2014年度_授業報告
2014/5/1 第一幕をよんでみよう~ドイツ語訳~(2014/04/30)
こんにちは、TAの羽下です。
前回、第一幕を日本語で読み合わせしましたが、今回は本番と同様にドイツ語版で読み合わせをしました。
ドイツ語版のテキストです。ドイツではお馴染みのReclam文庫のものを使います。Reclam文庫とは、1867年創刊のReclam出版社の文庫で、黄色い装丁が特徴となっており、安価に哲学や芸術論、文芸、自然科学、社会科学関連などのテキストが読め、当時のドイツの教養に大きな影響を与えました。この文庫の多くの本は黄色一色のシンプルな表紙ですが、この『かもめ』は、当時成功をおさめたモスクワ芸術座が記念に作ったシンボルマークを入れています。
中はこんな感じです。
書きこみがされているように、読み合わせ前に、みんなで日本語版でカット・修正した部分をドイツ語版で確認しました。この作業が結構大変で・・・先生からの指示を聞き洩らさないように、耳を磨ぎ澄ませて線を引いたり、つけ足したりしました。
結構苦戦しているみたいですね。
日本語の時のようにスラスラとはいきませんよね。
ドイツ語になれている方でも、初めて見る単語にはドッキリするようです。
ドイツ語の豆知識その1。ドイツ語の単語は、単語と単語がくっついて一つの単語になっているもの多い!
例えば、簡単でわかりやすいものだと Sternbild「星座」という単語。確かに一つですが、よくよくみると・・・
Stern「星」+Bild「絵・イメージ・写真」=Sternbild「星座」
なんです!星の絵=星座、そのままですよね!発音もSternとbildで区切ります。
これくらいわかりやすいものがある一方、くっつく時の決まりが厳しくないので、辞書に載っていない長い単語が作れます。一番文字数が多い単語は79文字で、7つの単語をくっつけたものです。息継ぎしたいですね。なので、新しく長い単語が出てきたとき、いったいどこで意味が切れるのか、戸惑ってしまうのです。
ドイツ語の豆知識その2。発音の強弱ははっきりと!
ズバリ、アクセントです。多少単語を間違えても、アクセントがしっかりしていれば通じることが多いのです。むしろ、単語を間違えず言えても、アクセントの位置が違うと、相手が聞き取れなかったり、聞き取れても別の意味で理解されてしまいます。
私も気をつけながら、みんなの台詞を追っていきました。
第二幕も修正して、ちょっとだけ読んでみました。でもやっぱり難しいですね!
次回は、発音・アクセントに気をつけながら練習していきます!
2014/4/30 自由に撮る(写真集制作2)
今回からは、いよいよ写真集制作に向けた活動に入っていきます。
写真集は40ページほどの冊子として完成させる予定で、7月上旬の入稿を目指します。
並行してFacebookページなどで授業内で撮影・発表した写真も公開していきます。
今回は課題でもあった、各自が自由な題材で撮影してきた写真の発表を行いました。
普段から趣味で写真を撮っているという人もいれば、部活やサークルの様子をたまに撮る、ケータイのカメラを使うぐらいなど、カメラの慣れ具合・技術も人それぞれ。
一眼、コンパクト、ケータイと今回は使うカメラも自由です。
大学の友人、大学の帰り道、近所の五十嵐浜など身の回りのものを撮った写真が多く目につきました。
五十嵐浜は何もなさそうで、意外におもしろいものがいろいろと転がっているようです。
彼は「写真に写るもの/写らないもの」 をテーマに撮影。
多量のわさびを食べてもらい、苦しいながらも何とか笑ってもらった表情を写真に撮ったそうです。
他にも、
桜が葉桜に変わっていく季節の微妙な変化を撮ってみたものや、
公園や植物園に行って撮ったもの、
行った展覧会のテーマであった「コメ(米)」を自分のテーマにしてみたというもの、
自分の好きな生き物を撮ってみたというものなどがありました。
他の人が撮ってきた写真それ自体を見るのはもちろんおもしろいのですが、
それ以上に、皆のその写真にまつわるエピソードなどについての話がおもしろく、興味を惹かれました。
今回の授業で発表した写真の一部は後日公開予定です。
次回は「人が撮った写真を分析」します!
