2015年度_表現プロジェクト演習(パフォーマンス制作)

2015/7/20 パフォーマンス発表会当日

こんにちは、表現プロジェクト演習S、TAの佐藤です。
第12~14回の授業報告を行います。いよいよ今日は発表会本番です!

まず午前中は各グループで練習です。ここは昨日と同じですが、緊張感の度合いが違います。各グループとも完成度は高いのですが、改善点も見つかりました。

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各グループの準備の様子。先生を交えてブラッシュアップをしたり、小道具の最終準備をしたり。今日の、本番のパフォーマンスをより良いものにするために各々の意見をぶつけ合っていきます。

そして午後はゲネプロ。要は最終通し稽古です。先生からは途中でやめない、失敗してもそのまま、臨機応変にというポイントを示されました。まあ、この後本番なので、各グループがどのようなパフォーマンスを行ったか、本番の順番に従って見ていきましょう!(やっとネタバレが書ける!1か月ほど前から書きたくてしょうがなかったのですです!)

①言葉のカフェ
まず最初は図書館入ってすぐのカフェからスタート。落ち込んでいる3人を励ますため、観客を巻き込み、励ましの言葉を付箋や絆創膏に書いてもらう。その励ましの言葉に3人が気づき、元気を取り戻し、各々絵を描いたり踊ったりパフォーマンスをする。最後は「夢」という文字を分解し、「ありがとう」という文字を形成する。

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②誘導(1)言葉の並べ替え
カフェ終了後図書館ラウンジを横切り、ビンに入った紙を観客に引いてもらう。紙には「いつ」「どこで」「誰が」「何をした」「+α」が書かれており、誘導のグループの指示に従って紙を床に並べたり、並べた髪を混ぜて入れ替えたりし、文章を生成する。

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③LINEと感情
演劇形式で、カップルの男女がLINEでやり取りをしているところから始まる。女性が結婚の話を切り出すが、男性は言葉を濁しつつ乗り気ではない。二人の後ろでは、二人の感情がジェスチャーをしたりスタンプを張る動作などをして感情を表現。途中女性の方が過去の出来事を語り出し、背後の感情が過去にあった二人の出来事を動きで表現していく。そして、男性が過去に指輪を渡しそびれていた回想が入り、感情が表に出てくる。カップルは感情に突き動かされ、指輪を渡し、プロポーズ大成功、感情は喜びのあまり観客とハイタッチしていく。LINEの文面と感情のギャップを表現する演劇。

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④誘導(2)
次のパフォーマンスへ移動するため誘導されて図書館3階へ。途中床や壁、階段の手すりに付箋が貼られる。上の写真には「ブス」、「キモい」といったネガティヴな言葉が書かれている。

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⑤「ことばのじかん」
図書館屋上庭園にて。「ことばのじかん」と書かれた布を手にした学生を先生が場所を入れ替えたり、人物を後ろ向きにし言葉を見えなくしたりして、どんどん言葉を変えていく。(「ことばのじかん」→「こばとのじかん」など)最終的に「こ  のかんじ!」になり、アナグラムで文字を入れ替えることで違った意味の文章ができることを表現。

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⑥誘導(3)
次の空間まで再び誘導。今回も道中各所に付箋が貼られるが、今度は「諦めない」など、ポジティブな言葉が書かれている。

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⑦誘導(4)
プレゼンルームにて。画像が貼られた用紙の匂いを嗅いでいくが、画像、文字、匂いが全く違う。(例、オレンジジュースの画像、紅茶の文字、コーヒーの匂い)文字と視覚と嗅覚がばらばらである。

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⑧誘導(5)
様々な言葉が書かれた媒体が本の中から出てきたり、床に置かれたり、身体に書かれていたりする。

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⑨「ばか」「うるさい」
ホールにて。カレカノに扮したコント調。「ばか」「うるさい」という言葉も、シチュエーションが異なれば、言い方や意味合いが違ってくるということを表現。

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⑩オノマトペの重なり
夏祭りまでの電車内、田圃道、縁日、花火、盆踊りをオノマトペで表現し、光景を再現する。最後には観客を巻き込み大盆踊り大会に。

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というわけで無事終焉。実はなかなか突拍子のないパフォーマンスが多く、言語化がとても難しかったのですが、雰囲気だけでも伝わったでしょうか…?

発表後の観客の方からの感想で、「自分で感じる授業だと思った」、「観客も参加するのが面白い」、「不思議な世界に引き込まれた」などなかなか好意的な感想が多かったです。写真で気付かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、実は20人ほどの観客の方に参加していただきました。予想以上に多かったです(笑)。参加してくださった皆様、ありがとうございました!

