2015年度_表現プロジェクト演習(マンガ・アニメを中心にした街づくり)

2016/2/3 【がたふぇす⑬】最終プレゼン開幕です!

こんにちは、表現プロジェクト演習U、TAの佐藤です。第13回の授業報告を行います。
今回はいよいよ最終回、関係者の方々を招いての最終プレゼンになります。

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総勢10名(新潟市のがたふぇす関係の方々やアニメ制作会社GAINAXの方々(含む社長!))がラスボス(?)です。果たして無事乗り越えられるのか?では、早速行ってみよー。(前回のリハーサルの会の報告と併せて読んでいただけると、より内容が分かるかと思いますので、是非前回分も!)

②グループ
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○図書館の活用
(例)坂井輪地区の図書館
→館長の裁量が大きく、音楽がかかり完全な静寂になっておらずしゃべることもできる
→人の繋がりを創出できる

図書館新聞を創設し、回覧板と併せてシニア向け4コママンガ講座の宣伝を行う
→マンガの家の講座と併せと併せ、マンガ講座の知名度を上げ、受け入れてもらう。
→マンガの家でのマンガ講座を毎日から週1にし人を集めやすくする
→こうした講座をマンガの家通信・がたふぇす通信で報告
→がたふぇす通信に関してゆくゆくは県内に渡るように

○マンガの家のオリジナルキャラクター
・パネルで家の位置を分かりやすくし、SNS等のアイコンに設定
・実際に制作↓
⑪

おけさ柿、笹団子、米といった新潟の要素にマンガ原稿などマンガの要素を加えた
①グループ
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○景観/歴史的建造物とコスプレ
歴史的建造物を撮影場所とし衣装貸出しを併せて行う……現状では衣装が少ない
→事前告知でロケーションを告知
+建物の歴史をパネルにまとめたり、マナーの呼びかけパネルを設置したりする

○和装
職員・係員も和装をすると雰囲気が出るのでは
+マンガ・アニメのキャラのパネルを設置
→コスプレより抵抗が少ないため、家族連れなどに向いているのでは

○伝統芸能
古町芸妓とのコラボ
=和小物とキャラのコラボを行う
→アニメと芸妓さんを知ってもらう機会にする

違う分野との連携により新しいコミュニケーションを創出
→新潟の文化・伝統を知ってもらう機会に
④グループ
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○がたふぇす限定スイーツ
小中高生にデザインしてもらい教育との繋がりを創出
+若者への宣伝にもつながる

その後はセットメニューや開発店での販売を予定
+古町で販売することで、様々な人ががたふぇすと関わることができる

○農業との関連
・古代の農業体験をできる「まいぶん祭」とのコラボ
→室内での体験型イベントを行う
・地元が舞台の『夏子の酒』の酒造りに関する展示を行う
・農業に関してマンガ・アニメやアイドルとのコラボもある
(例)『ラブライブ』花陽とコシヒカリ、NGT48と新之助

新潟が誇る農業との関わりで文化理解促進

○通年委員会の創出
→大学との連携
→通年で動ける民・官・学含む委員会の必要性
③グループ
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○県外者向けページの設置
公式サイトに県外者向けページがない
→興味を持っても調べられない
+旅行パックが参加者のニーズにマッチしていないと考えられる

参加者のニーズにこたえたサービスプランを

○例①:宿泊費も節約をしないで計画を立てる人向け
・コラボルーム:部屋の要所に作品世界観を感じる室内に
・アメニティフルセット
・コラボフード:キャラの好物や作品をモチーフにしたメニューを提供
・割引券:イベント外でも寛いでお金を使ってもらう
→10000~20000円朝食つきプラン

○例②:宿泊費を節約しイベントに集中したい人向け
・アメニティーの一部を置く:パンフを挟んだクリアファイルなど
・割引券:アニメイト、カラオケなど、時間をつぶせるように
→素泊まりショートスティ、5000円台で10000円未満
⑥グループ
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○中国のSNS市場に合わせた告知が必要
(例)ウェイボー
・日本文化を扱う有名ユーザー:フォロワー1200万人
→潜在的需要がありそう
・無償で協力してくれそうな有名ユーザーのピックアップ
・新潟市・県の公式マークがついたアカウントを利用し告知

(例2)ティエバー
留学生の方の実践:がたふぇす参加を報告
→写真をください/羨ましい/行きたい/雰囲気がいいね などポジティブな反応が多い
→宣伝効果があると思われる
→ツアーを企画し、ティエバーでの告知が有効と思われる
+ビリビリ動画での告知

中国でも潜在的な需要は見込め、特有のSNSを使い宣伝するのが効果的
⑤グループ
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○実際に宣伝動画を作成……以前ブログで紹介ということでしたが、この動画は後日動画共有サイトにて公開する予定ですただ、予定は未定です……ごめんなさい!
・着ぐるみの注目度が感じれた。

着ぐるみによるビラ配りや学校を回っての宣伝が効果的だと感じた。

と、以上が概要です。ちなみに前回のリハーサルともかぶってるところも多く、改めて前回のも参照しつつご覧になっていただくとよりわかっていただけるかと思います。
さてさて関係者の方々の反応は……?
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体験型のイベントを取り入れたい、建造物を活かしハイカラさんカフェとか面白そう、産学民官連携の重要性は確かにそのとおりであるといった反応。一方流石に最終発表、なかなか突っ込んだ意見も。がたふぇすが開催されることが分かっているはずのオタク層が来ていないのは、がっつりマニア向けのイベントがないからでは?とか、枠を広げるより、誰が楽しいんだと思うようなイベントの方が成功したりするといった実体験を交え語ってくださる方も。コアな人に確実に来てもらえるようにした方が良いとの指摘もありました。

私見ですが、こうしたイベントは地域に受け入れられてなんぼだと思います。アニメと地域振興が上手く関連させている地域は、住民の方もアニメやそれによるまちおこしを楽しんでいたり積極的だったする人が多いというのが私の印象です。せっかくファンが大勢押し寄せまちおこしの契機になりそうなところでも、地域にファンを受け入れる土壌がなければ、どこかの有名な地域みたいにキャラの神輿を担ごうが、戦車が祭りに来ようが、ファンもまた来たいと思わない、となってしまうのは当然のこと。

一方で新潟の現状は、住民が楽しめているか、ファンを積極的に受け入れようとしているかというと……?実はクレームがあるなど、地域振興に成功したような地域と比べると……というのが実情。そうした中で今回の発表は、「地域の人に受け入れて、楽しんで関わってもらうにはどうしたらよいか」という点で、面白い指摘がたくさんあったように思います。こうした指摘を基に、地域住民も楽しめる土壌を作り、そしていかにコアなことをやってがっつりした人を呼び、地域の人とかかわりを持ってもらえるかが、今後の課題になりそうです。

実は、事前の話し合いでも、結構コアな、というか、ここでは書けないような突き抜けたイベント案もあったんですよ。そうした案をいかに実現にこぎつけるか……社会人の世界を知る良い機会になったと思います。コアなイベント……出演キャストさんと行く『ガッチャマンクラウズインサイト』聖地巡礼、とか?(まあ予算やスケジュールを無視した単なる思い付きですが、こんな企画があったらお金落としまくってたかも(笑))
さてさて4か月にわたって続いた授業報告もこれにて終了。来年もがたふぇすは開催が決まったようで、今年からどのような改善があるのか、どのようなイベントが開催されるか、今から待ち遠しいですね。声優さんは誰が来るかなー。

というわけで今学期はここまで。それではお付き合いいただきありがとうございました!

 

2016/1/27 【がたふぇす⑫】最終決戦目前です!

こんにちは、表現プロジェクト演習U、TAの佐藤です。第12回の授業報告を行います。
さて前回もお知らせしましたが、授業も残すところ残り2回となりました。次回はいよいよ最終プレゼンになります。そのプレゼンに向けたリハーサルを今回行いました。今回のリハーサルは②、①、④、③、⑥、⑤の順で発表です。では、その様子に早速行ってみよー!(スライド発表で室内が暗いため、画質が良くなく申し訳ありません…)

 

グループ②
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○マンガの家のマンガ講座……毎日開講されていて、JAM(専門学校)卒業生の講師。
⇔知名度低く、受講者も少ない。
→幅広い年齢層の利用者と連携し、図書館でマンガ出張講座を行っては?

○出張マンガ講座
・部門分け
①小学生向け=入門
②中・高生=より専門技術を指導する
③シニア=4コマ講座(新聞に掲載され、触れる機会が多い)
→4コマ講座について、投票で上位作品を図書館新聞を新設しそこに載せたり、地域の回覧板に宣伝チラシを挟んでは?

