2014年度_授業報告
2015/1/23 同人誌制作 第13回(15.01.22)
みなさんこんにちは。
まいにち寒くはありますが、突き刺すようだった風がどこか丸みを帯び、季節がまた春に向かうのを感じます(もっとも、冬 第2章突入の可能性もまだ充分に残されていますが・・・・・・。)。
さて、大学では冬休みが明けてまもないのですが、今度は春休みがすぐそこ、ということで、同人誌の完成に向け、今回は各部門の進捗状況の報告と、原稿提出にむけて必要な要素の確認をおこないました。
はやくも提出完了、という部門もありましたが、人数のおおい部門ではやはり連絡の取り合いや作業の日程調整がむずかしいようで、完成まであとすこし時間が必要のようです。
また、装丁・イラストに関しては、昨年度の同人誌を参考にしながらあらためて打ち合わせをおこないました。
そしてその後、部門に分かれての作業の時間となり、話し合いを終えたところから今回は解散となりました。
副題も今週決める予定でしたが、残念ながら案が出なかったので来週に持ち越しです!
先生からは「授業に来た人から黒板に案を書くように!」とのお言葉がありましたので、来週の授業開始時には、たくさんのアイディアが出されることと期待されます。
では、今週はこの辺で。(TA 後藤)
2015/1/23 同人誌制作 第12回(15.01.15)
皆様あけましておめでとうございます。
新年第1回目の授業は、今後の日程と作業工程の確認からはじまりました。
これからは、いままで出された作品を1冊の同人誌としてまとめる段階に入ります。予定としては2月2日版下完成、そのため1週間前の26日が全原稿の提出締め切りとなりました!
それまでにおこなう作業は
・前回決めたグループ内での、各作品相互確認(字句や形式面でのミスがないかなど)と掲載順の決定
・作品に添えるイラストのイメージの考案
・リレー小説の推敲
・表紙、扉などのデザイン
と、まだまだ盛りだくさんです。個人作業のほか、これからは共同作業も増えてきます。授業時間の前後では、受講生のみなさんが積極的に相談をおこなう姿がみられました。
さて、作品の合評は前回でひとまず一巡しましたが、はじめの意見交換をふまえ改訂版が用意された個人作品がありましたので、のこりの時間をつかって検討をおこないました。
今回は14作の俳句が提出され、発表者から話し合いたい内容も提示されました。ことばの選び方が絶妙で思わずみんなでにやりとしてしまうものもあれば、表現したい内容は面白いものの17文字では言い表すのがむずかしく、良い改案はないかと頭を悩ませたものもあり、充実した内容でした。先生からは、一読すると月並みな句でも、句の配置を工夫することで活かせる場合もあるというお話がありました。
人の表現にどんどん首をつっこみ、みんなでより良い作品にしていこう、と再確認したところで、本日の授業はお開きとなりました。同人誌の副題を各自考えてくることが今週の課題です。来週の編集会議でどんなアイディアが出されるのか楽しみです。
では今週はこの辺で。 (TA 後藤)
2015/1/23 同人誌制作 第11回(14.12.22)
みなさんこんにちは。
年内最後の授業となりました。そしてこの時間を終えれば、みなさん冬期休暇へ突入です!