また、「普段眺めているだけの図書館も、言葉とともにめぐり、色んな場所があることに気付き、今度図書館に来るのが楽しみになった」というコメントも。今回は言葉がテーマのパフォーマンス制作なので図書館が舞台となったのですが、普段は見ることのできない図書館の新たな一面が見えた発表会でした。こんなことにも図書館は利用できるのです。そう、新潟大学の図書館は素晴らしい空間なのです!(え、なに、ステマ?いえいえこれは直接的で堂々としたせ・ん・で・ん(笑)お世辞抜きにしてもほんとによい空間なのですよ!別に図書館からの便宜を期待しているわけではないのだよ!?)
まあそんなふざけた幻想はともかく、ご協力いただいた図書館及び図書館関係者+利用者の皆さんに、盛大な感謝を。ありがとうございました!

また、発表会後の反省会でも、「人生で一番大きな声が出せた」、「全体で一つの作品になっていたと感じた」、「昨日より今日がよくなって、最高のものができたと思ってもまだ課題が見えてきた」など、受講者の皆さんも一皮も二皮もむけ、最初に比べ格段に成長されていましたよ!(授業開始が4月でしたが、ほんとに4月の君からは嘘のような成長した姿を今日は見られたと思いますよ!)

私自身も様々な気づきに溢れた、楽しい授業だったと感じました。もう終わりか。寂しいな。ただ私のブログが回を増すごとに退化しているように感じるのは、きっと寂しさの涙で画面が霞んで見えるからですよね!そうに違いない……!

そして最後に一つお詫びが。昨日(正確には一昨日)、最終回も当日にアップロードしますと宣言したにもかかわらず、40分ほど超過してしまい申し訳ありませんでした。書きはじめたのは確かに19日だったのですが、書きたいことと、貼りたい写真が多すぎて、時間がかかったのです……。飲み会は控えめにしたつもりなのですが……。

というわけで、長かったパフォーマンス制作も、これにて最終回です。いつの日かまた皆で集まって何かしでかしたいな。(そして飲みたいな(笑))

そして、微妙によくわからないネタを織り交ぜた授業報告にお付き合いいただきありがとうございました。(先輩から今年の授業報告はくだけたラノベ調の文章がはやりなの?と言われました)今のところ先生からお叱りを受けていないのですが、大丈夫なのだろうか?

もし次の機会がありましたら、またよろしくお願いいたします。ではまたそのときに。ありがとうございました!!!

2015/7/18 パフォーマンス発表会前日!

こんにちは、表現プロジェクト演習S、TAの佐藤です。
第9~11回の授業報告を行います。そうです、今日は集中講義です。

10時に集合し、前日準備開始…の前に、最近の授業ではグループごとの活動が多かったため、全員で集まって近況報告をし合いました。
就職が決まったり、バンドが楽しいというポジティブな近況から、テスト・課題がやばい、実験が厳しい、留学(!)準備が忙しいという多忙な人も。
中にはストレスで乾燥ワカメを衝動買いしたり、愛犬にハブられたり、色々絶望していたりする人もいて、人生相談めいたことになる場面も。
かく言う私も300ページの英語文献を読んでこいと言われたり、授業の最終発表のため30本以上のアニメを見なければいけなかったりと、どうしようかなと思っています……。

まあ、今は先のことを考えても仕方がないので、目の前の発表会のことに集中しようと思います。ええ、現実逃避じゃないですよ。決して。

11時過ぎ、各グループに分かれて活動開始!教室に残り準備をするグループもあれば、会場となる図書館へ向かい、ロケハン・予行するグループも。

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教室で準備をするグループ。小道具も何やらたくさんありそうです。
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こちらはスタジオでパフォーマンスの話し合い中。皆さん資料(プリント)を広げ考え中。
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図書館ロケハン中。こちらはライブラリーホールでスライドの確認中。
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図書館の通路も舞台候補。何やらガラスの壁と階段が面白い位置に配置されている場所。
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入口入ってすぐのカフェで準備を開始するグループ。

そして午後の活動一発目は、全員が舞台に上がる最後のグループのパフォーマンスの確認。皆さんライブラリーホールに集まります。
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スタジオで活動していたグループが説明&実演中。
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全員がステージに。ん?この授業のどこかでこんな光景を見たような…?

その後、図書館の経路を確認して、いよいよ一回目の通し稽古です!
前日ということで、各グループのパフォーマンスの様子をちょっとだけ紹介!

 

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@カフェ。テーブルの文字に注目。このほかにも付箋やら絆創膏やらマスキングテープやらを使いますよ。

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@入り口前。ビンと紙を引いている様子。これがどうパフォーマンスになるのでしょう。
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@通路。演劇調のパフォーマンス。何やらスケッチブックがある模様。そして跪く男性と驚く女性。ん、これはもしや……!?

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@プレゼンルーム。オレンジジュースの画像に紅茶という文字。何やらツッコミたくなるような気がしますが、このパフォーマンスの真相やいかに!?

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@屋上庭園。なんと当日先生もパフォーマンスを披露するとのこと。

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@ライブラリーホール。シチュエーションコント(演劇?)。剣と盾を手に果たして何に挑むのか?