○マンガの家……既存施設との連携
・蔵書を市内の書店などと連携、POP等で宣伝→採用者にはマンガの家オリジナルグッズをプレゼントしては?
・読むスペースの増大
DSCN0890(POPの例)

○宣伝
・がたふぇす通信を発行しては?
→直接人々の手に渡るように工夫
・マンガの家のアカウント=アイコン文字のみ
→キャラクターなどがあると気軽に質問しやすい

○マンガの家オリジナルキャラクターを制作
→普通の女子大生が【ゆるキャラ】つくってみた。
→ミニキャラにすることで、可愛さ、親しみがあり、萌えを押し出したキャラより周知されやすい

 

以上の2グループの発表に対しては、「図書館ってどこが管理してるの?」(館長さんの裁量が大きいらしいです)とか、「ゆるキャラ飽和していない?」(認知度を上げるスパイスとして作成した)といったコメントがありました。ちなみにオリジナルキャラクターは実際に②グループの方が制作したのですが、次回の本番の報告の際に紹介しようと思います。結構可愛い感じですよ。お楽しみに!

 

①グループ
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○来場者を増やすために=新潟ならではのイベント開催
・歴史的建造物でのコスプレ:雰囲気に合う衣装や関連時代の作品の衣装を用意
→歴史を知ってもらう機会になったら良い

○憲政記念館
和装に加え、ゴスロリとの相性もよさそう。
→『ローゼンメイデン』などの衣装があっても良いかしら~?

○旧齋藤家別邸
大正時代、『るろうに剣心』や『犬夜叉』などの作品との相性が良いのでは?
→和装などの貸し出しも良いかも

○限定グッズの販売
・漆器、勾玉、扇子などを有名作品とコラボ(キャラのシルエットや作品ロゴなど)
→製作体験もあると宣伝にもなる

○伝統芸能とのコラボ=古町芸妓
・芸妓体験を行う
・古町と団五郎の別バージョンの衣装を用意しては?

 

④グループ
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○がたふぇす限定スイーツの作成
→古町の小中学生にデザインしいてもらう(他県でもそうした取り組みがあるそうです)
→パッケージに古町と団五郎を使用
→旧齋藤家や古町の商店でそのスイーツを販売しては?

○農業:「まいぶん祭」とコラボしては?……古代の農業体験(火おこし等)などを行うイベント
・勾玉づくり:『犬夜叉』とのコラボができそう
・土器パズル:アニメ等のキャラクターを用いた「痛パズル」

○酒
・『夏子の酒』とのコラボ
・過去に販売したコラボ酒の販売の復活…古町の酒屋さんとのコラボ
・「痛グラス」の販売

①・④は関連しているところも多いので(勾玉や旧齋藤家の使用など)続けてお送りしました。これらのグループへのコメントは、「スイーツ2日限定では利益出るの?」(開発した店での販売を想定/限定の部分は再考の余地)、「新潟出身者の作品だけでなく、米・酒好きのキャラとコラボできない?」(個人的には『食戟のソーマ』や『幸腹グラフィティ』などの料理物とのコラボも良いのでは?と思いました)、「最近のトレンドモノを取り上げては?」(『境界のRINNE』など)といった意見が。

ちなみに④グループの写真にある「痛コンバイン」とは……説明しないでも分かりますよね。その発想はなかった。実現したら、新潟は田んぼが多いのである意味話題になりそうではありますね。ごはんが好きなキャラでかよちんではなく五十鈴華さんが出てきたのは、その作品を最近私がリピートしまくってるからでしょうね。

 

③グループ
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○アニメと宿泊施設のコラボ
ディズニーランドを例に、内装・アメニティ、フードメニューがコラボし、食器も土産として販売等あっても良いのでは?

○割引・クーポン
・アニメイト等のくじ優待券
・居酒屋・カフェの割引券
→コラボメニューを作り、それを提供している店の割引クーポンをプランに含めたり、スタンプラリーを行ったり
・カラオケ割引券

○マンガ・アニメに留まらないアートの展示
→デザイン専門学校での展示に活用しては?

主に宿泊プランを取り扱ってきた③グループですが、今回更に具体的なプランを値段別に3つほどプレゼンできるようにとの課題が出されました。内装までこると高そうですが、アメニティを置くくらいならどの部屋でもできそう、といった感じに。ちなみにコラボメニューは今回も『放課後のプレアデス』関連の物がいくつかありました。それを考慮すると、次回もやりやすいかも?プレアデスオリジナルカクテルがあって個人的にとても興味があります!

ここからはプレゼン、というよりも、お伝えしてきた通り、ネット関連(wikipedia、youtube等)のグループです。

 

⑥グループ
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○中国のインターネット事情
利用自体は無料⇔海外のSNSはアメリカ製のため中国国内からアクセスできない
→海外サーバー経由が必要で、それに関する有料ソフトもある
=日本のインターネット感覚と違う

○ウエイボー(中国版twitter+facebook)
・企業:ターゲット設定で設定に合うユーザーに広告表示ができ、アカウントに適した有名ユーザーに拡散依頼ができる
・新潟市公式のものもあるので活用できるかも?

○ティエバー(中国版2ちゃんねる)
・テーマごとにスレが立ち上がり、ファンがやり取り。スレ主も分かる
・中国人留学生の方でティエバーでがたふぇすを取り上げると、ポジティブな反応が多い

○ビリビリ(中国版ニコニコ動画)
・正規ルートで日本のアニメも放送(秋クールなら『スタミュ』や『終物語』など)
・ただしアカウント制作に手間がかかる
・親和性は高いので宣伝には向いている

中国のインターネット事情は日本にいるとあまり詳しくないので、ついつい日本と同じと考えがちかもしれませんね。こうした特性を生かした宣伝が必要です。そういえば『ノラガミ ARAGOTO』もビリビリで放送されていたとどこかで聞いたような……。このグループには特に「京都や埼玉のイベントでこうした宣伝は行われているのか?」という疑問がありました。中国に関してはその両県より距離的に新潟の方が近いので、来やすくはあると思います。

 

⑤グループ

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○普通の大学生が【着ぐるみ】やってみた。……といってもゆい先輩やみらいちゃんがやってるわけではないですが
・着ぐるみで宣伝動画撮影の公開

○感想
・着ぐるみで写真撮影をお願いされるなど注目された=着ぐるみがいるだけでも宣伝できそう
・ゲリラ的撮影でもいけるかも

○wikipediaの記事
・第1回から第6回までの内容を細分化

というわけで写真は動画の一部を先行公開(?)。本編は次回の報告でアップロードする……はず。予定は未定です。編集もするということだったので更なる改良がくわえられるそうです。

 

さてさてリハーサルはこんな感じでした。そこそこ概要は描いたので、来週書くことあるのかな(笑)。とはいえ皆さん、リハーサルから本番にかけて資料を改良してくるのは当然なのですが、本番の発表がリハーサルより分かりやすくなってたり、リハーサルには登場しなかった情報がくわえられたりと、本番の発表が進化(深化)するので、杞憂ですかね。

いよいよ来週は本番・最終回ですが、参加者の皆さんが良い発表ができるよう祈るとともに、当日もサポートしますね!そして次回の報告はオリジナルキャラクターと宣伝動画を公開する予定なので、是非最後までお付き合いください。というわけで今回はここまで。最終回もよろしくお願いいたします!

2016/1/13 【がたふぇす⑪】いよいよ授業も大詰めです!

