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表現プロジェクト演習R(起業による地域づくり)

科目の概要

中越地震で大きな被害を受けた十日町市池谷集落は、外部のボランティアや支援者の力を借りながら、地域の魅力を再発見する事で復興の取組を進めてきた。現在では都会からの移住者も生まれ、NPO法人を立ち上げて移住促進や地域活性化の取り組みを十日町市内全域へと範囲を広げつつある。しかしながら、過疎の地域が真の意味で活性化するためには仕事・収入を生み出す事が大きな課題である。本演習では池谷集落をはじめとして十日町市内の地域づくりに熱心な方々と共に十日町市を活性化するような地域ビジネスを考えていく。

科目のねらい

「きづく力」(課題を探求する中で、自分の役割とまわりの人たちの役割に気づき、協同で成果を築く能力)と、「つなぐ力」(協同力、対話能力)を涵養し、成果を社会に発信する。

学習の到達目標

1. フィールドワークと講義を通じて過疎地域の現状と課題を知る
2. 実際に地域づくりにかかわる人々と意見交換をする中で、現場感覚と社会性を身につける
3. 受講生が共同で地域ビジネスのプランを考え、地元の人々に提案する

登録のための条件(注意)

土曜ないし日曜に実施する現地フィールドワークを含め、すべての時間に出席し、他の受講生との共同作業が行えること。アルバイトを理由とする欠席は認めない。

学習方法・学習上の注意

現地フィールドワークは、往復に時間を要するので、1日予定を空けておくこと。提案の作成や調査のまとめなど、仲間との共同作業では、授業時間外の作業が必要になる場合もある。

授業計画

1. 授業概要の説明、受講生全員の自己紹介、中越地震からの池谷集落の取組について、十日町市の概要(4/17)
2. ビジネス立ち上げに必要な知識①/自分が起業を通じて何を成し遂げたいか?(4/24)
3-5. フィールドワーク 池谷集落と関係する地域の方々へのヒアリング(5/10・土)
 (※フィールドワークは、3回分を1日で実施。日程は変更する場合がある)
6. ワークショップ:フィールドワーク振り返り、自分達が立ち上げたいビジネスプランの概要を検討(5/15)
7. ビジネス立ち上げに必要な知識②/自分たちのビジネスの関係者の整理(5/29)
8-10. フィールドワーク 地域の関係者にアイデアの提案と話を聞きに行く(6/14・土)
11. ビジネス立ち上げに必要な知識③/ビジネスモデル組み立て(6/19)
12. ビジネスプラン完成と発表資料作成に向けてグループ内作業(6/26)
13-15. フィールドワーク 地域の関係者にビジネスモデルの提案とアドバイスを頂く(7/5・土)
16. フィールドワークを踏まえてビジネスプランを実行に移すかどうかの検討、レポート提出、授業全体の振り返り(7/24)

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