2015年度_表現プロジェクト演習(マンガ・アニメを中心にした街づくり)

2015/10/27 【がたふぇす本番①】いよいよがたふぇす当日です!24日編

こんにちは、表現プロジェクト演習U、TAの佐藤です。今回はがたふぇすでの参加者の方々の様子を2日間にわたり紹介しようと思います!

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今回私は古町エリアに配属されました。本日一緒のエリアを担当する面々。よろしくお願いします!

まずは責任者の方や企業の方々と顔合わせを行った後、担当となる古町7番町へ。そこで我々はまずステージの設営をお手伝いした後、痛車の搬入・誘導を行いました。

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こちらが痛車オーナーを示すカード。こちらを配っていきます。今回は40台近くの痛車が一堂に会しました。後で少しだけ紹介できる……かな?

10時頃からはイベントも始まり、本格的に仕事が始まります。そこで我々は役割分担し、それぞれ痛車の監視とステージ補助、PA補助を行います。では皆さんの仕事の様子を……と思ったのですが、意外と仕事を行う場所が離れていたため、私と皆さんが離れてしまいました……。なので写真は少ないのですが、少しずつご紹介。

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まず私の行った痛車の監視では、痛車にファンの人が触れないよう見張ったり、コンテスト用の写真撮影のお手伝いをしたりしました。私の近くには主に『頭文字D』の痛車がありました。更に近辺のステージイベントで【ろこどる】のコンサートをやっていた都合もあったためか、若い人だけでなく、子どもから3、40代更には年配の方々も興味深そうに痛車を眺めていました。痛車ももとを正せば車ですので、いわゆる「萌え」について普通の人もとっかかりやすいアイテムなのかもしれません。実際、「これは昭和53年の××という車種なんだよ」と声をかけて下さった方や、オーナーの方に車の詳細を聞いていらっしゃる方もいらっしゃいました。中には親子連れで写真撮影する光景も。

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ちなみに他の痛車の一例はこんなものも。痛車は普通の方も興味を持つきっかけになりそうですね。こうした痛車が50台近く並ぶわけですから、中々壮観ですな。

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そして、このブログで時々話題にしている元ネタの作品の痛車も。あぁ~心がぴょんぴょんするんじゃあ~。

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こちらはアイドルライブの運営補助のお仕事の様子。どれくらいのお客さんが来場しているか人員調査中。がたふぇすも何人導入したか報告されますが、こういう積み重ねがあって報告できるのですね。

そういえば、いわゆる「オタク」と一口に言っても、嗜好は様々。私のように二次元にしか興味のない人もいれば(私程度のレベルが「オタク」と名乗っていいのかは疑問ですが)、アイドルを主に好む人や鉄道等乗り物を好む人、声優さん好きな人など、幅広い好みがあり、普段は自分の好みに合わせた活動を行っています。ですが、このようにイベントで自分が好む以外の領域の様子を見られるのも、イベントの醍醐味かもしれません。私もアイドルの皆さんの発声が素晴らしいことに衝撃を受けました(そしてファンの方々のコールも発生が素晴らしいので2度衝撃)。こうしたイベントをきっかけに、好みの範囲が広がるといいですね。そしてちらっと見えたアイドルの方々の顔が小さいのに3度目の衝撃。これは可愛いわ……。

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いけない何かに目覚めそうな人は放っておいて、次はお客さんの誘導のお仕事。ライブで結構な数のお客さんが入っているので、混雑しないよう、円滑な誘導が求められます。我々がイベントを楽しめるのも、こうしたスタッフさんの働きのおかげなのだなと、改めて実感。

この他にも、痛車コンテストの投票のアシスタントや、ビラ配りなどが主な仕事となりました。今回のイベントに携わり、決して若い人だけでなく、親子連れや年配の方、外国の方も少なくない数を見かけました。潜在的な需要はまだありそうですね。また古町という立地上、普段の生活を送っている方々の通行中、イベントに足を止めるという光景も何度か目にしました。(おばあちゃんが「今の拍手は何?」と声をかけて下さったり、スーツ姿で明らかに仕事中な雰囲気の方が痛車の撮影をしていたり)

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マンガ大賞発表時には古町と団五郎も登場。彼らに関わるお仕事も新大生が行っています。え、何、中の人?ああ、cvは新しい妹が新米魔王なアニメと坂道のジャズアニメでも活躍されている声優さんが担当されていますもんね。(←すっとぼけ)

