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地域文化論(新聞)

「地域文化論(新聞)」のご案内(2009年度版)

どんな授業ですか?

この授業は、「新聞」をテーマにした実践的な活動を行う授業です。いろいろな形態の「新聞」作りを体験することができます。


講師はだれ?

「新潟日報」のベテラン記者に講師をお願いしています。ご存じのように、「新潟日報」は新潟県内ではもっともたくさんの人に読まれている新聞です。


具体的に、どんなことをするの?

この授業で行う内容は、「講義」「視察」「実践」の大きく3つの種類に分かれます。


「講義」って?

「講義」では、新聞の構成やレイアウト、見出し、表現手法、取材の仕方などについて、講師より具体的に指導してもらいます。


「視察」って?

「視察」では、新聞社の編集現場や印刷現場の見学を行います。実際の新聞が、どれだけたくさんの人たちの労力が集まっているかが実感できます。

2009年度には、まず、朝刊の原稿締め切りと印刷・発送でごった返す新潟日報本社の編集局と印刷局を見学しました。少しでもいい紙面を作ろうと締め切りぎりぎりまで粘っている新聞記者たちの熱気や、ローテクだと思っていた新聞が実はたいへんなハイテクを駆使して作られている新聞製作の現場を見ることができました。

また、新潟スタジアム(ビックスワン)で開催されたJリーグ・アルビレックス新潟の公式戦の取材の様子も見学しました。普段は目にすることのないスタジアム内のロッカールームや記者席、プレスセンター、記者会見場の様子を見るだけでなく、試合終了後に締め切り時間に追われながら原稿と写真をまとめる記者たちの姿を間近で感じました。


「実践」って?

2008年度には、4種類の実践活動をしました。詳しくは、次をご覧ください。

■■■実践1:新潟日報投書欄への投稿■■■

新潟日報の投書欄「窓」に全員で投稿しました。テーマは自由。もちろん、講師が懇切丁寧に内容の添削もしてくれます。採用された場合には、謝礼の図書券をもらえちゃうよ!


■■■実践2:「視察」号外の作成■■■

授業の一環として見学した新潟日報本社と新潟スタジアム(ビックスワン)のアルビレックス新潟公式戦の様子について、新聞の号外の形にまとめました。一人1枚ずつ、記事の編集からレイアウトまで作成を行いました。

視察結果を伝える号外紙面

■■■実践3:「新大祭」号外の作成■■■

新潟大学の学園祭「新大祭」を取材して、号外新聞を作成しました。もちろん、記事の企画から、取材、執筆、写真撮影、見出し作り、レイアウトなど、すべてを参加した学生たちでやっていきます。できあがった号外は、学内の食堂やコンビニエンスストア、学外のホールにて配布しました。

新大祭号外紙面

■■■実践4:新潟日報コミュニティ紙「るーと」の作成■■■

新潟日報の新潟市内西地区の販売店が作るコミュニティ紙「るーと」の紙面を作りました。もちろん、記事の企画から取材、執筆、編集、校正まで、講師や「るーと」編集部の指導を受けながら学生が行いました。

この「るーと」は、大学近郊の新聞購読世帯に新聞の折り込みとして配達されます。その世帯数はなんと約4万。たくさんの人たちに自分たちの思いが伝わっていきます。

るーと紙面p1

るーと紙面p2

参加学生の感想

もっと書きたいという気持ちも

この講義を通して、新聞制作の難しさを実感しました。取材して得た情報をすべて含んだ記事にしたいと思っても、限りある文字数・行数の中でそれらを取捨選択しなければならないこと、レイアウトも綿密に練らないとうまくすべての記事が紙面に収まらないことがわかりました。実際、「新大祭新聞」の記事書きやレイアウトには思いのほか時間がかかってしまいました。

しかし、「新大祭新聞」や「るーと」の制作では、自分が取材して書いた記事が一枚の紙面という、形あるものになり、多くの人に読んでもらえることに喜びを感じました。また、自分の記事が「窓」に載ったとき、家族や友人から「すごいね」、「よくまとまっているね」と言ってもらえたことがすごく嬉しかったです(先生にかなり添削してもらいましたが…)。

それから、新潟日報社見学やビッグスワン見学などプロの新聞制作の現場を見るという、とても貴重な体験ができました。このような体験ができるのもこの講義の一つの良い特徴だと思います。

ただ、一つ一つの制作に時間がかかるため、あまり多くの記事・新聞を作ることができないという点は少し残念に思いました。というのも、講義の回数を重ねていくうちに、私の中で「もっと何か書いてみたい、作ってみたい」という制作欲のような気持ちが強くなっていったからです。

まだまだ拙い文章しか書くことができませんが、今後、新聞記事のような客観的な視点から文章を書く機会があれば、この講義を通して学んだノウハウを少しでも活かせれば良いのではないかと思っています。(S.S.さん)


新聞作りで達成感

今回、講義「地域文化論」において新潟日報社のご協力を得て、新聞紙面の作成を中心にして、記事の制作、編集、取材等全般に渡る経験をさせていただきました。具体的には、新大祭の特集記事の制作、新潟日報社見学についての号外記事作成、新潟日報「窓」欄への投稿、情報誌「る~と」への掲載記事作成を行いました。

