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地域文化論(映像アーカイブ)

地域文化論(映像アーカイブ)


水曜2限(第1回目ガイダンス)総合教育研究棟 F677
以後3限分ごと、5回に分けて行います。
地域にねむる写真や動画などの映像や、さまざまな音源を発掘し、デジタル化してアーカイブ化するという作業は、一見すると、過去の映像を大切に保存するだけのように考えられがちですが、必ずしもそれだけではありません。実は日常生活に散在しながら、隠れてしまっている映像を再発見することで、自分たちの生活や文化を見直し、新たな感覚や気持ちや感情を地域のなかで再創造するという、地域文化を新しい観点からプロデュースする試みであり、同時に、世界に向けて発信する試みなのです。

どんな授業ですか?

地域文化論(映像アーカイブ)は、地域に根ざした「映像のアーカイブとは何か」を実際に調査し、発掘した映像をデジタル化し、公開するまでを実際に体験しながら学ぶ授業です。
講師は、理論、調査、保存、デジタル化、公開についての専門家を招き、短期集中講義の形式をとります。

具体的にはどんな内容なのですか。

1 ガイダンス

10月6日(水)2限 授業内容の説明 原田

2 地域映像アーカイブの理論とその活動

第1回~第3回 映像アーカイブの可能性(講義)
第4回~第6回 アーカイブ化された映像の上映イベント(現場で実習)

3 資料のマテリアルと整理と保存の方法。

第7回~第9回 映像資料の取り扱い方(講義)
第10回~第12回 映像資料の整理(現場で実習)

4 映像をどう扱うか

第13回~第15回 映像のハンドリングの仕方(講義)

地域映像アーカイブの考え方について理論的に学ぶだけでなく、展覧・上映シンポジウムで広報する作業をおこないます。また、写真や動画などの発掘調査の仕方、整理保存の方法を学び、実際に現地で調査もします。さらに、映像の撮り方や音などの録音の仕方を学び、新たな映像、音を付け加え、ネットでの公開などの作業をするなど、総合的に理論と実践の両方を体験的に学習します。
映像を通して、地域をプロデュースするということは、どういうことなのか、学生同士だけでなく、地域の人びとと一緒に協同で作業をする体験を通して、映像の内容理解を深め、コミュニケーション能力を高めることができます。
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