2015年度_表現プロジェクト演習(マインドマップ)
2015/11/5 マインドマップ 第5回
こんにちは!今日も課題の発表から紹介していきます。
先週の課題は「5つのキーワードを使って物語をつくる」でしたね。
キーワードは
- 竹
- とうもろこし
- カレンダー
- 虫眼鏡
- 月
月と竹からなんとなくかぐや姫を連想しませんか?でもカレンダーと虫眼鏡ととうもろこし……難しいですね。
一体どんな物語ができたのでしょうか。
いかがでしたか?みんな個性的で力作でしたね!!
虫眼鏡を移動の道具に使ったり、太陽の光を利用して火を起こす道具として使ったり。キーワード一つを取っても人それぞれのイメージを持っていてとても面白いです。
ノートテイキング
今回の授業からマインドマップを使ったノートテイキングをやっていきます。
これまではノートメイキングといって自分の頭の中の発想をマインドマップで表す方法でした。
ノートテイキングとは本や新聞の記事、授業内容などをマインドマップにまとめていくことです。
一つ目のワークは「フクロウの生態」と「ゾウの生態」です。
ペアを作りフクロウとゾウの生態のどちらかについてマインドマップを作成し、お互いに発表します。
二つ目のワークは教育基本法の前文と、目的・理念をそれぞれマインドマップにします。
文章が堅く、抽象的な単語が多いため難易度高めです!!
抽象的で堅い表現の文章の場合、そこで使われている単語をブランチの乗せるだけではフィードバックする際にただの言葉の羅列になってしまい、
上手く説明できません。
難しい言葉でもイメージを膨らませて自分の中で噛み砕いて理解し、それをマインドマップにすることが大切です。
例えば、「人命の尊重」。これを一つのイメージと表すとしたらみなさんはどんなことを思い浮かべますか?
萱場先生は「蜘蛛の巣」のイメージを使うそうです。これはあの芥川龍之介の『蜘蛛の糸』からの発想だそうです!
このように取り入れた情報を自分の言葉とイメージに変換していけるといいですね。
来週の課題は本や新聞、雑誌などの内容からマインドマップを作成します。
2015/10/28 マインドマップ 第4回
みなさんこんにちは。
今日は先週の課題である「年末までになりたい自分」の発表からスタートです。
ブランチの分け方としては、学習、趣味、サークルなどに分けて目標設定とそれまでの過程を考えている人が多くいました。
何か一つ具体的にやりたいこと、なりたいビジョンを持っている人はセントラルテーマにそれを持ってきていました。
マインドマップは目標達成までに何をしたらいいのか、何が必要なのかを整理することにとても役立ちますね。
To Doマインドマップ
マインドマップは長期的な目標達成だけでなく一日のうちでやること、スケジューリングにも適しています。
萱場先生は毎朝10分でその日やることをマインドマップにするそうです。
仕事、社会貢献、家庭などにブランチを分けて書きます。10分で書くのでセントラルテーマはその日の日付、ブランチに乗せるワードやアイコンも簡略化したものです。
To Doマインドマップを書くことによって時間の無駄を省き、やるべきことを効率よく片づけることができます。その分時間が空けば余暇に使えますよね♪
マインドマップの活用
このようにマインドマップは人生の様々なシーンで活用することができます。
家庭ではTo Doを作成したり、買い物リスト、料理のレシピなどに使えます。
ビジネスでは新しい企画の立案や、技術マニュアルの整理、ミーティングの内容をマインドマップにして議事録として使うこともできます。
さらに人生設計として将来の夢とその目標達成までの過程を考えることも。
小学生に将来の夢を書いてもらったところ、文章だけで書いた時は「○○になりたい」だけで完結していたのに、マインドマップで書くと「○○になりたい」→「そのためにやることは?」と発想が広がっていったそうです。
「~したい」「~になりたい」というぼんやりとした願望もマインドマップにして具体的なプロセスを考えればきっと実現しますね♪
来週の課題は……ある5つのキーワードを使って物語をつくる!!
そのキーワードとは
- 竹
- とうもろこし
- 月
- カレンダー
- 虫メガネ
ハリウッドで活躍する脚本家はマインドマップを使って物語を考える人が多いそうです。
そんな物語ができるのか楽しみですね!