(野俣)
2014/4/28 第2回 昔話とは?(2014-4-24)
みなさんこんにちは。TAの毛久燕です。
今回から6名、中国からの留学生が増えました。前回からの2名とTAの私を含めて留学生は全部で9名となりました。留学生たちは、復旦大学(上海)、華中師範大学(武漢)、中央民族大学(北京)、黒龍江大学(黒龍江)から来て、出身地(省)もさまざまです。中国にはたくさんの民族がいますが、今回は、漢族のほか、イ族や満族、回族の学生もいます。
前回は、去年の資料集から「ふるやのもりや」という昔話を読みました。今回は、去年の現地調査の録音を、皆で聞き、実際の雰囲気を味わってみました。学生は「文字で見るより感じが分かる」と感想を述べていました。
今日の授業は、配布されたプリントに沿って、「昔話」や「民話」とはどういうものかということについて学びました。
民話には神話、伝説、昔話が含まれます。
昔話→むかし、とも言う。人物、場所、時代を特定しない。
昔話は、動物昔話、本格昔話、笑い話、形式譚、世間話に分かれます。
それぞれの概念について、例を挙げながら先生が説明しました。
ここでは、一例として、学生が思い出した動物昔話を紹介します。
※「サルカニ合戦」(動物昔話)
カニはおにぎりを持っていて、サルはカキの種を持っていた。サルはカニにおにぎりをくれたら、カキの種をあげると言った。サルはすぐにおにぎりを食べてしまったが、カニはカキの種を植えた。するとカキはだんだん大きくなって、やがてカキの木になった。そして年月がたち、カキの実がたくさんなったが、カニは自分でカキを取れずに食べたいと思っていた。するとサルがやってきて、カキを取ってあげると言った。サルはカキの木に登ったが、自分だけでおいしいカキを全部食べてしまった。そして、カニには食べられない青くて硬いカキの実を投げつけた。カニはカキの実をぶつけられて死んでしまった。
親をサルに殺されたカニの子どもたちは、敵を討とうと栗と臼と蜂と牛糞と共にサルの家に乗り込んだ。栗は囲炉裏の中、蜂は水桶の中、牛糞は土間に隠れ、臼は屋根に隠れた。サルが家に戻って来て囲炉裏で身体を暖めようとすると栗がはじけてサルは火傷をおい、急いで水で冷やそうとしたら蜂に刺され、驚いて家から逃げようとしたら牛糞に滑り、屋根から臼が落ちてきて猿は潰れて死に、サルの子ども達は親の敵を討った。
これは中国でも有名な話です。題はいろいろですが、だいたいのあらすじは、ある動物のお母さんが殺されて、子どもたちがかたき討ちに行く途中、いろいろなものが加わって、一緒に退治します。実はこのような話は世界中に広がっていると言われています。中国の場合、特に西南少数民族では、鶏が主人公になっているものが多いです。
笑い話では、日本では例えば「一休さん」、中国では例えば「阿凡提」「徐文長」があります。
以上が今週の授業報告でした。来週は休みです。中国のあちこちから来た留学生の出席のおかけで、これからこの授業はもっと面白くなると思います。
次回(5月8日)は昔話研究について説明します。お楽しみに!
2014/4/28 総踊りの紹介・新潟の祭(2014/04/24)
こんにちは!TAの羽下です。
今回は、まだ総踊りを見た事がない人が多いので、まずは去年までの総踊りの映像を見ました。
音声がお届けできないのが勿体ないのですが
勢いのある踊りや静・動がはっきりした綺麗な踊り、
珍しい踊りなどなど様々な踊りが披露されていました。
総踊りに釘づけのみなさん
総踊りを堪能したところで、岩上先生からクイズが出題されました。もちろん総踊りに関するものですよ!
岩上先生「この数字はなんの数字でしょうか?」
生徒「参加人数?」
岩上先生「おしい!」
正解は・・・総踊りの全体観客数でした♪全日程をあわせるとこんなにもお客さんが・・・
岩上先生「この人数はわかるでしょ?」
先程答えてくれた、参加団体・人数ですね!では最後の問題は?
岩上先生「じゃあ、この数字は?」
29億円!?ってすごい数字ですよね、しかもお金の単位。
生徒「総踊りの収入!」
岩上先生「ほんと!これくらい収入があれば困らないんだけれど(笑)」
みんな「(笑)」
そうですよね、こんなに収入があれば、あんなことも、こんなこともかないそう!!
で、実際の答えは・・・地域への経済効果、だそうです。
総踊りによって生まれた新潟市地域への効果。いやいや、すごい!