こんにちは、表現プロジェクト演習U、TAの佐藤です。第11回の授業報告を行います。
さてさて最終発表に向けて前回始動したのですが、日程を確認すると実は来週15日はセンター試験準備のため、休講になります。(決して佐藤の論文ができてないから報告をアップロードしないわけではないですよ。)そのため、次回22日がリハーサル、29日が最終発表となります。ということは、今回が準備の最終回だったりするのです。いつのまにやら大詰めだったのですね。

そんな授業も大詰めの本日の活動内容をご紹介。

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グループ①今回はグループ④と伝統工芸繋がりで、漆器を用いたイベントについての意見交換を行いました。古町とのコラボを想定しているグループ④に対し、グループ①は斎藤家別邸などを想定しています。商店街活性化をターゲットにするか、景観の良さを活かすか、どのようにすり合わせられるかを話し合いました。

また後半は、白山エリアでのコスプレについて、同会場で漆器や勾玉作りなどを小スペースで行いながら、イベントをシェアすることはできないかと言う提案が。以前も紹介しましたが、イベント間で横の繋がりってないんですよね。どのように繋がりを創出するかを詰める必要がありそうですね。ただ、体験型は外国人だけでなく、日本人の子どもにも好評ですよね。面白そう。

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グループ②このグループは図書館でのイベントを提案していました。今回は図書館でのマンガ講座について考え、小学生でも気軽に体験できる講座を図書館、本気でマンガ家を目指す人はマンガの家での講座というように、住み分けができないかと提案。また、図書館では高齢者の方向けで4コママンガ講座(俳句講座、みたいな)をできないかと考えました。

そして4コマ講座の作品を、高齢さの方が良く読まれる回覧板や、図書館通信などに掲載できないかと言うアイディアが飛び出しました。こうすると地域に告知できそうですね。4コママンガなら新聞にも掲載されているので幅広い人に馴染みがありそうですね。ならマンガの家にでは、きららやキューン系の4コママンガ講座を……開かないですね……ハイ。

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グループ③前回のプレゼンでより多くの宿泊プランを考えてほしいとの要望を受けたグループ③。今回は前回の報告で紹介した、参加者の友人の体験談を紹介してもらいながらアイディアを練ります。その体験談によると、
・アニメとコラボしたホテルの部屋・アメニティグッズ
・現地でしかできない1番くじ、イベント、スタンプラリー
があると、最大1泊3万、交通費込みで5万(!)までなら出しても良いとのこと。学生には羨ましい財力や……。まあ私も好きなバンドの遠征なら軽く2,3万は余裕で吹っ飛ぶのでそんなものなのか。やっぱり好きな物には時間とお金をつぎ込んででも楽しみたい熱烈なファンって多かったりしますよね。(誰かさんは某コミック専門店で、週1で1万は必ず吹っ飛んで、月4万はつぎ込んでますしねえ……。おかげでお金が……。生きるんって辛いなぁ……。)

で、実際調べてみると、県内のスキー場でもニチアサで有名な作品とコラボしたり、オリオンをなぞっちゃいそうなヒーローもの作品とのコラボアメニティを提供していたホテルがあったそう。私も某県で、アニメ作品中で戦車が突っ込んだ実在の旅館の宿泊客が増え、ホームページがダウンしちゃうくらいの注目を集めた事例があったことを紹介しちゃいましたよ。参考になるといいな。

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グループ④
グループ①との意見交換を行っていたグループ④ですが、その他にも過去のイベントで販売されたコラボグッズ、特にお酒を中心に調べていました。前回のプレゼンでGAINAXさんから過去のお酒の販売に前向きな反応があったので、もしかするともしかする、かも?実は新潟県は日本酒のイメージが強いのですが、ワインも有名どころが多いのです。(新潟は日本のワイン発祥の地だそうですよ、さっきwikipediaで調べた情報ですが)どこかワインでコラボ商品作ってくださる会社はないですかねえ……。

この他には、古町のスイーツイベントとのコラボを提案していましたが、古町と団五郎を用いたスイーツデザインを市内の小中学校などでできないかと話題に。これならがたふぇすともコラボしやすそうですね。

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グループ⑤
広告に関心のあるグループということで、動画制作をし動画サイトにアップロードする命を受けたグループ⑤。実は冬休み中、動画を制作していたそうです!着ぐるみを使って動画を制作したそうですが、最終回のブログでもしかしたら発表できるかもしれないのでこうご期待!(なんて言いながら佐藤はあまり機会に強くないので、アップロードできなかったらグループ⑤の皆さんに顔向けできない…)ちなみに写真は編集中の様子。今はスマホで動画の編集ができる時代なんですね。科学の力ってすげー!

なお、着ぐるみでの撮影中、案外大学生が着ぐるみによってたかった(?)そうです。けっこう着ぐるみがいるだけで注目が集まると言う体験談を話してくれました。なら、1週間くらいかけて市内の学校・大学を古町と団五郎がまわってがたふぇすの宣伝でもできれば注目も集まる……かも?

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グループ⑥
プレゼンで総括的役割を担うグループ⑥は、今回の段階で本番用と思われるプレゼン資料を配り話し合いをしていました。以前中国のサイト向けに日本のサブカルチャーを発信し、7万人のフォロワーがいる参加者の方を紹介しましたが、その人を広告塔にするとともに、中国語版のwikipedia更新も行う予定です。

また、中国ではビリビリ動画という動画サイトが人気だそうですが、日本の都道府県アカウントは見かけないと中国人留学生の方が指摘されていました。新潟、やっちゃう?みたいな流れに。そこではボランティアでサブタイトル(弾幕での翻訳)を付けてくれる人もいるようですし、活用次第では翻訳の労力削減ができるかも?

さてさて今回の内容はこんな感じです。次回はこれまでを踏まえ事前リハーサルです。各グループ4分で発表するようにとのことでした。漫才の日本一を決める番組なら漫才1本分ですね。そう考えると、大分凝縮されているように思います。

というわけで今回はここまで。果たしてリハーサルは上手くいくのか、そして本番へ向けて士気は高まるのか。ついでに佐藤は来週まで生きていられるのか(論文的な意味で)??とにもかくにも後2回、本番までノンストップでやっていくっすよ!ではまた次回、リハーサル回で。よろしくお願いいたします。

2015/12/22 【がたふぇす⑩】新展開、いよいよ始動です!

こんにちは、表現プロジェクト演習U、TAの佐藤です。第10回の授業報告を行います。

前回無事関係者向けプレゼンを成功させ、今回から新展開です。……まあ新展開といっても、最終回での最終プレゼンに向けての準備に入るのですが。しかしその最終プレゼン、市の文化政策課の方が全員いらっしゃるそうです。かなり規模拡大してますな(笑)。そんなこんなで、各グループ前回のプレゼンをより深め、具体的な提案を行うことを目指します。そんな各グループの今後のテーマは……

①グループ:明治時代が舞台になる作品にはどのようなものがあり、それはコラボできそうか?
②グループ:図書館にはどのような企画を提案するのか?
③グループ:ホテルプランを考えられるだけ想定する。
④グループ:農業や古町のイベントとコラボする際、義務教育でどのようなコラボができるか?
となります。

そして⑤、⑥グループはというと、それぞれネット広告、海外での宣伝状況を前回取り上げていましたが、そこから派生して、WikipediaやYouTubeでどのように告知するかが課題に。平たく言うと、Wikipediaを更新したり、YouTubeに動画をアップロードしたり、中国のSNS事情に対応した宣伝を行ったりするのです。

というわけで、各グループの展開を簡単にご紹介。

①グループ
新潟に縁のある作品だと、時代設定が狭まりすぎるという問題が。先生に相談したところ、気にせずに明治時代の作品を考えて見たら、そこからコラボ案を企画すればよいとのアドバイス。別の参加者の方がおっしゃってたことですが、今現在刀剣を擬人化したゲームが女性に人気でコスプレイヤーさんも多いとのこと。憲政記念館なんか良いロケーションだとおっしゃってました。個人的にはハイカラさん……は大正時代か。確か大正時代の建物もあった……かな。んじゃハイカラさんの喫茶店とかあったらなあ。

②グループ
ほんぽーとのマンガは90年代の新潟に縁のある作品が多いとのこと。一方で厳選はしているものの、暴力描写や性的な描写がある作品は敬遠されるため、結局道徳教育の延長にしかならないのではという意見に。そういえば、いわゆる「国民的マンガ」でさえ、殴る蹴る、出血など暴力だ!という人がいたり、最近の少女マンガは過激云々と言うひともいたり、いかに理解を得るかは問題ですね。(個人的にはそういうことに全く気を遣ってなかったので、そんな過敏にならんでも、と思ったりもするのですが、子を持つ親はなんとやらということでしょうね)

③グループ
趣味の世界で女性がどれだけお金を使うかが話題に。バイトで稼いだお金のほとんどをグッズ代にしているというような驚きの情報もありました。私が通う某アニメショップの情報誌でグッズの予約数ランキングなんかも掲載されているのですが、トップ10すべて女性向け作品のグッズ、だったりすることもしょっちゅうなのです。それくらい女性のオタクが強い時代だったりします。いかに女性に関心を持ってもらえるかが焦点になってくるかが分かりますね。

④グループ
農業とコラボすることを提案しましたが、学校でも取り扱いやすい農業マンガとは?となりました。アニメ化された作品だと、『もやしもん』は酒造、『銀の匙』は畜産、『のうりん』は栽培がメインといった感じでしょうか?『銀の匙』は少年誌で掲載されていてなじみも深いかもしれません。個人的には『JA~女子によるアグリカルチャー~』の作者の方の作品が好きで、大学入りたての頃はよく読んでましたね。そして私の年齢がばれそうだな。

⑤グループ
WikipediaやYouTubeを任されたグループですが、京都のイベントのPR動画(大学生が作成!)がクオリティが高いと驚愕。京都のある大学には映像学部が設置されている大学もあるそうなので、本格的ですね。新潟大学の人文学部でも2年生向けに映像撮影のテクニックに関する授業が開講されていたり、今学期の表現プロジェクト演習では映画制作の授業もあったり、新潟大の学生も結構映像関係には強いはず。(かくいう先生も映像文化学がご専門)最終的には田巻さんにお願いして、古町と団五郎の着ぐるみを借りて何か撮影するか、という報告に進んでいるらしい……?

