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超域文化論(ファイバーワーク)

超域文化論(ファイバーワークアート)

ファイバーワークアートとは?

聞き慣れない言葉ですよね。ファイバーは「繊維」という意味ですが、ファイバーワークアート、つまり「繊維で作った美術作品」とは? 実際の授業を見学して、みなさんの制作の様子を見せてもらいましょう!

作品の材料は?

作品の材料となる紙は、新潟市の文久堂さんから提供していただいた「産業廃棄物」です。捨てられる運命にあった紙に、作品を通じて「第二の人生」を与えることができます。

個人制作を始める前に、織り機を使ってテキスタイル(織物)の基本を学び、平織りの縦糸・横糸の仕組みを理解したうえで、作品制作を行っています。

この日は授業の最初にメンバーで展示会場についての打ち合わせをし、その後に個人の作品制作を行いました。

それではみなさんの作品を少しだけ見せていただきましょう!


お花を作っています。小さなお花をたくさん作って、大きなお花を表現したいです。

テーマは「流れ」です。流れる川を表現しています。川原にはお花や木々も作る予定です。

織り機で作ったランチョンマットをヒントに、それを立体的に表現した「かご」を作っています。

紙を立体的に表現し、誰も見たことがないような形を作りたいです。

紙という素材の「曲線」を生かしたお花を作っています。


それでは講師の小飯塚先生に授業や学生、そしてテキスタイルに対する思いを聞いてみましょう!

学んでほしいこと

この授業の目的は「創造性」を培い、「協力して」物事をやり遂げ、達成感を学ぶこと。それだけではなく、会社の見学、作品発表の場所を探す作業など、授業を通して人とのコミュニケーションを学ぶのもこの授業のひとつです。

この授業を受講しているのは「作ることが好きな人」。つまり「自己表現をしてみたい」という意欲があるということです。作品を通して自己表現の難しさ、楽しさも学んでほしいです。

作品制作の過程で、作品がどんどん形になり、あるいはその形が変わっていくのを見るのも講師の楽しみのひとつ。それぞれの作品制作を楽しんでほしいですね。

自分だけの作品を作る

ファイバーワークアートは、絨毯やタピストリーといったように芸術性が高く、また歴史が古いものでもあります。そういった作品を作ることは脳・心の栄養となり、「自分だけの作品」を作ることは生きがいにもなります。そのような楽しさを感じてほしいです。

お知らせ

授業で作った作品は夏休みに新潟市の『蔵織』というギャラリーで展示されました。ギャラリーには個人作品だけではなく、共同制作された作品も展示されました。

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