2015/10/22 マインドマップ 第3回目
こんにちはTAの丸山です。
前回の授業終わりに出された課題「自己紹介マインドマップ」の発表をしました。
個性的なマインドマップがたくさんあってとても面白かったです!
マインドマップにしてみると要点をわかりやすく説明できて、「自分にはこんなところもあったんだ!」という新しい発見があります。
五感を刺激する
先週はマインドマップは全脳を使うというお話でしたね。今回は五感とマインドマップの関係についてです。
全脳を使うには五感を活用することが大切です。
視覚…部屋は明るく、自然光が入るところで。
聴覚…リラックスできる音楽を流しながら。歌の入っていないクラシックなどがおすすめです。
触覚…少し窓を開けて外の空気を取り入れます。
嗅覚…自然の匂いやリラックス効果のあるアロマなど。
味覚…チョコレートやキャンディなどの甘味。
マインドマップを書く時はこのようなリラックスできる環境がベストです♪
7つのルール
次はマインドマップを書く時の7つのルールです。
①用紙:用紙の向きは横。真ん中から書き始め放射状に展開していくと思考が途切れることなくどんどんと広がっていきます。そしてノートのように罫線がなく無地のものを使います。罫線があると目に入ってしまい思考を遮ってしまいます。
②イメージ:イラストやアイコンを多用する方が文字のみよりも脳に入りやすくなります。イメージの持つ情報量は大変多いのです。セントラルイメージは最も重要なのでじっくり時間をかけて書きます。
③カラー:単色ではなくたくさんの色を使います。
④ブランチ(枝):思考が途切れないよう必ずセントラルイメージから繋げて描きます。木の幹から延びる枝のように生物的に描くことで小脳を刺激します。また、ブランチの下や端にイメージやワードを描くと思考が不安定になり落ちてしまうので必ず上に乗せて描きます。
⑤ことば:長い文章ではなく、キーワードとなる単語を書きます。そうすることで思考の切り替えができます。
⑥構造化:基本概念となるBOI(Basic Ordering Idea)を決めます。セントラルイメージから伸びる太いブランチがBOIです。5W1Hを使上位概念と下位概念を整理してブランチをのばしていきます。
⑦楽しむ:楽しみながらやることで脳が喜びます。
最高の休日
もしも一週間の休暇をもらえるとしたらあなたは何をして過ごしますか?
季節はいつか、誰とどこへ行くのか、予算はどれくらいか、移動手段は?もしくは家でゆっくり過ごしたい人もいるかもしれませんね。
自分にとっての最高の休日はどんなプランなのかをマインドマップにしてみました。
30分で書き上げ、グループ内で発表しました。
海外や国内旅行に出かけてアクティブに過ごしたい人、家の中で映画を見たり読書したりのんびりしたい人など様々な過ごし方がありました。
来週の課題は「今年の年末までになりたい自分」です。
あと2か月ほどで今年も終わりですが、それまでに何か達成しておきたいことをマインドマップにします。
2015/10/14 マインドマップ 第2回
今週のマインドマップのテーマは「全脳思考」!!
脳をうまく活用するにはどうしたらよいのか?そんなお話です。
まず、たくさんのアイディアを生み出すにはリラックスした状態になることが必要です。
グループになって24時間以内にあった「いい出来事」を発表するGood&Newをおこないました。
そしてこの授業で大切なことは、
- Guess 当てっこ 先生からの質問や疑問に思ったことに対してすぐに自分の意見を出すこと。
- メンタルブロックを外す 苦手なことや恥ずかしいことを忘れてのびのびやること。
マインドマップではイメージを描く作業が多く登場します。絵を描くことに対して苦手意識を持つ人はかなりいるようですが、それはただの思い込みかもしれません。
脳のスケッチ
スクリーンに映し出された人間の脳の絵をみんなでスケッチしてみました。
出来上がったスケッチをみんなで見せ合いっこしてみると…同じ対象を見て描いたはずなのに全然違う!!
マインドマップでは絵の上手い/下手は関係ありません。自分が感じたままに描くことが大切です!!