⑥グループ
中国のSNSでユーチューバーのような存在がいるという話題になったところ、自身も中国向けに日本の文化を紹介し、7万人(!)のフォロワーを抱えるという参加者の方がいらっしゃることがわかりました!その方を新潟市が抱え込んじゃえばいいんじゃ……ということはさておき、中国語(英語も)に翻訳したり字幕を作成したりして人気だそうです。最近話題の『RWBY』も翻訳できるとか。中国向けにどのような宣伝を行うかの一つの指標になればいいですね。

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企画案やグループの意見をまとめている様子。この写真は結構授業前半に撮影しましたが、かなりの文量がありそうですね。

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中国でのSNS事情を説明中。中国でも「AとB、どっちが受けでどっちが攻めか」という議論をされてるんですね。ちなみに、攻めの反対は守りでしょ、という方は、どうかそのまま穢れないようにして下さい。こっち側に来ると引き返せなくなります(笑)。

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京都のPR動画を見て、どうすればよいか考え中。次年度の方々に引き継いで……と後ろ向きなことは考えず、頑張って企画して下さいね(笑)。(本格的に作る!という場合にはそれ相応の時間が必要ですけどね。私も映像制作の授業を履修したこともありますが、2、3分の映像を撮影するのに2、3時間以上作業するなんてざらでしたから、大変さはわかります……)

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このグループは当日の参加者が全員県外出身ということもあり、高校時代に新潟にどんなイメージを持っていたかを先生とディスカッション。皆さんいろんな理由で新潟大学を選ばれたのですね。(私は地元国立!ということで瞬時に進路を固めちゃいましたが……)

 

ちなみに授業終了後、ある参加者の方と「日本と中国の職人さんが一緒に痛車の絵を完成させていくイベントをできないか」という話題になりました。痛車制作の過程は結構複雑ですが、日中のコラボで作品を完成させるのはいい案だと思います。個人的には和服とチャイナドレスのキャラクターの痛車とかいいですね(笑)。

 

というわけで、今回はここまで。前回までプレゼンだったので文量短くなったような、気のせいのような。そして年内の授業もここまでとなります。年明けから最終プレゼンに向けて議論を詰めていきます。果たして最終プレゼンは成功するのか?YouTubeに動画はアップロードできるのか?そして佐藤は1月の論文(修論ではありませんが)提出締切に間に合うのか?(最後のはともかく)来年もこんなことを中心にお伝えしていけたらと思います。

さて年末はアニメ漬けだ!戦車道のOVA特番を観たり、アイドルをマスターしちゃう劇場版を観たり、ファミレスアニメの最終回を観たり、アニメ制作現場のアニメの一挙放送を観たり。え、論文?……やりますよ、勿論。(何せ提出先が先生なので……)ではまた来年もよろしくお願いいたします。良いお年を!

2015/12/18 【がたふぇす⑨】関係者向けプレゼン開始です!

こんにちは、表現プロジェクト演習U、TAの佐藤です。第9回の授業報告を行います!
前回の内部プレゼンを経て、今回はいよいよ関係者の方を招いてプレゼンです。初回においでいただいた坂田さん、田巻さんに加え、文化・スポーツコミッションの古田さん、アニメ制作会社GAINAXの斎藤さんを加えた4名の方をお招きして、本番です!

というわけで早速本番の内容を報告しようと思います。今回各グループは、前回を踏まえ、自分のグループの特色が出ている部分を凝縮しての発表となります。また、前回のブログも参照して頂けるとより雰囲気がお伝えできるかと思います。ちなみに今回の順番は、⑤③①④②⑥です。ではいってみよー。

 

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⑤グループ
・画像を用いたtwitterが少ない⇔他県では声優さんとゆるきゃらのツーショットなどこまめにアップしている。
・チラシ・パンフレットでイベントの開催エリアが一見して分かりづらい
・ポスターがあったエリアとして、越後線沿いの駅、市役所にないため、若者に宣伝を期待できる場所になかった。

○提案
・自発的宣伝を強化する。
・宣伝コンテンツを多様化する。
・人が多く訪れる場所に宣伝物を設置する。

 

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③グループ
○ホテルプラン
→県外者向けホテルプランを想定。
・一泊素泊まりプラン(イベントで飲食可能のためご飯なしの替わりに特典を付ける)
・特典:オリジナルグッズ、コースター付きオリジナルドリンクなど。
・連泊プランもあると良い。(割引など)

○提案
県外者はイベントでお金を多く使いたがると想定されるため、宿泊はできるだけ安く想定。ホテル・旅館と連携したプランを県外者向けに企画してはどうか。

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①グループ
○提案
・歴史ある建造物を活かしたコスプレイベントを企画してはどうか。(加えて衣装貸出しや建造物の時代に関連した衣装・タイアップ企画があると良い)
・神社仏閣を活かす。特に神社は日本一多く、西堀通りは多くの寺が連なっている。
・新潟の昔ながらの景観・芸能を活かす。特に小路の町並みを活かしたスタンプラリーやまち歩き、古町芸妓を活かした体験教室などを企画して、地域の特色を活かすイベントに。

 

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④グループ
○提案=伝統文化とのコラボ
・米:農業体験+アニメのパッケージで、自ら脱穀体験した米がもらえる。
・酒:過去にがたふぇすで販売+県内で多数のイベント開催
→既存製品を誓って出店できないか?
・古町:古町のイベントとコラボし、古町も巻き込んだ企画を立てては?

加えて京都のイベントと比較し、がたふぇす運営にも、こうしたコラボ企画にも、通年で動ける団体が必要。

 

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②グループ
○課題=がたふぇすへの地域理解が低い=マンガ・アニメの街というイメージが定着していない。

・図書館を活用した企画。
・マンガの家:申し込み不要のマンガ講座、常設・企画展、1000冊の蔵書(絶版含む)。

○提案
・企画を充実させる。
・毎日開催している企画=マンガ講座を活かす。
・小さい子も読めるマンガを蔵書する。
・マンガスペースの拡大。
・新潟出身者や新潟が舞台のマンガだけでなく、一部に新潟の施設等が登場するマンガ模造書しては?

 

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⑥グループ
・少子高齢化の中、ターゲットが若者だけだときつい。
・開催時期について、小中高生が遠出するのに10月はきつい。

○提案
・一般にもよく知られた作品も取り上げ、市内の周知を図る必要性がある。
・小中高生が動きやすい夏に開催しては?
・米・酒とコラボし、がたふぇすを日本一のイメージと連関させる。
・新潟を舞台にした作品を活用し、観光リピーターを創出する。

発表内容は以上です。さてさてこれを聞いた関係者の方々の反応は?

○GAINAX・斎藤さん
・GAINAX社長が新潟出身であるため、新潟に縁のある作品を作りたい。
・学生と同じことを考えている。
・新潟発の作品を作る際、また学生の話を参考にしたい。
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○坂田さん
・まず今回の発表に驚いた。
・産・農・民・官・学一体で、若者が就労する出発点となるイベントにしたいことを提言している。
・京都の構想は自分も提案したことがある。
・各グループの発表に正当性を感じ、学生と近い距離で話してみたい。
・今回のがたふぇすは新大生あってのがたふぇすだった。
・マンガの家は12月中に3、4000冊に蔵書を増やす予定である。

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○文化・スポーツコミッション・古田さん
・留学生の方に母国での反応を伺いたい。
(→留学生:中国特有のSNSで宣伝する必要性がある(初回は行っていたが、今回は行っていない)。今回のようでは、イベントの影響力が分からない)
・データがあると説得力がある。素泊まりプランに関しては、新潟でお金を使ってもらえる仕組みを是非考えてほしい。
・体験型は海外受けが良い。

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○田巻さん
・今回、振り返りや来年の日程はすぐに決めた。
・広告に関して、空港、白山駅、新潟大学にも力を入れたい。特に大学との連携については広告以外でも必要性を感じた。

各グループとも大好評!坂田さんに至っては、京都の構想がまさか出てくるとは……とよく調べたことに驚いていらっしゃったようです。他にもGAINAX斎藤さんがお酒のコラボ呼びかけに際し、販売元がアニメに興味を示さないというお話から、田巻さんと協力しないか提案される一幕も。来年のがたふぇすの物販はもしかして期待大ですかな!?

