2014年度_授業報告
2014/7/10 踊りを教え伝える1 (2014/07/03)
こんにちは!TAの羽下です。一週分お休み(2014/06/26は休講)でした。7月入って初めての授業です。ドキドキしながら先生を待っていました。先生がいらっしゃると,まずは,7月17日高校生に踊りを教える日の日程を確認しました。
ドキドキしますね。久しぶりの内履きです。高校生の時は当たり前のように履いていた内履きも,大学は土足なので忘れてしまいます。授業に参加している日本人の学生は1,2年前は履いていたことを思い出して,納得している様子でした。日程と持ち物を確認して,久しぶりに松ぼっくりのレクリエーションを行いました。
みなさんにもお馴染みになりました,名前を呼んで松ぼっくりを投げてキャッチし,全員にノーミスでいきわたるまで行う,というものです。今回は「5分以内」という目標をつけて行いました。実は前回,約9分かかったのです。そして結果は…なんと「4分29秒」!!終わった後,先生から「何か目標が明確になると頑張りやすくなる」と教えられました。確かに,先の見えないゴールよりも先がわかる,しかもちょっと頑張ればいけそうなゴールって,気合いが入りやすくなりますよね。ここで,前回反省したことと,これから高校生にどのように教えるか,教えるためには何が大事なのかを改めて思い出してみました。まずは「自信」をつけること。どれだけ自分で踊れるか,自分が自信を持って踊れるか,で決まりそうです。
ということで,入念にストレッチをして(BGMがマイケル・ジャクソンだったのでかなり皆さんノリノリでした)…
そう,入念にして…グループに分かれて,男振りと女振りを教えあいました。男性陣は女性陣に男振りを,女性陣は男性陣に女振りを!それぞれの相手が教える練習台になります。
さて,いざ教えあってみると…
戸惑いながら
話してリズムや手の動きを確認したり
振りを見てもらったあと細かい部分を教えたり
一緒に踊ってみたり
よく見てもらったり
みんなそれぞれに伝えようと必死でした!
約束した時間になり,先生から再集合がかかります。
教える当日,高校生の前で,高校生のやる気を出すために,みんなで踊ります!その際の踊るタイミングを,この間の発表(6月15日in鳥屋野潟)のときとは変えてやってみよう!との提案が。さていったいどのようなものなのか。踊りながら確認していきました。
変わりなく左右から登場して
みんなで踊る部分のあと
男振りを男性陣が踊ります。このとき女性陣は彼らの後ろにまわり手拍子を行います。そして…
そうです,女性陣も男振りを途中から踊っていきます!
なかなか決まっていますよ!!
男振りが終わったところで,男性と女性の位置を交替します。
こんな風に,楽しくハイタッチをしながら女性陣は前へ,男性陣は後ろへと向かいます。
うまく入れ替わったところで,女振りをみんなで踊ります!男性陣もだんだんと自信がついてきたようです。
迷いのない一踏み目から
笑顔が大切!そして女振りが終わった後,すぐに円になり…
ソイヤッサー!!
という,今で習った踊りをすべて出しつくす流れになりました♪
流れを確認したところで,「本気」の踊り一回目を踊ってみます!
…しかし……
あれれ?うまくいきません。踊り終わったときも,みんなの顔もあまり晴れ晴れとしたものではありませんでした。先生からも「これじゃあ,高校生に鼻で笑われてしまう」と厳しい指摘が。みんなも沈黙するということは,体感しているってことですよね。気を取り直して先生が,もう一度みんなにどのように先生が教えてきたかを体験してもらうことに。
みんながまだやったことのない「パパイヤ振り」を習いました。実はこの「パパイヤ振り」,ある一定の振り付けをずっと繰り返すだけなのです。
先生の手本を少しずつ吸収していきます。
先生の教え方をぜひ参考に。まずは一拍目以降の部分。先生は手の方向と顔の方向を指示して,一回やったあと,目線や手つきを教えていました。
最初の部分ができたら次へ。手をパンッと叩いてから広げる振りのとき。手と足を別々に教えていました。また,何回か踊るなかで適宜,腕の広げ方や足の上げ方を教えていました。時間は限られていますが,決して洪水のようにダダダッと説明しているわけではなく,あくまで足並みをそろえている印象です。
区切りのいいところまできたら,半分にわかれてお互いにチェックさせあっていました。これも一つの方法ですよね。
後半部分も同じような流れで「パパイヤ振り」を教わりました。
再びお互いを確認したり
先生と一緒に踊ってマスターしていきました。
さて,ここまでたったの10分です!!おおおっ!!!確かに男振りや女振りに比べて振り付けは少ないですが,それでも10分でこれだけ濃い練習ができました!みんな,先生の指導から次につながる(17日につながる)何かを手に入れたでしょうか?
