2013年度_表現プロジェクト演習(ファイバーワーク)
2013/5/14 第5回 つくりはじめる〈個人作品の制作〉
こんにちは。
今回からは個人作品の制作にも本格的に取りかかっていきます。
デザインがまとまった人からさっそく制作へ。
針金を使って鳥を作っているそうです。
少しずつそのカタチが見えてきました。
素材を手にとり、さらにアイデアを広げていこうとする人もいました。
小飯塚先生は実際に素材を見せながら学生の相談に応じていました。
先生が素材として持ってきた光ファイバーには学生も興味津々。
これを利用するとおもしろいものができそうだと盛り上がっていました。
デザイン画と照らし合わせながら素材をどう利用しようかと試行錯誤。
みなさん黙々と器用に作業を進めていました。
マフラーの方も少しずつ織り終えた人が出てきています。
今回から本格的に作品の制作作業に入ってきました。
実際に制作がはじまり、作品のカタチが少しずつ見えてきて教室全体が活気づいてきました。
これからどのような作品ができあがってくるのか次回も楽しみです。
(野俣)
2013/5/7 第4回 マフラー製作その2
こんにちは。
前回は縦糸の整経が終わったところで時間が来てしまいました。
今回はようやく織機での作業に入っていきます。
まず縦糸を織機の綜絖に一本一本、計80本通していきます。
縦糸が通し終わったら、織機に結び、巻きとっていきます。
そうしてやっと準備完了。
ここからがいわゆる「織り」の作業です。
はじめに先生が手本を見せて下さいましたが、さすがの慣れた手つきです。
一方、学生はというと、筬を引いて横糸を打ち込むときの力加減に苦労していました。
織機というと、勢い良くガンガンと音を鳴らして織っているイメージがありますが、マフラーのように毛糸を織るときは、強すぎず弱すぎず適度な間隔ができるように織っていく必要があるそうです。
織機での作業と並行して、個人作品のデザインの方も進めていきます。
先生からのアドバイスをもらいつつ、より具体的なものとなるようにデザインを固めてゆきました。
次回からは個人作品の方も制作に入っていきます。
先生によると、はじめに小さな試作品を制作してみて、そこから大きな実際の作品へと取り掛かっていくのが良いそうです。
(野俣)
2013/4/30 第3回 マフラー制作
こんにちは。
今回からはいよいよ制作に入っていきます。
はじめにとりかかるのは機織り機を使ったマフラー作り。
さっそく機織りへ!といきたいところですが、そのためには少々準備が必要です。
まずは注文して届いたばかりの毛糸を使いやすくするために、ぐるぐると玉状に巻いてまとめます。糸巻き用の道具にかせ糸をセットしてハンドルを回すと、おもしろいように糸が巻けていきます。
が、この道具の数にも限りがあるため、手作業で地道に巻いていく人もいました。
巻き終わったら整経台に糸をセットし縦糸を作っていきます。これも根気のいる地道な作業で、みなさん苦戦していました。
上のように縦糸ができあがり、さあ機織りへ!というところで今回は時間がきてしまいました。次回こそは機織りの作業に入れることでしょう。
マフラー制作と並行し、展示会に向けて個人作品のデザイン案も練っていきます。
(野俣)
2013/4/23 第2回 ギャラリー見学
こんにちは。
第2回目の今日は、「ファイバーワーク」で学生たちが制作した作品の展示会場となる新潟市内にあるギャラリー「蔵織」へ見学に行きました。
「蔵織」は明治に建設された蔵つきの日本家屋を利用して作られた純和風のギャラリーです。
現在は、新潟県内在住の若手作家さんたちによるアートフェスティバル「春山登山展2013」が行われていました。
ギャラリーには7部屋の展示スペースがあり、展示作品を見て自分の制作へのイメージをふくらませるとともに、どの部屋に展示をしたいかも考えながら見学をしました。
短い見学時間のなかで、みなさん思い思いに展示を見ていました。
次回からはいよいよ作品作り!
まずは大学にある機織り機を使ってマフラーを作ります。
(野俣)
2013/4/16 第1回 ガイダンス「なぜモノをつくるのか」
こんにちは。
表現プロジェクト演習「ファイバーワーク」のTAを担当します野俣峻大です。
これから毎週、この授業の様子をお伝えしていきます。
この授業では、世界的に活躍する新潟市出身のファイバーワークアーティスト小飯塚眞理子先生を講師として、繊維(ファイバー)や糸、布を素材とした作品を制作し、ギャラリーでの展示会開催を目指します。
初回の今日は、小飯塚先生から授業についての説明がありました。作品の制作を通して、想像力や発想力を磨いていってほしい。なにより「完成度の高い作品を目指してほしい!」とのことでした。
授業のおわりに「なぜ自分がモノをつくるのか(つくりたいのか)」を考えてくること、そして作品のラフスケッチを描いてくることが来週までの課題として出されました。
受講生からは不安と期待とが入り混じったような表情が見られましたが、これからこの授業がどうなっていくのか、どのような作品ができてくるのか、とても楽しみな初回でした。
来週はバスに乗って市内のギャラリーへと見学に行きます。