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@ライブラリーホール②。先ほどからお見せしていますが、何やら踊る面々。全貌はどうなるのでしょう。

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これにて通し稽古終了。ありがとうございました。明日もよろしくお願いします。っと。

この後各グループの感想をシェアしたり、居残って明日へ向けて準備したりするグループも。泣いても笑っても本番は明日です!全力でパフォーマンスしてくださいね!私も全力でパシャパシャ写真を撮りますよ!

最後にもう一度告知。パフォーマンス制作成果発表会は明日7月19日、15時30分より新潟大学中央図書館にて開催です。参加される方は5分前に図書館入口に集合してください。(大学中門から入り、突き当りを左に曲がっていただくと、すぐに図書館が見えます)
このブログを読んでくださっている方で、興味のある方、新潟大学の受験を考えている受験生の皆さんなど、老若男女におすすめですよ!(新潟大学の受験で志望理由書を書かなければならない方は、興味を持つきっかけになったというネタにもなりますよ!)

というわけで今回の授業報告はここまで。無事体力も残っていて、当日に書けました!(帰宅後1時間ほど昼寝(夜寝?)したのは内緒(笑))

繰り返しますが、早いもので発表会はもう明日。そして、次のパフォーマンスが始まるのです!(このネタは今書くともう数週間前に終わってしまいましたね。前回書いたときはタイムリーだったのに……)長かった授業も明日で終わり。授業報告も最終回です。明日も当日にアップロードしたいな。(打ち上げでお酒飲みすぎないようにしないと……(笑))

ではまた明日。(多分)最終回もよろしくお願いいたします!!

2015/7/15 いよいよパフォーマンス準備も大詰めです!

こんにちは、表現プロジェクト演習S、TAの佐藤です。第8回の授業報告を行います。

今回もパフォーマンスを実践していきます。早いもので発表会まで1週間余り。順調なグループは通し稽古を、前回悩んでいたグループは先生を交えカウンセリングです。
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各グループ小道具を用いて準備中。いよいよ本格的にパフォーマンスが形作られます。
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先生を交えてパフォーマンスの話し合い。(下の写真は実際にパフォーマンスをやってみようというシーンです。皆さん落ち込んでいるフリで何を表現するのでしょう。決して先生に怒られているわけではないですよ)

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このグループは、以前授業に参加してくださった鈴木先生(詳しくは第2回の授業報告をチェック!)と本番でもセッションを行うことが伝えられました。鈴木先生からは色々なアイディアが提案され、パフォーマンスに革新が!?DSCN3770
このグループは他2人が体調不良のため、1人ですが、頑張っています!1人でも準備は進んでいきます……。(皆さんも体調にはお気を付け下さいね)
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いよいよ通し稽古するグループも。私も演技指導(?)しましたが、なかなか面白いパフォーマンスでしたよ!

さてさて発表会は19日15時30分から、新潟大学中央図書館で開催です!
果たして本番はどうなるのか?そもそも次回までにパフォーマンスは完全に形になるのか?
どうなるの、どうなっちゃうの!?という状態ですが、残り6回の授業で追い込んでいきます。

あと1週間で6回……そう、次回、次々回は土日、2~4限の集中講義です!合宿みたいですね。
そんなわけで次回の授業報告は私の体力が残っていたら、土曜日にアップロードします!アップロードしたいな!……できたらいいな。
というわけでまた次回。18日土曜日に!(多分!)よろしくお願いいたします。(結局最後まで私が授業報告を担当させていただけるみたいです!新鮮味がなくて申し訳ございません…)

2015/6/30 パフォーマンスを実演しよう!

こんにちは、表現プロジェクト演習S、TAの佐藤です。今回も授業報告を担当しますよ!

第7回の今回は、前回に引き続きパフォーマンスの構想を詰めてまとめていきます。
前回同様、まずはグループで話し合ったり、先生を交えて意見を出し合ったりしました。
今回は煮詰まっているグループもあれば、絵コンテやパフォーマンスの順序などを固めているグループもありました。
そんな中、「主体性はないの?」と先生の声が飛ぶ場面も。明るく活気ある雰囲気はいつもと変わらないのですが、徐々に緊張感が感じられるようになってきました。
それもそのはず、本番まで1カ月を切っているのです!
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先生を交えての意見交換。
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小道具(スケッチブック)を用いるグループも。
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図書館のマップを用いて構想する場面も。

続いて今回はグループごとに実演を行いました。
さあ、各グループはどんなパフォーマンスをするのか!?ついにその全貌が……!
……と書きすぎるとネタバレになってしまうということは、前回の授業報告で学びました。
そこで、各グループの実演中の様子を少しだけ公開、ということで。
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グループ(1)。演劇形式。一人が場面説明し、二人がシチュエーションを演技中。演技を参考にしたいと声が上がるほどの熱演!気になる本編は、7月19日日曜日の本番で、是非!
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グループ(2)。参加者を実際に観客として実演に交えました。傘が何故手の中にあるのか……「ことばのカフェ」とは何なのか……。気になる本編は、7月19日日曜日の本番で(以下略)
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グループ(3)。紙を破る動作と、ホワイトボードに何か書かれています。気になる本編は、7月19日日曜日(以下略)。