まずは、リレー小説最終回の合評です。
物語は、ヒロイン恵美のせりふで幕を閉じますが、そのせりふの含む意味について議論しました。
「不思議な物語の内容に合っているのではないか」「終わりかたは良いがそれまでの部分にその解釈の手がかりとなる要素がもうすこし必要ではないか」「せりふの内容を変えた方が良いのではないか」という多様な意見が出、具体的な代案も出されましたが、最終的にどうおさめるかはリレー小説担当者が相談して決定することになりました。
個人作品に関しては、前回の補足として、先週合評した小説や詩歌について先生からのご指摘とアドバイスがありました。
年内に合評を全員分終えたいところでしたが、ここですこし予定を変更し、同人誌編集の役割分担をしました。編集長、版下づくり、句と歌・詩・小説・エッセイ・イラストの役員が立候補により無事決まり、2月の完成を目指して今後は部門ごとに校正・調整をおこなうことになりました。
年が明けてからは編集作業に力をいれていきます。編集作業を経て、みなさんの作品が1冊の冊子として仕上がります。
では、今週はこの辺で。みなさんどうぞ良いお年をお迎えください。(TA 後藤)
2015/1/23 同人誌制作 第10回(14.12.15)
みなさんこんにちは、
今週は個人作品の合評からはじめました。暦の上では師走・・・・・・というだけあり、きょうは先生がお忙しく、ご用事のため一時退出なさったので、そのあいだ小説・川柳・詩の合評を受講生だけで進めることになりました。
普段とはすこし異なる雰囲気での合評となりましたが、みなさんいつも以上に活発に意見を出し合っていました。
小説については形式面での指摘や、縁語の文章の繋げ方の改案、題と内容の食い違い、物語の緩急の付け方(たとえば、読者に強い印象を与える事件や書きどころとなりそうな点を軽く書いている、など)の指摘がありました。
川柳と詩については、まず質問を通して、読者に伝わっていることと作者が伝えようとしたことのあいだにいくつかの隔たりがあることが確認されました。そして質問を踏まえ、より相応しいことばをみんなで考えたり、批評をしたりしました。志野合評の途中には「御託(ごたく)」と「内省」とは違うか同じか・・・・・・といった哲学的な議論も。
先生が戻っていらっしゃったところで、リレー小説の合評もおこないました。
まずは「俺」「僕」という一人称の使い分け、設定の矛盾について前回の担当者から指摘がありました。そこで、実は第1回からこれまでのあいだには設定にいくつかブレがあることがあきらかに。
このほか、 物語のヒロイン恵美の虚像をどのように描くか、ということが話題となりました。また、次の担当者からは、この回のうちにもうすこし詰めて欲しい箇所について要望がありました。
次回、リレー小説はついに大団円を迎えます。
では、今週はこの辺で。(TA 後藤)
2015/1/22 映画製作 第13回
今週も引き続き、撮影と編集の作業をグループごとに進めました。
撮りためてきた映像を再度見直し、
場面をつなぎ、
そこに適する音声を組み合わせていく…
このような作業をしていき、ようやく映画の完成に近づいていきます。
残すところあと2回の授業です。
イメージ通りの作品が出来上がるように、
時間を有意義に使っていってほしいですね。
2015/1/20 リハーサルに向けて(ポピュラー音楽13)
今回で授業も13回目。ライブ本番が近づいてきました。
曲の制作がうまくいっているバンドもあれば、まだまだこれからのバンドもあるようです。授業の内容も各バンドの進捗状況の確認が中心です。
まずは、前回確認できなかったバンドのミュージックビデオをチェック。
これですべてのバンドのビデオが完成しました。
続いて、ライブ前のリハーサルの日程を調整しました。
このリハーサルでは曲の完成状況や演奏の確認を行います。
ここで曲が完成していないバンドは本番には出られない……ということも。
本番では、各バンド20分ほどが持ち時間。3〜4曲を演奏することになります。
ちょうど期末試験の時期も重なっているため、なかなか全体での練習の計画をたてるのも大変そうです。
(野俣)
2015/1/20 新聞製作 第13回 「るーと」「西区だより」「学部だより」⑦
こんにちは。今週の新聞製作授業の様子を報告していきます。
今週も前回に引き続き、「るーと」「西区だより」「学部だより」の製作を各担当ごとに進めていきました。
今週は、現在まで進めてきた記事や撮り溜めてきた取材写真をパーソナル編集長という新聞記事作成用のソフトを使って、実際にレイアウトを決めたりするなど、より完成版に近い形のモノが出来る過程に入っていきました。
今回印刷したモノは、レイアウトに関しては完成にほぼ近いものとなっています。
