2013年度_表現プロジェクト演習(マインドマップ)

2013/10/30 マインドマップ 第5回

こんにちは丸山です。

今日もホームワークからご紹介します。先週やったノートテイキングを生かして新聞や本で読んだ内容をマインドマップにしてもらいました。

四角大輔さんのトークライブの内容について

台風27号のニュースについて

ワイン法について

小説『舟を編む』について


取り上げているテーマが多種多様でとても面白いですね。それぞれの興味対象がよく表れていると思います。


トークライブの内容をまとめる

先日はこの授業を受ける学生が企画に関わった四角大輔さんのトークライブショーがありました。

萱場先生も参加されて、四角さんのお話を聞きながらかいたマインドマップを紹介していただきました。

“「人は誰もがアーティスト(表現者)」というメッセージを掲げ、

すべての人間に潜むクリエイティビティと独創性に火を点けるべく、
“生涯アーティストプロデューサー”として表現活動を続けるクリエイター。

前職は、レコード会社プロデューサー。
15年間勤務し、7度のミリオンなど、数々のヒットを創出。
2009年、学生時代からの夢であった
ニュージーランド永住権の許可が下りる。

その一ヶ月後、すべてを捨ててニュージーランドへ。
4ヶ月間のキャンプ場生活の後、
携帯圏外で水道もない湖畔に建つ一軒家で”森の生活”を開始。”

(Lake Egge Nomadのプロフィールより引用 http://www.lakeedgenomad.com/


萱場先生と参加した学生で四角さんのお話について紹介してもらい、それを他の学生たちにノートテイキングしてもらいました。

四角さんのお話によれば、キャリアデザインだけでなくライフスタイルデザインも必要ということでした。

一日に15分でもいいので携帯電話やネットから離れてオフラインの時間をつくること。

歯磨き粉や歯ブラシなどの生活日用品にこだわりを持って選ぶこと。

自分が一番好きなTシャツを見つけること。

何に価値を置くのか考えること。

これらのことを実践してライフスタイルを充実させることが人生をより豊かなものへとつながります。

参加した学生は、Don’t think! Feel! 「考えるな、感じろ」という言葉が印象的だったと話していました。


学生たちがノートテイキングしたものはこちらです。

口頭で話を聴きながらのノートテイキングはやはりまだ難しいようで、いつもより色とイメージが少なかったり一色でかいている人が多く見られました。

萱場先生のレベルに達するにはまだまだ修行が必要ですね!!


教育基本法をまとめる


次は教育基本法をノートテイキングしてもらいました。

これは去年の授業でもやりましたが、抽象的な概念や固い文章をマインドマップにするのは難易度が高く、かなり苦戦していたのを覚えています。

全文と目的、理念の3つに分けてそれぞれ分担してもらい、まとめた内容をグループで説明してもらいます。

セントラルイメージがなかなか浮かばない、イメージにするのが難しい言葉がたくさんあるという意見がありましたが、

それでもなるべく言葉に頼らずイメージで説明しようという努力が見られます。

萱場先生のマインドマップを見てみましょう。

平和は「白いハト」、自由は「自由の女神」、目的は「的を射る矢」、伝統に「五重塔」など、自分がその言葉を聞いて連想するものをアイコンとして使っています。

一番なるほど!と思ったのが、命を象徴するアイコンに「蜘蛛の糸」を使っている点です。芥川龍之介の『蜘蛛の糸』から命をつなぐものとして思いついたそうです。

このように自分が理解したものをイメージとして表せば、どんなに難しい文章でも頭にスッと入っていきますね。


今日の授業はなかなかハードでした(笑)

2013/10/23 マインドマップ 第4回

こんにちは丸山です。

まずはホームワークから見ていきましょう。今回は『最高の休日』もしくは『2014年3月までになっていたい自分』というテーマでかいてきてもらいました。

彼は『最高の休日』について晴れの日と天気が悪い日に分けて過ごし方をかいています。色使いが綺麗で見やすいですね。


これは『2014年3月までになっていたい自分』について。趣味の充実や学業での成長、時間の有効活用など。


連想トレーニング

イメージの持つ情報量の多さについてはすでに何度か触れてきました。

そこで連想トレーニングをおこなうことでイメージの持つ情報量をさらに増やしていきます。

最初はMeeting, Travel, Cost, Letterなどの英単語から連想するイメージを描いてもらいました。



各グループでお互いに描いたものを見比べてみます。

次は逆のパターンでイメージから連想する意味を書いてもらいます。

このように一つのイメージに複数の意味を見出すことができると、マインドマップをかく時にどんどんとブランチが伸びていきます。

おもしろいなと思ったのは右上のイメージ。これは何に見えますか?マスク、枕、手紙、ビールなど最も多様な意見が出ていました。

ノートテイキング

今までかいてきた自分の好きなもの、自己紹介、最高の休日などのマインドマップは“ノートメイキング”でした。

今度は“ノートテイキング”です。講演会の内容や読書から得た知識などをマインドマップでかいて整理することを指します。

お題は。。。『ゾウ』!!(先生はゾウがお好きなんでしょうかw)