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グループ(4)。演劇景色。先ほどのスケッチブックと、座っている男女、背後の二人…このグループでは笑いが起きるほど完成度が高そうな予感!気になる本編は、7月19日(以下略)。
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グループ(5)。こちらは観客の誘導を担当しつつパフォーマンスを行う予定なので、今日はその説明を。気になる本編は(以下略)。

そんなこんなで全5グループの実演が終了。いよいよ本番が近付いてきたことが肌で感じられます。
先生からは、次回までのさらなるバージョンアップをしてほしいとの指令が!
今回までの発表は、まだまだ当たり前のレベルの部分もあるとのこと。さらに一歩踏み出して、レベルアップしてほしいとのことでしたが、今回も十分レベルの高い実演を行っていたグループが多くありました。次回以降、どれだけ皆さんがレベルアップするか楽しみです!

というわけで今回の授業報告はここまで。次回もよろしくお願いいたします!
そして次回の報告の担当は……?

2015/6/23 パフォーマンスを形にしていく

こんにちは、表現プロジェクト演習S、TAの佐藤です。
前回の授業報告の最後の文章、ですか?「えっ、なんだって?」
(色々あって今週も私佐藤が授業報告を担当します。申し訳ないのですが、前回の最後の文章は某ラノベ主人公よろしくスルーしてください……)

気を取り直して(?)第6回のパフォーマンス制作の授業報告です。
今回は、1カ月後に迫ったパフォーマンス発表の内容を詰めていく作業を行いました。
グループごとに模造紙を用い、何をやるのか自由に書き出しまとめていきます。
その際、先生も各グループのまとめに参加し、実際にどんなことを行うか聞いて回られ、各グループの皆さんと意見をフィードバックし合いました。
各グループとも、先生を交えた後も話し合い、アイディアがどんどん出ていたように見受けられました!
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例えば照明やロケーションについて意見を交わしたり。
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LINEを再現し、パフォーマンスに用いるにはどのような方法があるか考えたり。
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ポートフォリオを用い、これまで行ってきた活動を振り返ってみたり。

ここで各グループがどのようなまとめを行ったか公開!……しようと思ったのですが、よくよく考えると多大なネタバレを含むので、全貌は7月19日日曜日、新潟大学附属図書館でのパフォーマンス発表会をお楽しみに!

そして各グループまとめた内容を全体で発表し、参加者全員で意見交流を行いました。DSCN3665
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各グループともパフォーマンス内容が具体化し、実際にどこで、何番目にパフォーマンスするかまで想定しているグループもありました。次回は、今週詰めたパフォーマンス内容を実践したり、図書館のどこでパフォーマンスするかなど、更に本格的に計画していきます。

というわけで、今週の授業報告はここまで。次回も佐藤が担当……なのか?
では、次回の授業報告もよろしくお願いいたします!

2015/6/9 本格始動!人々をうまく誘導する方法


こんにちは、表現プロジェクト演習S、TAの佐藤です。
第6回の授業報告を行います。

今回の授業ではまず、今後の予定が説明されました。そこで、7月19日(日)に発表会開催が決定しました!
それに伴い、これからどうなるの?とか、発表会はどんな感じに?といった声も上がりましたが、すべて皆で作り上げていくとのこと。今後エクササイズと並行して、どんな舞台を作り上げるか、いかにお客さんを巻き込むかといった点を考えた、発表会の内容も、皆で構想していくそうです。果たして1か月でどんな発表会が作り上げられるのでしょうか?こうご期待!

また、発表会の形態としては、図書館全体を舞台として、お客さんが動いて行って、それぞれのグループがそれぞれの場所でパフォーマンスするという「サイト・スペシフィック」という形態を取るとのこと。

そこで、パフォーマンス計画ももちろん重要なのですが、それと同じくらい肝心なのが、お客さんをいかに各パフォーマンスする場所まで誘導するか?ということ。

ということで今回のエクササイズは、「群衆の誘導」という、人の誘導方法を考えようというもの。
10人前後の群衆を想定し、各グループ教室の片隅にいる群衆を、対角線上の隅まで誘導する面白い方法を立案・実行します。10分で立案し、いざ実行!
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グループ1。まず群衆を3チームに分け、床に紙を置き、紙に書かれた課題をクリアしてもらうと説明。最初にゴール(対角線の隅)に着いたチームには景品があるとも説明。そして移動手段を各チームジャンプ・片足歩き・しゃがんで歩くの3種類に限定。そして紙に書かれた課題をクリアしながらゴールを目指してもらうという誘導。(ちなみに景品はチームの皆の絆です、とちゃんとオチがつきました)

群衆役の人からは「景品につられた」「体験型で楽しかった」というコメントが。見ていた人からは「短い時間でよく思いついたなと思った」というコメントもある一方「75歳のおじいちゃんは動きづらいね」という鋭い指摘も。しかし、この点を改良すればとても面白い方法だなと感じました!