新聞はもとより、不特定多数の読者の方を想定した記事を作成するという点については全くの素人でした。しかし、文字を媒介として他者あるいは社会に対して自分の思いを発信するための技術を学ばせていただきたいとの思いから受講した約半年間講義は、これから社会に出て行こうとする私にとって充実した時間となりました。

初めて自分が記事を書き、写真を貼り付けてできた新聞を見たときはとても新鮮で、同時に、試験でよい評価を得たときには味わえない、何とも言えない達成感と喜びがありました。また、幾度も記事を作成する経験をし、見出しやそのフォントが読者へ与える影響の大きさや自分の伝えたいことを正確に読み手に伝えることの難しさを知りました。

新聞に限らず、記事を制作するという活動は、言語や法律など、自学自習できる勉強とは異なり、自分の努力だけでは成り立ちません。このような講義や経験こそ、本来、大学という場所において行われる意義や必要性があるのではないでしょうか。ぜひ新潟大学の教育のひとつの目玉になるように期待しています。

反省点としては、ポートフォリオを毎週木曜日までにきっちり提出することができなかったことです。内容も簡素すぎたように思います。また、少人数編成だったのですが、もう少し会話の飛び交う活動にしていくべきだったのかなとも思いました。

最後に、来年度の講義に当たり、一つ要望があります。もし、来年度も今回と同様に少人数の編成になった場合、もう少し、協調性を意識した取り組みがなされてもよいのではないでしょうか。今年度の活動を見ると、号外紙面の作成をはじめとして、個人的な作業に終始する課題が多かったように思います。できれば「る~と」記事作成のように、複数人が組んで取材等の活動をする機会を増やしていただけると、もっと活発な話し合いのできる講義となるのではないでしょうか。今後の発展に期待します。(T.N.さん)


新聞を身近に感じる

この授業を通して、新聞を身近に感じることができるようになり、最初の目標を成し遂げることができました。文章を書いたり読んだりするのが苦手な私にとって、新聞を作る上で苦労する点も多くありました。しかし読み手にわかりやすい文章を書くために簡潔な表現方法を学ぶことができました。

新聞を作る上では、特にレイアウトの仕方を学べたと思います。レイアウトでは記事の優先順位を決めてから端を埋めていったり、見出しと写真のバランスであったり、創造性がとても求められました。また、取材をふまえて文章を作る難しさもありましたが、疑問点にはとことん質問をし、読み手の興味を引き出せたと思います。

さらに新潟日報本社見学では、機械や働く人々の緊張感がとても印象に残っています。私の念願だった、アルビレックスの現場も見学でき、本当に貴重な経験ができました。

新聞を作る上で大切なことは正確性、新鮮さ、読みやすさであり、限られた時間の中で簡潔に述べる力が必要だと感じました。これからも文章を書いていく上で、読み手のことをよく考え、自分の意見をはっきりと述べられるようにしていきたいです。

半年間ありがとうございました。(M.K.さん)


現場の見学が就職活動の刺激にも

授業時間外の活動が多く、内容も充実していた。「窓」の投稿など、個人では踏ん切りがつかなかったこともできて満足している。自ら記事を書いたり整理作業をしたりして初めて気づいたこともあり、貴重な体験ができたと思う。

しかし、内容の濃さに反して思うように時間をかけることができなかったのが反省点である。限られた時間の中でよりよいものを作る能力も必要だとは思うが、学生の立場を利用してもっとじっくり取り組みたかったとも思う。

新大祭の号外や「るーと」の企画は、多くの人の目に入ることがわかっている分非常に緊張した。締め切りが近づくとともにミスが増えるということがあったが、その緊張感が自分の記事に責任を持つことにつながるなどプラスにも働いてくれたと思う。

見学や企画会議に参加し、実際に現場で働く方の姿を見ることができたのが就職活動を進めている今よい刺激になった。授業での頑張りが新聞として形に残り、人に見てもらうことができるというやりがいを、今後の就職活動のモチベーション維持に役立てたい。(A.K.さん)


見ず知らずの人に読んでもらう難しさ

この授業を通して、人に読んでもらえる文章を書くというのはとても難しいことだと感じた。新大祭の新聞を作った時に一番感じたことだが、新聞という媒体で、全く見ず知らずの誰かにも読んでもらうことを想定し、自分が伝えたいことを的確に表現できなくて苦労した。また、学内サークルを取材した際は、あれもこれもと多くのことを取材してきたが、実際に記事にしたのはほんのわずかで、その中でもどの情報を生かし記事にするのかの判断が難しかった。この授業を受けて、新聞や雑誌の記事を読む時にも、内容だけでなく表現の仕方にも注目するようになった。

また、授業の一環で、新潟日報やビッグスワンの見学に行けてとても貴重な経験ができて良かった。朝刊の記事を書いているところや印刷されて出来あがるところはとても勉強になったし、サッカー観戦は、多分この授業がなければ未だに縁がないものだったと思う。(I.M.さん)

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