この他にも関係者の方々に学生の皆さんが質疑を行う時間も。そこで行われた質疑の一部をご紹介。

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Q①、行政で利益積立は可能?
A①、実行委員会形式のため、利益繰り越しができ、今後も拡大していきたい。

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Q②、ノベルティを充実させてほしい。
A②、実は、何が欲しいか提案してもらった方が通りやすいかも。
→学生さんからは、キャラクターをモチーフにした、見る人が見たらわかるものとか、キャラクターが持っているアクセサリーなど特徴的なものといった提案がありました。
→クリアファイルなどにキャラクターが新潟に縁のあるものを着用・飲食した絵柄の限定グッズが欲しい(アルビレックスのユニフォームを着たキャラクターとか)と、サトウはサトウは関係者の方々に期待の色を滲ませた目でチラチラ見てみたり。(それ、コストも時間もかかるだろうな……)

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Q③、物販充実とイベント充実、どちらが適しているのか?
A③、新潟ならではが肝要。マンガ・アニメの場合、両方一緒に仕込むこともできるため自由度は高い。一方、アーカイブ化が進んでいないことが欠点。

 

こうした流れで1回目の関係者の方々へのプレゼンは終了。皆さんやる気に満ち溢れていて授業終了後も関係者の方々と熱心に話し込む学生さんも多く見られましたよ!(かくいう私も斎藤さん・田巻さんとアニメ聖地巡礼と地域振興への繋げ方や企業誘致についてお話しできました!)余談ですがGAINAXはエヴァンゲリオンやグレンラガン、放課後のプレアデスを制作していますが、私の一番好きなGAINAX作品は『はなまる幼稚園』です!果たして何人の方に通じるのかな(笑)?

 

というわけで大盛況の中、今回はここまでとなります。次回は今後何をやるか新展開がある模様。皆さん、がたふぇすのWikipedia更新企画があるのをお忘れではありませんか?もし忘れていても仕方ありません。何せ私が先生に言われるまで忘れていましたから。
ではまた次回もよろしくお願いいたします。

2015/12/16 【がたふぇす⑧】いよいよ内部プレゼン本番です!

こんにちは表現プロジェクト演習U、TAの佐藤です。第8回の授業報告を行います!
え、またアップロードに間があいたって?べっ、別に学会で忙しかったから……なのです……(実はアップロードする日には次回分の授業も終了しています)。やっと私の発表が終わりました。しかし、果たして佐藤は何回きっつい酒を飲めば良いのでしょうね……。

さてさていろいろダメになっている佐藤は放っておいて、今回は内部プレゼンの本番です。ではでは、各グループの発表内容の概要をご紹介しようと思います!(発表で室内が暗くなってるため、ちょっと画像が見づらい場合は申し訳ありません……)

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グループ①:来場者に注目
○単発のイベントでは効果は見込みづらい
→アニメ聖地化する必要性
・首都圏にアニメ聖地が多い
・どうすればアニメ聖地化するか?
→作者の出身・在住地が多い
⇔新潟:『ガッチャマンクラウズインサイト』のみ

策=若手の確保/制作会社の誘致

○提案
・歴史ある建物を活かす
(例)憲政記念館:明治の衣装を活かせる=明治時代が舞台のアニメとタイアップ
→コスプレ衣装貸出し/コスプレ会場分かりやすくマップ作り
・神社が多い
→神社とのコラボグッズ販売できないか?(『らき☆すた』等アニメとコラボしている神社が多い)

・昔ながらの景観を活かす
(例)小路が多い→小路を活かしたイベント
古町芸妓・古町の老舗を活かす→体験イベントは年齢問わず楽しめるのでは?

 

個人的に気になるのはアニメ聖地化。それは、まあ、自分が一応それを研究題材にしてるので……。アニメ聖地巡礼は確かに地域振興と結び付くこともありますが、多くのアニメ聖地巡礼は発展せず終わったりします。アニメの放送期間やアニメ聖地でのファン受入れ等々事情は様々あるのですが、アニメ聖地化すれば必ず地域振興できるというわけではないので、どのように活かせばよいかが重要ですね。

 

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グループ②:広告と集客
市外・県外客増加傾向かつ海外宿泊客数も持ち直しつつある
→海外客向けのコンテンツを増やすことでさらに客を呼び込める

○図書館の利用
・新潟市:人口10万人当たりの図書館活用数・政令指定都市中2位
・ほんぽーと:新潟に縁のあるマンガ家の作品がある
→マンガを押し出している証

○広告
・CM:団五郎・古町を出演させ軽い感じで
・オリジナルキャラクターを使った広告
→地域理解を得て、宣伝効果も生まれる

 

図書館の利用客数やマンガが置いてあることは知りませんでした。こうした図書館を活かしたイベントを考え出すことができれば面白そうですね。というか、図書館自体がアニメの舞台になることが割と多いので、アニメとの親和性は高そうですね。(図書館関係の戦争なり、戦っている司書さんなり、羊飼いを目指す高校生のいる大図書館なり、ね)

 

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グループ③県外客誘致
○問題点:がたふぇすアピールが少なく遅いため、遠方客は予定を立てづらい

○案
・公式ホームページの充実(過去の実績が分かるようにする、県外者向けページを作る、ニュースランを縮めるなど)
・LINE公式アカウントや古町と団五郎のスタンプ作成

○ホテルプラン
・市外・県外客向けのホテルプランを作ってはどうか?
=がたふぇすに特化したプラン
(例)割引券/早めのチェックイン/コラボアメニティ

○会場
開場を一カ所にし、チケット制にしてはどうか?
→正確な来場者数の把握・収入源確保・アンケートの信頼性の向上が可能に

 

ホテルプランは独自の意見ですね。確かに遠方客は宿泊施設を使いますが、せっかくのイベントなので会場でお金を使いたいはず。そうなるとホテルなどのお金はできるだけ削りたいはず。そうしたニーズは確実にあると思います。県外客誘致の切っ掛けになるかもしれませんね。

 

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グループ④:市の活性化
○古町の活性化
→市の活性化のため古町活用

クレーム、存在を知らない人も
⇒古町の人は場所を提供しているだけで活性化していない

○京都との比較
・京都:市・大学・産業と連携
→新潟市でも通年で活動できる組織づくり/大学との連携をしては?
・京都のイベント:京都文化とマンガ・アニメをコラボして体験できる
→新潟の伝統とのコラボができないか?

○提案=新潟の伝統文化とがたふぇすのコラボ
・米:新潟の特産物+市の構想で農業体験を根付かせる構想
→10月=脱穀シーズン:脱穀体験+アニメキャラのパッケージでコラボ
・この他にも酒を用いたり、古町のスイーツイベントとタイアップしたりしては?

米を用いた体験型のイベントを提案した④グループ。京都との比較を見ても上手くコラボすれば面白いイベントになりそうですね。私的にはお酒の試飲できるタイアップとかとっても良いと思います!(どんだけ飲むんだ……)また、農業に関して、案外農業をテーマにしたマンガ・アニメもあるので(畜産有り、栽培有り、酒蔵有り)コラボできないですかね……。

 

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グループ⑤:広告を主眼
○チラシ・パンフレット
・目玉が分かりづらい・写真構成やエリアがバラバラ・作品でどのようなイベントをしているか伝わらないといった意見
→エリアごとに分類・目玉イベントを各エリアで決め、写真を中心に持ってくるなど見る人に分かりやすく

○ポスター等の広告
・古町メインストリート、エリア外に広告ほとんど見られなかった(実地調査!)
・越後線:白山駅に何もない、市役所付近も同様
→越後線沿い:大学生が多く活用=越後線と協力しては?
○動画広告
・YouTube少ない、テレビCM2日のみ1社だけ
→動画サイトを活用した広告を作ったり、CM放送日数を増やしたりできないか?