総踊りの広報活動や、写真もこんなにありました。
さて岩上先生が総踊りを始めるきっかけは、先生が踊りを見て感激したことからでした。
そして、総踊りが始まって5年ほど経ったとき、先生方総踊りを運営していた人たちは考えました。
「新潟の踊り」を作りたい!「新潟の祭」を作りたい!
そのために先生方は、日本の祭、日本の踊り、新潟の祭、新潟の踊りをを勉強し始めました。
日本の他の祭は新潟へとつながり、反対に新潟の祭も全国につながっています。
江戸期後半、新潟の祭は盛り上がっていました。そこで活躍したのがこのお方。
川村修就(かわむらながたか)さんです。海岸沿いに松林を植えて、砂が飛んでくるのを防いだのは有名ですよね。この話からもわかるとおり、民を考える方だったようです。そんな人柄だからこそ、川村さんは、祭に対しても寛大でした。
1843年時の新潟の様子です。そして当時の祭がこちら↓
注目してみると・・・↓
樽と下駄が使われています!先生が勉強していた当時は、もう見られていなかった踊りです。そう、これが新潟の踊りだ!ということで、この踊りを復活させようと岩上先生は決意しました。そして・・・現在の「下駄総踊り」へとつながります。
この樽、いわゆる「樽砧」というものですが、幸いにも、唯一の伝承者にめぐり合い復活となりました。また、この下駄についても唯一作り続けていた靴屋さんに頼んで、今でも一回について数千足注文をしています。この靴屋さん、この踊りが復活するまでは、下駄の作り方の伝承を止めようと考えていたそうです。確かに、今街中で下駄をはいている人はみませんよね。でも、このこの踊りの復活により、下駄に必要性が生まれ、次へと伝承が繋がりました。「樽砧」と「下駄」!この運命的な出会いによって、大事な新潟の文化が残る。ダイナミックな繋がりに私も、生徒のみなさんも先生の話を静かに聞いていました。
この下駄総踊りは、新潟・日本だけでなく、フランスのナントにまで広がっています。
この公演が終わったあと、出会ったフランスの人たちが、日本にやってきました。もちろん踊りを学ぶためにです!学んだ後、フランスで講習会を開いたり、披露したりと着実に輪が広がっています。また日本国内でも日本文化を見直そうという動きも活発になってきました。
そんな強いパワーを持つ「下駄総踊り」
次回からいよいよ、本格的に踊っていきますよ♪
2014/4/28 第一幕をよんでみよう~邦訳~(2014/04/23)
こんにちは、TAの羽下です。まず教室に行ってみると、受講する方が増えていてびっくり!まだ最終決定ではないですが、みなさん、ぜひぜひ参加を!
さて前回の宿題はチェーホフの『かもめ』を読んできて、どの役を演じたいか決めてくること、でした。
「読んできた感想は?」と先生が尋ねたところ・・・
「喜劇と書いてあるのに、終わり方が悲劇的」や「まさか最後にあんな風になるなんて」と驚かれた方が多かったようです。そうなんです。『かもめ』は【喜劇】となっていますが、決してハッピーエンドでは終わらない戯曲。しかも、先生がおっしゃるとおり「この劇の恋愛は誰も向き合わない」のです。つまり
Aさん→Bさん→Cさん→Dさん
というように一方通行になってします。1人くらい向き合ってほしいな、と思わずみんな笑ってしまいました。
次に、本番どのような舞台になるのか、という説明。『かもめ』は四幕劇です。第一幕は暗い中で、照明を使います。しかし第二幕~第四幕までは普段の明かりの中で演じます。というのも、第二幕からは先生から「ブレヒト風に」しようという提案です!
つまり・・・
|役者が演じている舞台(一番前)|
|役者が観客として舞台を見ている客席(真ん中)|
|本当の観客がいる客席(一番後ろ)|
というように、舞台と客席の二つの分け方ではなく、舞台と舞台上の客席と通常の客席の三つの分け方となります。後者の分け方をして観客に、「あれ?これ舞台?どこが舞台?」などのように違和感を喚起させます。このような当たり前のようなことに違和感を起こさせる効果を「異化効果」といい、今回舞台の演出で使用しようとしているものです。
ちなみにブレヒトとは、ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒトのことです。彼は観客に感情移入を求めず、作品への批判的な考えを起こす方法の一つとして「異化効果」を用いました。
あ、なるほど。あの一方通行恋愛を、「滑稽だな~」とか爆笑して見ている観客がいる舞台を見れば、感情移入はしづらそうですね。
演出の説明のあと、チェーホフについて先生が本を持ってきてくださいました。
中は全部チェーホフ。
若いころのチェーホフって結構イケメンだと思いませんか?
