超域文化論(演劇)
どんな授業ですか?
お芝居を上演するためのテクニックを身につけながら、最終的に市内のホールを使った公演の形で発表会をするという授業です。
講師はだれ?
全体を通して、人文学部で演劇を研究している教員が担当し、「コラボ教員」として、身体表現のワークショップを行っている方や、県内のアマチュア劇団に所属しながら、市民を対象に演出や照明について講座を開かれている方をお招きしています。
具体的に、どんなことをするの?
「自分に気づくこと」「演劇を上演するためのノウハウを身につけること」「実践活動」から構成されています。
「自分に気づくこと」とは?
お芝居を上演するには、声と身体による表現力が必要になります。プロを目指すなら一定のプログラムに基づき、それを訓練することになりますが、この授業では、自分達が持っている声と身体をフルに活用することにしています。そこで、自分の声はどのようなものなのか、人からは自分の体、その動きはどのように見えるのか、そういったことをまず実感してもらいます。
「演劇を上演するためのノウハウ」とは?
お芝居を見たことがある人なら、ご存じだと思いますが、実際の上演にあたっては、大道具や小道具が舞台上にあり、音楽や照明などによる効果も加わります。県内のアマチュア劇団の方に講師を務めて頂き、そうしたもののプラニングについて、実習も含めて学ぶことになります(中間報告の今回は、下に、11月18日に行われた「照明講座」の様子をレポートしています。
「実践活動」とは?
上に挙げた二つのことを通して、表現力をアップさせて、脚本を決めて稽古をし、実際に舞台上でお芝居を上演します。この段階で、授業の参加者は「キャスト」(役者として舞台に上がる)と「スタッフ」(上演の際に、照明や音響を担当、また、全体を見渡して指示を与える演出など)に分かれます。今年度は、2010年2月11日に、西新潟市民会館において別役実作品を演じる予定です。
11月18日 照明講座の様子
まずは、講師の先生から資料に基づいて照明器具の使い方とその効果についてレクチャーを受けました。
一瞬で変化する舞台後方の色に、実際の上演のイメージをふくらませます。
舞台に上がって、照明を浴びれば、気分はもう役者!
それを操っているのは、照明卓にいるこの人達。先生のアドバイスで色々試します。
後片付けも身につけるべき重要な事項です。