この他にも実際に運営に携わり、課題も見えてきた模様。痛車の搬入時、どの道から入るか周知されていなかった、とか、パンフレットのマップが分かりづらい、とか。今日の経験を踏まえ、皆さんがプレゼンに役立てられれば良いですね。そして私も今日興味を持ったアイドルのグッズでお金が吹っ飛ばないと良いですね……。

というわけで本日分はここまで。持ち場が離れた都合上、写真が少なくて申し訳ありません…。また、今回はスタッフとして参加している皆さんの様子を中心に紹介しましたが、実際のイベントの様子などは後日レポートがアップされるはずなので、公式サイトで詳細をご覧ください。

ではまた25日分の報告でお会いしましょう。明日はNEXT21で声優さんのイベントの人員整理のお仕事。べっ、別に声優さんを一目見たいとか、そういうんじゃないんだからねっ!というわけで、(佐藤が)高望みしないようにやっていきたいと思います。25日分もよろしくお願いいたします!そしてなんだか久々に【ろこどる】を見たい気分なのです。

2015/10/23 【がたふぇす④】いよいよ本番前日です!

こんにちは、表現プロジェクト演習U、TAの佐藤です。第4回の授業報告をします。

前回まではがたふぇすの調査、そして本番の配置を話し合いましたが、今回配置が正式決定!若干の配置変更はあったようですが、皆さんほとんど希望の配置になったようです。ええ、まさかその若干に私が含まれるとは、思いもしませんでした(笑)。まあ、円滑な開催が第一なので、配置換えがあった人も心機一転、頑張りましょう!

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今回は新潟市の田巻さんにお越しいただき、人員確認と各配置での仕事内容説明を主に行いました。
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各担当エリアで別れ、顔合わせと連絡先交換。今回は私も仕事に就くので、連絡先を交換したのですが、LINEやってなくても大丈夫でした。よかった……。

その後、各エリアで田巻さんから仕事内容、集合時間等の説明を受けました。

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ちなみに今日はテレビ局の取材もありました。先生や一部の受講者の方がインタビューを受けていました。

そんなこんなで今回の授業は終了。イベント前日なので説明が中心になりました。イベント後は各エリアに散らばった皆さんが再びグループに戻るので、各々の経験を共有できるチャンスです。明日、明後日の本番は今後の課題のためにまず第1の関門ですね。

では最後に宣伝しておきましょうか。イベント前日にこのブログを読んでいるそこのあなた!
がたふぇすは明日24日、明後日25日の2日間、万代・白山・古町各エリアでマンガ・アニメに関する様々なイベントを開催します。貴重な展示や新潟でしか入手できないグッズの物販、ステージイベントや声優さんやマンガ家・アニメーターさん、アーティストの皆さんのトーク・ライブのステージ企画など、イベント盛りだくさんでお送りします!詳細は公式ホームページ、「がたふぇす」で検索です!そして興味のあるイベントがあったら是非会場に!

そして、新潟県外ながらこのブログを読んでいるという天文学的な出会いをしたあなたには、お得に新潟へ旅行できる情報を。上越新幹線を利用し、ふるさと旅行パックを使うことで、7000円新潟市が助成してくださるそうです。この機会に上越新幹線でがたふぇす&新潟観光を考えてみてはいかがでしょうか。ふるさと旅行パックに関しては、公式ホームページで詳細が記載されています。併せて公式ホームページをご覧になってみてくださいね!

というわけで、今回の授業報告はここまで。なんだか今回のは短く感じますね。いつもこれくらいでまとめられるといいんですけどね。余計な話で長くなるんですよね~。(というか、この部分が余計な話なのか……)

次回は24日と25日の本番中、仕事をしている皆さんの様子を番外編でアップロードする予定です。(私の気力がイベント後残っていたら)25日にアップロードできる……のかなあ?まあ、挑戦してみます。

そんなこんなで明日、明後日、がたふぇすにいらっしゃる方は会場でお会いしましょう!ではまた番外編もよろしくお願いいたします。

 