ゾウの生態や種類、特徴などについて書かれたテキストをノートテイキングしてもらいます。

書き終えたらテキストを裏返しにして隠し、自分でかいたマインドマップだけを見てゾウについて説明してもらいます。

それぞれ個性豊かなゾウがセントラルイメージにかかれていますね。

今回配布したテキストはあらかじめ生態、特徴、種類、えさの4段落に分けられていたのでそれを元に4つのメインブランチを作ってかいてもらいました。

このようにある情報の全体を俯瞰し、感じたこと、理解したことを自分のイメージで書き表すことで学びながら記憶することができます。

テキストにある言葉をそのままブランチに乗せるのではなく、自分が理解した通りにイメージや言葉で表すことによって理解力と記憶力が高まります。

また、特別に重要だと感じたものに関しては“AHA!ブランチ”を作ることでより効果的に理解を深めることができます。

2013/10/16 マインドマップ 第3回

こんにちは丸山です☺

まずはホームワークの『年末までになっていたいわたし』のマインドマップを発表してもらいました。

それぞれいろんな目標や理想があって面白いですね。色使いもカラフルで確実に上達してきています!


さて、本日の授業予定はこちらです。

前回は右脳と左脳の主な働きについてのお話でしたが、今回は全脳を使う7つのルールについて。

↑セントラルイメージには「7」に関連する絵が7つあります。みなさんは全部わかりますか?

7色の虹、7つの音階、童謡「七つの子」、七福神などなど

全脳を使う7つのルール

①用紙:用紙の向きは横。真ん中から書き始め放射状に展開していくと思考が途切れることなくどんどんと広がっていきます。そしてノートのように罫線がなく無地のものを使います。罫線があると目に入ってしまい思考を遮ってしまいます。

②イメージ:イラストやアイコンを多用する方が文字のみよりも脳に入りやすくなります。イメージの持つ情報量は1,000以上あります。セントラルイメージは最も重要なのでじっくり時間をかけて書きます。

③カラー:単色ではなくたくさんの色を使います。

④ブランチ:思考が途切れないよう必ずセントラルイメージから繋げて描きます。木の幹から延びる枝のように生物的に描くことで小脳を刺激します。また、ブランチの下や端にイメージやワードを描くと思考が不安定になり落ちてしまうので必ず上に乗せて描きます。

⑤ワード:長い文章ではなく、キーワードとなる単語を書きます。そうすることで思考の切り替えができます。

⑥構造化:基本概念となるBOI(Basic Ordering Idea)を決めます。セントラルイメージから伸びる太いブランチがBOIです。5W1Hを使上位概念と下位概念を整理してブランチをのばしていきます。

⑦楽しむ:楽しみながらやることで脳が喜びます。


『最高の休日』

7つのルールをふまえて、『最高の休日』というテーマでマインドマップをかいてもらいました。あなたなら一か月の休暇をどのように過ごしますか?


日本地図をセントラルイメージにおいて国内旅行を計画中。


春休みを利用して旅行に行きたいそうです。

彼はヨーロッパ周遊!

インドア派の過ごし方ですねw



このように過半数の学生が旅行に行くことを計画していました。国内旅行で各地の名産物を食べ歩きたい、海外旅行ならヨーロッパを巡ってみたいなど。

中には家でのんびり過ごす方がいいというインドア派の人もいて、映画や読書、料理、ネットサーフィンなど現代っ子だなぁと感じました(笑)

また、旅行費を稼ぐためにアルバイトをして貯金をする、移動手段はバス、車、電車、飛行機など具体的な計画も立てていました。

家族で行くか、友人と行くか、気ままに一人旅などの選択肢もあって何パターンかに分けている人もいました。


来週はノートテイキングについて。お楽しみに♪

2013/10/9 マインドマップ 第2回

今日は最初に、この授業を受ける上で大切なことを2つ教えていただきました。

1つ目は、先生の質問に対して積極的に考え、発言することです。脳は考えることが大好きなのでたとえ間違っていても自分なりの答えを導き出すことが重要です。

2つ目は、メンタルブロックをはずす努力をすることです。

メンタルブロックとは?

