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超域文化論(サウンドトラック制作)

科目の概要 

映画やテレビドラマ等の映像表現に触れる時、多くの人はまず視覚情報に注目し、背景のノイズや効果音、BGMといった(会話以外の)聴覚情報はあまり意識されないことがほとんどです。しかし実際には、いろいろな聴覚的要素と視覚とが密接に結びついて初めて、効果的な映像表現が成立します。
この実習では、映像の<サウンドトラック>にスポットを当て、さまざまなアート表現や実社会の中でも応用可能な、視覚的要素と聴覚的要素の関係性を探っていきます。
授業では実際に、複合的な<オーディオ–ビジュアル作品>をグループ作業+個人作業を通して制作します。準備段階でビデオ映像の撮影・編集も行いますが、中心になるのは映像に音をつける段階になります。音のカテゴリーや機能を理解しながら、映像に対応したサウンドトラックをデザインし、聴覚が視覚にもたらす効果を作品の中で実験します。
最終日には、作品の公開プレゼンテーションを行います。

科目のねらい   

「きづく力」(課題を探究する中で、自分の役割とまわりの人たちの役割に気づき、協同で成果を築く能力)と、「つなぐ力」(協同力、対話能力)を涵養し、成果を社会に発信する。

学習の到達目標 

・視覚的要素と聴覚的要素の関係を理解し、さまざまな場で応用できるようになる。
・デジタルビデオの撮影・編集と、サウンドの録音・編集ができる。
・グループ作業を経験し、コラボレーション力を高める。
・実社会の中で応用できる、超域的・複合的な発想に慣れ親しむ。

登録のための条件(注意) 

音と視覚、複合的なアートの制作に興味のある全ての学生対象(経験不問)です。

学習方法・学習上の注意 

短期間での作品制作になるので、基本的に全ての授業に参加できること。また、作業が授業時間以外に及ぶ可能性も含め、スタジオ作業への積極的な参加が望まれます。詳しいシラバスは開講時に配布します。

授業計画 

1.<オーディオ–ビジュアル>とは何か
2.耳のためのエクササイズ
3.音と視覚のエクササイズ
4.音と体、音と空間のエクササイズ
5.詩的テキストのイメージへの変換
6.デジタルビデオの撮影と編集
7.音のカテゴリーと機能
8.音楽の機能
9.オーディオとビジュアルの関係性
10.ビジュアルトラックの分析
11.サウンドトラックのデザイン
12.サウンドの録音・音集め
13.サウンドトラックの編集
14.オーディオ–ビジュアル作品の完成
15.作品発表&合評会

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