そして,最後に二回目の「本気」の踊りをしました!!一回目よりはずっとよくなりましたよ♪でもでもまだまだ不安そうな顔がチラホラと。あと二週間です!!小さな時間を見つけて踊りを忘れずに!
次回は一週間お休みした後,本番の7月17日です。きちんと反省会をして,本番への意気込みも入れなおして,ドキドキしながら解散しました!
次回,いよいよ高校生のもとへいってきます!!お楽しみに!!
2014/7/9 第11回 調査整理(4)(2014-7-3)
みなさんこんにちは。TAの毛久燕です。今日の授業は図書館3階のlearning commonsで開催しました。
まず、資料の調べ方について、先生は図書館2階郷土資料の本棚で『小国町史』などの資料を紹介しました。『小国町史』はこの授業の基本資料として使います。また、長岡の資料や写真集などを十分に利用すれば、今まで調査したものの裏付けが見つかります。そして分からない問題もきっと解決できます。
次に、それぞれのグループでパソコンを使って、留学生が訳してきた昔話の原稿を日本人の学生と相談しながら仕上げました。解決しなかった点については7月13日の調査で聞きます。
2014/7/8 映像で学ぶ佐渡のお祭り
2回目は、祭りの文化を民俗学的に学びました。
池田先生からの鬼太鼓の説明を聞いています。
鈴木先生からは、太鼓の基本的なリズムを教えてもらい、
その場で練習をしてみました。
そして、去年の映像を観ました。
日中だけでなく夜にも行われる練習風景や
お祭り当日の流れのを聞きました。
とにかく体力勝負であることを強調されてましたので、
受講生のみなさんは、
おそらく佐渡合宿へ行くまでに体力づくりをしてくることでしょう。
最後に、中本先生からお祭りについてのお話を伺いました。
次回はいよいよ佐渡へ向かいます。
2014/7/7 ファイバーワーク 第十回(2014.6.24)
皆さんこんにちは。
ファイバーワーク、今週で10回目のご報告でございます。本当にあっという間ですね・・・・・・!
さて、今週はダイレクトメールのデザイン決めから始まりました。集まったのはこのようなデザイン案。
前回同様、皆で相談です。
どれも素敵だったのですが、多数決の結果こちらに決定!
先週の段階で課題として求められていたのは、あくまでデザイン「案」の提出だったのですが、これは既に配色やレイアウト等含め完成している・・・・・・!ということで、そのまま決定稿として採用されることになりました。Excellent!!
また、共同制作についても、この一週間で背景制作班の皆さんが下見を行い、さまざまに計画を練ってきていたとのことで、頼もしい限りです。オブジェ制作班は、制作物について完全に個人に任せ、各自制作を進めることになりました。
ダイレクトメールについての話し合いがとてもスムーズに進みましたので、今週は沢山の時間を個人製作に充てることができました。
マフラー作りでは受講生同士で教え合う、という姿も見られました。
個人制作は、この一週間家で自主的に作業を進めてきたという方もいました。毎週制作の様子を拝見していますが、今回で皆さんの作品がだいぶ形になったように思います。折角ですので、今回一時間での作業の経過を少しお見せしたいと思います。
まずこちらの方がつくっているのは獏(バク)の人形。(この写真をお見せしたら「開き獏!」って言われてしまいました(笑)。)
↓
今回人形の本体が完成しました(ふわふわです)。緑とピンクのコントラストも良いですね。
こちらの方は切り紙細工をしています。ハートの形のようですが・・・・・・、
↓
白雪姫の台座になりました!
