こんにちは!小川です。
今回は小針にある西新潟市民会館にて、講師の伊藤裕一先生から照明の種類や操作について教えていただきました。本番もこの会場を使います。
舞台照明は時間や季節、場所から人物の心情まで幅広い表現に使われます。まずは舞台を使って、照明の種類や用途の説明を受けます。
下の写真はホリゾント・ライト。舞台の後ろの幕を染めるライトです。幕の上と下からそれぞれ違う色で照らすとこうなります。
今回のお芝居で問題となっているのが、「夜をどう表現するか」。通常はブルーの照明を使うのですが、ブルーのみでは写真のように人物が見えなくなってしまいます。かといって明るくしすぎると今度はブルーの色が飛んでしまう……今日のところは解決策が見いだせず、保留となりました。夜のシーンが多いお芝居なので、何とか工夫したいところです。
ひととおり説明を受けたあとは、みんなで舞台にあがって照明の明かりを体験してみます。照明は、操作する人だけにまかせておけばいいわけではありません。舞台にいる役者さんも、明かりから外れてしまわないよう立ち位置を気にしながら演技をする必要があるのです。
こちらは照明の操作卓。客席の後方から舞台の様子を見つつ、つまみやボタンで操作をします。照明係の人たちがやり方を教わっているところです。
音響卓もあります。音響担当の人たちは用意した音楽をかけながら、どのシーンでどんな音楽を使うか相談中です。
一時間半の授業はあっというまでした。役者さんは舞台上で照明を意識した動きを、照明さんは照明のプランニングについて、学ぶところが多かったと思います。本番の会場での授業を通して、上演の計画が具体的なものになってきました。
さて早いもので、年内の授業は今日で最後でした。次回は冬休み明けです。お休みの間、ひとりひとりが舞台のイメージをふくらませておけるといいですね。
それでは、よい年末年始をお過ごしください。