2015年度_表現プロジェクト演習(留学生と新潟総おどり)

2015/5/15 留学生と総踊り 第5回

みなさん、こんにちは!
TAの佐治です。

先日第5回目の授業が行われました。
≪お祭りの創り方≫も具体的になってまいりました。

今回はまず、前回の授業で一番資金を獲得した学生の企画についてプレゼンしていただきました。
企画はこちら!
『やってみな祭』です。先生もかなり気に入っていらっしゃいました。

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とても素敵な計画で、私も参加してみたいと思いました。
資金を一番集めた企画だけありますね。

ですが、企画しただけではお祭りはできません。
お祭りにはスポンサーの方々、会場側、参加者・お客さん、スタッフとの連携が必要です。
今回からこの『やってみな祭』の具体的なディレクション作業を開始しました。
それぞれのグループに分かれて、議論しました。

こちらはスポンサーチームです。
どのように資金を集めるか。
そのために企業側にどのようなメリットがあるのかを提示する必要があります。
広告協賛、バーター協賛、ブース出店権…
CMを10本、パンフレット4万部、そしてそれにかかる資金など、具体的に考えていきます。


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こちらは会場チーム。
場所を決めるだけでなく、テントや看板の必要個数、
スタッフ・警備の人数、交通規制、人が通れる道があるかどうかなど、
とても細かく配置図を決めていきます。
お客さんの居場所の確保、ごみステーション、音響ブースなどの場所も決めなくてはなりません。
「安全性」が重要なポイントになると思います。

 

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続きまして、参加者・お客さんチーム。
こちらには駒形先生も参加してくださいました。
目標集客数を設定し、いかなる方法で宣伝するのかを考えていきます。
ポスターを半年前から学校やスーパーなどに貼ってもらったり、FacebookやTwitterでの宣伝をはじめ、学校の授業等で紹介してもらうという案も出でいました。


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最後にスタッフチームです。
お祭りを開催するためには、音響スタッフや警備スタッフなどの専門スタッフと、
ボランティアスタッフが必要です。
スタッフと連携するためにどのくらいの資金が必要か、
ボランティアスタッフには賃金は渡さないにしても何を対価とするのか、運営マニュアルなどを考えます。
対価として飲み物やお昼ご飯、リストバンドの支給などが挙げられていました。

 

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先生からのアドバイスも受けながらの作業でしたが、やはり具体的に決定していくことは難しいですね。
留学生にとってもイメージすることが大変だったようです。

 

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しかし、30分あまりの議論で思った以上にたくさんの面白い提案がたくさん出ていました。
聞いていて、どんどんお祭りが具体化していく過程が分かりました。
学生のみなさんはいかがでしたか?
次回も引き続き、面白いお祭りを完成させるために頑張っていきましょう!

 

2015/5/2 留学生と新潟総踊り 第4回

みなさん、こんにちは!TAの佐治です。

昨日、総踊り第4回目の授業が行われました。
前回に引き続き、≪お祭りの創り方≫についてレクチャーを受けました。
今回は各自の「想い」=お祭りの「コンセプト」として、
自分以外の人が自分の「想い」を感じている、楽しんでいる様子をイメージしてみました。
その光景の中で一番大事なことは?一番表現したいことは?
難しいと思うのですが、すらすらと書いている人もいましたね。

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岩上先生も総踊りを立ち上げる際に描いたイメージを書いてくださいました。
先生もおっしゃっていましたが、もし、こういった場面が実現できたらと考えると、とてもワクワクしますね!

 

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イメージを構築した後は、グループ内で発表しました。
みんなとても真剣で互いに質問しあいました。
実際に言葉に出すことで気付くこともあり、具体性が増すこともあるかと思います。
話すこと、自分の想いを伝えようとすることは大切ですね。

 

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自分の企画を実現させるためにはどうすればよいでしょうか。
そのために次は「企画書」の書き方を教えていただきました。
5W2H (why/what/when/where/who/how/how much)をきちんと書かなくてはいけません。
その中でもwhyなぜやるのか、ということが一番重要です。
自分の想いを伝える、良いなと思ってもらえる企画書にしなくては実現できません。
背景、時代性、地域性、社会の課題、人々の関心などに着目して、
自分のやりたいこと以外も、「こんなことも叶えられる!」という内容も書けるといいようです。

一番大事なことに焦点を当てて、上手くかけたでしょうか?
その審査のためにも、グループ内でちょっとしたゲームを行いました。
一人当たり10万円を持っているとします。
良いと思った企画に対して1万円なり、それ相応の資金を寄付します。
ただし、残った資金を自分の企画に使用するので、必ず寄付しなくてはならないというわけではありません。
自分の企画をプレゼンして、いくら資金を稼ぐことができるか!?という内容です。
いかに「応援してもらえる企画を作れるか」ということを判断できるゲームです。

 

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プロデュース能力ともにプレゼン能力も必要ですね。
失敗してもチャレンジすることが大事です。

みなさん、資金はいくら集まりましたか?
次回資金が一番集まった人の企画を先生がスポンサーとなって審査してくださいます!
楽しみですね!

