こんにちは。TAの小川です。
今回はFM PORTの田代先生から、番組の紹介と企画書の内容について講義をしていただきました。
ラジオ番組の制作をするにあたっては、自分の中に何か伝えたいと思うものがあるかがポイントになってきます。先生ご自身も「子育て中のお母さんの力になりたい」「クラシックとスポーツを伝えたい」という思いをもって仕事をされていることなどを、まずは話していただきました。
ラジオではどんなものが伝えられているのでしょうか。FM PORTは音楽番組だけでなく、スポーツやトーク番組も多いのが特徴です。タイムテーブルを見ながら、実際に放送されているものを聴いてみました。
トーク番組では、普段接する機会のない様々な分野の人の話を、ラジオを通して聴くことができます。また、スタジオではなく街の中から公開生放送をすれば、より多くの人に番組について知ってもらえるというメリットも生まれます。そして土曜の朝の「万葉集をよむ」という番組では、ゆったりとした音楽を背景に、ナビゲーターさんが和歌の解説をします。自然の音などの効果音(SE)も入り、情景が目の前に浮かんでくるようです。この番組は大学で万葉集を専攻したナビゲーターさんが、ラジオでもその魅力を伝えたいと実現させたものだそうで、みなさん、じっくりと聴き入っていました。
このように、世の中に伝えたい!と思うものを番組にするときには、とにかくまず企画書を書かなくてはなりません。実際の企画書やQシートを見せていただき、タイトルやターゲット、放送形態など書く内容について説明を受けてから、先週決まったA~Cの班に分かれて番組のテーマを話し合いました。みなさん一気に緊張がほぐれて、楽しそうにアイディアを出し合っています。さてさて結果は……
「新潟に関係のあるものをやりたい」「ガールズトークをしてみたら」「方言に焦点を当ててみる」など、さまざまな意見が出ました。「現場で働いている人たちに考えつかないような、自由な発想で番組をつくってほしい」という田代先生からのメッセージで、今日の授業は終了となりました。自分達が何を伝えたいのか、どんな番組にしたいのか、より具体的なイメージが固まってきたようですね。
それでは、また来週!