この方も紙を切っていますが、
↓
鳥の羽根ですね!和紙を使っているのもポイントです。
左の方が持っている針金の房は、
↓
それぞれ捩りを加え、木の枝になりました。
全員分の経過について掲載するとあまりに長くなってしまいますので、他の方の作品については翌週、翌々週にまたご紹介したいと思います。ものが出来上がっていく様子は、見ていてとてもわくわくしますね~。
今回、機織り機を使っていた皆さんは、授業後も残ってマフラー製作をしていました。
この方は最初に少しミスがあったとのことで、作業を一度やり直していたのですが、その甲斐あって今回完成度の高い作品ができました。
織目がとても綺麗です。先生も、「作ったものをほどいて一からやり直すのは勇気がいることだけれど、実は一度ほどいてみるというのも大切なこと」と仰有っていました。
では、今週はこの辺で。(TA 後藤)
2014/7/7 ファイバーワーク 第九回 (2014.6.17)
皆様こんにちは、
前回までの講義の続きとして、先生が沢山の世界の布を持ってきてくださいました。
「フランスのタペストリー」
「スウェーデンのレース」
「沖縄の泥染め」
「どこかのインディアンから買った布(?!)」
などなど、私たち学生にとって珍しいものばかりです(ご紹介したのはほんの一部です!)。世界各国で入手なさった際の話等も交えつつ、一点一点の特徴を解説してくださいました。
つづいて今日は共同制作の作品デザインについて話し合いをしました。
まずは先週の宿題だったラフスケッチを皆さん提出、多数決をとり、その中から基盤となるデザインを決定します。
ユニークな案が多数寄せられましたが、最終的にこの二枚をもとに製作を行うことに決定!
めでたくデザインが決まったところで、今度は背景制作班とオブジェ制作班に分かれ、それぞれ具体的にどんな材料を用い、どのようなものを製作するか、話し合いました。
今回はここまでにほとんどの授業時間を費やしました。時間をかけて話し合った分、きっと良い作品になることでしょう。
授業の終わりに、今度は「展示会の宣伝として使う「ダイレクトメール(葉書)」のデザインを考えてくること」という課題が出されました。どのようなデザイン案が提出されるのか、来週をお楽しみに。
個人製作、マフラー製作の様子のご報告は、一回お休みして、また次回に。
では今週はこの辺で。(TA 後藤)
2014/7/6 起業による地域づくり その9
みなさんこんにちは!TAの山田です。
第9回目の「起業による地域づくり」は、フィールドワーク@池谷集落vol.3でした!
フィールドワークもとうとう最終である3回目…!
本日は完成した各グループの起業プランを、地域の方々や関口市長をはじめ行政の方々の前で発表しました!
まずはグループPOF!!
POFは「食材」「愛着」をキーワードに、ビジネスプランを提案しました!
対象者は小学生が中心で、その親や地域の方々にまで「食材」「愛着」を拡散していくことがねらいです。
具体的には、農業体験や宿泊体験、収穫した食品の販売を通して、集落の活性化につなげようとします。
企画者の実体験を踏まえた上で、熱い思いを語ってくれました!
お次はグループLTE!!
こちらは婚活パーティプラン・大学生向け旅行プラン・自然写真活用プランの3つを提案した上で、それぞれの概要や問題点を挙げ、最終的に一つのプランに絞り込む、という流れを踏んでプレゼンを行いました。
最終的なプランは「十日町婚活パーティプラン」です!
このプランの選択理由として、「地域の根本的な問題(=人手不足)を直接解決する」可能性がある ということが挙げられました。
これまでの婚活パーティとは異なり、参加者の出身地域を広げ、出会いの場所を集落に限定する、といったものでした。
各プランには、参加者の方々から質問や講評を頂き、地域の実情を知っているからこその内容が多く含まれていました。
また、具体的な行政との関わり等を提案して頂き、学生の皆さんはより具体的なイメージを掴むことができたのではないでしょうか。
午前の緊張したプレゼンを終えて…
午後は…BBQでした!!♡
池谷集落の皆さんのご好意で、ごちそうになりました!
ホタテにお肉に新鮮な野菜に…じゅるり。
雄大な自然の中、大勢でわいわい食べるごはんは格別に美味しかったです♡
ありがとうございました!!
次回(7月24日)はとうとう最終回!
各グループや個々人の振り返りとともに、学生の皆さんは提出物もありますので忘れぬように!!
