2018_Q
2018/9/21 2018/9/15 表現プロジェクト演習Q 佐渡四日目 お祭り当日
佐渡四日目は、いよいよお祭り当日です。
今年はあいにくの雨により神輿が出ず、またスタート地点でもある大浅生家を出るのが30分ほど遅れての開始となりました。
はっぴを着て準備万端。これから大浅生家で始まりの儀式が行われた後、門付けに出発します。
門付けを行う家で食べ物や飲み物をいただきつつ、雨の中頑張ります。
ナギナタも太鼓もかなり様になっていました。
雨にも負けず必死に踊り、叩くその姿は非常にかっこよかったです。
お昼近くになると次第に雨も上がり、晴れてきました。
お昼過ぎには鬼・獅子、そして本来なら神輿が一堂に会する御旅所に到着し休憩をはさみます。
休憩後は再び門付けへ。
早朝から昼前までの雨のせいか、疲れも見え始めていましたが、それを撥ね退けるかのようにように皆さん元気に踊り、叩いていました。
道中栄養補給もしつつ、さらに歩きます。
途中、獅子と鬼が対峙する演出が入ります。大きな獅子と三人の勇ましい鬼が対峙するその光景は、これまた素晴らしいものでした。
午後六時も過ぎたころ、大椋神社に到着しました。ここまでくるともう一息です。
大椋神社での儀式と奉納が終わった後、ゴール地点でもある大浅生家へと、門付けしながら向かいます。
辺りはもう真っ暗。提灯の明かりを手にし進みます。
大浅生家に着いたのは午後10時頃。ここで最後の鬼太鼓が行われます。
大浅生家での鬼太鼓が終わると、全ての日程が終了となります。祭りに参加された方をはじめ、学生のみなさん、お疲れ様でした!
次の日のフェリー乗り場にて。みなさん達成感に溢れた良い顔をしています!
祭り当日は終始歩き詰めであり、心身ともに大変だったと思います。
ですがこの経験を通して様々なことが得られたかと思います。
人々の祭にかける熱い想いなどに触れたこの経験は、今後様々な場面で活きてくるでしょう。
みなさん、この四日間で一皮むけた気がします。皆さん、本当にお疲れ様でした。
学生の皆さんのこれからのご活躍を祈念し、このブログを閉じさせていただきます。
以上、TAの高橋巧でした。雑多な文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。
2018/9/21 2018/9/14 表現プロジェクト演習Q 佐渡三日目
三日目の日中はホテルで練習を行いました。
午前中は「ウラウチ」の練習を行いました。
皆さん強弱のつけ方に苦戦しているようでしたが、三日目とあってかなり上達してきていました。
午後は「ウラウチ」の練習に加え、「ナギナタ」の練習も行いました。
次第に様になってきているのが、写真からも分かりますね。
夜は一日目、二日目と同様、大浅生家にて「ナラシ」に参加しました。
鬼太鼓に触れて三日目、皆さん太鼓も踊りもだいぶ板についてきたようでした。
2018/9/21 2018/9/13 表現プロジェクト演習Q 佐渡二日目
佐渡二日目はまず、お祭りを行われる神社である大椋神社の見学に向かいました。
神社の見学が終わった後、近くにある赤泊小学校の6年生の皆さんと一緒に練習を行いました。
まずは鬼太鼓についての概要を、鬼太鼓の今回の指導者である倉田さんより教えていただきました。
その後、体育館にて「ウラウチ」を子どもたちと共に練習しました。
最初は体操マットを用いて一緒に練習しました。その後、実際に太鼓を用いて練習します。
小学生に教えている学生がいたり、逆に徳和出身の小学生に教わっている学生もいたりと、貴重な体験・交流ができました。
昼食をとった後は、ホテルで練習です。
太鼓を叩く際の強弱を意識した練習、機能初めてやった「ナギナタ」の練習、さらには徳和内を歩く際に叩く「ドウチュウダイコ」の練習も行いました。
夜は昨日と同様、大浅生家にて練習を行いました。
二日目ということもあり、太鼓も踊りも次第に慣れ、上達してきました。
2018/9/21 2018/9/12 表現プロジェクト演習Q 佐渡一日目
9月12日、佐渡での授業の一日目の報告になります。
まずはフェリーに乗っていざ佐渡に!