 

広告に主眼を置いたグループですが、イベント開催前に実地調査を行うという気合の入りっぷり。確かに越後線は私も利用していて、駅のホームにポスターが何枚かいつも貼ってあるのは知っていましたが、そういえばがたふぇすのポスターは見なかったなと気付きました。広告はイベントを知ってもらうきっかけとして重要な存在なので、しっかり考えないとですね。

 

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グループ⑥:新潟市について
○開催時期
・新潟:快晴日数少ない+天候によってイベントの感想が変動する
・ターゲット層が曖昧:ターゲットによって方策が変わる
→開催時期秋で良いのか?
⇒天候が安定し、夏休み時期で予定を立てやすい夏の方がいいのでは?

○新潟のイメージ
・新潟=マンガ・アニメの街のイメージが定着していない
→既存のイメージ:新潟=米、酒、雪
⇒新潟のイメージとして定着している、特に酒を活用したイベントが県内で多いため、そうしたイベントと連携する(イベント同士の横のつながりを作る)

○留学生の視点
・がたふぇすの長所:マンガ大賞=新人デビューの切っ掛け
⇒新潟でデビューする取り組みになる
・がたふぇすの短所:新潟にイベントが定着していない

・改善策:会場へのアクセスを良くする/地図を分かりやすくする/イベントの目玉を重点的に宣伝する

 

このグループは県外・国外出身者が多いため、県内在住者にはない視点での意見が多い模様。やはり新潟にはマンガ・アニメのイメージはないのか……県内在住者の私としてはちょっとショック。また海外では「日本一の○○」のような、国内で最大規模のイベントでないと注目されないためわざわざ来ないという痛い意見も。こうした意見は非常に貴重ですね。そしてお酒のイベントは是非積極的にコラボしましょう!(だからどんだけ飲むんだ)

 

さてさて、……長かった(笑)。何せWord5枚分に渡る報告なのです。これでも他のグループと被ってない部分を取り上げたので、実は今回の報告分以上のプレゼンがなされたのです!皆さん非常に良い着眼点を持っているなと思うと同時に、プレゼン上手ですね。原稿を見ないで話している方もいらっしゃいました。私にもその才能が欲しかった……(ちなみに佐藤のプレゼン能力は、20分発表して40分説教された過去からどれほどのものか推して測ってください……)

というわけで今回の授業報告はここまで。長文にお付き合いいただきありがとうございました!
次回は関係者を交えた発表本番その1デス!実はすでに草稿ができていて、諸事情が解決されればすぐにアップロードしたいですね。(諸事情は休講でも佐藤の私情でもないのでご安心(?)を)
では、また次回の授業報告で。よろしくお願いいたします!

2015/12/1 【がたふぇす⑦】内部プレゼン直前です!

こんにちは、表現プロジェクト演習U、TAの佐藤です。第7回の授業報告を行います!
今週も前回に引き続き内部プレゼンの準備です。ちなみに先週は金曜日が月曜授業で2週間ぶりです。決して佐藤が深夜アニメにどっぷり浸かって廃人になってたわけでは……いや、なってたか。

いよいよ本番は来週ですので全員で集まって話し合う授業機会はこれで最後です。しかもなにやら年内中に関係者の方にプレゼンを行うとか…山場が続きますね。というわけで今週話し合ったことをグループごとにまとめましょう。

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グループ①
軸となるのは「アニメの舞台が作品とコラボしたグッズを発売する成功例の提示」と「まちあるきマップを参考にする」こと。コラボグッズは鷲宮神社の『らき☆すた』を事例に、舞台でグッズを販売して地域振興に繋げた事例を検証していました。(というか、私の研究内容ともろ被りなので、むしろ①の皆さまにご教授願いたい(笑))

また、「まちあるきマップ」はおしゃれで手作り感あふれるものもあり、若い女の子向けになっています。がたふぇすのマップも若い女性を取り込めるような工夫をしても面白いかもですね。(今年の万代エリアのゲスト声優さんは人気若手男性声優さんで、若い女性もターゲット層になりそうですしね)

この他にも新潟は小路が多く、特に寺尾近辺は直線状に仏閣が多いらしいです。最近ではお寺などでアニメ風の看板を置いて若い人の興味を引いたりラップで宣伝しているお寺もあるそうです。そのように考えれば、新潟のお寺でも古町と団五郎のパネルを置くのも一つの案ですね。その場所の「限定性」が大事になりそうです。

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グループ②
このグループでは結構多様な角度から意見が出ている印象です。今回印象に残ったのが、新潟は図書館数が多く、図書館とマンガを関連できないかというアイディア。確かに若い人は電子書籍もあるのでわざわざ図書館に行かないという人も多いのではないでしょうか。この他にも外国人向けのイベントが提案できないか話し合っていました。

ちなみにこのグループはプレゼン資料も1番進んでいる印象で、「今日で全部終わらせよう」と皆さん意気込んでいました。来週に期待ですね!

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グループ③
このグループでは、ビラやマップ、アンケートなどに着目し、いかに様々な人に情報を見てもらうかということを話し合いました。そして一番の特徴は、宿泊客の方へのプランの提案。今年は本ブログでも(超間際に)宣伝しましたが、新幹線で来県する方向けの助成金がありました。それを元に、更にがたふぇすに特化した旅行プランを作ってはどうかというもの。2日間参加するとメリットのあるイベントを行ったり、素泊まりでお得なホテルプランを作ったりしてはどうかという意見でした。

また、古町の活性化をいっそ別の方向で行い、会場を朱鷺メッセに集約し、チケット制で集客してはという大胆な意見が。確かに古町はいわゆる昔ながらの景観ですので、痛車とマッチするかといわれると……?ただマンガの家やJAMもあるため、マンガ・アニメと融合している面もあり、難しい判断ですよね。ちなみに首都圏や京都は大きな会場一カ所で有料というものが多いそうです。(完全有料にするなら、ゲストも今年の古町のイベントのように有名声優さんとか来ないかな)

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グループ④
今回なるほどなと個人的に印象深い提案をしていたグループの一つです。今回、京都でのイベントで伝統と関連したサイト作り・イベントを行っていることに着目しました。一方新潟はほぼマンガ・アニメのみ。そこで新潟といえばお米!農業とコラボしたイベントができないかというもの。具体的には脱穀など農業の作業体験をして、パッケージにマンガ・アニメのキャラをのせるなど、地域の農業と関連したコンセプトのイベントができないか考えていました。

私が大学3年生の時農業アニメが結構多かったのですが、そのうち一つの作品では、学生が萌えイラストをパッケージにした無精卵を販売しようというエピソードがありましたね。(さすがに作中の「ゴムを~」のくだりはコードに引っかかりそうなので自主規制)また秋田でもお米と萌えキャラがコラボした例がありましたね。(「萌えおこし」として至極真面目に体系化を図った論文もあるくらい注目されているんですよ)

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グループ⑤
宣伝方法に重点を置いて話し合ってきたグループ。今回はチラシや広告の配置位置について話題に。町中の広告が古町通に至るまで何もないという点に着目し、宣伝を目立つようにした方が良いと提案。更にチラシが白山駅など越後線にないことに気づき、新潟大学も学務にチラシがあるのみでした。メインターゲットとなる若い人が多く集う箇所にチラシが配置されていないそうです。いかに宣伝するかということが肝心になりそうですね。

また、各エリアで1つは目玉となるイベントがあったら良いなと考えたようです。特に白山では白山公園のような広い場所を使ってライブなどをできないかという意見が出ました。屋台的なものがあったら面白いですね。

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グループ⑥
このグループはがたふぇすよりは新潟市について調査しています。そこで新潟でマンガ・アニメでイベントをやる必然性について話し合っていました。実は新潟出身のマンガ家の方は確かに多いのですが、アニメ関係の仕事で有名な人はというと、一般には知られてなかったり……(しんのすけや花京院、新八といった有名キャラも新潟出身の声優さんが演じているのですが、県民や私のような人間でもないかぎり、声優さんの名前や代表作はともかく、出身地を気にしない場合もありますしね)もう製作会社誘致しかないんじゃないの、という先生の提案。(正直私もそう思います。隣県富山や本授業でも話題になった京都、徳島のような事例を期待したいっす)

また、酒の陣との関連については前回から話題にしていましたが、市が行っているイベントの横のつながりがないということが明らかになりました。この辺りを掘り下げられれば、面白い発表になりそうですね。

 

さてさて発表直前ということで少し(だいぶ?)長くなりましたが、来週のプレゼンも期待できそうです。(一方佐藤の学会用のプレゼン資料は……あれ、おかしいな、真っ白いファイルが目の前に……。締め切り間際のマンガ家体験なら家でできそうなんですけどね。誰も体験したくない。というか、私も早く脱却したい!)参加者の皆さんとこのブログを呼んでいらっしゃる皆さんも、佐藤のようにはなっちゃだめですよ!反面教師としてご活用(?)下さい。

というわけで今週はここまで。何度も言いますが来週は内部プレゼン本番です!皆さんの発表が上手くいきますように。そして次に控える関係者プレゼンの足掛かりの機会になりますように。(そして佐藤のプレゼンが進行しますように……)年内残りわずかですが、頑張っていきましょう!では、また次回に。よろしくお願いいたします。

 

2015/11/18 【がたふぇす⑥】内部発表に向けての準備です!