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グループ2。群衆を縄でくくって(今回はくくっている「てい」で)、引っ張って連れて行くというもの。
このグループでは「縄が見えた」「引っ張る側と引っ張られる側のその場のノリが面白かった」といコメントがあがりました。また、「縄がない、見えない方が(引っ張られる側の)抵抗があって面白い」という指摘も。

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グループ3。マーチング・パレードでガイドして誘導する。(一人が指揮・ドラムメジャー、2人がサクラ)
ドラムメジャー(後ろを向いている方)のボイスパーカッションに合わせて行進。
このグループには「音と指揮があったらやらざるを得ない」「足が動いちゃう」というコメントが。結構自然に誘導できる方法でした。また、「演技力高っ!」という反応も(笑)。

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グループ4。群衆に「掃除するのでどいてもらって……」という「てい」で、電球を替えるしぐさをしたり、(見切れていますが)コロコロをかけ、ゴールまで誘導するというもの。最後には「本日の利用時間」と書かれた紙を示し、鍵をかけるしぐさをするという一コマも。物語が見える形になっています。
このグループには、「日常的で思い浮かべやすい」「遊びなら楽しめるかも」というコメントが。群衆役の人は「邪魔して申し訳ない」と思う反面、実行したグループは「不快感が……」と本音が。群衆・実行両サイドから気を遣い合う一面も。

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グループ5。四つん這いでだるまさんが転んだをすると説明。その際、群衆をヒツジに例え、「後ろからオオカミが……」という煽りが。一人ずつクリアさせ、オオカミに捕まったら隅(ゴール)へ連れて行くというもの。
見ていた人は「必死度高い」「すごい絵だった」「オオカミがいたから面白い」というコメントが。群衆役からは楽しかったという声があがりましたが、「焦燥感が……」「四つん這いじゃなくても」という指摘も。

各グループとも工夫を凝らした誘導方法を考え、実際に使えそうな誘導もいくつか見られました。今後誘導も発表会をするうえで重要な要素なので、どのように磨き上げられていくか楽しみです。

その後、実際発表会の舞台の図書館をロケハンしました。館内撮影禁止のため写真はないのですが、広い図書館内で、結構自由にパフォーマンスができそうなスペースが多いことがわかりました。屋上の庭園やホールといった思いっきりパフォーマンスできる場所から、カフェやラーニングスペースなど、うるさくできない制約のある場所など、様々な場所がありました。本番でどのように活用するんでしょうね。
最後に、「表現者であるという意識」を持つようにという先生からのコメントがありました。舞台に立ったら、学生ではなく、パフォーマーになるので、皆さん気が引き締まったいるように見えました!

そして、前回の重大(?)発表は……実は今回で私佐藤のTA担当分が終了し、後任の人と交代することになりました。果たして何人の方に読んでいただいたのかというのはわからないのですが、拙い報告にお付き合いいただきありがとうございました。後任の方は(実はまだ今現在未定なのですが)、きっと私より簡潔に、面白い報告をして下さる方が担当されると思うので、こうご期待!

というわけで今回の報告はここまで。今までありがとうございました。次回からの授業報告もお楽しみに!

2015/6/3 5時間目 散歩の時間

こんにちは、表現プロジェクト演習S、TAの佐藤です。
第5回目の授業報告を行います。

今回最初に行うのは、「展示会」です。
前々回、「モノに「言葉」を表現して何か作ろう」という言葉を視覚的に伝える課題がありました。
その作品の展示会をして、皆作品を見て回りました。「言葉」も何を表現するかも全くの自由。皆さん、面白い作品を持ち寄っていました。
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作品例です。この作品では「言葉」を水に浮かべてみたり。
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「言葉」を立体化してみたり。
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皆さん興味深そうに作品を見ています。

次は本日のメインイベント、「感覚の散歩」。
このエクササイズでは3人組を作り、教室の外へ出てキャンパス内を散歩します。
ただし、1人はアイマスクをして散歩をし、そのアイマスク着用者を1人がガイドし、もう1人はオブザーバーとして観測します。
ガイドの仕方は手を引いたり、声をかけたり、音を出したり……とにかく自由。信頼関係が大事ですね。
ガイドはなるべくたくさんの感覚(五感)をアイマスク着用者に体験させることを目標とします。
以下に、体験中の皆さんの様子をレポートします。
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手を叩いてガイド。(ちなみにアイマスクの彼女は、この後アイマスクをしたまま一人でエレベーターに乗るという一生に一度あるかないか(普通はないか……)の体験をすることになります。全グループでもトップクラスの体験でした。)
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階段の上り下りのガイドもグループでそれぞれ違いが。手すりを使い、手を引くところもあれば。
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声で「これくらいの高さだよ」と説明するところも。
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手ではなく腕を引くところも。
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アイマスク着用者自らに段差を触らせ上ってもらうところも。
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触覚の体験。手を一生懸命動かしています。
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触覚と聴覚の融合(?)まあ、音で水の音がしているのでバレバレかも……?
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嗅覚の体験。「……プラスチックの匂い……?」(実は造花でした)

