表現プロジェクト演習N(ポピュラー音楽)
科目の概要
20世紀後半,資本主義的な文化産業と若者の社会への反抗が出会うところでロック・ミュージックが誕生しました。それ以降,ロック・ミュージックに代表されるポピュラー音楽は,単に音楽の領域だけに留まらず,映像やファッションなどと結び付き,われわれの思想,信念,運動,生き方やライフスタイルに大きく関わるものとなってきました。
こののような音楽を中心とするさまざまなものの総体を「音楽文化」と呼んでおきますが,今日,この「音楽文化」は,まったく新しい段階に至りつつあります。周知の通り,インターネットとデジタル音楽の急速な普及に伴い,音楽流通のあり方がまったく新しいものへと革新されつつあり,同時に,ボーカロイドと呼ばれる音楽ソフトなどを用いインターネット上での共同作業によって制作された作品が人気を集めるなど,音楽制作面でもまったく新しい状況が生じています。
本演習では,今日の音楽状況を反映させ,オンライン・オフラインを融合させた音楽イベントの企画・開催を通じて,今日の音楽文化のあり方を理解し,さらには,今日のメディア文化のあり方を考えていきます。
科目のねらい
「きづく力」(課題を探求する中で、自分の役割とまわりの人たちの役割に気づき、協同で成果を築く能力)と、「つなぐ力」(協同力、対話能力)を涵養し、成果を社会に発信する。
学習の到達目標
今日の多様なメディア文化の本質を把握・認識する視点・枠組みを獲得するとともに,それをほかの分野へ応用する力を身につけることを目標としています。
登録のための条件(注意)
本演習の中心は,音楽イベントの企画・開催にあります。受講する学生には,それに積極的に貢献することが求められます。
学習方法・学習上の注意
授業計画
第1回 オリエンテーション:今日のポピュラー音楽とは
第2回 ライブパフォーマンスと音楽イベント
第3回 音楽制作(1)
第4回 音楽制作(2)
第5回 音楽制作(3)
第6回 音楽制作(4)
第7回 ライブパフォーマンス(1)
第8回 ライブパフォーマンス(2)
第9回 ライブパフォーマンス(3)
第10回 ライブパフォーマンス(4)
第11回 音楽イベント開催に向けて(1)
第12回 音楽イベント開催に向けて(2)
第13回 音楽イベント開催に向けて(3)
第14回 音楽イベント開催に向けて(4)
第15回 音楽イベント開催を振り返って