メンタルブロックの例としてインドの象の話がありました。インドの象はこどもの頃は太い杭にチェーンで足を縛られて逃げ出さないようにしてあります。最初は必死で逃げ出そうと暴れますが、暴れるほどにチェーンは足に食い込み苦痛を味わいます。すると象は足を杭に繋がれている限り逃げ出せないものと思い込みます。象の成長と共に杭は細く、チェーンはただの紐になっていきます。本気で引っ張れば逃げ出せる力を持っているのに「逃げることができない」と思っているので逃げようとはしません。これがメンタルブロックです。

つまり、この授業では苦手意識を克服していこうということです。

マインドマップは絵を描く作業が多くあります。教室内の学生たちに「絵を描くことが苦手だと思っている人?」と聞くと半分くらいの人が手をあげました。

そこで実際に絵を描いてみようということで、脳のスケッチを行いました。

・脳のスケッチ

この脳の画像を見ながら見たままのものをスケッチしてもらいました。

このように同じものを見ながら描いているのに、完成した絵で同じものは一つもありません。

描き始めで学生たちが持ったペンの色に注目してみると、黄色で描き始めた人が12人、その他が緑、オレンジ、茶、黒などが一人ずつでした。

お互いのスケッチを見て回り、感想を話し合いました。


描き方の違いでは、黄色でおおよその形を描いてから色を塗る人、黒などではっきりとした枠を描いてから色を塗る人、枠らしいものは描かずに色だけで形を作っていく人がいました。

上の図は脳の主な働きについて。一般的に右脳と左脳といいますが、厳密に右と左が分かれて機能しているわけではないそうで、あくまでも主な右脳の働き、主な左脳の働きという捉え方をします。

ゲシュタルトの話。

円の中に象の鼻と牙らしきものを描いただけで、そこから見えない部分も想像して象であることがわかります。

このように人間の脳は欠けている部分を補って考えることができます。

マインドマップは右脳も左脳もどちらも使うことによって脳を活性化させ物事を整理し記憶することができます。


・自己紹介マインドマップ

前回は自分の好きなものを描きましたがそれを応用して自己紹介のマインドマップを描いてもらいました。

まずこちらは萱場先生の自己紹介です。昔からドンガバチョが自分のイメージキャラクターだそうでとっても上手ですね(笑)




セントラルイメージには自分の似顔絵や象徴するものなどを置いて性格や好きなもの、勉強していること、家族についてなど描かれています。

グループ内で描いたものを元に自己紹介してもらいました。

マインドマップを使うと言いたいことがよく整理され、指で示しながら説明できるのでとてもすらすらと発表していました。

では来週もお楽しみに!!

2013/10/9 マインドマップ 第1回

こんにちはTAの丸山です!

マインドマップの授業を担当するのは今年で2回目です。よろしくお願いします。

講師はマインドマップのスペシャリスト、萱場先生!!普通の授業とは一味ちがって独創的でとても楽しい授業ですよ♪


今日の授業のマインドマップはこちら。


この授業をどのようにして進めていくか、必要な道具は何か、マインドマップの目的などを示しています。

詳しい内容についてはまた後ほど。


まずは集まった学生たちの緊張をほぐすウォーミングアップ。

5~6人の輪になり、ボールを投げたい相手の名前を呼んでからボールを投げる簡単なゲームです。

その次はボールを受け取った人が投げた人の名前を呼びます。楽しく名前が覚えられますね。


・good&new

24時間以内にあったうれしかった出来事を話します。

・好きなものマインドマップ

紙の真ん中にハートマークを描き、そこから枝を数本伸ばしその上に自分の好きなものやことを書きます。

その言葉から連想する言葉を次々に枝を伸ばして書き込んでいきます。


次に、同じカテゴリーだと思うものを色分けして丸を付けていきます。


新しい紙に同じくハートマークを描き、色分けしたものを枝にして書き直します。

こうすると自分が何を好きなのか、何に興味を持っているのかとてもよくわかり、自己紹介がしやすくなります。

このマインドマップを使って実際に各チームで自己紹介しました。


・イメージショット

先生が3秒ごとに一つの単語を言い、それを瞬時に絵に描くというゲームです。

みんな遅れないように必死です!

最初はリンゴ、バナナ、犬、猫など簡単なものが多いですが…次第に健康、病気、戦争などすぐに描き表すには難しいものが出てきます。

これはかなり個性が出るもので、絵の並べ方まで人によって違います!

最後にいくつか好きな絵を選んで色塗りをします。色塗りをした絵は他のものよりも印象的で目に焼付く感じがすると言っていました。


マインドマップの授業はこのようにスケッチブックとカラーペンを使用して言葉とイメージを素早く結びつけて記憶する方法を学びます。

来週からは本格的にマインドマップの勉強が始まります!お楽しみに♪

  • お知らせ
  • 表現プロジェクト演習の特徴
  • 授業科目
  • 過去の授業科目
  • 新潟大学人文学部GP(2010-2012)
  • GPの概要
  • GP実施計画
  • GP事業とは
ページの先頭へ戻る