2015/10/16 【がたふぇす③】人員配置決め

こんにちは、表現プロジェクト演習U、TAの佐藤です。第3回の授業報告をします。
え?なんかついさっき第1回と第2回の授業報告がアップロードされてなかったかって?
そう、それは残像だ!決して大人の事情でブログ投稿したくてもできなかったとか、そんなんじゃないから……。

本演習も早3回目。来週にはがたふぇす本番です!そんな今回は、前回の続きでこれまでのがたふぇすの状況を調査しつつ、がたふぇす本番でどのような仕事をし、どのような場所で調査をするか、配置決めを行いました。

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配置決めと一口に言っても、運営本部のお手伝いから人員整理、バス停での誘導等、仕事や場所は多岐に渡ります。どこで何をするかの選択で、調査できる内容も大きく変わりそうです。そんなわけで、各グループがまとまって何々の内容の仕事をしようとか、どこで固まって仕事をしようとか、グループワーク中に相談する様子も。中には「〇〇さんのトークショー見たいから××の仕事したい」なんて言う人も。一応仕事なので高望みは厳禁ですよ。……この発言をしたのは決して佐藤ではないですよ。……本当ですよ。決して声優さんを一目見たいとかそんな……あるわけないじゃないですか……ねえ。

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そして各グループでの相談等を経て、いざ運命の(?)配置決めへ!
「1日目は○○をやりますが2日目は××に行きます」とか、「どうしても着ぐるみの中に入りたいのですが…」など、色々やる気とこだわり(と混迷?)に満ちた人員決めになりました。

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被った箇所はじゃんけんで決着。……まあ、現地調査と仕事の体験が主な目的なので、声優さんを見たり、コスプレイヤーさんに話を聞けたりするとは必ずしも限らないんですけどね。(そう言って自分も自戒しておかないと……仕事に集中、集中!)

なんやかんやを経て、無事配置決めも完了!皆さん希望の仕事・場所で思うような成果を上げられるとよいですね。佐藤も両日それぞれの仕事をすることになりました!頑張って仕事をするのだよ!!決して声優さんに会いたいとか思ってないよ!!!

配置決めと併せ、前回の続き、がたふぇすのこれまでを調査しました。前回に引き続き、鋭い指摘や意欲的な提案が飛び出しました。その一例をご紹介。

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③グループ:新潟市の産業振興センターを使い、車で来る人の誘客を図れないか。……一歩踏み込んだ提案だと思います。ガタケットも産業振興センター方面で開催されているようなので、そちらの方が馴染み深いという方もいらっしゃるかもしれませんね。

①グループ:埼玉でのイベントは「アニメと観光」がテーマになっている:埼玉はアニメ聖地になることが日本でもトップクラスに多い地域なので、地域の強みを生かしているという印象ですね。新潟もはっきりしたテーマがあると方向性が明確になりそうですね。

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また、多くの班で「情報公開が開催間際になっている」、「ゲストの情報について、がたふぇすのツイッターより出演者本人のツイッターの方が早いものもある」といった情報公開についての言及が多く聞かれた印象です。誰が来るのか期待を煽るため情報公開を焦らすか、遠征してくる人のためなるべく小出しで早めに情報公開するか、判断は難しいところです……。しかし、県外からの誘客を考える上では、この点が非常に大きく重要な課題になりそうですね。

そんなところで授業終了。来週はがたふぇす前日に授業があるのですが、そこで更なる詳細な仕事内容の説明があるそうです。また、がたふぇすの状況調査も来週で山場を迎えそうです。果たしてより良いWikipediaの記事を作るため、より良いプレゼンをするため、どれだけのデータを集められるか、正念場になりそうな予感……。

そして、がたふぇすの方も出演者等情報がどんどん更新されています。正直私も仕事そっちのけで行きた……いやいや、私も興味をひかれるゲスト・出展が数多くあります。詳細は「がたふぇす」で検索、検索!

というわけで、今回の授業報告はここまで。繰り返しになりますが来週はいよいよがたふぇす本番です!より良いイベントになるよう、そして実りのある調査ができるよう頑張りましょう!心ぴょんぴょんしてチマメ隊がかわいすぎるあまり、エンディングのリピート回数がおかしなことになりつつある佐藤がお送りしました。(決してそれだけではなく、ワンパンで片が付いちゃうヒーローの話や、新しい妹が魔王な話、後は物語も好きなのよさ)本番直前の次回もよろしくお願いいたします!