こちらは当時チェーホフの劇を演じていた人たち。
みんな興味津津!こぼれ話ですが、チェーホフの妹はチェーホフがかなり大好きだったらしく、死後ばらばらだった作品群や資料を収集しまとめた人だそうです。本当に「うちの兄さんNo.1!!」だったらしく、チェーホフの奥さんに嫉妬していたとのこと。(奥さんの手紙にばっちりと「(チェーホフの)妹から嫉妬をうけている」と書いてあるらしい)しかも、チェーホフも妹のことを可愛がっていたらしく、『かもめ』みたいに一方通行ではないところも面白い。確かに、チェーホフは幼い頃から一家を養っていたので、愛情の形も様々に変化し混合していそうですね。しかし、このチェーホフの妹のおかげで、こんなにも資料が残っているのだから有難い。
資料を見たところで、今回のメイン内容、第一幕の読み合わせです。
まだ配役は(仮)でドキドキ、手探り状態でセリフを読み合わせていきます。
この授業では役を・・・
●コンスタンチン・ガヴリーロヴィチ・トレープレフ(コースチャ)【若い男性、アルカージナの息子】
●ボリス・アレクセーエヴィチ・トリゴーリン【小説家】
●ニーナ・ミハイロヴナ・ザレーチナヤ【裕福な地主の若い娘】
●エヴゲニー・セルゲーエヴィチ・ドルン【医師】
●イリーナ・ニコラエヴナ・アルカージナ【女優】
上の5つに限定して進めていきます。
トレープレフや
トリゴーリン、
ニーナとアルカージナに
ドルン医師!ドルン医師カッコいいです!
先程も書きましたが、まだ仮の役なので、本役が決まり次第お伝えしようと思います。来週も読み合わせ頑張っていきますよ♪
最後に没になったカモメです↓
ペンギンのぬいぐるみです。先生の私物でとっても可愛いんですよ!でも、やっぱりカモメと足が違いすぎて、もっとカモメに似ているぬいぐるみを探すことになりました。この可愛さがもったいないので、ここでお披露目です。ではでは、また次回。
2014/4/24 起業による地域づくり その2
みなさん、こんにちは!
表現プロジェクト演習R「起業による地域づくり」のティーチングアシスタントの山田です。
前回に引き続き、講義のようすをみなさんにお伝えします!
第2回目の本日は、次回(5月11日)のフィールドワークに向けて、”自分がやりたいこと”と”地域が望むこと”をマッチングさせるため、題して「自分のことを見つめ直してみよう!」という回でした(簡略化してすみません…)
テーマは…
①自分が一番やりがいを感じたこと
②起業を通じて自分が成し遂げたいこと
の2つでした。(まるで就活セミナーのようだ…)
が、これがなかなか難しい!この講義の核となる部分です。
みなさんも真剣…山田も参加させて頂きました。
今回初めてグループワークでの作業!
3人1組になって…
6人1組になって…
最後にはこんなに打ち解けてました!ヾ(・∀・)ノ♡
最後にみんなで意見を交換と共有をして…
次回はいよいよ初フィールドワーク!!
十日町市池谷集落のみなさんのお話を聞いてくるぞー!
それではまた!
2014/4/23 留学生と新潟総踊り イントロダクション
こんにちは!今回TAを担当する羽下(はが)です、よろしくお願いします。
いよいよ、はじまりました。留学生と「新潟総おどり」!沢山の人たちが集まってくれました。
しかし、この授業、定員がありますので、急きょクジを作り、授業に参加する方々を選びました。
選ばれたみなさんは真剣そのもの。
授業の説明を受けて、まずは、私たちの先生である岩上寛先生の挨拶をいただきました。
踊りで平和を、絆を作れるのではないか、と先生が熱弁。
先生は初めて踊りを見たとき、ボロボロ涙をこぼしたそうです。まさに運命の出会いですね!
約半年で踊りをマスターして、最後には高校生に教えて一緒に踊る!、となかなかハードスケジュールです。
次回の授業から本格的に「踊り」の内容へと入っていきます。楽しみにしていてください!
2014/4/23 ドイツ語劇 初顔合わせ(2014/04/16)
こんにちは!今回TAを担当する羽下(はが)です。授業の様子を毎回皆様にお届けしたいと思います。
初回の授業は4月16日、顔合わせと授業内容の説明でした。
まずは私たちの先生をご紹介します。
畑 志津子(はた しづこ)先生です。先生はドイツ語とロシア語に精通されていて、なにより演劇を愛している方です。
今回、この授業で扱う教材はチェーホフの『かもめ』
皆様お気づきかと思いますが、チェーホフはロシアの劇作家です。あれ?ドイツ語は?