それではまた。
2014/7/4 暗記をして演じてみよう2 (2014/07/02)
こんにちは,TAの羽下です。7月最初の授業開始となりました。まずは本番の衣装合わせをしていくことに…。
基本的にニーナは白を基調として,時の経過をカーディガンを羽織ることで表すことにしました。対照的なアルカージナは
赤い色を基調にします。現在一着のため今回はアルカージナ(1)がアクセサリーと衣装をつけて演じます。
ドルン医師。次回は青いシャツにベスト!期待しています。個人的には青いシャツの上に白衣もお勧めです。ちなみに男性陣に関して,トリゴーリンは前回から引き続きステッキと帽子,コースチャは上下黒を基調とした服で統一します。
さて,まだまだ長袖の上着を羽織ってもちょうどいい,そんな涼しい中で,熱い練習が繰り広げられていました。今回のカメラも,第一・二幕をコースチャ(5),第三・四幕をコースチャ(1)に頼みました。前回とはまた一味違った授業の様子をどうぞ!!
第一幕です!
独白前半には慣れてきたコースチャ(1),身振りも自然になってきました。
ニーナ(1,5)に会えたコースチャ(1)。この嬉しいような照れたような感じが良かったです。
ニーナ(1,5)もちょっと照れくさそう♪若い純情な娘の愛らしさが出ています!
そうしてニーナ(2),コースチャ(2)に代わり,劇中劇が始まります。
白いストールをどう使うか先生と話し合って,「Kälte」(寒さ・寒い)を繰り返す台詞の時はくるまってみたり
最初の台詞でストールを広げてみたり
中間の台詞で舞台から降りてみたり,前回よりもずっと良い動きがでてきました!
幕を下ろすコースチャ(2)の怒りのシーンで
もっと大仰にするように,と指導が。確かに,上演中に女優である母から皮肉を言われたら,嫌になりますよね,息子は。
そんな皮肉を申す母アルカージナ(1)はこちら!扇子やアクセサリーが良い雰囲気を出しています。高笑いも素晴らしかったです。
そしてニーナ(2)がアルカージナ(1)からトリゴーリンとドルンを紹介されたあと,1人残ったドルンがコースチャ(2)の劇をほめる場面。
当初,最後までずっと立っていましたが,途中から座ることに。視線の高低差が出て動きがでました。
コースチャ(2)が立っているので,この対角線の構図は良さそうですね。
第二幕!
第二幕を始める前の準備時。メンバーも質問しあってみたり,先生も第二幕をどうしようか考えたり。
前回よりも息があってきたコースチャ(2)とニーナ(3)。今回,カモメ(前回の黒いカラス)を準備できなかったために,コースチャ(2)の筆箱を借りました。…までは良かったのですが,実際,劇にてどのようにカモメを置くかでみんなで相談。乱暴に置いたら,さすがに死んだカモメでも可哀想な気持ちが先行してきたようです。かといって優しく置きすぎても,それは場面として違うような…。ということで折衷案!乱暴すぎず,優しすぎず。これにはみんなで苦戦して笑いました。
カモメだと思えば,気になりません。流れに沿って順調に芝居は進んでいきます。
ニーナ(4)に代わり,トリゴーリンと会話する場面。そうです!ここのシーンのニーナ(4)はあこがれの先生の前で目をハートマーク!にっこりニーナ(4)…でも
先生からはもっと嬉しそうにという指導が入ります!まだちょっとぎこちないようです。対するトリゴーリンには,もっと,若い女の子に興味を示した下心を表そうということで
会心の表情!!これを台詞を言いながら,芝居を進めながら出せればかなり雰囲気が良くなります!でも,これがなかなか難しい。
第三幕!
実は第一幕,第二幕は比較的スムーズに芝居が進んでいきましたが……第三幕はハプニングが(時にびっくり時に楽しく)起こったため全四幕の中で一番時間がかかりました!
準備のため,先生も指示を入れていきます。
トリゴーリンのステッキをどうするか。こんな風に腰を曲げてしまうと,おじいちゃんになってしまいます。そしてなにより,このステッキ,折りたたみ式なので途中外れやすい箇所がいくつかあります。ポキンと。
こちらはコースチャ(3)の包帯の準備。目を覆ってしまわないように巻いていきます。アルカージナ(2)からコースチャ(3)の目の位置が見えにくいので,これも意外に難しいようです。
さて,これは第三幕最初のシーン。実はこれはTake2!ニーナ(4)が「偶数?それとも奇数?」という台詞で相手に対して,掌の中にどちらが入っているか選んで当ててもらう場面ですが,Take1では「偶数と奇数?」と選べない状態の台詞に!!思わず言った本人も笑ってしまいました。ドイツ語では[und]か[oder]の違いですが,劇の進行上,全く違うものになってしまいますので,他のメンバーも台詞には要注意です!!簡単な並列の[und]を省略したり,反対に[und]をつけたりしてもおかしくないところでつけたしたり,多少のアドリブは許されますが,意味が大きく変わる場合はNGです!