散歩中のコメント集。
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「どこまで来たかわかんない」(答え、第2食堂前階段)
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草を触ってもらって「え、ナニ、虫!?」
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「誰もいないから、なんかアクションしてみて」「ほんとに誰もいないんだろーな」「大丈夫、信じて!」
ええ、勿論いましたよ。

散歩後は、体験のまとめとして模造紙に自由にまとめていきます。その後、皆でまとめた模造紙の展覧会です。
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「走る恐怖」……アイマスクをしたまま、走ったんですか!?
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あ、聴覚が頼りなんですね。
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このグループはどれだけの恐怖体験をしたのだろう……?
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未知との遭遇……。ちなみに、左上の「ゲスト協力」、「髪の毛」は私のことです……。(私の頭に触れるという体験……(?)、先生直々の指令(?)だったことを強調しておきます)
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展覧会の様子パート2。皆さん感想を述べ合っています。

今回は感覚を研ぎ澄ますことを目的としました。「言葉」が重要なこの授業ですが、自分が経験した感覚を言語化するというのも重要なポイントです。また、ガイドをするとき、どうやって言葉で伝えるか(或いは伝えないか)考えるのも大事です。そんな貴重な経験になる授業だったのではないでしょうか。

感想として、「普段気にしない音や物体がより敏感に感じられた」とか「点字ブロックの重要性を感じた」とか「手すりがありがたかった」といったコメントがありました。総じて皆さん、未知との遭遇をしつつも楽しかったようですね。(一人エレベーターの彼女については、その恐怖を生々しく皆の前で語っていましたが)

この経験がパフォーマンスに良い影響を与えるといいですね。
というわけで、今回の授業報告はここまで。次回、若干(?)重大発表あり!!?よろしくお願いいたします。

 

2015/5/19 モノに感情を見出すには?

こんにちは、表現プロジェクト演習S、TAの佐藤です。
第4回目の授業報告を行います。

今回の授業はまず、前回欠席した人が、名前を覚えてもらうためのパフォーマンスを行いました。
(何故か私も当てられました。アドリブの結果は……ノーコメントということで。)

続いてはウォームアップエクササイズ「鬼」です。
一人が「鬼」として教室の真ん中に立ち、周りを取り囲んだ皆で「鬼」を褒めるというもの。褒められ終わったら、「鬼」は一番印象に残った人を指さし、その人と交代します。
褒める内容は見た目でも雰囲気でも何でもよく、肝心なのは色んなイントネーションやトーン、声の大きさなどでセリフを言うこと。前回の「朗読」の復習です。
皆さん同じ言葉をイントネーションを変えて反復したり、感情をこめて言ったり、工夫が見られました。
(例)
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オシャンティー。
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お嬢様風。
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さすがに照れる人も続出でした。
そして何故か反復されるオシャンティー。(果たして褒め言葉なのか……?)
褒める、の次は、「鬼」の名前を色んなイントネーションで呼ぶというもの。呼びかけるセリフが限定された分、様々な呼び方が続出です。
(例)
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もえー!(叫ぶ)、もえきゅん(萌えきゅんボイスで)など。(周りにメイドさん大量出没?)
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やなっさん!(あいさつで、よう、やなっさんといった雰囲気で)など。(記憶喪失男の友人ではありません)
最後は「鬼」が理想の呼び名をその場で述べて、その名前で「鬼」を呼ぶというもの。
例えば、「ミルフィーユ」がいいと言った「鬼」には、ミルフィーユは勿論、みるみる、千枚の葉っぱなど呼ばれることも。今回もイントネーションを変えることがポイントです。
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「なっちゃん」に対しては、一斉に色んなイントネーションで「なっちゃん」と呼びかけ、異様な盛り上がりに。(例のジュースと関連したから?)
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最後まで「鬼」が回ってこなかった二人は、周りに見守られながら、満足のいくまで呼びかけ合いました。(お互い色んなイントネーションでたくさん呼び合ってますが、決してバカップルというわけではないです。いたって真面目なエクササイズです)
一瞬シーンとなることもあれば、続けざまに呼びかけられることもあり、一人一人の「鬼」に対し、色んな呼びかけがあり、見ていて面白かったです。
実は前回、課題が出ていました。「前回の朗読で自分が持ち寄った「言葉」を連想する「モノ」を持ってくる」というもの。
次は、持ち寄ったモノを使い、空間構成のエクササイズです。
まずは、一人一人教室の好きな空間(場所)に持ってきたモノを置いていくというパフォーマンス。
皆さん風船や折り紙、はさみなんかを持ってきました。
ただし、これはあくまでパフォーマンスなので、ただモノを置くだけではなく、持って生き方にも工夫が必要です。
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折り紙を並べたり。
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片栗粉を水に溶かしたり。