佐渡に到着後昼食をとり、宿泊施設兼練習会場であるサンライズ城ヶ浜に向かいます。
サンライズ城ヶ浜到着後、太鼓や踊りを教えていただく徳和の浅生地区の方々と顔合わせをしました。
佐渡の芸能の概要を教えていただいた後、いよいよ練習開始です!
まずは基本となる「ウラウチ」という、鬼が踊る際に叩く太鼓のリズムを練習します。
練習していくうちに皆さん次第に上達していました。また何も言わずとも指導者の方々や上手い学生に合わせて、真似て手を動かし、自然と皆さん練習していました。
練習があらかた終わり夕食を済ませた後、徳和の大浅生という屋号のお宅へ行き、そこで行われる「ナラシ」と呼ばれる稽古に参加します。「ナラシ」には学生だけでなく、鬼太鼓に参加する人が皆参加します。
中には「ウチコ(打ち子)」と呼ばれる子どもたちによる踊りを練習する学生もいました。
先輩である子どもたちから教えてもらっていました。
手足の所作のタイミングに苦戦していたようです。
そしてさらには、鬼の踊りの一種である「ナギナタ」に挑戦している学生もいました。
初めてにしては出来る学生もいましたが、やはり手足の所作のタイミングに苦労しているようでした。
初日にしてなかなか出来る学生もおり、これからの練習や本番が楽しみとなった一日目でした。
2018/9/11 2018/9/10 表現プロジェクト演習Q 事務連絡
出発2日前の9月10日、一度集まり連絡事項等の確認を行いました。
現地で使用する名札も作成し、準備は万端です。
出発はいよいよ明日9月12日!
皆さん遅れることの無いようにしてくださいね!
2018/7/12 2018/7/12 表現プロジェクト演習Q 事前学習①
表現プロジェクト演習Q第2回目は、鬼太鼓などの映像を見て事前学習を行いました。
まずは浅生ではない地域の鬼太鼓をみました。
一方の鬼太鼓にはいる役が他方ではいなかったり、所作や演奏法が違ったりと、地域ごとに様々な違いがあることを学びました。
続いて、浅生と近い地域の鬼太鼓をみました。
浅生と近いのに浅生の鬼太鼓にはいない役がいたりと、近くの鬼太鼓同士でも違いがあるということを学びました。
そして次に、去年までの表現プロジェクト演習Qでの練習風景と大椋神社本祭りの様子をみました。
練習はどのようにするのか、本祭りではどのように演ずるのかについて学ぶことができました。実際に鬼太鼓の様子をみることができたため、自分が演奏する・踊るイメージも掴めてきたのではないでしょうか。
皆さん終始集中して講義に臨んでいました。
最後には、本大学の民俗学研究室が徳和の民俗について調べた報告書の、鬼太鼓の関連する箇所を配りました。
これを使って、徳和そして鬼太鼓についてより学び、9月の佐渡ではより良い経験ができるといいですね!
次回の講義は9月10日とまたまた日が空いてしまいますが、今回配られた報告書と、YouTubeにある浅生の鬼太鼓にかんする動画をみて、より知識を深め、授業に臨みましょう!
2018/6/28 2018/6/28 表現プロジェクト演習Q ガイダンス
はじめまして。表現プロジェクト演習Qの今年度のTAを務めさせていただきます、高橋巧と申します。
これから授業がある毎に表現プロジェクト演習Qの授業の様子をお伝えします。数か月間ではありますが、よろしくお願いいたします。
今年で6回目となる表現プロジェクト演習Qは、新潟県佐渡市徳和浅生地区にて行われる鬼太鼓を、地域の人の指導を受け、履修生同士で協力しながら練習し、最終的には地域の祭で披露する講義です。この鬼太鼓への参加を通し、祭の持つ力や意義、意味を見つけ出すことを目的としています。
第1回はガイダンスを行い、授業計画や行程、諸注意等の確認を行いました。
今年は定員通りの15名の学生が参加します。
一通り説明が終わった後は自己紹介をしました。佐渡に行くのは小学生以来だという方や、行ったことの無い方もいるそうです。
15名で力を合わせ、素晴らしい経験ができるように協力し、より良い授業にできるよう頑張っていきましょう!
次回の講義は、2018/7/12と日は空いていますが、YouTubeにあがっている「浅生の鬼太鼓」をみたり、新潟大学人文学部民俗学研究室が発行している民俗調査報告書である「徳和の民俗」をみたりして、徳和について調べてみるのも良いかもしれませんね。