こんにちは、表現プロジェクト演習U、TAの佐藤です。第6回の授業報告を行います。
先週はがたふぇすが土日開催だったため振替で休講でした。決して佐藤が授業の発表準備で忙しくて報告をアップしなかったわけではありませんよ。(ちなみにこのブログを書いている当日の昼に発表でした。俺、このブログを書き終えたら、キッツイ酒を飲むんだ……)

そんな死亡フラグが立ってる佐藤は放っておいて、今回は前回の最後にやった内容を引き継ぎ、がたふぇすの改善点のプレゼンに向けての準備となります。ちなみに次々回の12月4日金曜日に関係者向けのプレゼンに向けての内部発表を行うことになりました。それに向けての準備になりますね。

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冒頭で先生から、新潟市の方がまとめたがたふぇすでの成果報告があり、来場者数やアンケートの結果の報告がありました。更に、先生から以下の観点で話し合いをしてみてはとのご提案がありました。
・新潟市でこのイベントを開催する利点/欠点・今後発展させるための方策
・何故新潟市がこのようなイベントを行っているのか

このような視点でパソコンやスマホ、新聞等を駆使して調べたりまとめたりしていきます。(何せ発表でパワーポイントを用いて発表ですから。)
以下、各グループで話し合ったことを抜粋していきます。

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①グループ。
町の景観を上手く利用できればという話題になり、古町にマンガ・アニメ要素を感じるかという問題にぶち当たりました。古町での開催についての是非は以前から議論に上がっているのですが、町全体を巻き込むという点では利点ですが、町の景観にイベントがマッチしているかというと……?って感じですね。

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②グループ。
このグループでは情報発信について話題に。例えばがたふぇすのリンクが市のホームページで探さないと見つからず、自然に見つかるようにした方が良いとか、地域の人にイベントを理解してもらうにはどうすればよいかという問題に。確かに新潟は東京に比べるとアニメの放送枠も少なく、いわゆる「オタク」に疎いのかもしれませんね。ちなみに赤塚不二夫先生を題材にすれば、若い人にも関連作品が現在放送中で、年上の方にも伝わりやすいという意見もありました。来年は例の現在放送中のアニメ関係の声優さんを呼んでほしいという意見には大賛成です(笑)。

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③グループ。
このグループでは、冒頭の結果についてのデータについて議論していました。他県のイベントでは来場者データ(出身都道府県等)を詳細にアップロードしているイベントもあり、新潟でのイベントとの違いが鮮明に……。

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④グループ。
このグループでは事前に調べた新潟市のデータ(ホームページの抜粋や産業形態のまとめなど)を持ち寄り、新潟市の現状を話し合ったり、他県との比較を行ったりしました。近くで見たところ、結構細かいデータも持ち寄っていたように見受けられました。

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⑤グループ。
このグループでは、新潟市の産業を調べ、主要産業である食品加工産業、特に米菓会社とコラボできないかという意見が提案されました。新潟には有名な米菓会社が多数ありますからね。アニメの本編に会社とコラボした食品が出てきたり、コンビニで作品とのコラボ商品が発売されたりと、何かと需要が多くありそうですね。そういえば日曜朝にやっているアニメでは、主要キャラの口癖が「揚げせん、食う?」でおなじみの人もいますし、いけないかな……。

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⑥グループ。
このグループは留学生や他県出身者も多いため、新潟市が国内でどのような自治体なのか調査します。中国人留学生によると、中国から日本に来る場合、上海→大阪が一番安いそうです。新潟は東アジアからも近いですが、すぐ東京に移動され、経由地となって新潟に足止めできていない現状があるそうです。また、新潟で開催される酒の陣との比較も行いました。日本酒は新潟のご当地性も高く、関連企業は参加しやすいという側面を提案していました。

さてさて12月4日に向けて準備も進み、どのような発表があるか楽しみですね。私もその翌週に学会発表があるのですが、そっちは全く進んでおらず、楽しみの要素皆無です……。参加者の皆さんには私を反面教師(?)に、発表に臨んでいただきたいです。

というわけで今回はここまで。そういえば「揚げせん、食う?」のアニメの新キャラで新潟出身の声優さんが登場しましたね。それ関係でほんとなんとか来年いけないですかね。ではでは次回もよろしくお願いいたします。(ちなみに来週は月曜振替授業のため次回は27日です。アップロードがないのは私の学会準備のためとか、そういうのでは決してないので。ほんと違うから!多分!)

2015/11/2 【がたふぇす⑤】事後報告会です!

こんにちは、表現プロジェクト演習U、TAの佐藤です。第5回目の授業報告を行います。

がたふぇす本番終了から早1週間、記憶がどこぞの忘却探偵さんばりに失われないうちに、がたふぇすの運営の仕事で得た経験を共有しようということで、24、25日に何をしたか皆さんの前で発表しよう、という回です。(私の経験談は番外編を見てくださいね)

というわけで、以下で皆さんの経験をご紹介。さすがに全員分を、というにはスペースをとりすぎるので、比較的皆さんで共通して挙げられたお話を中心に書こうと思ます。間違っても私が書くの大変だからサボってるとか、そんなんじゃないから。

・物販の人員が少なく、対応に追われた。
・その割に古町のステージ補助は特に決まった仕事も少なく、ボランティアが来ることを知らない責任者もいた。
・イベント開幕まで責任者が来ないで、受付の対応に困った箇所があった。
→指揮系統をはっきりさせてくれないと補助・ボランティアが動きづらい。

・市民プラザでがたふぇすと知らないで別の講演だと勘違いして来られた方がいた。
・50代くらいでがたふぇすについて知らなさそうな女性からクレームが来た。
→地域の人の理解・周知が不十分な面もある。

・古町は街道が狭いため、ステージや痛車などスペースが必要になるイベントをすると道が人で埋まってしまう。
・パレードが赤信号で止まったり、痛車周辺で混雑したりしてスムーズでなかった。
→通路の確保や安全の確保が不十分だったエリアがある。

・有料エリアと無料エリアの境がわかりづらい。
・撮影禁止のプラカードがリハーサルの際になくて、撮影してしまった人がいた。
・有名声優がゲストなのにもかかわらず、会場周辺に告知ポスターやゲストの紹介文が何もなかった。
・スタンプラリーの景品がパンフレットに記載していなかった。
・外国語表記がなく、外国の方への対応がうまくできなかった。
→各イベントごとに表示をはっきりさせたり工夫したりする必要がある。

・BPに来たお客さんがイベントにも参加してくれる。
・ほかのイベントに合わせてコスプレ体験に来るお客さんもいた。
・一か所に本部・展示・サイン会が集中し、混乱した。
・マンガ大賞授賞式にお客さんが多かった割に、作品展示のエリアにはお客さんが少なかった。
→配置がよいところもあれば、改善すべきところもあった。

・親子連れでコスプレしに来る人もいた。
・幅広い年齢層の方が来た。
・男性声優トークショーには女性が、女性声優トークショーには男性が多かった。
→案外幅広い人々が参加されていた。

……とまあ、こんな具合に鋭い意見を含んだ発表がなされました。「どうすればイベントがよりよくなるか」ということが主眼になるため、改善点を中心に挙げられる方が多かったように思います。しかし皆さんいいとこに気付きますね。私も「声優さんのトークショーを見ることができて嬉しかったです」なんて小学校1年生でもできるような経験談を話そうとしている場合ではありませんでした。(実際話の導入にとはいえ言おうとしていたことは内緒)
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このように一人一人それぞれ1分で発表していきました。事前に田巻さんから振り帰りシートが配っていただいて、それに書いた内容を発表したり、過去の授業の記録を基に発表された方もいらっしゃいました。

さて、ここの発表を受け、これまでのグループに戻り、それぞれのグループの興味関心に沿ってがたふぇすの改善点をプレゼンできるよう、今度はグループで経験共有と意見交換の時間が最後に設けられました。

