マインドマップ 第2回

今日は最初に、この授業を受ける上で大切なことを2つ教えていただきました。

1つ目は、先生の質問に対して積極的に考え、発言することです。脳は考えることが大好きなのでたとえ間違っていても自分なりの答えを導き出すことが重要です。

2つ目は、メンタルブロックをはずす努力をすることです。

メンタルブロックとは?

メンタルブロックの例としてインドの象の話がありました。インドの象はこどもの頃は太い杭にチェーンで足を縛られて逃げ出さないようにしてあります。最初は必死で逃げ出そうと暴れますが、暴れるほどにチェーンは足に食い込み苦痛を味わいます。すると象は足を杭に繋がれている限り逃げ出せないものと思い込みます。象の成長と共に杭は細く、チェーンはただの紐になっていきます。本気で引っ張れば逃げ出せる力を持っているのに「逃げることができない」と思っているので逃げようとはしません。これがメンタルブロックです。

つまり、この授業では苦手意識を克服していこうということです。

マインドマップは絵を描く作業が多くあります。教室内の学生たちに「絵を描くことが苦手だと思っている人?」と聞くと半分くらいの人が手をあげました。

そこで実際に絵を描いてみようということで、脳のスケッチを行いました。

・脳のスケッチ

この脳の画像を見ながら見たままのものをスケッチしてもらいました。

このように同じものを見ながら描いているのに、完成した絵で同じものは一つもありません。

描き始めで学生たちが持ったペンの色に注目してみると、黄色で描き始めた人が12人、その他が緑、オレンジ、茶、黒などが一人ずつでした。

お互いのスケッチを見て回り、感想を話し合いました。


描き方の違いでは、黄色でおおよその形を描いてから色を塗る人、黒などではっきりとした枠を描いてから色を塗る人、枠らしいものは描かずに色だけで形を作っていく人がいました。

上の図は脳の主な働きについて。一般的に右脳と左脳といいますが、厳密に右と左が分かれて機能しているわけではないそうで、あくまでも主な右脳の働き、主な左脳の働きという捉え方をします。

ゲシュタルトの話。

円の中に象の鼻と牙らしきものを描いただけで、そこから見えない部分も想像して象であることがわかります。

このように人間の脳は欠けている部分を補って考えることができます。

マインドマップは右脳も左脳もどちらも使うことによって脳を活性化させ物事を整理し記憶することができます。


・自己紹介マインドマップ

前回は自分の好きなものを描きましたがそれを応用して自己紹介のマインドマップを描いてもらいました。

まずこちらは萱場先生の自己紹介です。昔からドンガバチョが自分のイメージキャラクターだそうでとっても上手ですね(笑)




セントラルイメージには自分の似顔絵や象徴するものなどを置いて性格や好きなもの、勉強していること、家族についてなど描かれています。

グループ内で描いたものを元に自己紹介してもらいました。

マインドマップを使うと言いたいことがよく整理され、指で示しながら説明できるのでとてもすらすらと発表していました。

では来週もお楽しみに!!

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