 

2015/10/16 【がたふぇす②】がたふぇすの実態を調査

こんにちは、表現プロジェクト演習UのTA佐藤です。第2回の授業報告をします。

前回はがたふぇす関係者の方々をゲストにお招きし、がたふぇすの現状と課題などを講演して頂きました。

そして今回は、前回のアンケートを行った際、「興味のあること」回答欄の記述傾向からグループ分けを行いました。それぞれ、①来場者目的調査、②民間・行政・運営関係、③県外からの誘客、④イベント内容、⑤広報関係、⑥留学生・県外学生の6グループに分かれました。今後はこのグループで活動していきます。

このグループでイベントまでの間、(1)過去のがたふぇすの運営状況の調査、(2)他県でのアニメイベントとの差異を比較、以上2点を主な観点に、ネットを使いがたふぇすについて調査しました。そしてワードで資料を作っていきます。なお今後当面の課題として、調査した内容を基にWikipediaの更新を日本語・中国語(英語も?)で行う予定です。(近日更新予定です、是非検索してみてくださいね!という宣伝)

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とはいえ、ほぼ初対面の皆さんが集まっているので、自己紹介と連絡先の交換から。がたふぇすの参加経験などについて話している人が多かったです。また、アニメ関係の授業なので、アニメ好きも多く集まっていました。にしても皆さん、連絡はスマホでLINEが主流なんですね。皆文明人だなあ……。(←SNSをやっていないガラケー民のつぶやき……)

自己紹介もほどほどに、各グループネットで調査を始めていきます。(ちなみに他県のイベント概要は、私が作った資料として皆さんに配付されたものを基にしています。そう、その資料を作ったのは私です。大事なことなので2回言いました)以下、各グループの調査時のコメントやつぶやきを少しご紹介。

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⑥グループ:「新潟は東京、大阪、京都のように有名な県ではないので、何か「一番」と誇れるものがないと魅力が分からない。」……的確すぎて、ぐうの音も出ないっす……。

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④グループ:「ステージが3つ、それぞれ遠い」……ちなみにステージは万代、白山、古町の3箇所。大体1駅分の範囲があります。確かに遠いかも?

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③グループ:「徳島県のイベントに比べると、Wikipediaの記述量ががたふぇすは圧倒的に少ない……」「徳島で『Fate』みたいなー」……徳島県のイベントではアニメ制作会社が企画しているので、人気のある作品やゲスト、展示も豪華なようですね。個人的には今年出展する『がっこうぐらし!』『わかばガール』展覧会が気になります。

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②グループ:「栃木県での協賛は大手企業もあるが、新潟はローカル色が強い」……ローカル色が強いのは、良くも悪くも影響しそうですね。栃木県は関東圏で、テレビ局も関東圏のものが放映されるため、アニメ放送本数も多くて隣県民としては羨ましい。

各グループを聞いてみて、なかなか鋭い意見を多々挙げている印象でした。イベントの改善点もどうやら多いようなので、今後どれだけアイディアを具体化できるかが重要になりそうですね。また、首都圏開催で企業(テレビ局、出版社、アニメ制作会社等)主催のアニメイベントは集客も工夫され、出展作品・ゲストも豪華で物量も多い様子。予算の限られている新潟でいかに首都圏に対抗するかもポイントになりそう。(京都、埼玉あたりは、地方開催にもかかわらず、誘客や知名度で新潟以上の実績を誇っていたりします)

最後に各グループ、今日の調査内容を報告しました。概要は以下にまとめます。

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①:他県のイベントはゲスト・展示が多く、大きい会場ではメインステージ1か所で楽しめる工夫がされている。

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②:ゴールデンウイークに開催するなど、時期を工夫することで集客に繋がっているイベントも他県にはある。また協賛企業も他県は大手企業が多いが、新潟は県内企業が多い。

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③:新潟はローカル色が強く、目を引くものが少ない。また新潟のアニメ聖地(アニメの舞台となってファンに価値が認められた場所)が少なく、そこを押し出すのには限界がある。

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④:立地が悪く、交通手段(バス等)は雨なども影響する。また、参加経験のある人は印象に残ること、新たに知ることが少ない面もあると感じたそう。