3.子ども心を楽しむ 一番重要なことは楽しんでやること。絵を描いたり意見を出し合う学生さんたちはみんな楽しそうです♪
全脳思考
みなさんもご存知のとおり、人間の脳は右脳と左脳でその機能が違います。
左脳は…数、論理、言葉、線、リストなど
右脳は… リズム、色、形、空想、マップ、イメージなど
先週の授業で考えた「ノートを書く時の問題点」を思い出してみると、普段授業ノートを書く時はノートの罫線に沿って上から下に向かって書いていくので主に左脳を使っていますね。
しかし、マインドマップは中心にテーマがあり、放射状にアイディアが伸び、色もたくさん使います。つまり、右脳も使ったノートテイキングということになります。
さらに、文字だけでなくイメージを活用することによってより多くの情報量を表現することができます。
イメージショット
先生が読み上げる20の単語を1単語につき3秒で描いていくゲームです。
最初は簡単なフルーツや野菜、動物などですが、最後の方は「春」、「通学」、「人間関係」、「宇宙」、「健康」など抽象的な概念まで。
できあがったものを見せ合いっこすると、やはり人によって表し方が違ってとても面白かったです。
次に、20個のイメージの中から2個選んで色を塗ってみました。
色のあるイメージの方が他のイメージよりもはっきりと浮かび上がりましたね!!
ある数え方によれば、イメージが含む情報量は1,000個以上と言われているそうです。また、カラフルにすることで脳への刺激となり記憶したり思い出すことに役立ちます。
マインドマップでも文字だけでなくイメージを多用することによってよりたくさんの情報をもりこむことができます♪
来週は「はじめましてシート」という自己紹介のマインドマップを書いて発表します。
2015/10/7 マインドマップ第1回
こんにちはTAの丸山です。マインドマップを担当するのは今回で3回目です‼
マインドマップの魅力と授業の様子をみなさんに紹介していきますのでよろしくお願いします。
講師の先生はマインドマップのスペシャリスト、萱場先生です。
マインドマップはTony Buzanが提唱した思考・発想法の一つです。頭の中で起こっていることをイラストアイコンや文字などを使って目に見えるようにした思考ツールのことを指します。
ノートを書く時の問題点を考える
まず、授業中にノートを書く時に生じる問題点についてみなさんに考えてもらい、グループ内で話し合ってもらいました。その時に出た意見は次の通りです。
- 板書することに集中すると先生の話を聞くことができない。
- よく考える時間がないのでレイアウトが決まらず、メモを取るスペースや図を書き入れる場所が適切に取ることができない。
- 黒板に書かれたことを書き写すことだけで精一杯で発展性がなく、正確性や見やすさがない。
- 書いたものを後から見ても内容を思い出せない、理解できない。
これはきっとみなさんも経験のあることではないでしょうか?「書くこと」と「聞くこと」のバランスが難しいということが一番の問題点のようです。
この問題の改善策になるのがマインドマップ‼
私はマインドマップを知ってから3年ほど経ちますが、もっと早く知っていたかった‼と思います。
それくらい劇的に物事の考え方や発想力が変わります。
この授業ではテーマごとに個人でマインドマップを作成し、その後グループでディスカッションしながらグループマインドマップを作成してその内容を発表するというのが一連の流れとなります。
マインドマップを書くには?
マインドマップを作成するまでのプロセスとして、放射思考を行いました。
今回は「自分をハッピーにすること」というテーマです。
- 白紙の真ん中にハートマークを描き、そこから8本の枝を伸ばします。その上に自分にとってハッピーな物事を書き込みます。
- 次に連想ゲームの要領で書き込んだ単語から連想するものを枝を伸ばしながら書いていきます。
- 次は書き込んだ単語をカテゴリーに分けます。関連性のある単語を見つけて色分けをして○で囲っていきます。
- 別の用紙に再度真ん中にハートマークを描き、カテゴリー別に色分けした単語を放射状に書き込みます。
- マインドマップ完成‼
注意点としては、単語を書く文字の色は黄色などの薄い色は使ってはいけないことです。色が薄いと脳に与える印象も薄いからです。
そして枝に単語を書くときは必ず枝の上に乗せること。単語が枝から落ちると思考も落ちてしますからです。
あとは単語から連想していくとき、テンポよく発想を止めないことです。少し行き詰ったら別の枝の単語を見たり、何も思い浮かばなくても枝を次へと伸ばしてみると、そのブランクを埋めたいという欲求からアイディアが浮かんだりするそうです。