙:用紙の向きは横。真ん中から書き始め放射状に展開していくと思考が途切れることなくどんどんと広がっていきます。そしてノートのように罫線がなく無地のものを使います。罫線があると目に入ってしまい思考を遮ってしまいます。

②イメージ:イラストやアイコンを多用する方が文字のみよりも脳に入りやすくなります。イメージの持つ情報量は1,000以上あります。セントラルイメージは最も重要なのでじっくり時間をかけて書きます。

③カラー:単色ではなくたくさんの色を使います。

④ブランチ:思考が途切れないよう必ずセントラルイメージから繋げて描きます。木の幹から延びる枝のように生物的に描くことで小脳を刺激します。また、ブランチの下や端にイメージやワードを描くと思考が不安定になり落ちてしまうので必ず上に乗せて描きます。

⑤ワード:長い文章ではなく、キーワードとなる単語を書きます。そうすることで思考の切り替えができます。

⑥構造化:基本概念となるBOI(Basic Ordering Idea)を決めます。セントラルイメージから伸びる太いブランチがBOIです。5W1Hを使上位概念と下位概念を整理してブランチをのばしていきます。

⑦楽しむ:楽しみながらやることで脳が喜びます。


『最高の休日』

7つのルールをふまえて、『最高の休日』というテーマでマインドマップをかいてもらいました。あなたなら一か月の休暇をどのように過ごしますか?


日本地図をセントラルイメージにおいて国内旅行を計画中。


春休みを利用して旅行に行きたいそうです。

彼はヨーロッパ周遊!

インドア派の過ごし方ですねw



このように過半数の学生が旅行に行くことを計画していました。国内旅行で各地の名産物を食べ歩きたい、海外旅行ならヨーロッパを巡ってみたいなど。

中には家でのんびり過ごす方がいいというインドア派の人もいて、映画や読書、料理、ネットサーフィンなど現代っ子だなぁと感じました(笑)

また、旅行費を稼ぐためにアルバイトをして貯金をする、移動手段はバス、車、電車、飛行機など具体的な計画も立てていました。

家族で行くか、友人と行くか、気ままに一人旅などの選択肢もあって何パターンかに分けている人もいました。


来週はノートテイキングについて。お楽しみに♪

2013/10/16 震災によってあぶり出された問題と池谷集落の復興 第2回講義

みなさん、こんにちは!

表現プロジェクト演習R「災害と社会」講座助手の佐藤です。

ここでは10月11日の本講座の講義を紹介します。

講師は前回もお話いただいた稲垣先生と、十日町市からいらっしゃってくれた多田先生です。

先に稲垣先生から、第1回講義よりも詳しく中越大震災と中越沖地震の概要について教えていただきました。

私が印象深かった指摘は、災害が起こると社会の弱い部分がダメージを受けて、普段から問題があったけど隠れていた部分が明らかになってくるというところです。中越大震災の場合は普段地域の人々が目を背けていた過疎・高齢化の問題が震災によって、より目につくようになり、その対策をしなければならないという共通認識が生まれたそうです。

では、こうした問題に中越大震災で被災された方々はどのように取り組んでいったのでしょうか?

十日町市飛渡地区の池谷集落からいらっしゃってくださった多田先生より教えていただきました。

池谷集落は昭和30年代には37軒211名が住む集落でしたが、過疎・高齢化の進展によって平成16年には6軒13人の限界集落になっていました。
震災後にはこの問題がさらに深刻化し、池谷集落の存続が危ぶまれる事態になりましたが、周辺住民の方々や国際NGO「JEN」の復興への協力の中で過疎・高齢化への挑戦が始まりました。住民やボランティアの人々を中心として発足した「十日町地域おこし実行委員会」では震災からの復興、後継者の育成、耕地山林の維持、日本全体の問題である限界集落/環境/食糧問題への挑戦といった目標が掲げられ、革新的な取り組みが行われていったのです。こうした取り組みの中心になったのは米の直販であり、自分たちが作ったものを喜んで食べてもらえることで、地域の方々も自分たちの仕事に誇りを持って続けていく意欲を得ることができたそうです。その他にも農業体験を盛り込んだエコツアーやブナ林でのヨガ体験、農業インターンの受け入れなど、私自身参加したいと思うような取り組みが多かったことは印象的でした。結果として、移住された方も含めて、現在池谷集落は8世帯19人の集落になったそうです。すごいですね!

今週末の20日にはいよいよ第1回のフィールドワークが始まります。わたしは残念ながら参加できませんが、みなさんのお話を聞いてまたご報告したいと思います。

(文責:佐藤孝輔)




2013/10/15 第3回 「新大祭新聞」制作の打ち合わせ ②

こんにちは、TAの高桑です。
さっそく今週の授業について報告していきます。

新大祭を今週末にひかえ、「新大祭」新聞の最終的な打ち合わせを行いました。









講義の初めに、講師の種田先生から取材にあたっての注意点などが説明されました。










取材を行う際には、取材相手に授業の一環で行っていること、どんな目的で、どんなことを書くかを伝えるようにとの説明がありました。
また、何を伝えたいのか?何を書きたいのか?を意識しながら、取材をしていくと良いとのことです。



















その後は、記事を書く際にも使っていく編集ソフトの説明がされました。

講義の後に種田先生から伺ったのですが、実際に記者の方々も同じようなソフトややり方でレイアウトなどを決めているようで、やっていることは変わらない(もちろんその内容は異なりますが)とのことです。
一通りの説明が終わった後は、各紙面の担当に分かれ、編集ソフトを用いてレイアウトの構成を決めていきました。

































皆さん馴れないソフトに多少戸惑いながらも、真剣な面持ちで相談をかさねていました。

さて、今週末はいよいよ新大祭です。記事作成に向けて、満足いくような取材ができるよう頑張りましょう。
もしも、ブログをご覧の方で新大祭当日に新聞制作の学生から取材を受けることがありましたらご協力のほどよろしくお願いします。
それではまた来週。
TA担当 高桑
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