同人誌制作 第5回

同人誌制作、第5回目です。
リレー小説の初回担当の方が、なんと2パターンも書いてきてくれました! すごい。
「どちらも以前に書いたもので、続きが書けなくなっていたから、みんなに結末をつけて欲しいと思って持ってきた」とは言っていましたが、続きを書く人たちにとっても選択肢があるというのはありがたいことですよね。
その場で2作を読んだあと、どちらのお話を続けて書いていきたいか多数決をとりました。
さて、その2作がどんなものだったかというと……

『トモダチ』
時は21XX年。日本ではロボット初の首相が誕生していた。
両親は仕事に出ており、仮病で学校を休む夏希の世話を焼いているのは、ポスト型二足歩行ロボット「ポス子」。先生は「人もロボットも仲良く暮らして生きたいね」と言っているが、クラスのみんなは「ロボットなんて壊しちゃえ」と騒いでいる。そんな中、ロボットの味方をした杏子に対するいじめが始まっていて……

『友達ごっこ』
午後イチの授業は現代文。先生が抑揚のない声で「走れメロス」を読む声が聞こえている。そこに突然、耳につく湿った破裂音が鳴り響いた。それはクラスのヒーローである川上誠が“脱糞”した音だった!!

多数決の結果は、同点。『友達ごっこ』のショッキングな設定に、続きが読みたいなぁと思わされたのですが、自ら続きを書かねばならないみんなは、いざ書くことになった時の書きやすさも考慮していたみたいです。そりゃそうですね。

結局、どちらが「リアリティ」のある話として膨らませていけるかということを検討して、『トモダチ』が採用されることになりました。


ロボット社会の設定を書く際には、もっとマニアックな詳細を書き込んでいくことで小説としての<まことらしさ>を生み出す必要がある、と先生から。
最終回までの担当順も決まり、次回からは『トモダチ』の物語が展開していきます。
思いもよらぬ話に広がっていくのがリレー小説の醍醐味ですよね。来週が楽しみです。

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