あとは、記事の推敲を先生や各紙担当者さんとのやり取りを通じて進めていきます。
来週はいよいよ完成!するはずです。お楽しみに。
TA担当 高桑
2015/1/15 ミュージックビデオ完成(ポピュラー音楽12)
年明け最初の今回は、完成した写真やビデオを見て、公開に向けた確認作業を行いました。
まずは、各バンドの写真をチェック。
これはライブを宣伝するためのポスターなどで使います。
解像度が小さいなど、いくつか修正点も挙げられていました。
つづいて、ビデオ。
撮影をケータイのカメラで行ったというバンドもありました。
ケータイでも十分に撮れていました。
ビデオができたことで、各曲の全体像もはっきりとしました。
全体的に、食べる映像が挟み込まれているものが多かった気もします。
今回はまだ授業内での限定公開ですが、まもなく全体に公開の予定です。
ぜひ見てみてください。
残りの時間は各バンドで曲などについての話し合い。
授業時間外での作業が多いこの授業ですが、
ライブ本番まで時間も少なくなり、
ギターを持ってきて楽曲の検討をしているバンドもありました。
ビデオの方が一段落し、残りの楽曲の制作の方も追い込みに入ってきました。
(野俣)
2015/1/15 同人誌制作 第9回(14.12.08)
みなさんこんにちは、
リレー小説も残すところ3回です。通常ひとり2ページのところ、今回の担当者はがんばって5ページもの物語を書いてきてくれました。そしてこの回物語がおおきく動きました。
ただし、丁寧な描写は良いが少し長すぎるのではないか、不要な箇所もあるのではないか、という意見も出され、もっと緩急をつけ、重要ではない部分は思いきってばっさり捨てよう、ということになりました。
つづいて個人作品の合評に移ります。今週は小説2作と短歌3首を扱いました。
今回発表された小説では登場人物の台詞の中で、人物の性格の説明がなされている箇所がありましたが、性格を「説明する」のではなく、たとえば口調や台詞の内容から読者が登場人物の性格を汲み取れるように書いた方が表現としては良いのではないか、という指摘がありました。また、発表者が制作時に気づかなかった矛盾についても鋭い指摘があり、意義のある話し合いとなりました。
授業全体の目標としては、次回で個人作品の合評を終え、再来週からは編集作業に関する打ち合わせにも入りたい、ということですが、さてどうなるでしょうか。
~おまけ~
先田先生・画 「八咫烏」「八咫烏の旗」
今日合評した短歌に「カラス」が出てきたことから。「咫」は「尺」という意味なのだそうです。
先生の、詩に関する刺激的なおはなしと、あいらしい画とのギャップが魅力的です。(TA 後藤)
2015/1/15 同人誌制作 第8回(14.12.01)
みなさんこんにちは、
同人誌制作8回目、今回でこの授業も折り返しとなります。
まずはいつも通り、リレー小説の合評をおこないました。全7回を予定しておりますので、リレー小説も今週提出された第4回が丁度折り返し地点です。だんだんと作品が長くなり、かつ1回ごとに作者を交代して制作しているため、第1回の設定とのくい違いが生じてしまった場面もありました。その場では、ひとまず第1回に合わせよう、ということで落ち着きましたが、最終的にどう仕上げるかは、今後の展開も見つつ、リレー小説の担当者同士であらためて検討することになりました。
表現面についてとくに先生からお話があったのは、小説では解釈や説明を含むことばをできるだけ少なくし、できごとや行為をあるままに描く、ということです。今回の場合は「倒れる」(行為)と「気を失う」(解釈)が例として挙げられました。何気なく使ってしまいそうな一言一句にまで気を配り、場面にふさわしいことばを慎重に選びとる必要があります。
個人作品の合評では、詩と小説を1作ずつ扱いました。
今回発表された小説では、ひとつの事件を視点を切り替えて描くという手法がとられていました。登場人物の視点に応じたことば遣いにするとより面白くなるのではないか、という案が出されました。 余談ですが、今年度の授業ではたまたま同じ日にひとりの受講者がリレー小説の担当者兼個人作品の発表者となる、ということが多く、その人の癖がよく分かったり、共同作品での個性のぶつかり合いと融和がより感じられたりして面白いです(ただし発表者の方にしてみれば、ひたすら緊張の1時間かもしれません)。
詩のほうは、独特のことば(造語)が用いられている箇所があり、「イメージを共有しにくいのではないか」という意見もあれば「それでも面白い表現なので残したほうが良い」という意見もありました。
授業で出された意見を作品に取り入れるかどうかは、各発表者に委ねられます。それぞれの作品がどのように仕上がるのか、同人誌の刊行が今から待ち遠しいですね。
では、今週はこの辺で。 (TA 後藤)