トリゴーリンがロケットつきペンダントをもらいます。このシーンに至るまでステッキもポキッと折れています!
そしてニーナ(4)が去った後,アルカージナ(2)がペンダントを見せてもらおうとするシーン。必死なアルカージナ(2)ですが,いやいや笑ってますよ!!ということでもう一回!
次にトリゴーリンと入れ替わりでコースチャ(3)がアルカージナ(2)に包帯を巻いてほしいと求めるシーン。
椅子を持ってきてアルカージナ(2)に頼んで…
ここまでは順調でしたが…
とれちゃいました。後ろからだと見えない上,台詞とともに行うので悪戦苦闘。二回目でようやく包帯もきれいにできるようになり,どの台詞までで包帯巻きを終えるか打ち合わせもきちんとしました。
二人でけんかしたあと,コースチャ(3)が泣いて,アルカージナ(2)が慰めます。
泣き崩れるコースチャ(3)。
と,慰めるために手をそえてみますが,ちょっとぎこちないですね。
先生も思わずいい笑顔!ということでTake2!
まだぎこちないですがOKいただきました!これにアルカージナ(2)のけんかの時の激昂とは全く反対の,慰めの台詞が入ります。
つづいてコースチャ(3)とトリゴーリンが入れ替わり,アルカージナ(2)がトリゴーリンの気持ちを自分に再び向けさせようとするシーンです。
途中までは立ちながら台詞のかけあいをおこないますが…中盤以降,舞台に座って演技をすることに。この演出に…タイミングがあわず
先生が直接,身振り手振りの指導へ!でも…
まだまだ揺らすのが優しいアルカージナ(2)。すると
もっと,すがりつくように!!と先生から再び指導が!!これにはトリゴーリンも笑ってしまいました。でも,大きく身振り手振りをしたり,人に触れたりすることって恥ずかしいですよね。その恥ずかしさを捨てて,ひとつ殻を破って演技をすることが大切です。今回,非常に起伏の激しい第三幕のアルカージナ(2)の指導に熱が入りました。
そして第三幕,偶然にも(ただ,おそらくトリゴーリンの意図があると思われる)ニーナ(4)とトリゴーリンの再会。
ニーナ(4)の決意を表すため,こぶしをいれます。ちょっと力みすぎですか??でもかわいいです。台詞とあわせた微細な動きも,いざ考えてみるとなかなか思いつきにくい!
先生とアイデアを重ねて
こちらは没になった身振りをやってみて思わず,みな笑ってしまいました。いまのところ,胸元と両脇でそれぞれこぶしを握ることに。
さて,本番までどのような演出になるでしょうか。わくわくしますね。
第四幕!
時間が押していたため,少し駆け足気味で行いました。二年後が舞台です。ドルンが一人,状況の独白をして,コースチャ(4)と再会します。
ここは演技よりも,まだまだ台詞の暗記のほうが不安のようです。実際コースチャ(4)のひとつひとつの台詞は長く,単語もあまり使わないものや,造語が多く見受けられます。これをスムーズにいうのは結構大変!
続いて,コースチャ(4)が三人にゲームをしないか持ちかけられます。もちろん断るシーン。ここから後ろでゲームをするグループとコースチャとニーナのグループに分かれることになります。そしてコースチャが交代して…
うれしい再会で,テンションもOK!ですが,台詞を噛んでしまって思わず,二人で笑顔。
先生からも雰囲気のOKがでました。
舞台はこんな感じに。前回よりも二つのグループの位置関係がわかりやすくなりました。っと,後ろのゲームグループは盛り上がりすぎに注意!楽しみすぎて声が大きくなってはいけません。前の二人の雰囲気がいいのに,もったいない!!なんてことに。メインはニーナ(1,5)とコースチャ(5)の二年前とかわった関係とニーナ(1,5)の決意ですよ!