他にもスマホの画面をみんなに見せてから置いたり、風船をお腹に入れながら歩いて行って置いたり。
まさか片栗粉が出てくるとは……。

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出来上がった空間。決して子どもが遊び散らした部屋、というわけではありません。真面目なパフォーマンスの結果です。
続いては、一人一人出来上がった空間内で、人が持ってきたモノで「できそうなこと」を一つパフォーマンスをします。「できそうなこと」は何でもよいので、皆さん自由にパフォーマンスしました。
モノを移動させることは勿論、紙飛行機にはさみで切れ目を入れたり、ティッシュをばらまいたりしました。
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缶にモノを(折鶴)入れたり。
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ただ移動させるだけでも、移動先を工夫したり。
前回が朗読で音に満ちたパフォーマンスでしたが、今回はサイレントなので、メリハリの効いたパフォーマンスになったように思います。
最後にグループごとに複数人でパフォーマンス。グループでパフォーマンスできるので、個人ではできなかった物語性を見せることもできました。
(例)
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紙に文字をクレヨンで書く。「告白」、「好きです」、「♡」の文字が。
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「♡」マークの缶を使って……?
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見事告白が成功した模様。
端的に言うと「イ〇モネア」の「サイレント」+「モノボケ」なのですが、どのグループも物語性を感じたり、ちゃんとパフォーマンスにオチがついたり、先生も絶賛されていました。
今回のパフォーマンスの感想で、「紙飛行機を投げることが言葉を投げかけることを連想した」とか、「缶を隠し持って逃げるというパフォーマンスで、隠す行為が感情を隠して逃げているように感じました」などとコメントする人がいらっしゃったのが印象的でした。
今回の授業から、物質的、無生物的な「モノ」でも、パフォーマンス次第では、感情を見出したり、「モノ」に意味を見出したり(「記号論」という考え方を使って人文部学的に言うと「モノ」という記号から「コノテーション」を見出す……という表現になります。なるはず。なる……かも?)することができるというきづきがありました。
こうしたモノに感情を見出すというきづきが今後どうパフォーマンス制作に活かされるか、私、気になります!
というわけで今回はここまで。次回もよろしくお願いいたします!

2015/5/12 「言葉」を伝える

こんにちは、表現プロジェクト演習S、TAの佐藤です。
第3回の授業報告を行いたいと思います。
今回のテーマは、「言葉」の伝え方、です。

まずはウォーミングアップ「いらっしゃい」から。
これは先生の指示したキャラクターで「いらっしゃい」というセリフを言うというもの。
まずはデパートガール、寿司屋、メイドさんの三種類で挑戦。
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メイドさんの例。動作や声のトーンなども工夫してキャラクターになりきります。
(男性は裏声を使ったり、女性はスカートを摘まむ動作をしたり)
皆さん、どう感じられたでしょう?

次はセリフを「いい天気ですね」に変え、お相撲さん、森の妖精、演歌歌手、昨年の夏から死にそびれた蚊の4種類で挑戦。如実に難易度が上がってますね……。
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森の妖精の例。神秘さ(?)を出すため、声を高く小さくしたり、手の動きを加えるなどの工夫が見られます。
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演歌歌手の例。マイクを持つ動作や、こぶしをきかせた発生がポイント。

次は、リアクションのエクササイズ。
先生から出された本の内容を、自分と結び付けて、本を使って表現する(リアクションする)というもの。
お題は「世界のすべてが書かれている本」。
例えば、「あの子の好きな食べ物は……」と言ってみたり、そっと自分の鞄に本を入れてみたり。どんな動作をするか、どんなセリフを言うか、セリフの言い方はどう工夫するかなど、様々な観点が含まれるエクササイズでした。
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望遠鏡に例えてみたり。
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本をどうやって見るかという動作も重要ですね。

続いては、先生に名前を覚えてもらうためのパフォーマンスを行うという課題。
グループごとに行いました。
例えば、「たっちゃん、みなみを甲子園に連れてって――みなみです。」
「のったり動く、野田です。」などなど。
小道具(千円札、本など)を使ったり、手話を使ったりする人もいました。
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ホワイトボードに字を書いたり。
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戦隊ものの口上風に自己紹介したり。
(ちなみに先生は最後に全員の名前を言い当てていらっしゃったので、皆さんパフォーマンスを考えた甲斐がありましたね!)

最後は、持参した言葉について述べられたテキストをグループで持ち寄り、模造紙に書いて、発表しようという試み。手順としては……
①個人が持ってきた言葉について述べられた「言葉」をグループでシェア
②面白い「言葉」の部分を見つける
③模造紙に書いてまとめる(キーワードやテキストのタイトルなど、ここは自由に)
④模造紙と声を使って発表
要は重要部分をまとめ、朗読しようという試み。
ただし、ただ文章を朗読するのと違い、キーワードを繰り返したり、声のトーンを変えたり、発生するキャラクターを設定したり、とにかく自由度の高い朗読になりました。
今日これまで行ってきたエクササイズを踏まえ、「いかに「言葉」を伝えるか」という点が重要になりました。
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皆さん最初は戸惑っていましたが(先生も強引な課題だけど、とおっしゃっていました)、
書きはじめるにつれ、アイディアがどんどん出てきます。
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朗読の発表の様子。擬音を多用したり、朗読担当の役割がだんだん混じっていったり。
1人が「言葉」のポジティブな面を言い、残り3人がネガティブな面を言ったり。
個人的に演劇を見ているような気分で見ていました。とても集中した雰囲気でした。

今回の授業を通し、それぞれのグループの中に「種」と「原石」があると、先生は評されました。
今後は「種」を集めて、いらないところを取り除き、良いところを磨いて、アイディアを形にして、パフォーマンスに結び付けていくことに焦点が当てられます。
私も今回の授業から、たとえ同じ言葉でも、言い方やトーン、動作などでまったく違って聞こえることに気付きました。
今後もどんどん良いところを磨き、最高のパフォーマンスができるよう、頑張りましょう!