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このグループ(⑤)はがたふぇすについて書かれた記事が掲載されている新聞を持参し、宣伝について考えていた模様。ゲストが来るイベントの方が来場者が多いという経験の下、宣伝方法について考えています。

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②グループでは体制・指揮系統の不備が話題に上がりました。そこから協賛する企業もそりゃ少ないわけだという話の流れに。この問題を解決し、なおかつ協賛企業も増やすにはどうすればいいのかというのがこのグループが考えるべき課題になりそうですね。

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女性中心に構成された③グループでは、告知が遅いと社会人が予定を合わせづらいという意見が出ました。企画決定の時期や告知の手段について、どのようになされているかということについて話し合っていました。

そんなこんなで今回の授業が終了。次回も今回の流れを引き継ぎつつ、新潟市が何故このようなイベントを行うのかという視点で他の自治体との比較を交えながら考察していくそうです。そういえば佐藤はこのブログを書いた日のお昼に所用で古町へ行ったのですが、イベント開催時に比べると平日だということを抜きにしても割と静か~な感じでしたねえ……。この辺の事情も、石田先生によるとイベント開催と関係するそうですよ。

また、イベントとは直接の関係はないのですが、本演習の参加者の皆さんの興味関心も幅広いということに今回のイベントで気づきました。

「今日のゲストはどんなお仕事をされているのですか?」と参加者の方に聞かれたので、「初音ミクの中の人で、男性恐怖症で男をすぐ殴っちゃうファミレス店員とか、抹茶好きの巨乳生徒会長、生徒会長の熱狂的ファンの生徒会書記、今は罰金バッキンガムな生徒会副会長とかやってたよ(生徒会役員多いな)」と答えたら、「初音ミクは知ってます」となったり。(アニメに関しては詳しくなかったそうです。一方まちづくりに関しては、通路がふさがることへの対策として出演者の声掛け協力を提案されるなど、積極的に意見を提示されています。「声優さんを見ることが~」とかほざいていた誰かよりよっぽど優秀ですね……)

そうかと思えば、「ガタケットのサイトにコスプレのロケーション載ってたよ、和室とかあったし、和服いいなあ」という女子にまさか通じないだろうと「和服でうさぎと洗練された(?)料理名のお品書きがあれば完璧だね」と返したら、「でもチノちゃんのコスプレはむしろ誰にもしてほしくないです!」「!?」となったり。

生粋のマンガ・アニメ好きから、公務員に興味があったり、まちづくりに興味があったり、実際のコスプレイヤーさんもいたりと、濃ゆいメンツが揃っているなと改めて思いました。(そういえば初回のアンケート、がたふぇすを知らないと答えた人が過半数だったんですよね)

私自身どっぷりマンガ・アニメに浸かっているので、そうした方面に詳しくない人の反応は新鮮で興味深いですし、コスプレに詳しい人はすごいなと思ったり、授業のTAですがなかなか楽しくやっています。この人たちが市の方々にどんなプレゼンをするのか今から楽しみです!決して私はプレゼンしないから気楽とか、思ってないですよ。

そんなわけですのでここからが本番ですが、楽しんで仕事していきますよ~!ちょっと前までは「働いたら負け」なアイドルや捻デレ主人公にシンパシーを感じていたはずなんですがね。ではまた次回に。よろしくお願いいたします。

2015/10/27 【がたふぇす本番②】いよいよがたふぇす当日です!25日編

こんにちは、表現プロジェクト演習U、TAの佐藤です。本日はがたふぇす本番2日目の様子を報告します!

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佐藤は本日NEXT21の市民プラザに配属されました。本日ご一緒させていただく参加者の皆さんです。よろしくお願いします。

本格的にイベントが始まるまでは控室で待機していたのですが、写真の女性陣は昨日古町と団五郎に関するお仕事をしていたようです。着ぐるみ?中の人?そんなものはいない!(←すっとぼけ)いわく、「1日やったら愛着がわいた」そう。授業の活動が思わぬ効果を生んでいるようですね。更にそのお仕事(だから中の人って、さっきから何の話をしているんですか?)でアイドルの方と少しお話しできたそうです。(うらやましい!)なんでもファンになったとか。ほんと効果絶大ですね(笑)。

前日は割とエリア内を流動的に動いて働いたのと打って変わって、本日は仕事内容がだいぶはっきりしています。今回我々が行った仕事はチケットもぎり、当日券販売、列整備、誘導です。イベントやライブで恐らくよく見かける人のお仕事を実体験、というわけです。

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チケット関係はこのように配置されお仕事開始。私は列整備へ、もう一人の方は誘導へ。会場はNEXT21の6階なのですが、多い時には写真奥の青と赤のネオンを越えて、エスカレーターのところまで列が続きました。本日出演される声優さんの人気を改めて感じました。

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チケットを確認している作業風景。いかにイベントを円滑に進められるか、手早い作業の必要性を肌で実感中。最後の公演では手つきがだいぶ慣れていました。

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ちなみに会場はこんな感じ。本当は左右にもう少し広いです。キャパは600人オーバー。結構な大舞台ですね。私が参加した年の声優さんイベントのキャパは200人(+ライブビューイング)だったので、単純計算で3倍の規模ですか。

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お客さんが入場し終えたらチケットの半券の枚数を確認。来者数の確認は昨日も触れましたが重要な仕事ですよね。当日券も50枚以上は売れたように思います

ちなみに、我々も場内監視の仕事に就きました。そうです、仕事です。仕事なんだからトークショーが見えても聞こえても問題ないよね。心の底から仕事を楽しみましたよ(笑)!また私ともう一人の男性で、午前中のトークショーでアテンド(じゃんけん大会で勝った人に景品を届ける仕事)を行いました。仕事なんだから声優さんを間近で見ても問題ない(以下略)。ちなみに午後も場内監視がありましたが、仕事なんだから(以下略)

昨日はアイドルの方々の(+ファンの方々の)発声に衝撃を受けたと書きましたが、声優さんの場合、打ち合わせの普通の会話すらよく通る声をしていらして、「マイクなくても後ろまで届くよな」という位発声が素晴らしく、4度目の衝撃。

また我々は仕事の都合上、リハに一部参加させていただいたのですが、イベントがどのように進行するかを聞ける、普段では絶対にできない体験をしました。この体験を生かして今後の授業に役立てたいですね。決して思い出したように真面目なことを書こうとしたわけではないですよ?

 

午後も引き続き別の声優さんのトークショーだったわけですが、お金の勘定や先程の来場者数確認といった重要な仕事もこなしました。売り上げや動員数などイベントの裏の顔(?)も垣間見え、がたふぇすの実情が少し理解できた……のかな?

余談ですが、午後のトークショーも場内監視の差異20分ほど担当分の間見たのですが、(あくまで場内全体を、ですよ?)カレーを頼んだら添え物に福神漬けではなくハンバーグが付いてきたようなイベントで5度目の衝撃(参加された方は分かるかも)。会場の外で仕事をしていても笑い声が聞こえてくるくらい大盛況でした。気になる詳細は例によって公式サイトのレポートをお待ちください。しかし声優さんってフリートークお上手なんですね。

そんなこんなでイベント終了。皆さん非常に充実していたように思います。今回、トークショーのイベントの運営に携わり、お客さん視線とは違った、イベントの実情、仕事の大変さといった視点を得ることができたように思います。昨日とはまた違った仕事の経験だったので、これが皆さん各グループに戻って経験を共有したら、どのような観点を新たに見出せるか楽しみ、なので。

一方で、声優さんが「新潟がマンガ・アニメの街とは知らなかった」と発言されたり、来場者に関するトークでほぼ新潟の人が占めていることが明らかになったりと、課題になりそうな要素もちらほら散見する模様。こうした課題に対し、参加者の皆さんがどのような案を考え出すのか注目です。

というわけで本日はここまで。写真が昨日に増して少なくなってしまい申し訳ありません。(一見ただ楽しんでいたように見えますが(いや実際楽しかったのですが)、チケット関係の仕事や販売等実は結構忙しく、写真を撮れる機会がなかなかなかったのです…)また私は両日古町担当だったのですが、万代・白山エリアに関しては例によって例のごとく公式サイトのレポートをお待ちください。イベントは終わりましたが、引き続きがたふぇすのサイトにも注目して下さいね。

がたふぇすも終了し、待ち受けるは次なる関門Wikipedia!奴とどう対峙していくか、御期待下さい。では、また次回は授業報告本編に戻ります。次回もよろしくお願いいたします。今夜はファミレスのアニメと竹原が舞台のアニメでも見返そうかな。

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