いえいえ、この『かもめ』を、ドイツ語で上演します!とはいえ、さすがにすべてを上演するわけにもいかないので、ギュッと内容を詰め込んでお届けしたいと思います。
まずは、チェーホフとロシア語について簡単に畑先生から教えてもらいました。
なるほど、ロシアの方は名字をほとんど呼ばない・書かないらしいですね。そのため、署名が残っている小説や記録もいったい誰のものなのかすぐにわからないのだとか。私も驚きました。
それぞれ自己紹介をして、今日の宿題の発表!
『かもめ』を読んで、どの役を希望するか決めてくる事。ダブル・キャストもあるので、まずはどの役がやりたいか、その気持ちが大切になってきます。
次回が非常に楽しみですね。
2014/4/23 起業による地域づくり その1
みなさん、こんにちは!
今年度の表現プロジェクト演習R「起業による地域づくり」のティーチングアシスタントとなりました山田です。
これから半年間、講義の様子を皆さんにお伝えしていきますので、よろしくお願いします。
表現プロジェクト演習R「起業による地域づくり」では、中越地震で大きな被害を受けた十日町市池谷集落をフィールドに、地域を活性化に導く”地域ビジネス”を考えよう!という内容になっています。
まずはみなさん、自己紹介…
これから一緒にフィールドワークもする仲間になります。
(この年齢になると意味もなく緊張するようになります…が私の番は来なかった…)
みなさんの出身地や知識と関連させながら、講師の多田さんが池谷集落の概要を詳細に説明してくださいました。まずは地域を知る事から。
みんなメモメモ。真剣です。
来週はいよいよ「起業」とは何か?その「起業」を通して何を成し遂げたいか?について話し合います。
なかなか難しいテーマですが、講師の稲垣さんの仰る通りに「一つ一つの言葉を大切に」地域に向き合っていけたらと思います。
それではまた!
2014/4/22 日中文化比較 第1回 ガイダンス(2014-4-17)
みなさんこんにちは! TAの毛久燕です。2014年度表現プロジェクト演習「日中文化比較」(人文学部橋谷先生担当)の最初の授業報告です。よろしくお願いします。
この授業では、新潟という日本の豪雪地帯の独特な民俗文化を体験し、実地研修・調査(3回)で地元の語り手から面白い昔話を聞きます。そして、それらの話を中国語や韓国語に翻訳します。授業外の作業が多く、共同でのグループ作業がこの授業の基本となっています。
最初の授業では、去年の受講生たちが共同作業で完成した「鈴木百合子さん・五十嵐サチさんの語る小国の昔話(稿本)4」(去年の授業報告書)が配布され、この授業の最終目標について先生から説明がありました。
調査地は、今年度も新潟県長岡市小国町です。
調査予定日:5月11日、5月25日、7月13日
今回は中国留学生は2名だけでしたが、日本人学生は、人文学部以外に経済学部と教育学部の学生もおり、18名でした。出身地は新潟県のほか、秋田県、山形県・長野県・富山県・埼玉県に広がっています。新潟県出身の学生では、佐渡市や燕市、三条市、新潟市、上越市などです。
自己紹介では、学生たちが、なぜこの授業を選んだか、自分の聞いたことがある昔話などを話しました。
「あまり昔話を知らないので、この授業でいろんな昔話を聞けたらいいなと思います。」
「昔話を学ぶほかに、留学生と仲良くしたいと思います。」
「地元に伝わる昔話にすごく興味があるので、今回は頑張って参加していきたいなと思っています。」
「中国の文化に興味があるので、留学生たちに教えてもらいたいです。」
「小さいころに人魚や河童などの話を聞きました。信じがたい話が多いので、一体誰が、どうやってそういう話を広めていったのだろうと不思議に思います。」
「新潟に来たので、新潟の昔話とか聞きたいなと思っています。」
「小さいころ、『天狗(天の犬)』の話を聞きました。物語には興味があって、日本の方々と仲良くしたいです。」(上海出身の留学生)…
最後、報告書の「ふるやのもりや」(鈴木百合子の語り)という昔話を読んでみました。感想については聞けませんでしたが、興味深くて読んでいた様子はとても印象でした。
では、次回を楽しみに!