地域文化論(ラジオ番組制作)
地域文化論~ラジオ番組制作~
学校を飛び出して・・・!?
地域文化論・超域文化論は大学の教室だけで行う授業ではありません。
今日はスタジオでラジオ機器についての実習を行う地域文化論の皆さんの授業を見学させてもらいましょう!!
愛を持って機械を…
番組制作にあたって、まずは様々な機械の操作法から学びます。
収録時にはそれぞれが ディレクター/ナビゲーター といった異なる仕事を担当し、これらの機械を実際に
操作して収録を行います。何種類ものボタンをタイミングよく使いこなすのはなかなか難しいようです。
1人1人が真剣に操作を練習しています。
1人がみんなのために、みんなが1人のために
それぞれが担当する仕事も大切ですが、ラジオ番組は1人だけで出来るものではありません。
ディレクターの合図ひとつにも、ナビゲーターや周りのスタッフへの思いを込める。そうした「チームワーク」がラジオ番組制作の土台になっています。普段の授業ではなかなか味わえない、「共同制作」の魅力についても学んでいます。
「いかに曲を良く聴かせるか」
今回取材させていただいたグループの皆さんは「新潟大学のイメージソング」を紹介する番組を制作しているとのこと。番組の流れはもちろん、BGMの使い方から、インタビューでの音取りまで、自分たちの番組をより良くするため、先生からのアドバイスは欠かせません。ラジオにおける「音」へのこだわりを学びます。
では講師の先生にもラジオに対する思いをインタビューしてみましょう!
まだ足りない!!
文字だけで表現することが難しいように、声や音だけで表現することも難しい。
日が沈む様子にも色々な表現があります。それをどんな言葉や音で伝えるか。
これは自分の知識や体験が生かされるところでもあり、まだまだ未知の部分がたくさんあります。
音が想像させる世界
限られた時間の中で、どのように言葉を並べ、音で表現し、魅力を伝えるのか。
また「音だけ」の世界であるからこそ、「想像」する機会を提供することも出来ます。
どのようにリスナーを惹き込む番組を作るか。試行錯誤の連続でもあり、
それを考えることが楽しいです。それに対してリスナーから反応が返って来た時も嬉しいですね。
1人1人と触れ合える
ラジオ番組制作は少人数グループに分かれて番組制作を行っています。 1グループは5人程度。
だからこそ「学生」ではなく、「1人のスタッフ」として何を考え、やろうとしているのかがよく分かります。
1人1人を大切にできる。これが地域文化論の良い所です。
グループのメンバー同士はもちろん、先生方との距離が近いということがよくわかる授業でした。
取材に協力してくださったグループの皆さん、先生方、本当にありがとうございました。
お知らせ☆
今回の地域文化論で制作されたラジオ番組は、実際にFM PORTで
放送される予定とのこと!! お楽しみに!!
ラジオの時間〜ラジオ番組を作る
このクラスでは、FMラジオ局・FM PORT のご指導とご協力の下に、学生たちが協同してラジオ番組を制作します。
平成21年度は、3班(各班5名)がそれぞれ15分番組を制作しました。
番組名は
「新大 怖がらNight!」
「耳をすませば」
「すいスク☆恋愛相談室」
それぞれ趣は異なりますが、いずれの番組も、自分たちのやりたいことを真剣に追究し、表現したものです。
ラジオが大好きだから、受験勉強のときによく聞いていたから、なんとなく興味があったから……
受講の動機は様々です。
もちろん、ラジオ番組制作は、全員にとって初めての経験です。
分からないことが分からない。
そんな状態から制作は始まりました。
企画書作成、素材の録音、番組の進行表であるQシート(リンク1)や原稿(リンク2)の作成、素材の加工、BGMの選曲とジングル作成、そして収録。
すべての過程で、何を主題とするのか、どのように表現するのか、そのためには何が必要なのか、という問題に直面しました。
こうした問題を仲間とともに考え、ひとつひとつ解決していくことが必要です。
機材操作などの技術的な問題もさることながら、
意外に苦労したのは、班員間の意見やスケジュールの調整だったのかもしれません。
精一杯やった。
収録を終えたあと、受講生全員の表情はそう物語っていました。
もちろん、番組として拙い部分はたくさんあるでしょう。
しかし、同じ目的に向かって仲間と努力したこと、そしてプロフェッショナルの仕事にじかに触れたことは、今後の糧になったはずです。
番組のオンエア時、受講生たちは、自分たちの想いがリスナーにきちんと届くのだろうか、と不安に思ったそうです。
表現にまつわる責任を実感できたこと。
それも、ラジオ番組制作を通して得た成果のひとつです。