ニーナ(1,5)が白い衣装を脱ぎ,黒い服にチェンジすることで,昔の純粋な彼女はもういないことがわかるシーン。脱ぎながら台詞を言うニーナ(1,5)。一番の山場ですが,脱ぐことと台詞が同時進行なので難しい!そしてコースチャ(5)もボーッとせずに表情や手振りをつけないといけないシーンです。第三幕のアルカージナ(2)とトリゴーリンのシーンもそうですが,男女の掛け合いの表情の機微は重要となります。しかし,自分から見えないので暗記を終えた後,本番ギリギリまでの練習課題となりそうです。
先生の指導も,かなり熱が入りました。最後の落ちであるトリゴーリンとドルンのシーンも問題なく終了。銃声の音声の音量は次回,きちんとデッキを決めて調整することになりました。
今回,前回よりも動きが増し,それぞれの人物,そしてシーンの役割が明確になってきました。さらに今回,演出において先生だけでなく,その場面を演じていないほかのメンバーから意見がたくさん出てきたので,劇の形も面白くなってきました。
私,羽下もプロンプターとして台詞の補佐をさせてもらっていました。次回まで頑張って暗記してよりいっそう良い動きができるようにしましょう!!そして今回のカメラマンであるコースチャ(5),コースチャ(1)ありがとうございました!!次回もみなさん,お楽しみに!!
2014/7/1 試し刷り(写真集制作11)
今回の授業は黙々と班ごとの作業を進めました。
原稿がひと通りがまとまった班は試しに印刷してみることに。
こうして紙に印刷してみると、ディスプレイで見るのとはまた印象が違って見えます。
ディスプレイでは気にならなかった微妙なテキストの位置や写真のサイズなど、細かい修正点も見えてきます。
印刷してみたことで、少し写真集っぽさが出てきたでしょうか。
自分で思っていたよりも写真が大きかったり小さかったり。
印刷したものを見ながら班で話し合って改善点、修正点を出していきます。
それを踏まえて、さらに修正、微調整をしていきます。
先週の時点ではページがまとまるか不安だったが、なんとかカタチが見えてきたという班もありました。
少しずつ完成形が見えてきました。
入稿まであと2回。
次回は印刷したものを見ながら再度、全員で意見を出し合います。
最後の追い込みです!
(野俣)
2014/7/1 デザインをより良く(写真集制作10)
入稿に向けて各班のレイアウトをより良くしていくということで、
今回も、改善点をもとにデザインを修正した新たなレイアウトの発表を行いました。
配置やサイズが整えられて、かなり見栄えが良くなってきた気がします。
テキスト、キャプションをどう入れるかが悩みどころのようです。
自動販売機の写真がテーマということで、自動販売機を模したデザインに。
「Hole」「Ground」「Border」と班でタイトルの付け方を統一。
英語のタイトルにすることで、見るときに日本語でのタイトルの意味を考える過程を加え、タイトルの意味を考えながら見てもらおうという工夫だそうです。
丸い写真で統一して見せ方を工夫。
個々のデザインをより良くすることはもちろんですが、班ごとの統一感を持たせることでもグッと引き締まったものになります。
ということで、授業の後半では、班ごとのデザインの統一性を考えることが課題になりました。
練習として既存の冊子をマネたものを作ってみることに。
写真、テキスト、図の配置の仕方など、自分たちのものと比較してみることで、改善点やアイデアが浮かんできます。
枠や線、フォント、コメントの場所など、細かな部分もだいぶ仕上がってきました。
(野俣)
2014/6/27 第10回 第二回調査整理(3)(2014-6-26)
みなさんこんにちは。TAの毛久燕です。
今日の授業では、まず最初に、二回目の調査を整理したものを各担当者が配りました。
前回、最後に聞いた鈴木百合子さんの「鷹にさらわれた赤子」について、前回、先生が配ったプリントを見ながら、確認しました。この話は『ガイドブック日本の民話』(日本民話の会、講談社、1991)にも「鷲の育て子」と言う題で紹介されています。東大寺の良弁上人の出生にまつわる話として伝わり、古くからさまざまな記録が残され、東北から九州にかけて広く分布しているそうです。高橋実先生が高校生の時に集めた「小国の昔話」(『民話の手帖』1987、夏号N32、民話の会編)にも、「観音様の御利益」という似た話があります。
それから、担当者がそれぞれ文字起ししたプリントを見ながら、鈴木百合子さんが語ってくださった「たぬきの恩返し」と「なんでも知っているこぶんと」の録音を聞いて、内容を確認しました。
最後に、留学生が翻訳する話の分担を決めました。次回の授業では、留学生が、翻訳するうえで難しい言葉などについて、文字起しを担当した日本人学生に質問して、互いに協力して訳文を考えます。そのため、来週の授業は、お互いに相談しやすい、図書館ですることになりました。お楽しみに!