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⑤:広告でメイン作品(『弱虫ペダル』)の押し出しが小さく感じる。また、空港からのアクセスは新潟駅南口に来るので、南口の広告にも力を入れるべき。

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⑥:イベントの場所情報より、イベント内容の詳細を重視して広告すべき。また海外の人は『犬夜叉』など、日本の作家の作品という印象で、作者が新潟出身とは知らない。押し出すなら『犬夜叉』の展示について、日本一押しているのは新潟など宣伝しないと海外の人は見に来ないかも。また、コスプレできる所のロケーションが事前にわかると良い。

こうした調査を基に、次回もよりがたふぇすについて理解を深めていきます。当面はWikipediaの更新、最終的には関係者へのプレゼンが課題になります。そして、宣伝するよう学生の皆さんにお達しが出ているので、私もこの場をお借りして宣伝をば……。

がたふぇすvol.6、10月24日(土)、25日(日)、万代(万代シティBP2、新潟市マンガ・アニメ情報館等)、古町(古町5~7番通町、NEXT21アトリウム等)、白山(新潟県政記念館、燕喜館、上古町商店街)で開催です!『ガッチャマン クラウズ インサイト』や『頭文字D』、『弱虫ペダル』、『放課後のプレアデス』などの作品関連イベントから、コスプレ、痛車、アニソンカラオケ大会等企画盛りだくさんでお送りします。

また、今注目の作品に関係する声優さんやミュージシャンなど、ゲストの方々のイベントもありますので、アニメに詳しくない人も、アニメ好きな人も気軽に参加してみて下さい。中には事前申し込みが必要なイベントもあるので、公式サイトもチェックしてみて下さいね。(個人的に、開催されるトークショーには全部超行きたい…)

10月クールのアニメもどんどん放送されていますね。私も心ぴょんぴょんさせながら見ていますよ。10月クールでは『緋弾のアリアAA』VR(仮想現実)体験ががたふぇすでできるみたいですね。そちらも注目ですよ!

というわけで今回はここまで。なんだか私のアニメの嗜好が露見したような気がしないでもないですが、次回の授業報告もよろしくお願いいたします!

 

2015/10/16 【がたふぇす①】ゲスト講義

初めましての方は初めまして、そうでない方はお久し振りです。表現プロジェクト演習U、TAの佐藤です。何だかどこぞのライトノベルの後書のような始まり方になりましたが、1学期パフォーマンス制作のTAをやっていましたが(そちらのブログも読んでいただけたら幸いです!)、2学期は本演習のTAを担当しますよ!

そこで本演習は何をやるのか、ということですが、まずは10月24・25日に新潟市で開催される「がたふぇすvol.6」に参加します。そこで、イベントがどのように運営されているのか実地体験をし、今後の運営やイベントの質をより高めるための意見・考えをイベント関係者の方にプレゼンしよう、というのが本演習の目的となります。要はマンガ・アニメのイベント、地域振興に学生の若い視点から意見を出してより良いものにしよう、という試みです。

さて、肝心の「がたふぇす」って?という方もいらっしゃるかと思うので、簡単に「がたふぇす」についてご紹介します。

「がたふぇす(にいがたアニメ・マンガフェスティバル)」は、多くのマンガ家・アニメクリエーターを輩出する新潟市で開催するマンガ・アニメの祭典です。ご存知の通り、新潟県では数多くのマンガ家さん、アニメーターさん、声優さん、といったマンガ・アニメに携わる方々を輩出しています。そんな新潟で、マンガ・アニメを活用したまちづくりの取り組みとして、身近にマンガ・アニメに触れる機会を創出し、マンガ・アニメの魅力と情報を新潟から発信するために、「がたふぇす(にいがたアニメ・マンガフェスティバル)」を開催しているのです(以上、新潟市及びがたふぇす公式HPを参照)。要は、マンガ・アニメを活用した地域振興の一環としてのイベントとして、「がたふぇす」が2011年から毎年開催され、今年で6回目を迎えるというわけです。

そんな「がたふぇす」を取り扱う演習なのですが、初回の授業にはなんと運営関係者の方々をゲストにお迎えし、特別講演をして頂きました!「がたふぇす」の運営に関するお話から、ちょっと踏み込んだ裏話まで、ここでしか聞けないような内容の、非常に興味深い講演でした。その様子を少しご紹介。