では、みなさん素敵なゴールデンウイークを過ごしてください。

 

2015/4/24 留学生と新潟総踊り 第3回

みなさん、こんにちは!TAの佐治です。
昨日、3回目の授業が行われました。
今回、新潟総踊りの考案者である岩上 寛先生にお越しいただきました。
これからはどうやってお祭りを創り上げていくかというレクチャーを受け、そのあとみんなで踊りの練習をしていくという流れになります。
岩上先生よろしくお願いいたします。

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岩上先生はとても明るくエネルギッシュな方で、
「新潟総おどり」の歴史についてお話ししてくださいました。
14年前は何もなかった、ということを聞き、
県外出身者の私は勝手にとても歴史のある祭りだと思っていたので、とても驚きました。

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祭りを作ることは自分たちだけではできず、地域のみなさんをはじめたくさんの人の協力によるものです。
総踊りは今、教育分野や福祉分野に広がっています。
総踊り体操という体操も生まれ、老若男女楽しむことができます。
また総踊りを開催することで、新潟の伝統を守るという価値観も生まれています。
例えば、下駄総踊りはコアシダという下駄を使用しますが、
以前コアシダを作れる職人さんは全国で一人しかいなかったそうです。
そして下駄総踊りのリズムは樽きぬたという樽のリズムなのですが、
伝統的な樽きぬたを叩ける方も一人しかいなかったようです。
新潟総踊りを開催することで、知名度が上がり、
今となってはコアシダ職人さんも3代に受け継がれていますし、
樽きぬたも伝承会ができ、現在では80名の方々が参加しているそうです。
新潟の伝統を「再発信」する機会にもなりました。

 

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総踊りは海外でも展開されており、フランスのナント市には総踊りのナント支部ができました。
そしてつい先日、総踊りの練習場がオープンしたそうです。
新潟市とナント市の姉妹都市関係にとても良い影響を与えているのではないでしょうか?

先生にお話しいただいた後、みんなで4つのグループに分かれてグループワークを行いました。
先生からのお言葉ですが、イベントを創り上げるとき、
一番大切なことは、強く想う心、願い、「想いの力」をイベントに生かすということでした。
感動をみんなで共有しようという想いですね。

まず、みんなで考えたことは
・私の中で一番強い「想い」を言葉にすると……

とても難しいですね。日本人にとっても自分の考えを言葉にするのは難しいです。
留学生のみなさんは「想い」ということばを理解することに苦労していたようです。
ですが、みなさんの「想い」を聞いてみると、とても素敵だな、かっこいいな、あたたかいなと感じました。

 

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次に考えたことは
・祭の会場の中でその「想い」をお客さんが味わっている『場面』を考える
でした。これもまた難しいですね。
何を書こうかと考えているうちに時間になってしまいました。
夢中になると時がたつのは早いですね。

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みなさん、今回の授業はどうでしたか?
「想い」を考えるということは、自分を振り返る良い機会だと思います。
みなさんの「想い」を楽しみにしています!

岩上先生、とても楽しい授業をありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

2015/4/20 留学生と総踊り 第2回

みなさん、こんにちは。TAの佐治です。
昨日校外授業として、新潟市歴史博物館みなとぴあに行ってきました。
現地集合でしたが、留学生のみなさんは電車・バスといかがだったでしょうか?
私も初めて観光周遊バスに乗りましたが、安い運賃でたくさんの博物館や美術館、公園などに行くことができ、とても良い路線だと感じました。今後利用していきましょう!

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これがみなとぴあです。
外観だけでも見る価値がありますね。
海に面していますし、桜もまだ少し咲いていて、学生のみなさんも写真を撮っていました。

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見学をする前に、学芸員の渡邉久美子さんに新潟の歴史や、盆踊りの歴史を講演していただきました。
実際の写真や映像など、とてもわかりやすく説明していただきました。
新潟出身ではないため、知らないことが多く、私も興味深く拝聴しました。
渡邉さん、お忙しい中、ありがとうございました。

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講演の後、実際に展示室を見学しました。
とても充実した展示で、新潟市のはじまりから現在に至るまで、
自然や産業など、様々な方面から学ぶことができました。
みなとぴあにはシアターもあり、歴史にまつわる3種類の映像も見ることができます。
見学してみて、新潟市は改めて「水」とのつながりが本当に深い地域だと感じました。
また、渡邉さんの講演を聞いたり、実際にシアターで映像を見ていたので、
理解しやすかったのでと思います。

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今回の校外授業はいかがだったでしょうか?
留学生のみなさんには少し難しいところもあったと思いますが、
楽しんでいただけたのではないかと思います。
次回は23日(木)に通常通り行います。
みなとぴあで学んだことを基礎として、これからの授業を頑張っていきましょう!

2015/4/17 留学生と新潟総踊り 第1回

みなさん、こんにちは。
今回、表現プロジェクト演習D「留学生と総踊り」のTAを担当させていただきます佐治と申します。
よろしくお願いいたします。

昨日、第1回目の授業としてガイダンスを行いました。
コーディネーターは駒形先生です。
定員20人のところ、35人とたくさんの学生の方々に来ていただきました。

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留学生にもたくさん来てもらえて、とてもうれしいです。
ですが、定員があるため、参加者を選抜することになりました……。
抽選に外れてしまって帰っていく学生のみなさんを見送るのはとても心苦しかったです。
また次回、ぜひとも参加していただけたらと思います!
心からお待ちしています!

正式に参加者が決まったところで、今後の授業の説明等行いました。


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次回の授業は早速校外授業になります。
19日(日)にみんなで新潟市歴史博物館みなとぴあに行きます。
そこで学芸員の方から新潟市の歴史についてお話ししていただきます。
留学生はもちろんのこと、日本人の学生にとっても勉強になると思います。
私もみなとぴあには行ったことがないので、とても楽しみです。

 

では、みなさん
つたない文章ではございますが、これからも頑張って更新していきますので、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

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