というわけで、今回の授業報告はここまで。
次回もよろしくお願いいたします!

2015/4/29 スペシャルゲスト登場!(パフォーマンス制作第2回)

こんにちは、表現プロジェクト演習S(パフォーマンス制作)TAの佐藤です。
第2回目の授業報告を行いたいと思います!

2回目の授業はウォームアップからスタートです。
まず最初のウォームアップは「鏡のエクササイズ」です。
1人が鏡、もう1人が鏡像になり、2人で同じ動きをしてシンクロさせるエクササイズです。
皆さん思い思いの動きをしています。
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ただ手や足を動かすだけでなく、腕立て伏せをしたり、寝転がったり、全身を使ってエクササイズをしています。そして皆さん、良い笑顔です。

次のウォームアップは、「声の伝達」。
最初に先生の発した声のイメージを、身体を使ってイメージを具現化し、周りの人に受け渡し合うというエクササイズです。
隣の人に受け渡したり、遠くの人に投げ渡したり、更には効果音を付け、音のイメージに合わせた動作をしたり。音をどうやって身体を使って表現するか、皆さん工夫しています。
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皆さん結構大きな身振りをしていますが、写真だとお伝えしづらい……。
動画で様子をお伝えできないのが残念でなりません。

その後前回の「自己紹介」の続きを行った後、教室(多目的ルーム)からスタジオに移動。
そこで2回目にして、スペシャルゲストの登場です!
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本学人文学部人文学科西洋言語文化学プログラム、鈴木正美先生です!
鈴木先生を交えて行うのは、鈴木先生との「セッション」です。
鈴木先生が即興で楽器を弾いて音を出す(音で話しかける)ことに対し、自分の身体を使って動き、鈴木先生の音と自分の身体動作とで会話する、というエクササイズです。
音にどう身体を使って表現するかが焦点になります。
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鈴木先生はサックスやオーボエから、名称のよくわからない楽器まで、7、8種類の楽器を使い分け、演奏されていらっしゃいました。
そして、ウォームアップの効果もあり、皆さんすぐに音に反応して表現していきます。
(何故か私も担ぎ出され、このエクササイズをしたのですが、相当難しかったです。どうしても同じ動きを反復してしまって……)
動きを伴うので、動画で様子をお伝えできないのが(以下略)

本来は鈴木先生とのセッションはここまでだったのですが、皆さんよく動き、反応も良いということで、「グループでまたやりたい」という鈴木先生の一言が。
そして、次の曲が始まるのです!

というわけで引き続き鈴木先生とのセッションです。
今度は前回作ったグループでセッションです。
前回「枯山水」や「写真撮影」で空間構成を行いました。基本ルールはそれらと同じく、一人一人がセッションの流れを掴んで空間構成を行うというものです。
ただ前回が静止ポーズの<静>の空間構成なら、今回は全身動かす<動>の空間構成です。
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グループでのセッションは、「どこかの部族の通過儀礼みたい」、「祭りで豊作を祈る舞踊みたい」といった評価が飛び交う、エキゾチックな(?)セッションでした。
やっぱり動きが伴うため、動画で様子を(以下略)

一通りグループのセッションが終わった後、鈴木先生から「この授業最高だねぇ」という絶賛のコメントが!
こうなったら、まだまだやるっきゃない!
そして、次の曲が始まるのです!

というわけで、最後は皆でセッションです。
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(祭り感を出すため)会場が暗い上に、激しい動きのため、ボケボケの写真ですが、参加者全員でセッションしています。ほぼ盆踊りでした(笑)
ほんと動画で(以下略)

ここで今回の授業は終了。今回は音を身体の動きで表現するということがテーマでしたが、鈴木先生を含め、皆さんとても楽しそうに授業に取り組んでいました。(かく言う私も今回とても動き回り、非常に充実した授業でした)

実は前回の授業後の感想で、「恥ずかしがり屋だけど、この授業を、1歩踏み出す機会にしたい」という旨のコメントをされた方がいたそうです。
今回は1歩どころか、10歩くらい踏み出してしまった勢いのある経験になったのではないでしょうか。なにせ皆さん、思い思いに身体を使ってパフォーマンスされてましたから!

というわけで今回の授業報告はここまでです。次回はどんなエクササイズとパフォーマンスが飛び出すのか、今からとても楽しみです!
ではまた次回に。

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