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「がたふぇす」運営の坂田さん。新潟のマンガ・アニメ関係者を多数輩出する背景には、コミケに次ぐ歴史(30年以上!)を有する同人誌即売会「ガタケット」や、地方発のマンガ・アニメ専門学校の存在、更には出版社の垣根を超えた「にいがたマンガ大賞」などによって、多くのプロを育成・輩出し、関係各所とのリンクを作る機会を多く有したため、国内有数のマンガ・アニメ都市になったという経緯の説明。

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参加者の皆さんも、講演を興味深そうに聞いていました。また、「がたふぇす」参加者が2014年に5万人を超え、今後はまちづくりとしていかに経済効果を創出するかが課題だそうです。更に97%のイベント参加者が満足しているものの、参加者の大多数を新潟市・新潟県出身者の方が占めていて、いかに県外・海外の参加者を呼び込むかも課題だそうです。(これを読んだ皆さんも、「がたふぇす」のことをご家族や知人の方に紹介して下さい!なんとイベントを知るきっかけで「口コミ」は26%を占め、最も有効な宣伝手段の一つなのだそうですよ。そんなわけでよろしくお願いします。)

 

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スライドではこれまでの「がたふぇす」の歩みが紹介されました。中でもコスプレ企画は、第1回で20人ほどの参加しかなかったそうなのですが、他県のイベントなどで全国的にコスプレをして出歩くことが一般化し、今年は100人を超える参加者の希望があるそうです。シャイな新潟県人の特質の突破口として、やらなきゃ文化は定着しないからこうした催しをするというところが、とても興味深かったです。

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そして今年の「がたふぇす」の内容の紹介と併せ、運営的な視点から「がたふぇす」の構造の紹介もありました。実は予算が少ない中で(他県の有名アニメイベントの3分の1だそうです)、いかに他県のイベントに引けを取らない特色を出していくかが重要だそうです。この部分が本演習を通して参加者の皆さんが考えていくことになる課題になりそうです。

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講演の後は、坂田さんに新潟市文化スポーツ部文化政策課の田巻さんも交え、質疑応答の時間となりました。始まるや否や積極的に挙手する学生がちらほら。今後も積極的に授業が進みそうな予感!

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Q. 学生がどのように運営に関わるのか?
A. イベントの最前線で参加、体験、調査し、参加者の人に要望を聞いたり、調査を経てグループで意見をまとめたりするのがメイン。

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Q. 今までは県外の人にどのように「がたふぇす」をPRしたのか?
A. 市の担当の人事などが影響し、組織と経営のリンクがどうしても分断しやすくなり、意見や反省は出るものの、反映できないのが現状で、来年の課題である。意見としては、ホテル・ツアー会社などと連携して県外の参加者増加を図りたい。

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Q. 企業の協力をどのようにして得るのか?
A. 経営論と組織論の並立が課題である。そうした中で官民一体、コーディネーターの提言などと市側の考えをすり合わせることが大事。また、グッズ販売やクラウドファンドを考えていて、企業に広告料が効果的に回る仕組みを作り、実践的に企業の協力を集めたい。

以上のような流れで講演と質疑応答は終了。非常に濃密な時間でした。

講演と併せ、参加者の皆さんにアンケートを実施。「がたふぇす」に参加したことがあるか、他県のイベントで知っていることはあるかなど、今後グループを組む際の資料としても活用されます。

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最後に今後の授業の流れについて、説明がありました。次回以降は大学内部での活動、準備として、人文学部の石田先生が本演習を担当されます。映画を中心に広く映像文化に詳しい先生で、アニメについての知識も常識からディープなネタまで幅広く対応されています。(ちなみに私は、先生と何故か大学のエントランスで日常系アニメについて語り合ったことがあります)

今後のメインは「がたふぇす」での調査になりますが、まずは次回グループを作り、イベント当日の調査までの準備が主な活動となります。イベント後はプレゼンに向けて、意見を集約していくことになります。

そして授業終了。何やら幅広い学部の学生さんが参加されているので、多角的な視点からプレゼンがなされると良いなと思いました。

というわけで今回はここまで。授業や「がたふぇす」の説明をしたら長くなりましたが、読んで下さりありがとうございました。

ではまた次回、よろしくお願いします。(そして是非周りの方に「がたふぇす」の宣伝をお願いします(笑)!)

 

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